記録ID: 353057
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無雪期ピークハント／縦走
剱・立山
猫又山 〜大猫山経由でブナクラ谷へ〜
2013年10月04日(金) [日帰り]
kennken
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,685m
- 下り
- 1,675m
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標高グラフを拡大コースタイム
【コースタイム】
05：30 白萩川林道ゲート
手前駐車地 05：50
06：10 ブナクラ取水堰堤
07：20 1400mピーク
08：25 大猫平
09：00 東芦見尾根分岐部
09：30 大猫山
09：45 2055.5m三角点
10：45 ブナクラ峠分岐部
11：00 猫又山 12：00
12：10 ブナクラ峠分岐部
13：30 ブナクラ峠
14：20 戸倉谷出合
14：40 岩屋
（渡渉箇所3箇所、沢と登山道が混合している箇所も）
15：10 仁王杉
15：25 大ブナクラ谷出合
15：40 ブナクラ取水堰堤
16：00 白萩川林道ゲート
手前駐車地
【登り時間：05：10】
【昼食時間：01：00】
【下り時間：04：00】
※10分以下の休憩時間含まない
【総行動時間：10：10】
05：30 白萩川林道ゲート
手前駐車地 05：50
06：10 ブナクラ取水堰堤
07：20 1400mピーク
08：25 大猫平
09：00 東芦見尾根分岐部
09：30 大猫山
09：45 2055.5m三角点
10：45 ブナクラ峠分岐部
11：00 猫又山 12：00
12：10 ブナクラ峠分岐部
13：30 ブナクラ峠
14：20 戸倉谷出合
14：40 岩屋
（渡渉箇所3箇所、沢と登山道が混合している箇所も）
15：10 仁王杉
15：25 大ブナクラ谷出合
15：40 ブナクラ取水堰堤
16：00 白萩川林道ゲート
手前駐車地
【登り時間：05：10】
【昼食時間：01：00】
【下り時間：04：00】
※10分以下の休憩時間含まない
【総行動時間：10：10】
| 天候 | 【富山県東部（富山）の当日天気】 天 気：晴れ 最高気温：22.9℃ 最低気温：13.2℃ 露点温度：12.8℃ 湿 度：54％ 風 向：北北東 風 速：4m/s 現地気圧：1018.2hPa 海面気圧：1020.2hPa 降 水 量：0.0mm 積 雪 深：--- 日 の 出：5:48 日の入り：17:31 【当日気候】 高い空には雲あるものの、峰々には雲がかからず少し 霞のかかったような状態も展望は抜群。 東芦見尾根稜線に出たときから下山する時まで風もなく まったく寒くなかった。富山の今年の秋は温かく感じ朝晩の寒暖差が少ない。 ブラクナ谷を下っている時から谷にガスは発生。 総じて終日いい天気に恵まれました。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
《住処：04：10〜北陸自動車道〜登山口：05：30》 【アクセス】 県道333号 伊折馬場島線を行きます 【駐車場】 ・剱青少年旅行村に駐車もできます。 ・白萩川林道ゲート手前に工事車両の邪魔にならないように駐車。 駐車スペースもあり10〜15台は駐車できるかも |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 なし 【トイレ】 馬場島荘 馬場島キャンプ地 http://www.town.kamiichi.toyama.jp/hp/kanko_turugi/babajimasou.htm 【登山道】 ●駐車地〜ブナクラ取水堰堤 白萩川林道ゲート手前からブナクラ取水堰堤広場まで20分ほど、白萩川を橋で2回渡ると広場に着 きます。登山口はブナクラ取水堰堤手前の左側に大石に矢印のペンキ印が2箇所ある藪が大猫山登山 口です2013年10月4日時点でのブナラク谷復旧治山工事にと伴うモノレール発着口近くに登山口ある。 ※下記にも書きますが、現在、ブナクラ取水堰堤はブナラク谷復旧治山工事でまさに工事現場と化し ブナクラ谷から峠を目指す時や峠から下山してくる時注意が必要です ●ブナクラ取水堰堤〜大猫平〜大猫山 登り始めから急登。多くの固定ロープや補助ロープを利用して高度を稼いできます。途中、立派な 巨木の立山杉を通り抜けていく。1300m付近から奥大日岳が背に見えてきます。1400m ピーク付近で少し視界が開けて剱岳が見えてきます。1550m小ピークを越えると衝立ちの一枚大岩を 右手に回り込むように越えて標高1800m付近からヤセ尾根に出ます。傾斜が緩むと突然目の前に平原 大猫平に着きます。こんな山中に別天地の平原。大小多くの池塘と色づき始めた木々のコントラスに 感嘆の声を上げちゃいました。書物によると大小8個の池塘があるとあります。 大猫平からはひと登りで東芦見尾に根登り切って左手には標高2056m地点に三角点ありますが、刈 り込まれた藪の中にまります。この左手には登らず右手の稜線へ。大猫山山頂は明瞭なピークではく 尾根の通過路の一部なので見落しやすいです。 ※総じて：大猫平まではアスレチック登山ですね。木根の剥き出しに朝露で濡れた登山道は、最近 メジャーな北アルプスの峰々の整備が行き届いた道しか歩いていなかった僕に活を入れてくれる。 整備されてるとはいえ、笹や灌木を押し分けて根っ子に足を取られないように登るスタイルが地元 登山だなって実感。一本道で目印布・赤布が適所にあるので助かります とにかく大猫平が印象的。池塘と草原が美しく、もちろんの展望もよし。 ●大猫山〜猫又山 北側に猫又山・釜谷山を眺め、南側に剱岳の大展望を眺めながら歩く楽しさ。尾根上で傾斜も緩い ですが大展望に目を奪われて足は遅くなります。大小のアップダウンを繰り返し高度稼いで行き、標 高2300m付近で大岩を抜くと広々とした草原に出ます。岩のペンキ印に従いブラクナ峠からの登山道 と合流し山頂へ、猫又山山頂部東面のカール様の草原を歩くと山頂直下に池塘があり、その池塘を左 側に登りハイマツ帯を抜けると猫又山山頂に着きます。山頂には石仏が安置されています。山頂部は 東側にしかないので池塘近くの平地で毛勝二山・後立山連峰・剱岳を眺めながら昼食としました。 ※総じて：大猫山から猫又山への縦走路は2007年秋に一般に開放されたばかりで踏跡も少なく判然と しない箇所もあるので注意が必要ですが、まだ自然のままと言った感じで人の手が入った気配を感 じず無垢な尾根を歩く楽しが詰まっていました。でもしっかり、目印布が適所にありますし、ペ ンキ印もあります。もちろん特上の展望でした。 ●猫又山〜ブラクナ峠〜大ブナラク谷出合 大猫山縦走路分岐部まで快適に下り、カール様の岩のゴロゴロ地帯を下ると灌木と笹のヤセ尾根 細尾根を一気に下っていく、補助ロープ箇所が2か所（2か所共に長い距離の補助ロープ）あり、 岩峰の間の岩溝状を下るとブナラク峠に着きます。峠にも石仏あります。 峠より最初に大岩・岩塊の堆積地を下り灌木帯に入り下っていくと戸倉谷出合で着く、10月初め で水量も少なく苦も無く渡渉できた。岩屋についてそこから仁王杉まで、小沢を渡る箇所があった り登山道と小沢は混合し箇所があり浅瀬沢を歩くことになるが、どこも水量少なく危険は感じない 下りでは見落し易いが登山道の脇で草に隠れ気味に『仁王杉』の看板があり振り返ると、まことに 見事な巨木の立山杉が現われます。立山杉の巨木を過ぎ急斜を下りそこからしばらく歩くと大ブナ クラ谷出合。 ※水量の多い時期ではなかったので、危険度は低いですが降雨後は気を付けるべきでしょうね。 目印布や赤テープに赤ペンキ印が適所にあり助かります。 ●大ブナラク谷出合〜ブナクラ取水堰堤 ブナラク谷復旧治山工事に伴い白萩川左岸（北側）の堰堤方面に下ることができません。