展望最高！鳳凰三山〜白鳳峠縦走

2021年08月28日(土) [日帰り]

• GPS: 10:23
• 距離: 17.1km
• 登り: 1,995m
• 下り: 1,845m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:39
• 休憩: 0:43
• 合計: 10:22

4:45 夜叉神峠登山口
5:28 5:29 夜叉神峠
5:33 5:33 夜叉神峠小屋
6:35 6:35 杖立峠
7:08 7:08 火事場跡
7:38 7:38 苺平
7:59 8:00 南御室小屋
8:55 8:55 砂払岳
9:01 9:16 薬師岳小屋
10:01 10:16 鳳凰山
10:36 10:37 鳳凰小屋分岐
11:17 11:22 アカヌケ沢の頭
11:43 11:44 地蔵ヶ岳
11:58 11:58 アカヌケ沢の頭
12:40 12:41 高嶺
13:16 13:16 白鳳峠
14:53 14:56 白鳳峠入口
15:06 15:06 広河原・吊り橋分岐
15:07 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

夜叉神峠駐車場を利用（駐車料金は無料）
鳳凰三山を縦走後、白鳳峠から広河原に下山して乗り合いタクシーにて夜叉神峠に戻りました。（広河原→夜叉神峠の乗車料1,300円）

コース状況／危険箇所等

夜叉神峠から森林限界に出るまでは登り坂は続くが勾配は緩く非常に歩きやすい。

薬師岳〜観音岳〜地蔵岳は基本的に森林限界上を歩くが、一帯は花崗岩の風化地帯なので足元が白っぽくて照り返しがとても眩しいです。一部、アップダウンがきつかったり、岩場を越える箇所がありますが基本的には歩きやすいです。

地蔵岳〜高嶺〜白鳳峠は一気に歩く人の数が減り、ハイマツが登山道に被さったり足元がザレたり段差の大きな岩場が現れたりで、歩きにくい箇所が出てきます。特に高嶺から白鳳峠に向かっての急勾配の下りは滑落注意。

白鳳峠〜広河原は、急勾配の下りが続きます。前半はゴーロ帯、後半は樹林帯。最も勾配がキツイ区間は梯子が連続します。道がやや荒れているという噂もありましたが思っていたより歩きやすかったです。

写真

8/28 4:30

午前4時半、まだ薄暗いうちに夜叉神峠駐車場を出発

8/28 5:16

歩き始めてすぐに夜明けに

8/28 5:16

夜叉神峠に向かってダラダラ登りが続くけど、道は遊歩道のようによく整備されています

8/28 5:26

夜叉神峠

8/28 5:26

峠付近も遊歩道のように歩きやすい

8/28 5:30

夜叉神峠から白根三山を望む

8/28 5:30

休業中の夜叉神小屋

8/28 5:32

夜叉神様にお参り

8/28 6:32

夜叉神峠からちょうど1時間で杖立峠

8/28 6:32

8/28 6:47

南アルプスらしいシラビソと苔の樹林帯

8/28 7:35

杖立峠から1時間で苺平
ここまで順調

8/28 7:50

美しいシラビソの森が続く

8/28 7:50

8/28 7:57

南御室小屋

8/28 7:57

青空が眩しい南御室のテン場

8/28 7:59

南御室小屋の前に咲いていた花
朝露に濡れて綺麗です

8/28 8:00

南御室小屋を出発してすぐの登山道
深く洗堀されている

8/28 8:41

南御室小屋から30分ほどで森林限界を突破しました！

8/28 8:42

大仏のような巨岩がゴロゴロ

8/28 8:43

眩しい白砂の道です

8/28 8:44

富士山見えた(*‘∀‘)

8/28 8:48

砂払岳からの展望

8/28 8:50

白根三山

8/28 8:51

8/28 8:53

赤屋根の薬師岳小屋が見えてきました

8/28 8:58

鳳凰薬師岳小屋

8/28 9:21

砂払岳と薬師岳小屋を振り返る

8/28 9:20

雲の上に頭を出した富士山

8/28 9:24

鳳凰三山その1
薬師岳

8/28 9:26

観音ヶ岳へと続く稜線

8/28 9:26

足元が白すぎて目がチカチカします…

8/28 9:27

白根三山
さっきから何度も撮ってしまう（笑）

8/28 9:27

南アルプスの女王様（仙丈ケ岳）

8/28 9:30

八ヶ岳

8/28 9:31

さあ観音岳へ向かいます

8/28 9:42

稜線を埋め尽くす奇岩

8/28 9:49

とにかく山深い南アルプス南部方面

8/28 9:51

富士山と薬師岳

8/28 9:58

鳳凰三山その2（観音岳）
鳳凰山の最高峰に登頂しました！

8/28 9:57

観音岳から望む富士山

8/28 10:00

観音岳から望む斐駒ヶ岳がとにかくかっこいい！

8/28 10:05

北岳と仙丈ケ岳

8/28 10:08

地蔵岳へ続く稜線

8/28 10:08

地蔵岳のオベリスク

8/28 10:10

では、地蔵岳へ向かいます

8/28 10:21

観音岳と地蔵岳の間は少々アップダウンがあります

8/28 10:33

鞍部はまるで砂漠のよう

8/28 10:37

白根三山の重なり方がさきほどまでどだいぶ違って見えます

8/28 10:39

地蔵岳までもう少し

8/28 10:49

8/28 10:59

足元眩しすぎでしょコレ…(´ω`;)

