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Yamareco

記録ID: 3519109
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

秋の白馬大池/白馬岳/大雪渓

2021年09月12日(日) 〜 2021年09月14日(火)
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 富山県 長野県
 - 拍手
sshibachan その他1人
GPS
56:00
距離
15.6km
登り
1,313m
下り
1,891m

コースタイム

1日目
山行
3:45
休憩
1:20
合計
5:05
9:35
25
栂池ゴンドラ山麓駅
10:00
10:05
10
栂池山頂駅
10:15
10:45
50
栂池自然園
11:35
11:45
25
銀冷水
12:10
12:20
30
天狗原
12:50
13:00
40
2300m休憩
13:40
13:55
45
白馬乗鞍岳
14:40
白馬大池山荘
2日目
山行
4:37
休憩
1:20
合計
5:57
6:18
57
白馬大池山荘
7:15
7:25
65
船越ノ頭
8:30
8:45
30
小蓮華山
9:15
9:30
35
休憩
10:05
10:15
75
三国境
11:30
12:00
15
白馬岳
12:15
白馬山荘
3日目
山行
4:28
休憩
0:49
合計
5:17
6:28
17
白馬山荘
6:45
30
村営白馬山荘
7:15
7:25
78
葱平
8:43
8:52
18
雪渓トラバース上
9:10
9:35
70
雪渓トラバース下
10:45
10:50
55
白馬尻小屋
11:45
猿倉荘
天候 3日共に晴
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
栂池高原駐車場 500円/日
栂池ゴンドラ 山頂駅片道 2000円/大人
タクシー(猿倉→栂池) 6300円
コース状況/
危険箇所等
秋の気配漂う大雪渓の下りは初めての経験でしたが、融雪が進みやせ細った大雪渓でした。雪渓部分の通過はごく一部のトラバースのみで大半はガレ場の通過が多くかなりの注意力が必要でした。
登り下り易さを考えれば、ガレ場の多い秋道ではなく初夏の雪渓中心のルートをとる方がはるかに楽で安全だと感じました。
その他周辺情報 下山時、白馬尻小屋は休止中で営業停止、休憩場所に最適だったのにガッカリでした。(コロナ後の営業は???)
又、猿倉〜白馬鑓・天狗尾根分岐は工事通行止め(白馬鑓温泉小屋は営業休止中)
栂池ゴンドラ山頂駅から栂池自然園への道
2021年09月12日 10:03撮影 by  iPhone 11, Apple
1
9/12 10:03
栂池ゴンドラ山頂駅から栂池自然園への道
栂池自然園(登山開始地点)からは小蓮華山への稜線が見える。
2021年09月12日 10:41撮影 by  iPhone 11, Apple
9/12 10:41
栂池自然園(登山開始地点)からは小蓮華山への稜線が見える。
銀冷水までの登山道には水芭蕉の馬鹿でかい成長株があちこちに。
2021年09月12日 11:50撮影 by  iPhone 11, Apple
9/12 11:50
銀冷水までの登山道には水芭蕉の馬鹿でかい成長株があちこちに。
樹林帯の道から時折展望が開け、明日向かう尾根が顔を出す。
2021年09月12日 12:00撮影 by  iPhone 11, Apple
9/12 12:00
樹林帯の道から時折展望が開け、明日向かう尾根が顔を出す。
天狗原到着、広い湿原が突然目の前に。
湿原は既に秋の気配が漂っている。
2021年09月12日 12:22撮影 by  iPhone 11, Apple
1
9/12 12:22
天狗原到着、広い湿原が突然目の前に。
湿原は既に秋の気配が漂っている。
天狗原ベンチにて。高齢者弥次喜多道中の二人です。
2021年09月12日 12:18撮影 by  iPhone 11, Apple
4
9/12 12:18
天狗原ベンチにて。高齢者弥次喜多道中の二人です。
湿原の向こうは白馬乗鞍岳。大岩ゴロゴロの急登道が控えます。
登りきると平坦な白馬乗鞍岳が待ってます。
2021年09月12日 12:23撮影 by  iPhone 11, Apple
9/12 12:23
湿原の向こうは白馬乗鞍岳。大岩ゴロゴロの急登道が控えます。
登りきると平坦な白馬乗鞍岳が待ってます。
紅葉したナナカマドの奥に白馬鑓ヶ岳が顔を出していました。
2021年09月12日 12:24撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/12 12:24
紅葉したナナカマドの奥に白馬鑓ヶ岳が顔を出していました。
白馬乗鞍岳への大岩ゴロゴロ道です。
下には天狗原、奥には妙高山方面の連山が見え展望抜群ですが足元は要注意で登らねば、、、
2021年09月12日 12:58撮影 by  iPhone 11, Apple
9/12 12:58
白馬乗鞍岳への大岩ゴロゴロ道です。
下には天狗原、奥には妙高山方面の連山が見え展望抜群ですが足元は要注意で登らねば、、、
平坦な白馬乗鞍岳2436m山頂です。
