高峯山〜池ノ平湿原周回・コマクサとイチヨウラン咲く高原


- GPS
- 07:24
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 731m
- 下り
- 734m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 7:25
天候 | 小雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・雨後で木の根などが滑りやすかった。 ・湯ノ丸高峰林道は7時〜17時まで通行可。それ以外はゲートが閉まるので要注意。 ・「信州とっておき情報」にて、湯ノ丸高原〜池の平湿原の紹介。 https://www.mtlabs.co.jp/shinshu/hike/yunomaru.htm |
その他周辺情報 | ・つるや軽井沢店でお買い物。 https://www.tsuruya-corp.co.jp/ |
写真
感想
上越県境山稜は降雨予想で谷川半縦走を断念。新潟方面なら梅雨前線の影響が受けにくく、ヒメサユリが咲き始めた守門岳を予定した。
4時に曇る前橋を出発。関越トンネルを抜けると雨だった。塩沢石打PAに下りてSCWで予想を見る。10時過ぎないと守門方面は晴れない予想に急変していた。梅雨前線が南北100kmの位置により激変する時期。出発前の確認不足。
きっぱりと新潟や谷川を諦め、第二候補で晴れ間が望める池の平湿原へ向かう。下道と高速のと比較では、1時間以上の到達時間に差が出ると、グーグル先生が教えてくれた。それに従い時間を金で買う、小諸ICまでの高速走行。前橋を4時に出て300km4時間の楽しいドライブで、高峰高原ビジターセンターに到着。ほぼ満車。
ホテルの北側を通り鳥居をくぐる。時折り小雨が降る道。ハクサンイチゲ、シャクナゲなど咲き、カラマツの葉には水が付着してきれいだった。小雨もシャクナゲの花も降る分岐を南下。剱がそそり立つ高峯山山頂。浅間連峰らしく、火山土壌の赤土にオンタデが咲いていた。
北へ向かい林道へ下山。雨も止み、高峰温泉を過ぎて水ノ塔山登山道へ入る。笹が刈払いしてあるので、それほど濡れずに歩けた。
マイズルソウ、コメツガ、イワカガミが咲き連ねる登山道。岩稜帯に変わり少し歩くと山頂。20名近い団体が先客でいた。話を聞くと宇都宮ハイキングクラブの方たち。山頂で写真を撮って頂いた。ありがとうございました。
赤ゾレの七千尺コース。シャクナゲ、ツガザクラなど咲いていた。晴れていれば素晴らしい景観なのだが、未だガスに覆われていた。樹林帯に入ると木の根が濡れて滑りやすかった。
急坂を登り詰めると東篭ノ登山山頂。ガスも過ぎ去りやや薄曇り。大勢の登山者が休憩していた。スタートが遅かったので、西篭ノ登山は今回はパス。コマクサは次の機会に。
兎平に下り込んで、池ノ平湿原入り口の東屋で昼食。晴れ間が見えてきて楽しいランチタイムを過ごせた。デザートとコーヒーブレイクでゆっくり休んで、こまくさ歩道へ。
村界の丘付近のアヤメはまだ早かったが、スズランは咲いていた。しばらく行くと今日のお目当てのイチヨウランを発見。奥の方には群生していた。ピグミーの森の中でも発見した。ランは日陰にひっそりと咲くのが相応しい。
見晴岳からは、ガスに覆われた八ヶ岳と市街地しか見えなかった。砂礫の南西斜面にはコマクサが咲いていた。まだ3〜5分咲き。三方ヶ峰へ移動すると、こちらの方が多く咲いていた。
木道を下り池ノ平湿原へ。ヒメシャクナゲ咲く鏡池。青空と白い雲を映していた。アヤメはまだ咲いていないので、東歩道へは行かず兎平からそのまま林道を歩いて高峰へ戻る。道端にはシロバナノヘビイチゴが咲き連ねてきれいだった。約1時間で高峰高原ビジターセンターに戻った。
帰路の途中で、つるや軽井沢店に寄り道。長野県産の野菜やお惣菜などを買った。混み合う18号を避けて帰りも高速道で。前橋ICで下りてしばらく行くと、パジェロの総走行距離が38万kmになった。メモリアルとして記念撮影した。
夏至前日の日の長さ。19時を過ぎて真っ赤に染まる西の空。楽しい一日が終わろうとしている。美しい景色を眺めながら自宅へ戻って行った。
梅雨入りしたので雨は仕方ないのですが、できれば降っていない山を登りたい!
