秋の白馬大池/白馬岳/大雪渓


- GPS
- 56:00
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,313m
- 下り
- 1,891m
コースタイム
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 5:05
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 5:57
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 5:17
天候 | 3日共に晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
栂池ゴンドラ 山頂駅片道 2000円/大人 タクシー(猿倉→栂池) 6300円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
秋の気配漂う大雪渓の下りは初めての経験でしたが、融雪が進みやせ細った大雪渓でした。雪渓部分の通過はごく一部のトラバースのみで大半はガレ場の通過が多くかなりの注意力が必要でした。 登り下り易さを考えれば、ガレ場の多い秋道ではなく初夏の雪渓中心のルートをとる方がはるかに楽で安全だと感じました。 |
その他周辺情報 | 下山時、白馬尻小屋は休止中で営業停止、休憩場所に最適だったのにガッカリでした。(コロナ後の営業は???) 又、猿倉〜白馬鑓・天狗尾根分岐は工事通行止め(白馬鑓温泉小屋は営業休止中) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
ポール
|
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感想
1日目…9月12日(日)
マイカーで自宅を早朝3:50発、仲間のT氏を菩提寺PAでピックアップし一路栂池高原へと向かい9:25着、5時間35分のドライブ。
天気は良好、ゴンドラを利用し山頂駅へと。駅から自然園(登山入口)に移動し腹ごしらえを終え登山開始。
最初は樹林帯の中を黙々と登るが銀冷水の水場付近から時折展望開け白馬乗鞍岳への稜線が美しく覗く。
天狗原では突然視界が開け白馬乗鞍岳をバックに広大な湿原が現れた感じ。付近は既に秋の紅葉が始まっている。
湿原から白馬乗鞍岳へは大岩が積み重なった急登路、今日一番の難路か。登りきると明日のルート、小蓮華山から白馬岳への尾根稜線がどっかりと広がり、西北方向には雪倉岳から朝日岳への雄大な山塊が広がって爽快な気分になる。
少し進むと眼前に白馬大池が展開し、今日のねぐらである赤塗りの山荘が目に映る。
2日目…9月13日(月)
今日も天気は良好、申し分なく心が弾む。
高齢者向きに時間たっぷりのスケジュール。昼には白馬山荘に入る超余裕計画。
高度3000m近くの白馬岳に向かっての尾根歩きは展望抜群で気分は良好。
前方右側は雪倉岳・朝日岳を中心に栂海新道から日本海へと眺めが続く。その先には富山湾の向こうに能登半島が長く延びている。
そして前方左には後立山連峰が連なり、その左には大町市の奥に南アルプスから八ヶ岳連峰、その間にうっすらと富士山まで俯瞰できる。
うしろを振り向くと左から雨飾山・火打山・妙高山・高妻山・戸隠山など贅沢この上なしの展望に大満足。
白馬岳山頂では360度の展望、山頂には山座同定の銅板はあるが長年の人々の擦りで擦り減って読めない。仕方なく時間をかけ周りの登山者とも相談しながら山座同定を楽しむ。
充分堪能して昼には山荘へ。 午後はのんびりと山荘併設のスカイプラザでケーキセットをいただきながら眼下の登山道を行き来する登山者の動向を興味深く観察していた。 こんなノンビリ時間を過ごしたのは長い山旅人生で初めての経験、なんと優雅な時間経験をしたことか。
夜は冷え込んだが大町市や反対の富山市の夜景はを楽しみ、摩天の星空まで堪能できた。
昨夜と同様、コロナ禍で宿泊者は60名くらいか。コロナ対策に苦心の配慮が伺われるが収容人員からみるとごく少人数、空いているのは利用者にはありがたいが、経営している山荘にとってはつらいだろうと複雑な気分も体験する。
3日目…9月14日(火)
今日は大雪渓を下って猿倉への下山のみ。
昨夜の冷え込みで今朝の出発時は少々厚着をするが葱平付近で既に暑くなり夏スタイル近くに戻す。
山荘で聞いてはいたが雪渓は既にかなり退化しており雪渓サイドのガレ道を歩く秋道利用になっている。そのため雪渓歩きは雪渓半ばの300mばかりのトラバースのみ。
大半はサイドのガレ場を歩くのだが足場が悪く結構つらく雪渓歩きの方がはるかに楽だと感じる。
終着点の猿倉荘で聞いた話も8月初めまでの雪渓歩きを選んだ方が楽に歩けますよとアドバイスを得たがその通りだと共感しました。
下山後、猿倉からのバス路線は土日以外既にないのでタクシーを呼び駐車した栂池高原まで移動、車回収後白馬町に立ち寄り「八方の湯」の高アルカリ泉で汗を流し、地元の蕎麦屋で腹ごしらえをして帰路のドライブに入る。 道路工事で多少の渋滞はあったがほぼ6時間かかり午後8時過ぎ無事帰宅できた。
追記
今夏は8月上旬までの酷暑、その後の豪雨続きの異常気象に悩まされ、酷暑による夏バテなのか寄る年波による体力低下なのか判断の付きかねる日々を過ごした。
そのため、今回は不安を抱えての山旅となり無理のない計画とした。
83と82歳の高齢登山者のため、道中で抜かれることはあっても抜くことのないゆっくり弥次喜多山旅となった。
秋空の好天気にも恵まれ、危惧することもなく比較的楽に歩け、また来年も無理しなければ日本アルプスの一画を歩けるのではと変な自信を得た気がする。
さて、来年はどうなるやら。続けられるよう無理せず鍛錬に努めよう⁉
紅葉のウラシマツツジのバックに白馬大池、その向こうに曇に浮かぶ妙高連山、なかなかGoodです!
感想、ありがとうございます。
高齢になると、とにかく荷物は軽く歩行はゆっくり、そして本格カメラはあきらめスマホのみ。
でも結構よく撮れ満足してます。
すごいですねー
写真構図、コメント着眼、関心して読ませていただきました。
私と同じショットでもちゃーんと足元のウラシマツツジの紅葉に配慮されていたり、参考になります💨
お元気なお二人に負けないよう、山歩き、ヤマレコボツボツやっていきますね😊
ありがとうございました。
先ほど、やっとこさ、レコアップいたしました。
また、いつか見てくださいね。
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