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Yamareco

記録ID: 329306
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

南アルプス縦走(聖岳・赤石岳・悪沢岳・千枚岳 4泊5日)

2013年08月10日(土) 〜 2013年08月14日(水)
 - 拍手
Keith その他1人
GPS
79:57
距離
40.9km
登り
4,829m
下り
4,820m

コースタイム

8/10(土) 畑薙第一ダム(06:40)-聖岳登山口(07:30)-聖平小屋(13:40)
8/11(日) 聖平小屋(05:20)-聖岳(08:00)-兎岳(10:30)-百間洞山の家(13:40)
8/12(月) 百間洞山の家(05:40)-赤石岳(08:50)-荒川小屋(11:50)
8/13(火) 荒川小屋(05:50)-悪沢岳(08:50)-千枚岳(10:00)-千枚小屋(10:30)-椹島ロッジ(15:30)
8/14(水) 椹島ロッジ(06:30)-畑薙第一ダム(07:30)
天候 8/10〜14 快晴(一滴も雨降らず)
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
■ 駐車場
畑薙第一ダム臨時駐車場(トイレ、水場あり)

■ バス
東海フォレスト送迎バス
行き:臨時駐車場(06:40)⇒聖岳登山口(07:30)
帰り:椹島ロッジ(06:30)⇒臨時駐車場(07:30)
※行きは通常8時始発ですが、繁忙期はそれより前に臨時便が出るようです。
コース状況/
危険箇所等
■ 道の状況
・聖平小屋まで:ほぼ樹林帯、山と高原地図の(危)マークは崖のトラバース
・聖岳・兎岳:聖岳-兎岳間がアップダウンが激しく辛い、中盛丸山も急登
・赤石岳:展望最高♪ 小赤石岳からの下りが急(登ってる方は大変そうだった)
・悪沢岳・千枚岳:南アルプスの北側が一望できる。千枚岳の(危)マークは崖のよじ登り
・椹島まで:ひたすら遠い。下山直前の登り(鉄塔)がやらしい