8/28 11:01

僅かに咲き残っているタカネビランジ

8/28 11:15

赤抜沢ノ頭分岐点

8/28 11:16

赤抜沢ノ頭から間近に見るオベリスク
まさに鳳凰三山のシンボル！

8/28 11:24

地蔵岳にはお地蔵様がたくさん

8/28 11:26

地蔵岳から望むアサヨ峰と甲斐駒

8/28 11:26

雲を纏う甲斐駒ヶ岳

8/28 11:41

観音岳は標高2800m級とは思えないほど見た目が穏やか

8/28 11:46

地蔵岳の標識はどこ？とウロウロ探したらオベリスクからだいぶ離れた場所にありましたw

8/28 11:46

オベリスク、本当にかっこいいですね
（ちなみに見ただけで登ってはいません）

8/28 11:54

さよなら、またね！オベリスク

8/28 11:58

赤抜沢ノ頭まで戻り、高嶺・白鳳峠方面へと進みます

8/28 12:05

岩と砂の道を行きます

8/28 12:06

少し不安定なザレ場
慎重に通過しました

8/28 12:18

八ヶ岳を一望
こうして見ると驚くほど裾野の広い山

8/28 12:29

オベリスクを振り返る
夜叉神峠から地蔵岳までの稜線はたくさんの登山者で賑わっていたけど、地蔵岳から先を歩く人はほとんど居ません

8/28 12:29

だんだんと甲斐駒が近づく
そう、この尾根を歩き続ければ甲斐駒まで行けるんだよね

8/28 12:29

8/28 12:38

高嶺を通過

8/28 12:39

高嶺から望む仙丈ケ岳

8/28 12:40

北岳

8/28 12:40

甲斐駒へと続く早川尾根

8/28 12:40

一昨年の台風で崩れた南アルプススーパー林道
この様子だと広河原から北沢峠まで通行できる日は当分先になりそうです(;´・ω・)

8/28 12:44

高嶺から白鳳等への下りは岩場・ガレ場が連続

8/28 12:50

慎重に下ります

8/28 12:54

ハイマツが登山道を覆って歩きにくい場所も…
明らかに鳳凰三山までの縦走路と整備状況が違います

8/28 12:58

8/28 13:13

白鳳峠
ここから広河原へと下ります

8/28 13:16

北岳を真正面に見ながら広河原に向かって降下していきます

8/28 13:20

一面のゴーロ帯

8/28 13:25

上を振り返っても一面岩だらけです

8/28 13:33

8/28 13:43

白鳳峠から30分ほどで樹林帯に入りました

8/28 13:43

苔生した森を楽しみながら下ります

8/28 13:57

梯子が登場

8/28 14:02

またまた梯子

8/28 14:02

どんどん下ります

8/28 14:28

時々急勾配だったりするけど、道は荒れているというほどでもなく思ったよりは歩きやすかったです

8/28 14:53

白鳳峠から1時間半で林道に出られました

8/28 14:53

最後は広河原まで15分ほど林道歩き

8/28 15:03

林道の路面にも台風の爪痕が感じられる

8/28 15:04

河原も災害復旧工事中
だいぶ荒れちまったなぁ…

8/28 15:05

広河原に到着！
このあと、乗り合いタクシーで夜叉神峠へ戻りました

撮影機器：

EOS 7D Mark II CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） GPS 保険証 携帯 タオル カメラ サングラス 日焼け止め お昼ごはん

感想

kuge

9年ぶりの鳳凰三山…と言いたいところですが、9年前は御座石から地蔵岳・観音岳を周っただけなので、今回は初の鳳凰"三山"縦走となりました。

9年前の山行でも観音岳からの展望に感激した記憶が朧気に残っていますが、今回鳳凰三山をじっくり縦走してみて改めて景観の素晴らしい山だと感じました。
森林限界を超えると富士山、白根三山、仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳、そして鳳凰三山のシンボル的存在のオベリスクなど、山梨県が誇る名峰が次々と視界に飛び込んできます。そして、鳳凰三山独特の白砂と奇岩の稜線を歩くのが凄く楽しいです。

夜叉神峠から鳳凰三山に登る人の多くがピストンを選択するようですが、僕は夜叉神峠までのダラダラとした長い道のりを引き返すことは気が進まず、白鳳峠まで縦走して広河原に下りてみました。これをやると広河原での終バスの時間を気にしながら歩く必要が出てきますが、甲斐駒ヶ岳や北岳を真正面に見ながら高嶺〜白鳳峠の稜線を歩くのもまた楽しくて、やはり片道縦走ルートを選んで正解でした。

それにしても、今日は朝から夕方まで丸一日快晴でした。夏山は安定した晴れの日を狙っているつもりでも午後になるとガスがでることが多いですが、今日の天気は恐ろしく安定していました。おそらく、こんなチャンスはひと夏に何日もないのではないかと思います。