下った としても、2013年10月4日時点では工事現場の真っただ中で堰堤広場まで歩ける状況かは不明です その代わりと言うべきか、大ブナラク谷出合からしばらく歩き堰堤方面に行かず東芦見尾根斜面 ・大ブナラク谷斜面に工事用でしょうか、道が切り開かれており白と赤とのシマの当木にそって 斜面を進むと工事現場の斜面上部に出て堰堤広場に出ることができます。 ※2013年10月4日時点で、大ブナラク谷出合から登山道を示す、目印やピンクテープの他に工事用 の赤ペンキ,ピンクテープが多数ありルートロスし易いのでは慎重にルーファイする必要あります ブナクラ峠で出会った赤谷山ピストンの登山者さんは朝に工事現場の為に道に迷って大変だった と言っておられました。 【大猫山（おおねこやま：2070m）について】 猫又山(毛勝山三山）を取り巻く山の一つ。猫又山から真西に延びる東芦見尾根上の、猫又山 から2�卉賄世忙劃困�ある。ピークと言うよりは尾根の一部、富山市あたりから毛勝方面を仰い だとき、猫又山の右手前にある山です。早月川のブラクナ谷に支流。大ブラクナ谷が山頂付近 に突き上げていることからブラクナ山とも呼ばれています。 大猫山は一般的登山道がなく、積雪期に大ブラクナ谷を詰めるか東芦見尾根を登るのが一部 の人に知られていたに過ぎなかったのですが2000年秋に地元有志によって馬場島から大猫山に 登山道が付き私のようなものでも登れるようになりました。 【猫又山（ねこまたやま：2378m）について】 立山連峰の北部、毛勝三山中の1峰。一番南側に位置する。三山の中では一番低く、山容も おだやか。山頂を通って南北に走る主脈によって南側は赤谷山に連なり、北へ釜谷山、毛勝山 に並ぶ。この山稜が黒部川と片貝山は魚津市に属する。また当山山頂から西へ東芦見尾根が延 び、これが片貝川と早月川の分水嶺をなす。早月川の流域は上市町に属する。山体を取り巻く たにをもっと細かく言えば、黒部側（東面）は小黒部谷の1源流、中ノ谷及び折尾谷の流域に なり、片貝川側（西面）は南又谷上流の猫又谷、早月川側（南側）はブラクナ谷支流の戸倉谷 が突上げる。 古名をブラクナ岳といい、船倉ヶ岳、船峅ヶ嶽、掬倉ヶ岳などと表記されていた。当山の南 側、赤谷山との鞍部がブラクナ峠、そこへつき上げる早月川側の支流がブラクナ谷、古名は現 在これらの地名に名残をとどめている。 猫又山の名は西側の猫又谷（片貝川南又谷）から。人を襲う怪猫が猫又。尻尾が二又に裂け ていることからの名とか。片貝の奥山に人を襲う猫が住んでいて恐れられていたが、その猫の 出没する谷という意味であろう。あるいはまた、この谷が西股と東股にきっぱりとわかれてい るところから出た名かとも思われる。その分岐は平野部の富山市水橋あたりからもよく確認さ れる。 以前、毛勝三山には無雪期の登山道が開かれておらず、登山は残雪期に残雪をつたって登ら れていました。しかし、1993年、勇士の努力によってブラクナ谷沿いの道がブラクナ峠まで修 復され、1998年には峠を足掛かりに北へ尾根ぞいに猫又山まで登山道が開通した。これによっ て毛勝三山の一角が初めて一般登山者に開放されることになった。 山頂から黒部の谷間を隔てて後立山連峰の眺望が素晴らしい。剱岳の大観もまた圧巻である 大日連山を北側から眺めるのも重厚である。西側はるかに大倉山が三角形の山容を見せ、その 向こうに富山平野と富山湾の広がりを遠望できます。 【立寄り温泉】 つるぎふれあい館アルプスの湯 場 所:富山県中新川郡上市町湯上野8番地 入湯料金:600円 TEL :076-473-9333 FAX :076-473-2388 開館時間:午前10時〜午後9時まで(入館8:30まで) 休 館 日:月曜日・祝日の翌日・12月31日〜翌年1月2日まで http://www.town.kamiichi.toyama.jp/hp/spot/spot07.html |
写真
拍手
常に剱岳や早月尾根や
赤谷尾根を眺めながら
歩ける縦走路が堪らない
赤谷尾根を眺めながら
歩ける縦走路が堪らない
大ブナクラ谷側の斜面を
下って行きます
工事用のピンクテープが
多数の為に迷い易い
下って行きます
工事用のピンクテープが
多数の為に迷い易い
堰堤側は工事中で通れず
大ブナクラ谷側の斜面を
下り、堰堤広場に戻る
