赤石岳、荒川岳 〜息子と憧れの山域へ〜
- GPS
- 55:49
- 距離
- 49.8km
- 登り
- 5,218m
- 下り
- 5,204m
コースタイム
2:56 ゲート
3:30 登山口 3:35
5:30 三伏峠小屋
6:13 烏帽子岳
7:25 小河内岳
9:43 高山裏避難小屋
11:12 森林限界 11:19
12:08 前岳 12:13
13:10 荒川小屋(テント泊)
2日目(10時間6分)
3:59 荒川小屋テント場
5:06 小赤石岳
5:24 赤石岳(避難小屋)5:47
7:05 荒川小屋テント場 8:27
※途中Uターン、テント撤収
9:27 稜線分岐(デポ)9:38
9:43 中岳
9:45 中岳避難小屋
10:26 荒川東岳(悪沢岳)食事 10:50
11:32 中岳避難小屋 11:38
11:44 分岐(ザック回収)11:59
12:03 前岳
12:39 森林限界 12:45
13:36 水場 13:47
14:05 高山裏避難小屋(テント泊)
3日目(6時間58分)
3:33 高山裏避難小屋テント場
3:35 高山裏避難小屋
5:53 小河内岳(避難小屋)食事 6:31
7:28 烏帽子岳 7:36
8:04 三伏峠小屋 8:19
9:48 登山口
10:31 ゲート
天候 | 1日目 晴れのち曇りのち雷雨 2日目 晴れのち曇り 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゲートから少し戻ったところに、第二、第三駐車場もありました。 17日帰りの時点では第二まで車がありましたが、タイミングがいいと、帰る人の後に入ることもできます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三伏峠から小河内岳までの稜線は、崩れた尾根などの危険箇所が多いので注意が必要ですが慎重に歩けば問題はないでしょう。 高山裏避難小屋を過ぎ森林限界から前岳への登り、下りは急な斜面なので、滑らないように気を付けてください。 落ちてくる石にも注意が必要ですが落とさないように気を付けましょう。 稜線に出て前岳山頂の手前に崩れかけた尾根があるので、踏み跡はありますがまっすぐ進まず、標に沿って少し迂回します。近いからと言ってまっすぐ進むと危険です。山頂へ向かって右側(下りの際は山頂からすぐの左側)がかなり崩れていました。 中岳方面からの悪沢岳への登り下りは急斜面なので慎重に。 下山後は看板にあった鹿塩温泉の山塩館に行くが、お盆期間ということで、日帰り入浴はお断りでした。 仕方がないので松川町まで戻り、ネットで探したIC付近にある清流苑へ寄りましたが、浴槽もいくつかあり、レストランや売店なども充実しており、こちらのほうがよかったかも。 中央道松川ICから帰るならおススメです。 |
写真
感想
前から行きたいと思っていた赤石岳、荒川岳へ行ってきました。
私の休みの都合と、息子の予定が合うのが今回の3日間のみ。
自宅から近く、車で登山口まで入れるルートを考え、歩く距離は長くなりますが、以前塩見岳を日帰りした、鳥倉林道からのコースを選択しました。
前夜23:00過ぎに鳥倉林道のゲートに到着しましたが、途中の第二駐車場まで車が止まっていました。
ゲート付近には路上駐車もされており、“ここはダメかー!?”と第二へ引き返そうと思いましたが、良く見ると数台空きがあり、空きスペースに駐車し仮眠。
その後も数台入ってきており、ほぼ満車状態でした。
それから数時間後、爆睡している息子を起こし、3時前には駐車場を出発。
30分ほどアスファルトの林道を歩いたあと、暗闇の中をまずは三伏峠を目指し登っていきます。
登山口から三伏峠までは、1/10毎に案内があるので目安になります。
1日目は荒川小屋までを予定しており、予定より早めの13時過ぎに小屋に到着しましたが、到着直前からポツポツと雨が降ってきました。
手続きを済ませ、テントを張ろうとしたところでさらに雨が強くなってきました。
ここで、すぐにテントを張るか、雨がやむまで待つか悩みましたが、急いで張ることにし、強まる雨の中強引にテント設営。急いでテントの中に滑り込みます。
周りには止むまで待っている方もみえました。
設営後はテントで昼寝をしましたが、大きな雷の音で目が覚めました。
なかなか止まなかった雨も夕方には上がり、小屋泊の方が“雷が小屋の近くに落ちた”と近くで話している声が聞こえてきました。
確かに一発、ものすごく大きな雷があり、光と音がほぼ同時のような感じでした。
山に反響する雷の音は凄かったです。テントの中で息子とビビってました。
翌朝は星空もきれいな4時頃テント場を出発し赤石岳の山頂を目指します。
なんとか稜線に出て日の出を見ることもでき、真っ赤な太陽に感動しました。
赤石岳山頂で景色を楽しんだ後は避難小屋で記念のバッチを購入し下山。今日のもう一つの目的地荒川中岳、荒川東岳(悪沢岳)を目指します。
今日は荒川小屋でもう一泊する予定だったため一旦テント場に戻り、装備を整えて荒川岳ピストンへ向かいます。
小屋を過ぎ登山道を数百メートル進んだところで息子と相談! “今日この道(荒川小屋〜稜線)を往復し明日また登るのはキツイし、赤石を予定より早く往復できたので、予定を変更し高山裏避難小屋まで戻ろうか!?”息子もそのほうがいいということで急遽予定変更!!
