上高地SnowCamp
- GPS
- 56:00
- 距離
- 35.7km
- 登り
- 1,322m
- 下り
- 1,333m
コースタイム
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 4:50
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:45
天候 | 3/20:雨のち曇り、21:快晴、22:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はなし。 |
その他周辺情報 | 沢渡温泉の後、みどのロッヂで昼食。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
スコップ
スノーシュー
行動食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ポール
テント
|
感想
3月20日 雨のち曇り
君津21:30-23:05鷺沼23:40-3:45沢渡9:25-9:30坂巻温泉
坂巻温泉10:00(30)10:30中ノ湯10:45(25)11:10釜トンネル出口11:25(55)12:20大正池13:20(1:30)14:50上高地 (計3:20)
21:30に我が家を出発。上高地日帰りをする古川さん一家もほぼ同じ時間に出発した。気温は19℃と異様に高い。
今回は川崎・鷺沼の高橋さんと一緒なので、まずは東名川崎まで行く。首都高の浜崎橋JCT付 近で渋滞し、23:05に鷺沼のマンションに到着。高橋さん宅は3DKの立派なマンションだった。
23:40に鷺沼を出発し、一般道で調布ICまで行き、中央道に乗った。
中央道は比較的空いていたが、諏訪湖SA手前から雨が降り出した。そのまま沢渡までずっと小雨が降り続いた。途中の道路には雪のかけらも無く、冬山気分はまったく無い。
3:45古川家に30分遅れて沢渡の市営駐車場に到着。そのまま仮眠。
5:30起床。外は強い雨。気温+6℃と異様に高い。天気予報では9:00頃雨が上がり、午後から晴れることになっている。トイレの軒下でお湯を沸かしてカップめんとおにぎりの朝食。雨足が強いので車の中でレッドクリフのDVDを見ながら雨が上がるのを待つ。
8:00頃雨が上がり、青空が広がって来たのでトイレで着替えをしたが、パッキング中に再び雨が降り出してしまい、再度車中で天候待ち。
9:15頃雨が上がったので支度をして9:25に出発して坂巻温泉へ。
9:30坂巻温泉に到着。駐車場には車は5台ほどしか無かった。悪天候のせいか?
フロントに駐車料金1,500円(1日500円)を払い、温泉前で記念撮影をしてから出発。
荷物はおよそ30kg、久々の重荷である。
中ノ湯の釜トンネル入口までは国道158号線歩き。歩道がないので車が通ると少々怖いが、 古川さんの裕理ちゃん(小5)と裕野ちゃん(小1)は元気に歩いている。
30分で釜トンネル入口に到着。気温は+5℃。ここで最初の休憩をとる。今年の釜トンネルは照明が消えているので、全員ヘッドランプを装着する。今年も工事が行われているらしく、工事用 車両が数台通過していった。
25分で1,310mのトンネルを通過。トンネル出口の気温は+8℃。良い天気になり、非常に暖かいので全員上着を脱ぐ。
トンネル出口の道路には雪は全く無く、乾いた路面が出ている。3月にこの状況は予想外だ。 路肩には除雪した雪が1mほどあるが、山の斜面の積雪は20cm程度だ。
大正池末端のダムの所で橋を渡った右岸ルートは除雪されているが、左岸ルートは除雪されて おらず、突然1mほどの積雪になる。雪は良く締まっておりツボ足でも潜らないが、トレースを外すと膝上まで潜ってしまう。
大正池畔のいつもの場所で大休止。しかしいつもは一面の雪だが、今年は所々砂地が露出して いる。
古川家はうどんの昼食。私と高橋さんは行動食で一服だ。
空は信州側の東半分が青空で、飛騨側の西半分が雲に覆われていて、六百山、霞沢岳はすっきりと見えているが、穂高の稜線はガスの中でちょっと残念だ。
大正池で1時間ほど過ごし、古川さん一家はここから引き返し、我々は小梨平を目指して出発 する。
大正池からは車道を外れて林間コースを行くのでスノーシューを履いて出発。積雪は約1m。朝方の雨のせいか人は少ない。ウェストン碑経由で河童橋に着いても人は全然いない。