明日登る尾根道が眼の前に。
2021年09月12日 13:44撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/12 13:44
平坦な白馬乗鞍岳2436m山頂です。
明日登る尾根道が眼の前に。
少し下ると白馬大池が眼の前に広がります。
2021年09月12日 14:01撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/12 14:01
少し下ると白馬大池が眼の前に広がります。
大池の畔に建つ白馬大池山荘。
手前は広大なお花畑が広がります。
2021年09月12日 16:20撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/12 16:20
大池の畔に建つ白馬大池山荘。
手前は広大なお花畑が広がります。
夕陽に映えてチングルマの枯れ穂が存在感を誇示してました。
2021年09月12日 16:25撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/12 16:25
夕陽に映えてチングルマの枯れ穂が存在感を誇示してました。
一方でイワイチョウの枯れ穂も背競べをしているようでした。
2021年09月13日 06:21撮影 by  iPhone 11, Apple
2
9/13 6:21
一方でイワイチョウの枯れ穂も背競べをしているようでした。
二日目、最初に登る優雅な丘が待ってます。
まずは船越の頭2612mへと登ります。
2021年09月13日 06:21撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 6:21
二日目、最初に登る優雅な丘が待ってます。
まずは船越の頭2612mへと登ります。
船越の頭が迫ってきました。
左は鹿島槍ヶ岳です。
朝の雲海も絵になります。
2021年09月13日 07:07撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 7:07
船越の頭が迫ってきました。
左は鹿島槍ヶ岳です。
朝の雲海も絵になります。
船越の頭2612mです。
ノロノロ高齢者二人、結構絵になっていませんか。
2021年09月13日 07:28撮影 by  iPhone 11, Apple
4
9/13 7:28
船越の頭2612mです。
ノロノロ高齢者二人、結構絵になっていませんか。
次は小蓮華山への長〜い尾根稜線が続きます。
天気にも恵まれ、暑くもなく寒くもない快適な歩きです。
2021年09月13日 07:28撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 7:28
次は小蓮華山への長〜い尾根稜線が続きます。
天気にも恵まれ、暑くもなく寒くもない快適な歩きです。
途中の尾根道で真っ赤に紅葉したウラシマツツジに出会えラッキー。 
登ってきた尾根道の窪地に白馬大池がぽっかりと。
その奥に妙高山付近の連山が見えます。
2021年09月13日 08:18撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 8:18
途中の尾根道で真っ赤に紅葉したウラシマツツジに出会えラッキー。 
登ってきた尾根道の窪地に白馬大池がぽっかりと。
その奥に妙高山付近の連山が見えます。
途中、雲海の奥に八ヶ岳が。その右奥(写真では中央部)にうっすらと富士山が見えました。 よく見ないと見えないよ。
2021年09月13日 08:22撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 8:22
途中、雲海の奥に八ヶ岳が。その右奥(写真では中央部)にうっすらと富士山が見えました。 よく見ないと見えないよ。
前方には小蓮華山から白馬岳が控えてます。
2021年09月13日 08:39撮影 by  iPhone 11, Apple
9/13 8:39
前方には小蓮華山から白馬岳が控えてます。
前方右には鉢ヶ岳・雪倉岳・朝日岳が控えてます。
2021年09月13日 08:39撮影 by  iPhone 11, Apple
9/13 8:39
前方右には鉢ヶ岳・雪倉岳・朝日岳が控えてます。
小蓮華山2766mの柱標。
2021年09月13日 08:48撮影 by  iPhone 11, Apple
9/13 8:48
小蓮華山2766mの柱標。
三国境への尾根道、ルンルン気分で歩いてました。
2021年09月13日 08:53撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 8:53
三国境への尾根道、ルンルン気分で歩いてました。
前方信州側は白馬鑓ヶ岳の荒々しい東壁が目立ちます。
2021年09月13日 08:53撮影 by  iPhone 11, Apple
9/13 8:53
前方信州側は白馬鑓ヶ岳の荒々しい東壁が目立ちます。
前方の斜行道を過ぎるともうすぐ三国境の分岐点です。
2021年09月13日 09:49撮影 by  iPhone 11, Apple
9/13 9:49
前方の斜行道を過ぎるともうすぐ三国境の分岐点です。
やっと,三国境の分岐点ですが柱標はくたびれてました。

