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Yamareco

記録ID: 3522741
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

日高山脈(チロロ川→ヌカビラ岳→北戸蔦別岳→戸蔦別岳→幌尻岳)

2021年09月15日(水) 〜 2021年09月16日(木)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
16:07
距離
27.9km
登り
2,537m
下り
2,551m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:05
休憩
1:08
合計
5:13
10:16
10:16
30
12:02
12:57
45
13:42
13:43
6
13:49
14:01
41
2日目
山行
8:32
休憩
1:57
合計
10:29
5:58
28
6:26
6:26
40
7:06
7:06
62
8:08
8:10
52
9:02
9:24
24
9:48
9:55
61
10:56
11:11
18
11:29
11:31
55
12:26
13:18
23
13:41
13:44
2
13:46
13:46
29
14:15
14:24
62
15:47
15:52
35
16:27
16:27
0
16:27
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
チロロ川二股沢出合登山口
チロロの巨石をナビにセットし、チロロの巨石を通り越してチロロ林道を10kmほど進んだところに登山口駐車場がある。林道起点で入林届を記載。林道はおおむねフラットだがところどころややロッキー。
コース状況/
危険箇所等
二股沢は幾度も渡渉があるが、増水していなければ、ストックを使うことでほぼ靴を濡らさずに攻略可能である。渡渉点はややわかりにくいところもあり、高巻きなのか渡渉なのか、ピンクテープを見極めて進む。下山時、高巻きと間違えた踏み跡もあったので、怪しいと思ったら突き進まずに戻って、対岸にピンクテープが見えないか目を凝らして確認。
新型コロナの影響で額平川コースが使えず、こちらが事実上メインルートになっているためか、ハイマツの枝刈りをしてくださっているようで、思っていたよりは歩きやすかった。ハイマツが少々やっかいだったのは北戸蔦別〜1881峰のみで、そのほかは枝に押し返されずに歩くことができた。
テントを張れそうな場所は、ヌカビラ岳の少し上、北戸蔦別岳のコル、北戸蔦別岳山頂、北戸蔦別岳山頂から1881峰に向かってわずかに下ったところにある。眺望はないが、風を防げ、かつスペースの広いヌカビラ岳上部が一番快適だったろうと思う。
その他周辺情報 沙流川温泉ひだか高原荘で日帰り入浴可(現時点で平日19:30まで。休日は早期終了。連休中などは休止。新型コロナのため人数制限あり。)
トッタの泉より上は紅葉していた
2021年09月15日 13:26撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
9/15 13:26
トッタの泉より上は紅葉していた
日高の山岳展望は劇的な幕開けだ。
ヌカビラ岳に出てはじめて、戸蔦別岳と幌尻岳が目に飛び込んでくる。
2021年09月15日 13:59撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
9/15 13:59
日高の山岳展望は劇的な幕開けだ。
ヌカビラ岳に出てはじめて、戸蔦別岳と幌尻岳が目に飛び込んでくる。
戸蔦別岳の紅葉がきれい
2021年09月15日 14:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
9/15 14:01
戸蔦別岳の紅葉がきれい
北戸蔦別岳登頂!
2021年09月15日 14:47撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
9/15 14:47
北戸蔦別岳登頂!
中腹の紅葉が美しい
2021年09月15日 15:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
9/15 15:02
中腹の紅葉が美しい
幌尻岳の夕焼け
2021年09月15日 17:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/15 17:18
幌尻岳の夕焼け
戸蔦別岳、幌尻岳と星々
2021年09月16日 04:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 4:18
戸蔦別岳、幌尻岳と星々
日が昇る
2021年09月16日 05:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 5:35
日が昇る
朝靄で柔らかい光に照らされる戸蔦別岳、幌尻岳
見るからにハードな道のり
2021年09月16日 05:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 5:36
朝靄で柔らかい光に照らされる戸蔦別岳、幌尻岳
見るからにハードな道のり
ホシガラス登場
2021年09月16日 06:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 6:42
ホシガラス登場
大好物のハイマツの実をつついていたんだね、食事の邪魔してごめん。
2021年09月16日 06:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 6:43
大好物のハイマツの実をつついていたんだね、食事の邪魔してごめん。
北戸蔦別岳の紅葉がきれいだ。
右端の1967峰がひときわ尖って目を引く。
左端の1881峰前後は獣臭のような刺激の強い臭いがした気がする。もしかしてヒグマが最近通ったのか?
2021年09月16日 06:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
9/16 6:57
北戸蔦別岳の紅葉がきれいだ。
右端の1967峰がひときわ尖って目を引く。
左端の1881峰前後は獣臭のような刺激の強い臭いがした気がする。もしかしてヒグマが最近通ったのか?
戸蔦別岳登頂!
2021年09月16日 07:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
9/16 7:02
戸蔦別岳登頂!
七つ沼カールと幌尻岳
カールの紅葉が素晴らしい
2021年09月16日 07:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 7:28
七つ沼カールと幌尻岳
カールの紅葉が素晴らしい
七つ沼を眼下に進む
2021年09月16日 07:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 7:28
七つ沼を眼下に進む
シマリス発見
岩の隙間なら安全だよね(^^)
2021年09月16日 07:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 7:32
シマリス発見
岩の隙間なら安全だよね(^^)
お?
2021年09月16日 07:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 7:32
お?
出てきてくれた!
しばらくあたりをちょろちょろした後、登山道を横切って逃げて行った。
2021年09月16日 07:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 7:32
出てきてくれた!
しばらくあたりをちょろちょろした後、登山道を横切って逃げて行った。
七つ沼カールの紅葉、本当に綺麗だ
2021年09月16日 07:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 7:42
七つ沼カールの紅葉、本当に綺麗だ
戸蔦別岳が赤い
2021年09月16日 07:47撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 7:47
戸蔦別岳が赤い
幌尻岳の肩手前から、七つ沼カールと戸蔦別岳を振り返って