河童橋からは穂高も焼岳もガスに隠れて見えないので、小梨平に向かう。小梨平の積雪はせいぜい20cm程度で異様に少ない。かろうじてスノーキャンプが出来る状態だ。
今回は2人なのでいつもの6人用テントではなく、同好会から借りた4人用テントだ。おなじダンロップテントなのでなんなく設営完了。テーブルとベンチの横に設営した。まずはコーヒーを淹れて一服し、パンとシチューで遅い昼食だ。16:00を過ぎているので夕食の時間だが・・・・
昼食後はテントに入って休憩。昨夜はほぼ徹夜なので眠くなる。
17:20から夕食開始。まずはビールで乾杯。つまみはアジのみりん干しとアスパラのバター炒めだ。ミニアスパラが売っていなかったので細めのアスパラを買ってきたが、少々固かった。
メインはお決まりの鍋。野菜とキノコがたっぷりの豚肉鍋はとっても美味しい。外気温は-5℃位だが、テント内は+15℃以上でとても暑い。
食後、テントの外に出ると、すっかり晴れており空には満天の星が輝いていた。カメラ、三脚 、レリーズを持って河童橋の袂に行き、星の撮影をした。30分ほど星の観察と撮影をしたが、あまり寒さは感じない。
テントに戻り、21:30就寝体勢に。外気温-5℃、テント内+2℃、風もなく静な夜だ。
ランタンはいつものガスランタンとLEDランタンを持ってきたが、LEDランタンはとても 明るく、テント生活には充分だ。今後はこれにしよう。
3月21日 快晴
上高地7:20(1:10)8:30明神8:50(1:15)10:05徳沢10:20(1:15)11:35横尾12:50(2:20)15:10徳沢15:15
(50)16:05明神16:20(45)17:05上高地 (計7:35)
4:45起床。天気はピーカン、素晴らしい天気だ。外気温-7℃、テント内-2℃。
まずはコーヒーを淹れて目を覚ます。それから餅を4個焼き、昨夜の鍋の残り汁に豚汁具材のパック入り水煮を入れて雑煮を作る。
朝食後、河童橋まで行って穂高、焼岳の写真を撮る。雲一つ無い素晴らしい天気で、来た甲斐があったというものだ。
雪は少なく、良く締まっているのでスノーシューは不要だが、横尾まで行く予定なので明神・徳沢から先の深雪に備えてスノーシューを持参して出発。サブザックにスノーシューは付かないので、手に持って歩く。7:20出発時の気温は-3℃。
明神の木の上にはサルが4、5匹いた。上高地の人が出入りする領域にサルが出没するようになったのはここ10年くらいのことらしい。
雪は少なく歩きやすいが、陽当たりの良いところは融けた雪が水溜まりになっており、それが凍結してツルツルのアイスバーンになっている。徳本分岐ではそのアイスバーンで滑って尻餅をついてしまった。
梓川左岸沿いの登山道からは対岸の化粧柳の真っ赤な枝が美しい。
徳沢にはテントが5〜6張りあったが、人影は少なく、みなどこかに出掛けているようだ。
徳沢から先は雪が若干増えたが、やはりスノーシューは不要だった。全く無駄だったが、安心料だ。
明神〜徳沢間と徳沢〜横尾間に1ヶ所づつ崖が崩落している場所があり、小さな石が時々落ち ているので、足早に通過する。
11:35横尾に到着。上高地から正味3時間40分だった。横尾には誰もおらず、二人じめだ。看板の埋まり具合からして積雪は1.5m程度と思われる。屏風の頭や前穂北尾根の眺めが素晴らしい。
避難小屋の前の水場にはホースから水が流れていた。
ベンチ類は全て雪に埋もれているので、横尾大橋の前でランチタイム。今回のランチはチーズフォンデュだ。今回の山行テーマの1つは雪の中でチーズフォンデュを食べる事だったのだ。鍋はチーズが焦げ付くので、使い捨てのできるアルミフォイル鍋を用意した。家で2回試して問題なかったのだが、今回は荷物の中で鍋が潰れて、その折れ目に穴が開いていた。10個以上の穴が開いてしまい、穴を塞ぐように折り畳んだが、白ワインを注ぐとポタポタをこぼれてしまう。それでも構わずにワインのアルコールを飛ばし、チーズを溶かすと、漏れたチーズが焦げて穴が塞がりチーズフォンデュを食べる事が出来た。普段家で食べてもそれほど美味しいとは思わないが、 やはりアウトドアではひと味違って美味しい。次回はもっと丈夫な鍋を使用しよう。
快晴で気温はなんと+14℃にもなっており、ビールがひときわ旨い。
