甲斐駒 Aフランケ赤蜘蛛



- GPS
- 37:27
- 距離
- 62.5km
- 登り
- 17,168m
- 下り
- 17,188m
コースタイム
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:43
天候 | 2日とも晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
崩壊している箇所あるものの、すべて修繕されており、安全に登れる。 |
その他周辺情報 | 小淵沢道の駅の延命の湯を使用。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
テントマット
シェラフ
ロープ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
チョーク
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
キャメロット
カム
ナッツキー
アブミ
フィフィ
ギアスリング
ディッセンダー
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
|
感想
梅雨明け直後の晴天を狙って以前から行きたかった赤蜘蛛へ。今回は土日しかないので、日曜は登攀後下山するという長丁場。
土曜日に尾白川の駐車場に車を止め、いつもの黒戸尾根を登るが相変わらず長い。ちんたら登り七丈小屋につく。この日は小屋、テン場共にいっぱいとのこと。私たちはここで水を入れ、八合目の石室を目指す。石室はルートの脇にあり、先客もおらず貸し切りとなった。荷物を整理してなかなか悪いと聞いていたアプローチの下見へ行く
。アプローチはよく人が入っているからか踏み跡はしっかりついており、フィックスロープもついている。しかし道自体はいいものではなく、また草も生えかき分けて進んでいく。途中に岩小屋があり、そこを折り返していくと八丈沢に合流する。この先はわかりやすそうだったので、途中にあった岩小屋に登攀具をデポして戻る。その際に明日スーパー赤蜘蛛に登るパーティーに会う。毎度思うがよくあんなのをフリーで登ろうと思うのか。ただクラックがうまくなったら登ってみたいとは思う。
日曜日は下山もしないといけないので、2時過ぎに起床する。3時過ぎには出発し、昨日偵察したアプローチを下っていく。八丈沢を下り、右岸に入るとここからも急な斜面を下っていく。フィックスをたどり、進んでいき、岩壁を横に進むと、赤蜘蛛の基部に着く。早速登攀の準備して取り付く。
今回のピッチの区切れは中途半端なのでガイドブックに出ているものとは違います。
1P目
様々な記録に2ピン目が遠いと書かれており、どの程度かと思っていた。確かに2ピン目は遠いが、すっかりとアブミに乗り込み足でバランスをとれば問題なく届く距離であった。その後はひたすらのボルトラダーとなる。ある程度上がるとテラスがあり、そのまま左側の凹角を登り、5mほどのところで切る。
2P目
凹角はクラックにハンドを効かせたり、レイバックしたりなどして登っていく。ここも赤蜘蛛の見どころの一つと言われている通り、まっすぐクラックが走り、登りがいのあるピッチである。
3P目
ハングを左側から巻いて右手の薄被りのフェースを登る。あがると草つきとなるので、右上してテラスに着く。
4P目
テラスからは向かって左側の段々に見えるスラブをのぼって行くと右手に今回のメインであるクラックが見える。
5P目
スーパー赤蜘蛛はメインのクラックの右側に取り付き、途中で乗り換えるが、普通の赤蜘蛛は最初からメインのクラック沿いに上がっていく。最初はボルトが設置されているものの、途中からはなくなり10m弱程度はアメリカンエイドとなる。またある程度上るとボルトが出てきて、ビレイ点につく。
目玉のピッチということもあり、高度感やスケール感は素晴らしい。
6P目
クラックの面からボルトをたどり、恐竜カンテを乗り越え、登っていくとテラスに当たる。
7P目
短いが一部人工がある。しかし全体的には木登りちっくなピッチ。
8P目
草付を登っていくと、Aフランケの頭に着く。
登攀終了後は道具を片付け急いで、8合目の石室に戻る。荷物をまとめて石室を出たのが3時。下山できたのは8時となかなかしんどかったが、充実した山行であった。
7月の梅雨明け直後は天気が比較的安定し、また日も長いので、行動時間が長くなる山行にはぴったりの時期であると感じた。
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