大ブナクラ谷側の斜面を
下り、堰堤広場に戻る
感想
もともと、わたしにおいては、
山は高さだけが問題ではない。
いちばん大切なのは、
インコグニチ(未知なるもの)ということ。
梅棹忠夫
季語で「山飾る」
山自らが装いを変え僕らの目を楽しませてくれる季節に
以前からどうしても歩いてみたかった憧れの東芦見尾根へ
ブナクラ取水堰堤広場手前の左手斜面側にある大猫山登山口
朝露で濡れた木の根っ子を注意しながら補助ロープが次ぎ方次に
設置されている評判通りの急登で始まります。
ここ三ヶ月、整備の行き届いたメジャーな北アルプスの峰々を
歩いていた僕に活を入れてくれる急登。全身を使ったアスレチック登山
そして途中で出会う立山杉の巨木に目を奪われながら高度を上げていく
標高1850m付近で傾斜が緩んだかともうと池塘が現われて大猫平。
ちょっと錦繍の盛紅葉には早かったかもしれませんが、初秋に赤く染ま
り始める峰々に、まばらながらも紅葉が美しい平原に水を湛える池塘
剱岳の展望もさることながら、大猫平そのものの美しさは目を見張る
ものがあります。
憧れの稜線へ
大猫平からひと登りで東芦見尾根。ここから猫又山までの稜線
少なからず一般登山道は必ず人の手が入り整備されています。もちろん
大猫山から猫又山までの縦走路も人の手が入っていると思いますが、
その佇まいその雰囲気。稜線周囲の池塘や風衝草原が自然のままの
趣で人の手が入った気配を感じない。そんな無垢な尾根を歩く楽しさ
そして南側に北方稜線の剱岳、北側に毛勝三山の釜谷山、そして進む
前方北西側に目的の猫又山。この秀麗な大展望に足取りも軽やかになる
そして縦走路終盤で一気に視界が広がり、カール状の猫又山山頂直下
の斜面へ、池塘の横のハイマツ帯を抜けると岩場の猫又山山頂です。
山頂からは西側に登ってきた東芦見尾根と猫又谷の奥に大倉山、北に
ピラミダルな山容に映る釜谷山から毛勝山南峰に続く秀逸な景観。
しかし、東側はハイマツ帯なのでちょっと降りてカール状の斜面へ降り
東側に黒部峡谷に向こうに日本海から続く朝日岳を経て岩小屋沢岳まで
面々と連なる後立山連峰。そして南側に北方稜から圧倒的存在感の剱岳
見ていて飽きない景観が僕の前に。大観を眺めながら昼食。
至極のひと時、清水岳付近から雲が上がってくるのを確認、12:00に下山
ちょっと紅葉には早かったかもしれませんが、憧れの稜線
無垢な稜線歩きと傑出した大展望、初秋に赤く染まる山行
ありがとうございました
大猫山・猫又山さん
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さん
一度行きたいコースです。
紅葉もきれいですね。
でも・・・岩を登ります＾＾
おはようございます。
おおねこ、こねこではないんですね。
ねこねこでかわいいじゃん。名前でいつか行ってみたいなんて思っていました。
こねこどころか、尻尾が二つに分かれた？人を襲うネコ。。。出てきたらコワ。イメージが壊れてしまいました。
でも、写真を見ていて。
いいですね〜
アスレチックに、池に、展望！
大猫までだけもいいんじゃないかと思いきや
猫又までの稜線歩きも。素敵だわ。
行ってみたいけど、きつそうですね。
朝5時半で4時戻り。私だったら。。。。。
反対周りなら？でも、アスレチックの後の眺めが楽しみですよね。。。
riekoさん
おはようございます
錦秋には早かったですが
大満足の景観でした。
僕の想像を超えてくる素晴らしいお山です
僕も岩登りに興味津々です
usavichさん
おはようございます
猫はネコでも可愛らしい子猫系じゃないみたいです♪
でも、大猫・猫又は美しい山域でした。
一気にⅯy favorite Mountain上位です
本当に大猫平まででも訪れる価値ありです
多くの方が大猫山への最初の急登を避けて
ブナクラ谷経由で反時計回りで猫又・大猫縦走されますが
大猫平経由時計回りでの縦走は早い段階から
大展望が得られるので醍醐味ですね
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