■ 小屋
・聖平小屋:綺麗で大きい小屋だが東海フォレスト送迎バスの対象外。フルーツポンチの無料サービスをしていてうれしかった
・兎岳避難小屋:純粋に避難小屋。水場、売店なし。送迎バス対象外
・百間洞山の家:テント場と小屋が離れている。テント場が丘の上でトイレと水場が小屋にしかないため、その都度移動が必要で結構大変。小屋泊まりの場合夕食にトンカツが出ることで有名
・赤石岳避難小屋:山頂至近だがテント場はなし。売店あり
・荒川小屋:新しい小屋で綺麗。登山者が多いのか、テントが溢れかえっていた
・千枚小屋:同じく新しい小屋。着いたのが午前中だったのでガランとしていたが、登山者が到着しだす午後以降は混むと思われる
・椹島ロッジ:風呂が何よりうれしい(テント泊でも利用可) 9時から13時まででシャワー(500円)も使える。テント場が芝で非常に綺麗でうらやましかった
畑薙第一ダム臨時駐車場。クルマ多し
2013年08月10日 06:15撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/10 6:15
畑薙第一ダム臨時駐車場。クルマ多し
この日は6時台に臨時バスが出た
2013年08月10日 07:27撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/10 7:27
この日は6時台に臨時バスが出た
登山開始。ひたすら樹林帯を進む
2013年08月15日 21:30撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/15 21:30
登山開始。ひたすら樹林帯を進む
つり橋
2013年08月15日 21:30撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/15 21:30
つり橋
またつり橋
2013年08月10日 11:31撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/10 11:31
またつり橋
山と高原地図の(危)マークの箇所。トラバースの細道
2013年08月10日 11:36撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/10 11:36
山と高原地図の(危)マークの箇所。トラバースの細道
登りつづけると、ようやく平地に
2013年08月15日 21:32撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/15 21:32
登りつづけると、ようやく平地に
森を越え、川を渡ると・・・
2013年08月15日 21:33撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/15 21:33
森を越え、川を渡ると・・・
聖平小屋に到着
2013年08月10日 18:03撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/10 18:03
聖平小屋に到着
テントも多い
2013年08月10日 18:14撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/10 18:14
テントも多い
2日目。夜明けの木道
2013年08月11日 05:20撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/11 5:20
2日目。夜明けの木道
小聖の後ろに聖岳
2013年08月11日 05:22撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/11 5:22
小聖の後ろに聖岳
薊畑。上河内岳、茶臼岳が見える
2013年08月11日 05:49撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/11 5:49
薊畑。上河内岳、茶臼岳が見える
お花畑を登っていく
2013年08月11日 06:01撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/11 6:01
お花畑を登っていく
小聖岳頂上。聖までまだ遠い
2013年08月11日 06:46撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/11 6:46
小聖岳頂上。聖までまだ遠い
南アルプスはやっぱり広い
2013年08月11日 06:59撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/11 6:59
南アルプスはやっぱり広い
高度を上げる。小聖がだいぶ下になってきた
2013年08月11日 07:33撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/11 7:33
高度を上げる。小聖がだいぶ下になってきた
富士山を望む
2013年08月11日 08:02撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/11 8:02
富士山を望む
聖岳登頂。背景に赤石岳
2013年08月11日 08:05撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/11 8:05
聖岳登頂。背景に赤石岳
休憩もそこそこに難関の兎岳へ
2013年08月11日 08:14撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/11 8:14
休憩もそこそこに難関の兎岳へ
どこまでも降り、そして登り直す
2013年08月11日 09:57撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/11 9:57
どこまでも降り、そして登り直す
息も絶え絶えに兎岳に到着
2013年08月11日 10:36撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/11 10:36
息も絶え絶えに兎岳に到着
一難さってまた一難。中盛丸山が立ちはだかる
2013年08月11日 11:36撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/11 11:36
一難さってまた一難。中盛丸山が立ちはだかる
難所を越えてしばらく進むと・・・
2013年08月11日 12:34撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/11 12:34
難所を越えてしばらく進むと・・・
ようやく百間洞に到着。聖平から8時間かかった・・・
2013年08月11日 13:35撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/11 13:35
ようやく百間洞に到着。聖平から8時間かかった・・・
3日目は赤石岳へ。遠くに中央アルプスが見える
2013年08月12日 06:04撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/12 6:04
3日目は赤石岳へ。遠くに中央アルプスが見える
百間平
2013年08月12日 06:54撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/12 6:54
百間平
稜線上からの百間平
2013年08月12日 07:02撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/12 7:02
稜線上からの百間平
ぐんぐん高度を上げて・・・
2013年08月12日 08:21撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/12 8:21
ぐんぐん高度を上げて・・・
赤石岳登頂
2013年08月15日 21:42撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/15 21:42
赤石岳登頂
小赤石岳まで最高の道♪
2013年08月12日 09:23撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/12 9:23
小赤石岳まで最高の道♪
残雪
2013年08月12日 09:36撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/12 9:36
残雪
雷鳥親子が砂浴び中!
2013年08月12日 09:55撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/12 9:55
雷鳥親子が砂浴び中!
・・・
2013年08月12日 09:58撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/12 9:58
・・・
チラッ・・・
2013年08月12日 09:58撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/12 9:58
チラッ・・・
ヒナ
2013年08月12日 09:59撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/12 9:59
ヒナ
2013年08月12日 10:00撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/12 10:00
2013年08月12日 10:00撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/12 10:00
雷鳥に別れをつげて進む
2013年08月12日 10:16撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/12 10:16
雷鳥に別れをつげて進む
小赤石岳から一気に下る
2013年08月12日 10:30撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/12 10:30
小赤石岳から一気に下る
平地から。右が悪沢岳
2013年08月12日 11:16撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/12 11:16
平地から。右が悪沢岳
トラバース道を進み、荒川小屋へ
2013年08月12日 11:31撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/12 11:31
トラバース道を進み、荒川小屋へ
8月13日はペルセウス座流星群の極大日だった
2013年08月12日 20:02撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/12 20:02
8月13日はペルセウス座流星群の極大日だった
4日目朝。金色の空、雲、富士!
2013年08月13日 05:11撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/13 5:11
4日目朝。金色の空、雲、富士!
贅沢なテント場
2013年08月13日 05:12撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/13 5:12
贅沢なテント場
赤石岳と荒川小屋。山肌が綺麗
2013年08月13日 06:02撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/13 6:02
赤石岳と荒川小屋。山肌が綺麗
悪沢岳の前に、まずは中岳に登る
2013年08月13日 06:41撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/13 6:41
悪沢岳の前に、まずは中岳に登る
お花畑を登っていく
2013年08月13日 06:43撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/13 6:43
お花畑を登っていく
中岳避難小屋。サ○エさんの家っぽい(笑)
2013年08月13日 07:26撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/13 7:26
中岳避難小屋。サ○エさんの家っぽい(笑)
ずっと富士が見える
2013年08月13日 07:31撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/13 7:31
ずっと富士が見える
今まで中岳、悪沢岳に目隠しされていた南アルプス北部も一望できる
2013年08月13日 08:47撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/13 8:47
今まで中岳、悪沢岳に目隠しされていた南アルプス北部も一望できる
そして悪沢岳登頂
2013年08月13日 08:48撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/13 8:48
そして悪沢岳登頂
千枚岳の前にある丸山。雲海の岬のよう
2013年08月13日 09:16撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/13 9:16
千枚岳の前にある丸山。雲海の岬のよう
2013年08月13日 09:21撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/13 9:21
千枚岳へ。先のコルが切り立っている
2013年08月13日 09:40撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/13 9:40
千枚岳へ。先のコルが切り立っている
今までのルートを振り返りつつ、徐々に高度を下げる
2013年08月13日 10:05撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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8/13 10:05
今までのルートを振り返りつつ、徐々に高度を下げる
千枚小屋近くのお花畑
2013年08月13日 10:25撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/13 10:25
千枚小屋近くのお花畑
千枚小屋からはだらだらと下り。4時間くらいで登山口に到着
2013年08月13日 15:10撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/13 15:10
千枚小屋からはだらだらと下り。4時間くらいで登山口に到着
2013年08月13日 15:10撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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椹島。テント場がきれい
2013年08月13日 17:36撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
8/13 17:36
椹島。テント場がきれい
撮影機器:

