花の絶景稜線「障子ヶ岳＆天狗角力取山」（時計回りで周回）

2021年06月20日(日) [日帰り]

• GPS: 06:53
• 距離: 16.6km
• 登り: 1,428m
• 下り: 1,412m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:41
• 休憩: 1:10
• 合計: 6:51

距離 16.6km 登り 1,428m 下り 1,432m

4:49 駐車箇所
4:54 南俣沢出合
6:11 竜ヶ岳水場
7:04 7:05 栗畑
7:15 7:34 天狗角力取山
7:48 7:49 栗畑
8:41 9:16 障子ヶ岳
9:59 10:08 紫ナデ
10:34 大クビト
11:20 11:25 出合吹沢水場
11:35 上クビレ沢出合駐車場
11:40 駐車箇所

天候

曇りのち時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●南俣沢出合付近の林道退避スペースを利用
・南俣沢出合の駐車スペースは10台弱程度
・それ以外は、林道退避スペースや上クビレ沢出合登山口前に数台駐車可能

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：1〜3（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：4.5（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：2（難5・4・3・2・1易）鎖場等の頻度や時間等
★登山道の眺望：4（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：5（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：8人】


◆ルートの状況（南俣沢出合〜粟畑〜天狗角力取山）
・登山口から粟畑まで、標高差850mを緩やかに登っていく。
・標高1300mの雨量観測所から粟畑まで石畳みが設置されている等、全体的にルートが良く整備されていて歩きやすい。
・ルートには残雪がなく、危険性を感じる箇所はない。
・標高1350m以下は、樹林帯歩きとなり眺望は良くないが、粟畑から天狗角力取山付近は大きな樹木がなく朝日連峰の稜線等が一望できる。

◆ルートの状況（粟畑〜障子ヶ岳〜紫ナデ〜上クビレ沢出合登山口）
・粟畑から紫ナデまでは、眺望の良い稜線を歩くことのできる素晴らしいルート。ただし、東側が切れ落ちて、一部区間は登山道が崩落して歩き難くなっている。技術難度は高くないが慎重に通過したい。
・障子ヶ岳南側の障子池付近にのみ残雪があるが、平坦区間のため滑り止め等の装備は不要。
・P1196の大クビトから登山口までは、急登区間があり、4箇所ほどロープが設置されている。下りで利用する場合は、スリップに注意しよう。
・標高580m付近に渡渉箇所がある。増水時は要注意。

◆その他
・2週間前より花の量、花の種類が多くなっており、標高1000〜標高1400mで花の見頃を迎えている。
・標高1000m以上は、花と共に虫も多くなる。刺される少し腫れて痒くなるので、必要に応じて虫対策が必要。