横尾でのんびりしたあと帰路に付くが、徳沢の1km手前で、ザックの横に付けていたストックが1本抜け落ちている事に気付いた。高橋さんにはゆっくり行ってもらい、ストックを探しながら横尾方面に戻ったが、全然見つからない。確実にあった地点まで戻っても見つからないので、 不思議に思いつつも横尾まで戻ったら、避難小屋に居た人が途中で拾ってくれていた。ありがたや。しかし、徳沢手前の登山道脇に置いた荷物が気になる。ストックは2本で2万円程度だが、 ザックの中にはカメラ、GPSなど30万円以上の装備と財布が入っているのだ。慌てて探しに出たので、貴重品を身につける事も忘れて空身で戻ってしまったのだ。
丁度往復1時間で元の位置に戻ったが、当然ながら荷物は無事だった。
明神館で休憩している高橋さんに追い付き、一緒に上高地に戻った。17:00テントに到着。
夕食には少し時間が早いので、誰もいない河童橋で夕暮れの穂高を眺めて贅沢な時間を過ごした。今日は終日雲ひとつない快晴・ピーカンだった。今日1日で出会った人は約20人だった。
夕食はエリンギのソテーに始まり、アジのみりん干しでビール。メインは寿司太郎に鰻の蒲焼を乗せて豪華な「鰻蒲焼き載せちらし寿司」。蒲焼きはフライパンで温めた。これからは定番メ ニューに加えよう。
明日は昼前から雨になる予報なので、雨が降る前に坂巻に着くように3:00起きの早立ちとし、20:15に就寝した。テント内は+9℃と暖かい。
3月22日 雨
上高地6:05(60)7:05大正池7:15(50)8:05中ノ湯8:20(30)8:50坂巻温泉 (計2:20)
坂巻温泉9:20-9:30さわんど温泉10:25-10:40みどのロッヂ11:35-16:15鷺沼16:45-18:30君津
1:30に目が覚めたが、テント内+5℃、テント外0℃と暖かい。空は曇っていた。
3:00起床。モーニングとは言えないコーヒーを飲み、昨日の朝の雑煮の残り汁に豚汁の具材の野菜の水煮を入れて、うどんと肉を入れ、味噌味を付けて豚汁うどんの朝食。冬は鍋の汁を使い回す「永遠の鍋」が手間が省けて具合が良い。
テントを撤収し、出発準備が出来た頃にポツポツと雨が降り始めた。今朝のラジオの予報では9:00過ぎからの雨の予報だったので、予報より3時間早い降り出しだ。
カッパを着てバス道をひたすら歩く。雪道は舗装道路のごとく固く踏まれておりツボ足で問題ない。
大正池の玄関の庇の下で雨宿りしながら休憩したが、そこで一緒になった3人パーティーは西穂に登頂し、今朝西穂山荘から降りて来たとのこと。かなりの強者だ。
釜トンネルを抜けて、中ノ湯の売店で休憩した。
国道158号は雨のせいか車通りが少ない。
8:50坂巻温泉着。駐車場は満車になっており、旧道の路上まで車が停めてあった。
みどのロッヂで蕎麦を食べる前に風呂に入ることにし、いつもの竜島温泉ではなく、沢渡温泉の「木漏れ日の湯」に入る。5人くらいで満員の小さな風呂だったが、時間が早いので貸し切り だった。
風呂から上がった後、みどのロッヂに電話をすると、蕎麦の営業は11:00〜とのことだったが、30分早めで食べさせてくれるとのこと。
10:40頃1年振りのみどのロッヂに到着。当然一番乗りだった。食堂の招き猫が少し増えているようだった。「投汁そば」と「ざるそば」を一人前づつ食べ、超満足した。お昼時に差し掛かり、次々に客が入って来る。
松本市内に入ると小雨ながらも陽差しが出てきた。しかし中央道に乗ると再び本降りの雨になった。しかも強風を伴って。
八王子までは渋滞なかったが、調布IC手前で渋滞していたので、府中で一般道に降りたが、下道も激しく渋滞しており、高速を降りてから鷺沼までの10kmあまりに90分掛かってしまった。
高橋さんのマンションでエスプレッソコーヒーをご馳走になり、東名川崎ICから帰路に着く。
首都高に乗って直ぐに、ナビのルートが湾岸ルートに変更になった。アクアラインが強風で通行止めになってしまったのだ。3/20から始まった土日祝日1,000円の恩恵を享受できると思っていた ので残念だ。
東関道の湾岸線に入るとアクアラインバスが数台走っていた。
18:30我が家に着いた頃にアクアラインの通行止めは解除されていた。
初日と最終日は天気がイマイチだったが、2日目は絶好の天気で上高地を満喫出来た。しかし 雪が少なく、気温が高かったのはちょっと残念だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する