ということで、当初は近隣で一番天気が良さそうな新潟エリア、ヒメサユリ咲く守門岳行きを計画しておりました。
しかし、当日いざ新潟へ向かってみると、予報と違いなかなかの降り。数時間はやみそうもありません。新潟の山、ぬかるんで大変そう…
するとgrowさん、それならばと塩沢石打ICを下り反対車線へ。第2プランだった池の平湿原方向へ車を走らせてくださいました。ありがとうございます。
高峰高原に着いたのは8時前。最初の高峯山では雨に降られましたが、スタートが遅くなったのが功を奏し、東篭ノ登山に着くころには晴れてきて北アルプスも一部ですが眺めることができました。
ルート上は花がたくさん!山間部では、イワカガミやマイヅルソウ、レンゲツツジ、サラサドウダン、ウラジロヨウラク、ツガザクラ、ハクサンイチゲ、それにスズランやミヤマハンショウヅルなども見ることができました。
シャクナゲとセリバオウレンはほぼ終わりでした。ツマトリソウは咲き始めです。
池の平方面では、なんといってもイチヨウラン!そしてスズラン、コマクサ、ハクサンチドリ、ヒオウギアヤメ、シロバナノヘビイチゴなどにも出会えました。
イチヨウランは是非とも見たかったので、目を皿のようにして探しました。まるで宝探しです!
最初は他の登山者の方が見つけてくださったのですが、そのあとは自分でも見つけることができて嬉しかったです。日陰で咲く小さなお花はたまりません。盗掘などされずまた来年も元気に咲いてほしいなと思います。
見晴らしのいいベンチで食べたショートケーキとともにいい思い出になりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
growmonoさん、mamimu3さん
おはようございます。
老人には考えられぬほど一日に凄き動き回りますね。
これだけでもお疲れさまです。
それにお花に北アルプスまで見て回るとはビックリです。
さすが行動派のお二人です。
恐れ入りました。
iiyuさんこんにちは。コメントありがとうございます。
また、今回は池の平に行く前にiiyuさんyamayuriさんのレコを参考にさせていただきまして、行く前からお花がいっぱいだと知ることができたので、行き先が変更になってもがっかりなどせずわくわくしていられました。
実際とても楽しかったです!どうもありがとうございました。
今回は私のGPSでは19Km歩いたことになっています。最後の林道歩きが単調で私は少々疲れてしまいましたが、アミノ酸を摂りましたら元気が復活しました。
growさんは、翌日苗場山へ行かれたのですから本当にタフですよね。羨ましい限りです😁
こんにちは、iiyuさん。
計画当初は谷川半縦走で、週末に天気予報が変わったので守門岳にしました。出発時にはもう天気チェックはせず、関越道に乗り北上しました。関越トンネル抜けたら雨なので、がっかり。この時期は直前までよく見ないと駄目ですね。怠りました。
悔やんでも仕方ないので、塩沢石打SAで停まり、第二候補の池の平へ行くことにしました。10時頃から晴れ間が望めるのが分かってましたから。ただ高峰に着いても小雨に降られたりと安定しない天候でした。午後になってやっと好天となり、花々も景色も堪能できました。
車の運転はあまり好きではないのですが、助手席におられたmamimu3さんが、時々会話相手になって頂いたので、楽しくドライブできました。
mamimuさん、growさん、こんにちは!
お天気読みにくいこの時期。
池の平はこじんまりした素敵な湿原。
これまた方向転換先が素晴らしいですね♡
たくさんのお花に抜ける様な青空と残雪の北アルプス、
梅雨の隙間の爽やかさが伝わってきます😍
今回もどれもお写真きれいですが、月のお写真すごいですね!😳
お疲れ様でした😊
kikiさんこんにちは。コメントありがとうございます!
