岡山県吉備中央町 槇谷ダム〜烏泊山麓 三密なしで小さい夏見つけた



- GPS
- 03:47
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 298m
- 下り
- 291m
コースタイム
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 3:45
歩行距離12km、歩行時間3時間30分、歩行数17,700歩、消費カロリー1,910Kcal
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三角点「石舟谷」<写真25>以外は舗装道路です。雨の日に傘を差して運動靴でも歩けます。 三角点「石舟谷」はワルナスビ<写真24>から木が茂ったヤブに入りすぐの盛り上がった部分の上を、木の枝をかき分けて北西方向に1.5m程進むとあります。 |
その他周辺情報 | 槇谷ダムから県道307号線を北上し国道号線に入ると吉備高原リゾートホテル内にレストラン「GOTTOH 〜ごっつぉう〜」があります。定休日は水曜です。17時からのディナーは予約制ですが、11時からのランチは予約不要で焼き魚やからあげなどの定食に別料金でサラダバーやドリンクバーをつけることができます。残念ながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月から休業中です。 |
写真
総社市と吉備中央町の境にあります。総社市民と総社市内勤務者を対象とした健康サイクリング事業「リン得」の「集めたよポイント」地点の1つになっており、御朱印に見立てた「御輪印」スタンプ台が東屋にありました。駐車場付近からダム湖越しにダムを望み動画も撮りました。
和名の由来となっているハルシャ(波斯)はペルシャのことです。北アメリカ原産なので、ペルシャとの関係は不明です(+_+)黄色に褐色の大きな蛇の目が特徴で、この株の蛇の目は小さいほうです。
洪水吐(こうずいばき)
2門のオリフィスゲートから放流しています。梅雨時にしては放水量が少なかったです。ダムの下には下りられないようになっていますが、桜などが植えられており、花見シーズンは見応えがありそうです。
竹似草や竹煮草と書き、名の由来は茎がタケに似るから、この草と一緒にタケを煮ると軟らかくなるからなどの説があります。白いのは萼で花弁はなく、糸状の白いものはおしべとめしべです。コンクリート法面の排水穴から生えており、高さは1.5m程でした。ここからしばらく舗装道路沿いに見られました。
ホンアジサイは「移り気」「浮気」「高慢」というネガティブな花言葉を持つのに対して、ガクアジサイの花言葉は「謙虚」となっています。これは、ホンアジサイよりもガクアジサイの方が、装飾花の数が少なく、その姿が謙虚に見えることにちなんでいるとされています。樹高は1mもなく小さな木でした。
写真では一部しか撮っていませんが、かなりたくさんの花が咲いていることを動画で紹介しています。枝先に10〜20個の花が集まった頭状花序を総状につけ、淡い紅白色の花を夕方、開花させます。ブラシの毛を広げたような花のほとんどはおしべの花糸です。
花の中心部が黄緑色のムラサキカタバミと同じく南米原産の外来雑草で、正式にはフシネハナカタバミとも呼ぶようです。地下(というより地表)に芋状の塊茎があり、これが名前の由来といわれています。
クロコスミアやモントブレチアの名でも流通するアヤメ科の花で、3裂するめしべの柱頭が特徴です。名の由来となったヒオウギ(檜扇)とは檜材で作った扇のことで、昔宮中で用いられたのは木製の扇でした。紙製の扇子は檜扇を簡略化して、普段使い用として作られたものです。
テイカカズラの園芸品種で、葉は小さく、新葉にピンク色と白の不定形の斑が入る姿が美しい植物です。斑は成長とともに変化し、新芽が出たときは濃いピンク色で、次第に薄くなり、さらに進むと緑色の地に白の斑点となり、やがて緑一色になります。