なんと美しいのでしょう
2021年09月16日 08:08撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 8:08
幌尻岳の肩手前から、七つ沼カールと戸蔦別岳を振り返って
なんと美しいのでしょう
幌尻岳を目指して
見えているのは2010ニセピークだから勘違いしてがっかりしないよう自分に言い聞かせる
2021年09月16日 08:17撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 8:17
幌尻岳を目指して
見えているのは2010ニセピークだから勘違いしてがっかりしないよう自分に言い聞かせる
色づく稜線
2021年09月16日 08:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 8:19
色づく稜線
ニセピークに立って初めて真のピークが見える
2021年09月16日 08:33撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 8:33
ニセピークに立って初めて真のピークが見える
幌尻岳登頂!
2021年09月16日 08:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 8:45
幌尻岳登頂!
縦走路を振り返る
左端が北戸蔦別岳。はるばる来たものだ。
2021年09月16日 08:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 8:46
縦走路を振り返る
左端が北戸蔦別岳。はるばる来たものだ。
新冠コース、額平川コース側にわずかに下ってピークを見る
遥かなる頂だ
2021年09月16日 09:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 9:18
新冠コース、額平川コース側にわずかに下ってピークを見る
遥かなる頂だ
幌尻湖を眼下に望む
幌尻岳新冠陽希コースに名を刻んだ田中陽希さんは、60km以上の林道を歩いた末にここまで登ってきたのか。
現在、新冠林道は崩落のため途中で車は通れなくなっているため、陽希さんのみならず誰でも新冠ポロシリ山荘まで54km以上の林道歩きを強いられる。ヒグマが出没する林道をその距離歩くのは尋常ではない。
2021年09月16日 09:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 9:18
幌尻湖を眼下に望む
幌尻岳新冠陽希コースに名を刻んだ田中陽希さんは、60km以上の林道を歩いた末にここまで登ってきたのか。
現在、新冠林道は崩落のため途中で車は通れなくなっているため、陽希さんのみならず誰でも新冠ポロシリ山荘まで54km以上の林道歩きを強いられる。ヒグマが出没する林道をその距離歩くのは尋常ではない。
眼下に東カールの紅葉
2021年09月16日 09:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
9/16 9:24
眼下に東カールの紅葉
北カールの紅葉を眼下に下山開始
2021年09月16日 09:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 9:31
北カールの紅葉を眼下に下山開始
チングルマと紅葉
2021年09月16日 09:47撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 9:47
チングルマと紅葉
北カールも美しい
2021年09月16日 09:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 9:52
北カールも美しい
再び幌尻岳の肩
日の高くなった戸蔦別岳と七つ沼カールも美しい
2021年09月16日 09:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 9:58
再び幌尻岳の肩
日の高くなった戸蔦別岳と七つ沼カールも美しい
七つ沼カール、ジオラマのよう
2021年09月16日 10:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 10:12
七つ沼カール、ジオラマのよう
戸蔦別岳の山肌の色づきとカールが映える
2021年09月16日 10:15撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 10:15
戸蔦別岳の山肌の色づきとカールが映える
ナナカマドと戸蔦別岳、七つ沼カール
2021年09月16日 10:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 10:21
ナナカマドと戸蔦別岳、七つ沼カール
美しいので何度も七つ沼カールを撮ってしまう
2021年09月16日 10:29撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 10:29
美しいので何度も七つ沼カールを撮ってしまう
紅葉×紅葉
2021年09月16日 10:44撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 10:44
紅葉×紅葉
戸蔦別岳に戻って
こちらの稜線もすごいことになっている
2021年09月16日 11:08撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 11:08
戸蔦別岳に戻って
こちらの稜線もすごいことになっている
北戸蔦別岳に戻って
戸蔦別カールの紅葉も素晴らしい
2021年09月16日 12:07撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 12:07
北戸蔦別岳に戻って
戸蔦別カールの紅葉も素晴らしい
紅葉の中を下る
2021年09月16日 14:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
9/16 14:09
紅葉の中を下る
二の沢出合に戻って
沢が滝のように流れて美しい
2021年09月16日 14:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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9/16 14:56
二の沢出合に戻って
沢が滝のように流れて美しい
おまけ
チロロの巨石
裏にまわると梯子がかけられていて登ることができる
2021年09月16日 17:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
9/16 17:48
おまけ
チロロの巨石
裏にまわると梯子がかけられていて登ることができる

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え 予備靴ひも サンダル ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ 携帯トイレ

感想

百名山最難関の呼び声も高い幌尻岳。加えて昨年からは、新型コロナの影響で額平川コースのシャトルバス、幌尻山荘ともに営業していないため、チロロ川コースが事実上メインルートとなり、さらに難易度が上がっている感がある。額平川のような深い渡渉はない代わりに、北戸蔦別岳から幌尻岳までアップダウンの激しいロングルートでコースタイムが長い。おまけに山荘はなく、普通は野営することになる。日帰りで登る人もいたが、相当の健脚者で、早朝暗い時間からヘッデンで登らないと幌尻岳到達は不可能だろう。スライドした方の中には、北戸蔦別岳で下山の判断をされた方もいた。また、今の時期は深夜早朝氷点下まで冷え込み、テントが凍るレベルなので、寒さ対策を万全にする必要がある。
色々困難な点はあるが、七つ沼カールをはじめ紅葉の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあり、縦走路はどこを見ても美しく、本当に良い山行だった。新型コロナが落ち着いて額平川コースが復活したら、今度は北カールの壁上を歩いてまた登ってみたいと思う。

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