2021年09月13日 10:05撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 10:05
やっと,三国境の分岐点ですが柱標はくたびれてました。

もうすぐ白馬岳2932m到着、右は旭岳。
2021年09月13日 10:56撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 10:56
もうすぐ白馬岳2932m到着、右は旭岳。
前写真をズームすると剣岳がくっきりと。
2021年09月13日 10:56撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 10:56
前写真をズームすると剣岳がくっきりと。
白馬岳2932m山頂から北方面の展望。
手前鉢ヶ岳2563m・その奥は朝日岳2418m・右に雪倉岳2610mが見え、奥に日本海が見えます。
2021年09月13日 11:26撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 11:26
白馬岳2932m山頂から北方面の展望。
手前鉢ヶ岳2563m・その奥は朝日岳2418m・右に雪倉岳2610mが見え、奥に日本海が見えます。
左に毛勝三山、右手前は旭岳2867m。
2021年09月13日 11:26撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 11:26
左に毛勝三山、右手前は旭岳2867m。
左、剣岳 右、毛勝三山。その中央奥に白山連峰。
2021年09月13日 11:26撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 11:26
左、剣岳 右、毛勝三山。その中央奥に白山連峰。
左ピークから黒部五郎岳・立山・剣岳。
2021年09月13日 11:27撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 11:27
左ピークから黒部五郎岳・立山・剣岳。
眼下に大雪渓からの融水が流れ松川となり白馬町へと流れ下る。
2021年09月13日 11:37撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 11:37
眼下に大雪渓からの融水が流れ松川となり白馬町へと流れ下る。
白馬三山の信州側東壁。右奥のピークは剣岳2999m。
2021年09月13日 11:37撮影 by  iPhone 11, Apple
9/13 11:37
白馬三山の信州側東壁。右奥のピークは剣岳2999m。
今日、歩いてきた尾根を俯瞰する。
2021年09月13日 11:37撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 11:37
今日、歩いてきた尾根を俯瞰する。
白馬山荘からの杓子岳2812mと白馬鑓ヶ岳2903m。
2021年09月13日 12:40撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 12:40
白馬山荘からの杓子岳2812mと白馬鑓ヶ岳2903m。
富山市方面の夕焼け。
2021年09月13日 18:32撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/13 18:32
富山市方面の夕焼け。
3日目早朝。昨夜は5〜7℃に冷え込んだのでは?
白馬山荘と白馬岳山頂にバイバイして下山へと。。
2021年09月14日 06:24撮影 by  iPhone 11, Apple
9/14 6:24
3日目早朝。昨夜は5〜7℃に冷え込んだのでは?
白馬山荘と白馬岳山頂にバイバイして下山へと。。
葱平で一服。
2021年09月14日 07:15撮影 by  iPhone 11, Apple
9/14 7:15
葱平で一服。
杓子岳北壁、荒々しい。
2021年09月14日 07:16撮影 by  iPhone 11, Apple
9/14 7:16
杓子岳北壁、荒々しい。
避難小屋。
2021年09月14日 07:43撮影 by  iPhone 11, Apple
9/14 7:43
避難小屋。
雪渓上部、時期が進みかなり痩せ細っていた。
2021年09月14日 08:13撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/14 8:13
雪渓上部、時期が進みかなり痩せ細っていた。
