奥穂→西穂縦走



- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 2,207m
- 下り
- 2,205m
コースタイム
5時20分:新穂高登山口→6時15分:穂高平小屋→6時54分:白出沢出会→8時21分:重太郎橋→9時37分:荷継小屋跡→11時15分:アビナイヨ岩→12時55分:穂高岳山荘
■8月14日
6時30分:穂高岳山荘→7時10分:奥穂高岳→8時27分:ジャンダルム→10時11分:天狗のコル→12時48分:西穂高岳→13時46分:独標→14時37分:西穂山荘)
天候 | 8月13日:午前晴れ・午後よりガス気味 8月14日:快晴・心地よい程度の風 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・重太郎橋から水場までの崖地、去年はなかっただろう大型の落石が登山道に。注意して進む。 ・今年は白出沢の雪渓がまだ途切れておらず、雪渓の北側を巻く。急な岩場のすぐ下を通過する為、落石跡多数。 |
写真
感想
■去年に引き続き、今年も挑戦。
前回は単独だったが、今回は友人と共に。
■今回も白出沢経由。昨年は雪渓が切れていたので、スムーズに進めたが、今年は雪渓がまだ切れていない。
途中まで登ってそのことに気づき、キックステップでトラバースを試みるが、2〜3歩で危険と判断し、引き返して雪渓を巻くことにする。
前々回の高山病の反省より、心拍数をコントロールしながら、水分と炭水化物を十分に補給しながらゆっくり上る。小屋到着後は、軽い頭痛に見舞われるも、すぐ回復!
ハイドレーションの水を凍らせておいて途中で「解け待ち」の状態になってしまった前回の反省をから、ほどほどにしておいたが、それでもまだ凍っている。
でも、一緒に入れておいたウインナーとチーズは冷えている(喜)
■テント場が混み混み!13時に到着し、ヘリポートでようやく場所を確保できたほど!小屋からヘリポートまで往復するのは結構しんどい。
昼寝をして小屋に戻ると、なんとトイレや小屋前の広場にもテントが!!
小屋が近くてうらやましい!!
「下から順番にテントを張って」という受付の人の指示だったので、混雑時に良い場所を確保するには、ヘリポートまでびっしりテントが張られた後の遅い到着がコツなのかも、と思う。
■2日目は快晴。たまに吹く風が心地よく、体温を下げてくれる。
6時30分小屋を出発するが、奥穂まで行って帰ってきた人と奥穂方面に行きたい人で若干渋滞気味。
奥穂高岳は混雑している上、何度も行っているので今回はお社まで行かずにスルー。
奥穂高より先はぐっと人が少ないが、お盆だけあって、去年よりは多い。
■ジャンダルムまでの道中、とんでもないことが起こる。
ジャンダルムまで行って戻ってきたとおぼしき二人組が、すぐ下に人がいるのにもかかわらず、ルートではない場所を直登してゆく。
落石の心配を懸念したトップが後続者に「落石に注意するように」と促す。
ならば、印のある正規の道を行こうと後続者が言っているのにも関わらず、トップはお構いなしにそのまま進む。
その後すぐ、後続者が案の定20センチくらいの大きな落石を起こし、下の登山者に向けて落ちてゆく。幸い直前で止まったので大事には至らなかった。
しかし、驚いたのはその後である。
落石を落とし、一歩間違えれば大きな事故になっていた事態にも関わらず、下の登山者には「大丈夫ですか?」という気遣う言葉や「申し訳ない」という謝罪の言葉もない。
さらに驚いたのは、落石を起こした後、後続者がやっぱり正規のルートに復帰しようと重ねて言っているのにも関わらず、そのまま浮石の多い非正規ルートを直登し続けたことだ。
下の方に落石が当たらずに本当に良かった。
■今回の山行は調子が良かった。直近のバテバテになった御在所岳の反省から、特に補給が上手く行っていたように思う。
補給がうまくいっていない時は、一つ一つの動作がどうしても雑になり、かつ、ひとつの動作を面倒で省略したい衝動に駆られる。
前回、技術的になんら問題のないはずの御在所岳で、足元フラフラになりながら、なんでもない木の根っこに引っかかっていたのは、間違いなく補給のミスが原因だ。
普通の登山道で木の根っこにつまづいても、多少のケガで済むが、ここではそうはいかない。
技術的にも体力的にもなんら問題がなくても、補給のミスが命取りになる性質のルートだ。
「難所が長時間に渡って連続する」という特徴の本ルートでは、いかに長時間に渡って丁寧な登り方、下り方を持続できるかが重要になると思う。
その為には、炭水化物と水分の補給をより慎重に考える事が、このルートを攻略する上で非常に重要なポイントのうちの一つだと思った。
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