南アルプス縦走(聖岳・赤石岳・悪沢岳・千枚岳 4泊5日)
- GPS
- 79:57
- 距離
- 40.9km
- 登り
- 4,829m
- 下り
- 4,820m
コースタイム
8/11(日) 聖平小屋(05:20)-聖岳(08:00)-兎岳(10:30)-百間洞山の家(13:40)
8/12(月) 百間洞山の家(05:40)-赤石岳(08:50)-荒川小屋(11:50)
8/13(火) 荒川小屋(05:50)-悪沢岳(08:50)-千枚岳(10:00)-千枚小屋(10:30)-椹島ロッジ(15:30)
8/14(水) 椹島ロッジ(06:30)-畑薙第一ダム(07:30)
天候 | 8/10〜14 快晴(一滴も雨降らず) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
畑薙第一ダム臨時駐車場(トイレ、水場あり) ■ バス 東海フォレスト送迎バス 行き:臨時駐車場(06:40)⇒聖岳登山口(07:30) 帰り:椹島ロッジ(06:30)⇒臨時駐車場(07:30) ※行きは通常8時始発ですが、繁忙期はそれより前に臨時便が出るようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ 道の状況 ・聖平小屋まで:ほぼ樹林帯、山と高原地図の(危)マークは崖のトラバース ・聖岳・兎岳:聖岳-兎岳間がアップダウンが激しく辛い、中盛丸山も急登 ・赤石岳:展望最高♪ 小赤石岳からの下りが急(登ってる方は大変そうだった) ・悪沢岳・千枚岳:南アルプスの北側が一望できる。千枚岳の(危)マークは崖のよじ登り ・椹島まで:ひたすら遠い。下山直前の登り(鉄塔)がやらしい ■ 小屋 ・聖平小屋:綺麗で大きい小屋だが東海フォレスト送迎バスの対象外。フルーツポンチの無料サービスをしていてうれしかった ・兎岳避難小屋:純粋に避難小屋。水場、売店なし。送迎バス対象外 ・百間洞山の家:テント場と小屋が離れている。テント場が丘の上でトイレと水場が小屋にしかないため、その都度移動が必要で結構大変。小屋泊まりの場合夕食にトンカツが出ることで有名 ・赤石岳避難小屋:山頂至近だがテント場はなし。売店あり ・荒川小屋:新しい小屋で綺麗。登山者が多いのか、テントが溢れかえっていた ・千枚小屋:同じく新しい小屋。着いたのが午前中だったのでガランとしていたが、登山者が到着しだす午後以降は混むと思われる ・椹島ロッジ:風呂が何よりうれしい(テント泊でも利用可) 9時から13時まででシャワー(500円)も使える。テント場が芝で非常に綺麗でうらやましかった |
写真
感想
アクセスが至難で、通常の土日では行きづらい南アルプス南部に、この夏休みを利用して行ってきました。
この山域へは、大井川の上流の上流、畑薙第一ダムまでクルマで行き(新静岡ICから2.5時間)、さらにそこから東海フォレストの送迎バスで椹島や登山口に向かうというのが一般的ですが、その場合は同社が運営する山小屋に最低1泊は小屋泊しなければならないというルールがあります。このため、テント泊中心の縦走の場合、どこで小屋泊の権利を行使するかを考える必要があります。私たちパーティーの場合、あらかじめ泊まる小屋は決めておかず、荒天時、または小屋を覗いてみてかなり空いていればそこで小屋泊をしようという方針をとりました。
また、当初4泊5日で千枚岳⇒悪沢岳⇒赤石岳⇒聖岳と巡ろうと考えていましたが、上記の送迎バスに「聖岳登山口から下山バスに乗れない」というルールもあったため、バスの便を考え、逆の聖岳⇒赤石岳⇒悪沢岳⇒千枚岳で行こうということに決めました。
大体の人が椹島スタートになると思うので、これだと逆コースになると思いますが、実際に登ってみると、逆コースでよかったなという点が結構ありました。以下に列挙します。
1)バスのアクセスがよい(前述)
2)登山者がそこそこ少ない、テント場の確保がしやすい
3)コース最大の難所、聖岳-兎岳間を2日目に越えられる
特にありがたかったのが3番目のメリットで、この難所を先にやっておくと後の行程が楽になるため、体力面でムリがなくていいのではと思います(ちなみに順コース?で行くと体力が減ってくる4日目に難所を越えないといけません) 結果、以下のように前半の行程がきつく、後半は楽になるような時間配分に落ち着きました。
1日目:7時間(聖平まで)
2日目:8時間(百間洞まで)
3日目:5時間(荒川小屋まで)
4日目:5時間(千枚小屋まで)
5日目:5時間(椹島まで)
ただ、これも実際には計画通りではなく、結局4日目に10時間歩き、一気に椹島まで降りてしまいました。そして、小屋泊の権利は椹島で使用しました。椹島には風呂があり、また始発のバスで下山できるため、時間に余裕もあることだし降りようと決めた次第です。結果論ですが、体力や時間に応じて日程短縮もできる点も、逆コースのメリットではないかと思います。
いろいろと制約がある場所ですが、そのなかから自分たちに最適なルートや行程を計画し、実行していくというのも楽しいものだなと思った山旅でした。そして、広くて遠い南アルプスですが、その分のご褒美も大きかったです♪
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