中間部の雪渓。季節が進み秋道利用となっており左岸のガレ場を下る。
2021年09月14日 08:47撮影 by  iPhone 11, Apple
9/14 8:47
中間部の雪渓。季節が進み秋道利用となっており左岸のガレ場を下る。
中央部は雪渓を斜めトラバースして下るが300mくらいで呆気なく通過してしまった。
2021年09月14日 09:26撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/14 9:26
中央部は雪渓を斜めトラバースして下るが300mくらいで呆気なく通過してしまった。
今度は右岸のガレ場道となるが、結構険しく危険な場所もあった。
2021年09月14日 09:38撮影 by  iPhone 11, Apple
9/14 9:38
今度は右岸のガレ場道となるが、結構険しく危険な場所もあった。
雪渓下降部の開口部。
2021年09月14日 10:07撮影 by  iPhone 11, Apple
1
9/14 10:07
雪渓下降部の開口部。
白馬尻小屋の建屋は解体され一角に保管されていた。
ここからは上流を眺めても雪渓は見えない。
スマホ電波は通じるのでタクシーの電話予約はここから可能。
2021年09月14日 10:49撮影 by  iPhone 11, Apple
9/14 10:49
白馬尻小屋の建屋は解体され一角に保管されていた。
ここからは上流を眺めても雪渓は見えない。
スマホ電波は通じるのでタクシーの電話予約はここから可能。
あとは今回の山行で出会った高山花の一部を紹介します。
タテヤマアザミ
2021年09月12日 10:48撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/12 10:48
あとは今回の山行で出会った高山花の一部を紹介します。
タテヤマアザミ
シロヨメナ
2021年09月12日 10:49撮影 by  iPhone 11, Apple
1
9/12 10:49
シロヨメナ
ゴゼンタチバナ
2021年09月12日 11:00撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/12 11:00
ゴゼンタチバナ
ヤマハハコ
2021年09月12日 13:26撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/12 13:26
ヤマハハコ
ミヤマリンドウ
2021年09月12日 14:35撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/12 14:35
ミヤマリンドウ
ハクサンフウロ
2021年09月14日 07:15撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/14 7:15
ハクサンフウロ
トリカブト
2021年09月14日 07:29撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/14 7:29
トリカブト
ミヤマアキノキリンソウ
2021年09月14日 07:32撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/14 7:32
ミヤマアキノキリンソウ
アキノキリンソウ
2021年09月14日 08:54撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/14 8:54
アキノキリンソウ
ハタザオギキョウ
2021年09月14日 07:34撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/14 7:34
ハタザオギキョウ
ハクサンフウロ
2021年09月14日 07:53撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/14 7:53
ハクサンフウロ
タテヤマアザミ
2021年09月14日 08:40撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/14 8:40
タテヤマアザミ
サラシナショウマ
2021年09月14日 11:23撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/14 11:23
サラシナショウマ
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ ポール