ガウラの花は白色が多く、花弁の枚数が4枚で、長いおしべが目立ちます。これらの特徴からハクチョウソウ(白蝶草)とも呼ばれています。花は咲いてから3日ほどで散りますが、次々に咲くため長い間観賞することができます。
今では5〜11月と百日どころではない長期間開花します。複色カラーも多く、とても色幅が多いのも魅力です。花弁のように見えるのは舌状花で、中央の黄色いのは、5弁花の筒状花と、左右に分かれ花後に長く伸びためしべの柱頭です。
この草を煮詰めて蠅取り紙を作ったのが名前の由来です。ハエドクソウは反り返った上唇の基部が横に張り出したようになっており、花期は7〜8月です。一方、ナガバハエドクソウは上唇の基部が張り出さず、花期は6〜8月です。小さな花は直径数mmしかなく、形をよく見ていなかったので、どちらかわかりませんでした。
テンナンショウ属植物は全国的に分布し、約30種以上と種類が多く、分類が難しい群として知られています。果実をつける初夏から秋にかけての誤食による事故が多いので注意が必要です。茎葉は2、小葉の長さは20cm以上もあり、草丈60cm程の割に大きく感じられました。
ヌマトラノオに似ていますが、花穂の先端が曲がります。日当たりのよい草地や道端で群生している姿が見られますが、これは地下茎を伸ばして繁殖する性質によるものです。耐寒性・耐暑性が強く繁殖力の旺盛な植物で、この日はもっともたくさん見られた花のひとつでした。
学名はハイドランジアでアジサイの一種ですが、樹形がウツギに似ているためコガクウツギと名付けられたとされています。岡山県にはよく似たガクウツギはないそうです。さすがに花はほぼ終わりで、周辺の小さな実とのコラボが白雪姫と小人たちを連想させおもしろかったです。
ツユムシの仲間ですが、クダマキモドキの仲間に体形が似ています。胸部前方のくびれを首に見立ててこの名前が付けられたようですが、この角度ではわかりにくいため、脚が茶色で関節部分が黒いことから判断しました。山地性で標高1,000m級の高地にいるともいわれていますが、実際には低地でも見られるようです。キアゲハが我が家の庭と岡山県最高峰の後山(標高1,344.4m)で見られるようなものでしょうか。
在来種や畑作物と競合し、棘により家畜の採食性を低下させ、取り扱いも厄介です。また、ソラニン(家畜に有毒なアルカロイド)を含み、文字通り“ワル”なやつです(-"-)吉備ファーム近くでたくさん成育していたので、風に揺れる様子を動画に撮りました。
ゴボウの仲間ではありませんが、根がゴボウのように長いことから、この名前がつきました。夏に咲き、秋にブドウのような房状の実をつけ、熟すと黒くなります。全草有毒なので要注意です。
ヤブに生え、果実にカギ状に曲がった刺があり、シラミのように衣類にくっつくことからこの名が付けられました。直径3mm程の花はオヤブジラミに似ていますが、花期はより遅く、花は真っ白です。
幼体の体は黒地で頭部から尾に向かって筋模様があり、尾が鮮やかな青色をしています。成長するにつれて筋模様や尾の青色は失われ、ニホンカナヘビ<写真30>に似てきます。コンクリートの法面に何匹かいました。動画には法面をよじ登る様子が映っています。
尾が体の長さの半分以上にもなる日本固有のトカゲです。細長い指を持っており、特に薬指が驚くほど長いです。顔の白黒の筋模様でニホントカゲの成体と見分けられます。コンクリートの法面に何匹かいましたが、ニホントカゲよりも少なかったです。
&コハナバチの仲間
オトギリソウの仲間は何種類かありますが、オトギリソウは花の直径が2cm前後と大きめで、花弁や萼などに黒点があります。体長1cm程のコハナバチの仲間は花粉に夢中で幸せそうです(*^^*)動画も撮りました。
&コマルハナバチ?