写真

6/20 4:53

南俣沢出合付近の駐車スペースは朝5時前に満車。
少し離れた林道退避スペースに車を止めて出発。

6/20 4:54

大井沢川を右岸側に渡り南俣沢出合を右折。

6/20 4:57

南俣沢出合から5分ほど道形を歩き、

6/20 5:12

いざ、登山道へ。

6/20 5:22

上りのルートは、樹林帯に覆われ眺望はないが、時折見晴らしの良いスポットがある。

6/20 5:32

標高820mを通過。

6/20 6:06

標高1000mを越えると花が多くなってきた。
お〜、リュウキンカがいっぱい！

6/20 6:05

サンカヨウも雨に濡れて透き通ってる〜♪♪

6/20 6:05

一部に残雪が見られるがルート上には無かった。

6/20 6:12

標高1120m付近で小沢を渡渉。

6/20 6:13

雪解け箇所は、水芭蕉も沢山だね〜

6/20 6:26

標高1200mまで登ると北東側が見渡せる稜線到着。

6/20 6:27

北東方向は一面の雲海と背後には葉山が見える。

6/20 6:52

標高1290mの雨量観測所に到着すると粟畑のピークが見えてきた。

6/20 6:57

雨量観測所から粟畑までの区間は石畳が整備されている。
濡れていると少し滑りやすいが歩きやすい。

6/20 6:59

歩いてきた稜線を振り返る。
右奥のピークは竜ヶ岳。

6/20 6:59

南東方向には、蔵王連峰（右）と先月登った神室岳方面が一望。

6/20 7:01

お〜、天狗小屋が見えてきたよ。

6/20 7:03

北側には後ほど歩く障子ヶ岳の展望稜線が連なる。

6/20 7:03

道脇にはチングルマも増えてきた。

6/20 7:05

標高1397mの粟畑に到着。

6/20 7:12

粟畑から天狗小屋を拡大。

6/20 7:35

粟畑から10分強歩くと天狗角力取山に到着。
天狗が相撲を取ったという伝説が残り、円状の裸地に土俵の跡のようなものがある。

6/20 7:32

天狗角力取山から西側の眺望。
朝日連峰の稜線は雲に隠れている。

6/20 7:17

狐穴小屋までの稜線。
遠いね〜、かなり時間がかかりそうだ。

6/20 7:26

天狗角力取山から以東岳方面を眺める。
以東岳手前にあるエズラ峰。

6/20 7:22

天狗角力取山から障子ヶ岳を望む。

6/20 7:21

では、粟畑に戻ろう。

6/20 7:44

粟畑まで標高差50mほどを登り返す。

6/20 7:48

粟畑の分岐を左折し、障子ヶ岳へ。

6/20 7:49

障子ヶ岳の展望稜線は、整備度は今一つ。
東側が切れ落ちているので、崩落区間は注意して歩こう。

6/20 7:54

お〜、いいね〜
障子ヶ岳までの美しい稜線だな。

6/20 8:09

標高差100mほど下りP1357まで登り返して粟畑方面を振り返る。

6/20 8:09

障子池周辺は残雪が多いが、ルートは支障がなかった。

6/20 8:18

小さなアップダウンを越え、

6/20 8:28

徐々に近づく障子ヶ岳。

6/20 8:59

そして、標高1482mの障子ヶ岳に到着。

6/20 8:42

三角点にもお約束のタッチ！

6/20 9:11

稜線は花とともに虫も多い。
虫よけハットで記念撮影（笑）

6/20 9:12

障子ヶ岳から南側の眺望。
左は粟畑、背後には朝日連峰が連なるが、まだ雲に覆われている。

6/20 9:00

障子ヶ岳から以東岳を眺める。
同じく雲の中。

6/20 9:20

山頂でブランチ休憩し、展望稜線を歩いて周回下山する。

6/20 9:27

一時的に雲で視界不良になったが、徐々に取れてきた〜

6/20 9:30

そして青空とともに美し稜線が現れた。

6/20 9:32

東側のスラブ直下の沢。

6/20 9:36

紫ナデまで眺望の良い稜線が続く。

6/20 9:42

障子ヶ岳から下ってきたルートを振り返る。

6/20 9:45

若干のアップダウンはあるが、眺望が良いので苦にならないね〜

6/20 10:00

標高1349mの紫ナデに到着。

6/20 10:04

紫ナデから南側の眺望。
左の粟畑から右の障子ヶ岳を経由し歩いてきた。

6/20 10:02

徐々に雲が取れだし、以東岳と化穴山までの稜線が見えてきた。

6/20 10:07

先日登った大朝日岳と中岳も姿を現してくれた。

6/20 10:05

夏ルートはないが、北側の大桧原山も良さそうだね〜

6/20 10:09

紫ナデから大クビトを眺める。
では下山を再開しよう。

6/20 10:11

紫ナデから大クビト区間はフラワーロード。
アカモノの群落が続く。

6/20 10:17

標高1400m以上は蕾が多かったが、この辺りのヒメサユリは見頃だ。

6/20 10:19

標高1300mまで下ると大クビトが近づいてきた。

6/20 10:22

ヒメサユリと青空。

6/20 10:44

大クビトの下方は急登が多く、数か所にロープ設置箇所がある。

6/20 10:49

下山時はスリップに要注意かな。

6/20 11:07

再び樹林帯に入り、

6/20 11:21

標高580mまで下ると出合吹沢に出る。
出合吹沢を左岸側に渡渉し、10分ほど平坦な登山道を歩くと、

6/20 11:29

上クビレ沢出合登山口に到着。

6/20 11:40

登山口から500mほど車道を歩き、駐車箇所に到着。
お疲れさまでした！

6/20 6:13

その他の花たち。
ミツバオウレン。

6/20 5:13

ギンリョウソウ

6/20 6:39

イワカガミ

6/20 6:50

ナナカマド

6/20 7:11

ツマトリソウ

6/20 7:07

ハクサンチドリ

6/20 5:55

タニウツギ

6/20 6:17

マイヅルソウ

6/20 5:55

ズダヤクシュ

6/20 6:51

ウラジロヨウラク

6/20 6:51

サラサドウダン

6/20 7:40

ツバメオモト

6/20 7:41

ショウジョウバカマ

6/20 8:13

ムラサキヤシオ

6/20 8:16

キスミレ

6/20 9:17

ゴゼンタチバナ

6/20 9:36

ウコンウツギ

6/20 10:09

シラネアオイ

6/20 10:23

ヤマツツジ

6/20 10:14

ヒメサユリ

6/20 10:35

イワウチワ

撮影機器：

Canon PowerShot G5 X Mark II Canon

感想

Joker

2週間前に大朝日岳から狐穴小屋まで歩いてみました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3252166.html
今回は、その際に、寒江山から見えて気になっていた「障子ヶ岳」に行ってみました。

障子ヶ岳は、反時計回りで周回する人が多いようですが、本日は、明け方まで雨が降り、障子ヶ岳の展望稜線を遅い時間帯に歩いたほうがいいと思い、時計回りで周回してみました。
結果は、予想通りいい感じ。
途中から青空も広がり、見晴らしのより稜線歩きが楽しめました。

また、本日20日は、朝日連峰の開山日であると、早朝にお会いした方から教えて頂きました。
なるほど〜、残雪区間も少なくなり、花もいい頃合い。
これから、降雪期までのひと時の間、朝日連峰も賑やかな季節を迎えるようです。