感想

1日目…9月12日(日)
マイカーで自宅を早朝3:50発、仲間のT氏を菩提寺PAでピックアップし一路栂池高原へと向かい9:25着、5時間35分のドライブ。
天気は良好、ゴンドラを利用し山頂駅へと。駅から自然園(登山入口)に移動し腹ごしらえを終え登山開始。
最初は樹林帯の中を黙々と登るが銀冷水の水場付近から時折展望開け白馬乗鞍岳への稜線が美しく覗く。
天狗原では突然視界が開け白馬乗鞍岳をバックに広大な湿原が現れた感じ。付近は既に秋の紅葉が始まっている。
湿原から白馬乗鞍岳へは大岩が積み重なった急登路、今日一番の難路か。登りきると明日のルート、小蓮華山から白馬岳への尾根稜線がどっかりと広がり、西北方向には雪倉岳から朝日岳への雄大な山塊が広がって爽快な気分になる。
少し進むと眼前に白馬大池が展開し、今日のねぐらである赤塗りの山荘が目に映る。

2日目…9月13日(月)
今日も天気は良好、申し分なく心が弾む。
高齢者向きに時間たっぷりのスケジュール。昼には白馬山荘に入る超余裕計画。
高度3000m近くの白馬岳に向かっての尾根歩きは展望抜群で気分は良好。
前方右側は雪倉岳・朝日岳を中心に栂海新道から日本海へと眺めが続く。その先には富山湾の向こうに能登半島が長く延びている。
そして前方左には後立山連峰が連なり、その左には大町市の奥に南アルプスから八ヶ岳連峰、その間にうっすらと富士山まで俯瞰できる。
うしろを振り向くと左から雨飾山・火打山・妙高山・高妻山・戸隠山など贅沢この上なしの展望に大満足。
白馬岳山頂では360度の展望、山頂には山座同定の銅板はあるが長年の人々の擦りで擦り減って読めない。仕方なく時間をかけ周りの登山者とも相談しながら山座同定を楽しむ。
充分堪能して昼には山荘へ。 午後はのんびりと山荘併設のスカイプラザでケーキセットをいただきながら眼下の登山道を行き来する登山者の動向を興味深く観察していた。 こんなノンビリ時間を過ごしたのは長い山旅人生で初めての経験、なんと優雅な時間経験をしたことか。
夜は冷え込んだが大町市や反対の富山市の夜景はを楽しみ、摩天の星空まで堪能できた。
昨夜と同様、コロナ禍で宿泊者は60名くらいか。コロナ対策に苦心の配慮が伺われるが収容人員からみるとごく少人数、空いているのは利用者にはありがたいが、経営している山荘にとってはつらいだろうと複雑な気分も体験する。

3日目…9月14日(火)
今日は大雪渓を下って猿倉への下山のみ。
昨夜の冷え込みで今朝の出発時は少々厚着をするが葱平付近で既に暑くなり夏スタイル近くに戻す。
山荘で聞いてはいたが雪渓は既にかなり退化しており雪渓サイドのガレ道を歩く秋道利用になっている。そのため雪渓歩きは雪渓半ばの300mばかりのトラバースのみ。
大半はサイドのガレ場を歩くのだが足場が悪く結構つらく雪渓歩きの方がはるかに楽だと感じる。
終着点の猿倉荘で聞いた話も8月初めまでの雪渓歩きを選んだ方が楽に歩けますよとアドバイスを得たがその通りだと共感しました。

下山後、猿倉からのバス路線は土日以外既にないのでタクシーを呼び駐車した栂池高原まで移動、車回収後白馬町に立ち寄り「八方の湯」の高アルカリ泉で汗を流し、地元の蕎麦屋で腹ごしらえをして帰路のドライブに入る。 道路工事で多少の渋滞はあったがほぼ6時間かかり午後8時過ぎ無事帰宅できた。

追記
今夏は8月上旬までの酷暑、その後の豪雨続きの異常気象に悩まされ、酷暑による夏バテなのか寄る年波による体力低下なのか判断の付きかねる日々を過ごした。
そのため、今回は不安を抱えての山旅となり無理のない計画とした。
83と82歳の高齢登山者のため、道中で抜かれることはあっても抜くことのないゆっくり弥次喜多山旅となった。
秋空の好天気にも恵まれ、危惧することもなく比較的楽に歩け、また来年も無理しなければ日本アルプスの一画を歩けるのではと変な自信を得た気がする。
さて、来年はどうなるやら。続けられるよう無理せず鍛錬に努めよう⁉

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コメント

写真がとても綺麗に撮れてますね!
紅葉のウラシマツツジのバックに白馬大池、その向こうに曇に浮かぶ妙高連山、なかなかGoodです!
2021/9/17 14:17
himesayuristさん
感想、ありがとうございます。
高齢になると、とにかく荷物は軽く歩行はゆっくり、そして本格カメラはあきらめスマホのみ。
でも結構よく撮れ満足してます。
2021/9/18 8:05
sshibacanさんのヤマレコ拝見させていただきました。
すごいですねー
写真構図、コメント着眼、関心して読ませていただきました。
私と同じショットでもちゃーんと足元のウラシマツツジの紅葉に配慮されていたり、参考になります💨 
お元気なお二人に負けないよう、山歩き、ヤマレコボツボツやっていきますね😊
ありがとうございました。
先ほど、やっとこさ、レコアップいたしました。
また、いつか見てくださいね。
2021/10/3 22:30
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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
白馬岳(猿倉から栂池)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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