今回は急な行き先変更となりましたが、梅雨のこの時期に晴れ間を拝めて、またかわいいお花たちに出会うことができて良かったです。高層湿原はいいですね。
いつもgrowさんは第2、第3候補まで行き先を考えてくださるので安心です。
守門岳のヒメサユリに会えなかったのは残念ですが、また次のチャンスを狙います😀
月の写真きれいですよね。青空と月との組み合わせも素敵です✨
こんにちは、kikiさん。
梅雨前線が100km上下するだけで天気が変化する時期ですね。特に関東信越は上越山稜があるので、少しでも前線が下がると新潟や長野が晴れたりします。今週は台風5号が関東の東を抜けていきますが、少なからず影響があると思われます。
2月に行った遠見尾根の時もそうでしたが、山行き第二第三候補をいつも考えてます。突如変えることもあるので、時間の組み立てや移動手段も考慮しないとなりません。決断はきっぱりはっきりですね。ぐずぐずしていると時間だけが過ぎていきます。
写真をお褒めいただき、ありがとうございます。時代遅れのデジタル一眼レフで撮影しています。重いし嵩張りますが、画質だけは一級品です。私の場合は、撮影データをパソコンに移して、ソフトで現像します。それをサイズを小さくJPEGに変換して軽くして見やすくしています。
月の写真はクロップといって、撮影画像の一部を切り取っています。カメラとレンズが良いので、切り取っても素晴らしい解像度です。クレータの影まで写してますよ。余談ですが、パジェロも月まで到達しました。
growmonoさん、mamimu3さん、こんばんわ。上越国境越えてから長野へ目的地変更、まずもってびっくらしました。自分も若い頃には丸沼高原が雨で嬬恋村のスキー場へ目的地変更したことがありますが、今はもう気力がありません。というか、雨が降りそう、という時点で二度寝間違いなしです。パワーの御利益を分けて欲しい
本題のイチヨウラン、いいですねぇ。ソバカス美人、立ち姿の妖艶な花はそれだけで魅力的ですね。草津白根とかでよく見かける植栽疑惑がついて回る赤いコマクサはあまり好きではないのですが、ここのは淡いピンク色が主体で自生種っぽくて好きです。可憐そうで実は生命力逞しい花、当地由来の姿を後世に伝えて欲しいものです。
そしてスポルティバ、トランゴタワーは履き心地どうですか。TX5が気になるのですが、底が柔らかいとか靴底が減るとかいうレビューもあり買おうか迷っています。履き慣れたLOWA TAHOEに不満がある訳じゃないけど、軽くてしっかりとした靴はなかなかないですね。結局、運動靴に毛が生えた程度の靴で出かけてしまいそうです。
こんにちは、yamaonseさん。
関越トンネルを抜けたら雨で、久々に「やっちまった」感を抱きました。きっぱり諦めて、第二候補の高峰高原へ向かうため、すぐに塩沢石打で下りて再び関越道に乗りました。自宅から高峰高原ビジターセンターまで遠回りして300km4時間のドライブでした。車の運転は好きではないのですが、話し相手になって頂いたmamimu3さんには感謝です。
コマクサとイチヨウラン目当てで行きましたので、鑑賞出来て良かったです。奥の方には群生があったので、このまま株を増やしてほしいなと思いました。ですので、あった場所の詳細は載せていません。コマクサも砂礫に根を何mも張って、数年かけて成長し花を咲かせます。厳しい環境を乗り越えて咲く花は美しいですね。
二代目La Sportiva Trango Towerですが、二つ同じ靴を持っており、交互に履いています。ですので、ソールを張り替えた初代もそろそろ登場します。スポルティバはどの靴もソールが早く減りがちです。これは軽量化とグリップ重視のためです。ビブラムソールは種類も多く、張替の際に耐摩耗タイプに替えれば、他メーカーの靴同様にもつと思います。
La Sportivaの靴は何より私の足首にフィットして、とても動きやすいです。3Dフレックスシステムと言うのですが、靴紐をしっかり締めても足首が動きます。合う合わないなど、個人差があるとは思いますので、一度試し履きをされると良いですね。
LOWA TAHOEも良い靴じゃないですか。TX5も軽くて良いと思います。私はtrekkinでTXSを買い、里山用で履いています。wiggleとかでもあると思います。サイズ感が分からないと怖いですが、一発勝負でやや大きめを買われるか、お店で試し履きなどされると良いかと思います。
私が買ったTXSです。
https://www.trekkinn.com/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%89%E3%82%A2/la-sportiva-txs-goretex-hiking-boots/137304294/p
TX5もありました。関税がかかると国内で買うのと大差ないですね。
https://www.trekkinn.com/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%89%E3%82%A2/la-sportiva-tx5-goretex-hiking-boots/136688658/p
yamaonseこんにちは。コメントありがとうございます。
方向転換には私もびっくりしましたよ。雨やみそうもありませんねと話していたら、growさんが池の平に行きましょうとおっしゃって、えっ、今から?どうやって?と思っているうちに高速をするっとUターンです😁
growさんの機転と行動力は素晴らしいですね。いつも驚かされます。
私の方は体力がありませんので、移動中は食べて眠って体力を温存させてもらっています。
今回はヒメサユリこそ会えませんでしたが、イチヨウランに会えて大喜びでした。ハンショウヅルやスズランは自生しているものを見るのが初めてでしたが、やはり自然の中で育ってきた花に出会えると嬉しいです。また来年も会いましょうと心で話しかけました。
靴選びは悩みますね。私もスカルパのレベルGTXを履いてましたが、普段の登山でここまで硬い靴でなくてもいいような気がしてきて、今ではトレランシューズばかりです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する