感想

アクセスが至難で、通常の土日では行きづらい南アルプス南部に、この夏休みを利用して行ってきました。

この山域へは、大井川の上流の上流、畑薙第一ダムまでクルマで行き(新静岡ICから2.5時間)、さらにそこから東海フォレストの送迎バスで椹島や登山口に向かうというのが一般的ですが、その場合は同社が運営する山小屋に最低1泊は小屋泊しなければならないというルールがあります。このため、テント泊中心の縦走の場合、どこで小屋泊の権利を行使するかを考える必要があります。私たちパーティーの場合、あらかじめ泊まる小屋は決めておかず、荒天時、または小屋を覗いてみてかなり空いていればそこで小屋泊をしようという方針をとりました。

また、当初4泊5日で千枚岳⇒悪沢岳⇒赤石岳⇒聖岳と巡ろうと考えていましたが、上記の送迎バスに「聖岳登山口から下山バスに乗れない」というルールもあったため、バスの便を考え、逆の聖岳⇒赤石岳⇒悪沢岳⇒千枚岳で行こうということに決めました。

大体の人が椹島スタートになると思うので、これだと逆コースになると思いますが、実際に登ってみると、逆コースでよかったなという点が結構ありました。以下に列挙します。

1)バスのアクセスがよい(前述)
2)登山者がそこそこ少ない、テント場の確保がしやすい
3)コース最大の難所、聖岳-兎岳間を2日目に越えられる

特にありがたかったのが3番目のメリットで、この難所を先にやっておくと後の行程が楽になるため、体力面でムリがなくていいのではと思います(ちなみに順コース?で行くと体力が減ってくる4日目に難所を越えないといけません) 結果、以下のように前半の行程がきつく、後半は楽になるような時間配分に落ち着きました。

1日目:7時間(聖平まで)
2日目:8時間(百間洞まで)
3日目:5時間(荒川小屋まで)
4日目:5時間(千枚小屋まで)
5日目:5時間(椹島まで)

ただ、これも実際には計画通りではなく、結局4日目に10時間歩き、一気に椹島まで降りてしまいました。そして、小屋泊の権利は椹島で使用しました。椹島には風呂があり、また始発のバスで下山できるため、時間に余裕もあることだし降りようと決めた次第です。結果論ですが、体力や時間に応じて日程短縮もできる点も、逆コースのメリットではないかと思います。

いろいろと制約がある場所ですが、そのなかから自分たちに最適なルートや行程を計画し、実行していくというのも楽しいものだなと思った山旅でした。そして、広くて遠い南アルプスですが、その分のご褒美も大きかったです♪

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