コマルハナバチは丸っこい体が毛で覆われ、「飛ぶぬいぐるみ」とも呼ばれています。こっちを向いていますが、怖さはまったくなく、むしろ可愛いです。体長は1cm少々と少し小さめだったので、クロマルハナバチではなさそうです。動画にはクマバチも映っていますが、どちらもハナバチの仲間でおとなしいです。
熱帯アメリカ原産です。日本で発見された場所が掃き溜めだったためにちょっとかわいそうな名が付きました。直径5mm程の花は小さいですがよく見ると可愛い形をしています。花弁のような舌状花は、よく似たコゴメギクよりも大きいです。周辺はハキダメギクロードだったので、一部を動画に撮りました。
直径数mmの夏の花です。コムラサキやヤブムラサキに似ていますが、葉の付け根辺りまで鋸歯があり、花序は葉の付け根から出ます。また、萼や若い枝に毛がありません。庭木のムラサキシキブは、実際にはより実つきがいいコムラサキであることが多いようです。
&ハキリバチの仲間
新たに道路整備した土手など緑化目的に導入されたのがこのトウコマツナギとされています。ハキリバチの仲間が「家政蜂は見た」を演じています(+_+)動画は少々ピンボケですが、腹部に白い毛が密集しているのがわかります。
これも夏の花で直径1cm未満です。コマツナギ<写真55>によく似ていますが、コマツナギが樹高1mもなく地面を這うように生えることが多いのに対し、3m近くなるものまであることで区別されます。
ヨメナとは違い、花色は白です。夏から秋の野菊はシラヤマギクやイナカギク、ノコンギクなど似た花が多く、少し迷いました。花弁のように見える舌状花はまばらでシラヤマギクに似ていますが、下の方の葉がハート形ではなく、ノコンギクやイナカギクとは違い葉には毛がほとんどなく、葉柄もほぼありません。
目から口元にかけて筋模様があり、胴体の筋模様の有無には個体差があります。日本では最長の大型ヘビですが、無毒でとてもおとなしく、人を見るととにかく逃げようとします。正面顔はとても可愛いです(*^^*)岩国のシロヘビはアオダイショウのアルビノが遺伝的に定着したものと考えられています。逃げる様子を動画に撮りました。
夏にふさわしい涼しげな花は、よく見ると、花弁2枚は青、下の1枚は半透明です。黄色いのは葯が発達しておらず本来の生殖機能をもたない仮雄しべで、下の方の薄茶色の雄しべのほうが完全雄しべです。風に揺れる様子を動画に撮りました。
数mmの小さな花をらせん状に咲かせます。ねじれるように咲くからネジバナ、ネジリバナなどと呼ばれています。こうして拡大してみると、ラン科らしい形の可愛い花です。花の直径は6mm程、草丈は20cmちかく、ネジバナにしては大型でした。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
【岡山県の中心で“小さい夏見つけた”と叫ぶ】
先週に続き、岡山市を脱出しました(*_*)家を出たときは小雨が降っていましたが、現地に着くとやんでいました。いつ雨が降っても大丈夫なようにとコースは例によってほぼ舗装道路にしました。今回はすれ違ったのは1人だけで三密は避けられました。
出発点は吉備中央町にある槇谷(まきだに)ダムです。吉備中央町は文字通り、吉備(岡山)の中央にあたり、ダムはその南にある総社市との境にあります。
槇谷ダムは貧弱な水源である落合川やため池に頼っている地域において、不足しがちな農業用水を確保するとともに、ダム下流の落合川、槇谷川沿いの農地を洪水被害から守るために建設され、平成元年度に完成したダムです。ダム完成後は総社市が受託管理を行っています。
秋なら、ダムを落合川沿いに南下し、槙谷川の合流地点から少し上流部に進んだ紅葉スポットの豪渓(ごうけい)までの散策を楽しみたいところですが、盛夏ではそもそも南下する意欲が萎えます。
ひとまず、ダム湖の西岸沿いを歩き、さらに落合川沿いを上流方向に進むことにしました。途中、烏泊山の西側を巻くコースに入り、心霊スポットで有名な烏泊トンネルを抜けましたが、復路で再び落合川沿いのコースに入りました。
さて、今回のコースも自然観察を楽しむことができたのですが、今まで、特に先週とは大きく異なる印象でした。
生育している植物は花弁の小さい種類が多く、油断しているとスルーしてしまいます。あまりにも小さいので写真撮影も苦労しました(*_*)また、こうした花に群がる虫も小さいものが多く、アゲハチョウなど大型昆虫が見られませんでした。虫がいないと鳥も下まで降りてこず、自動車が通る舗装道路を除いては静かな環境でした。
さらには雨後にもかかわらず、落合川の水量は少なく、周りに展開している田畑も小規模でした。まるでダウンサイジングした里を歩いているようでした。
これはこれで、新鮮で楽しかったです。思わず、心の中で「小さい夏見つけた!」と叫んでしまいました(^^♪
詳細は写真や動画で紹介しています。
梅雨明けはまだ先で、土砂災害に要注意な状態がしばらく続きそうです。次回も無理せず安全に、三密を避けて楽しみたいと思います。
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