急いでテントへ戻り撤収開始。
散らかったテント内を片付け無理やりザックに押し込みます。
重いザックを担いでの稜線までの歩きはキツかった。
途中キツくなり息子とザックを交換(初日出発時点で父23kg、息子15kg)し稜線までたどり着きました。
最近は息子のほうが力も、歩きも早くなっているので助かります。
分岐に大きなザックをデポし、便利な折りたたみザックに必要装備を詰め中岳、東岳に向かいます。
この時点で北岳方面などには雲が出ており、昨日の雷を思い出しました。
東(悪沢)岳の山頂ではラーメンを作ってのんびり!? といきたいところでしたが雨も心配だったので急いで食べ終え下山開始。
再度中岳へ登り返します。
避難小屋でジュースを飲み休憩中、小屋の方から前岳付近の危険箇所を教えていただきました。実は昨日そこを歩いていたのでびっくり!! 帰りはもちろん迂回しました。
前岳から森林限界までの下りは急なため慎重に下山。
森林限界から高山裏避難小屋までもザックを交換し、息子に大きなものを持ってもらいましたm(_ _)m
急いで高山裏避難小屋まで歩きましたが、結局この日は雨も降らずテント場では快適に過ごせました。
翌朝も真っ暗な3時半ごろにはテント場を出発。冬の星座オリオン座もきれいに見えています。
しばらくすると森の中から真っ赤な空が見え隠れします。
太陽が出てくる時は森の中でしたが、山から出てくる時もきれいでした。
小河内岳山頂からは素晴らしい景色が広がっており、しばらくは撮影したり眺めたりしていました。
その後、避難小屋でコーラを買い景色を楽しみながら外で朝食。
実は、ここで荒川岳のバッチが無いか確認したら皆さんに笑われてしまいました。
というのも、いつも息子と山に登ると登った山のバッチを購入しているのですが、登頂後に買っているため、東(悪沢)岳、中岳の登頂後に中岳避難小屋で買おうとしたら販売しておらず、高山裏避難小屋で確認するも販売無し、ダメもとで確認したのですがやはりここにもありませんでした。もちろん三伏小屋にも無し。残念!!
またいつか登ったら買うことにします。
稜線歩きは天気も良く、正面の中央アルプスからその奥の御嶽山の頭、乗鞍、良く行く槍穂や北アルプス北部まで見えています。
富士山も近くきれいに見えていました。
最後に登山口から駐車場まではアスファルトの道路を歩きますが、疲れた足にはかなりキツかったです。
林道に咲く花に集まるチョウなどを撮影しながらのんびり歩き、倍くらいの時間で駐車場に到着しました。
全体的に樹林帯も多くありましたが、稜線歩きは景色も良く、花の多い登山道だったため、写真の枚数がかなり多くなってしまいました。息子には適度な休憩になり良かったようです。
機会があれば違うコースでまた赤石岳へ行こうと思います。
疲れましたが、息子とも楽しい時間を過ごすことができた良い山旅でした。
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