丹沢・塔ノ岳〜水無川中流から水無川本谷へ継続しつつ心の洗濯を〜

2021年09月20日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.2km
• 登り: 1,396m
• 下り: 1,396m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:32
• 休憩: 1:05
• 合計: 8:37

7:23 大倉バス停
8:00 8:15 倉見山荘（前大沢出合・入渓点）
9:17 9:17 作治小屋
9:20 9:20 戸沢出合駐車場
9:44 9:44 源次郎沢出合い
10:10 10:10 本谷Ｆ１
11:00 11:00 本谷Ｆ５
11:50 12:05 本谷Ｆ８
12:40 12:40 本谷Ｆ９
13:30 14:00 塔ノ岳
14:20 14:20 花立山荘
15:00 15:05 駒止茶屋
16:00 大倉バス停

天候

快晴！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大倉バス停近くの駐車場は、県営はAM8:00からの営業なのでパス、近くのコインパーキングは朝早くから満車でしたが、別の私営駐車場が1回500円というリーズナブルな価格でした。

コース状況／危険箇所等

沢では、残置ロープ、錆びた鎖が多々ありますので、その強度を信じられるか否かで難度が大きく変わります。（使用する場合は自己責任で。）
堰堤や滝の巻き道ではヒルが多数いるので、ヒルチェックはこまめにすることが肝要です。

その他周辺情報

コロナ禍につき、最小限の買い物、トイレ以外は立寄らず

写真

9/20 7:23

大倉バス停ロータリーには早くも多くの登山者が

9/20 7:24

抜けるような青空の下、秦野戸川公園の吊り橋を渡る

9/20 8:01

倉見山荘付近に下る林道を降りた河原にはキャンパーがいました

9/20 8:16

沢装備を身に着け水無川中流部から入渓

9/20 8:21

ほどなく沢らしい雰囲気に

9/20 8:26

両岸も立ってきました

9/20 8:31

堰堤が2連続で現れると、左手から高巻き
早速ヒル2匹に食いつかれます

9/20 8:35

陽が差すと沢と心は浮き立ちます

9/20 8:40

ゴーロ帯ですが小滝もあって楽しい

9/20 8:46

小さな函に煌く陽光

9/20 8:47

差し込む木漏れ日が美しい

9/20 8:58

はじける水しぶき

9/20 9:05

変化を付けながら流下します

9/20 9:09

深い釜もあり

9/20 9:19

10m以上あろうかという大堰堤は、ゴミが散らばる右手斜面を登って作治小屋の裏に出て戸川林道を辿り堰堤上の河原に出る

9/20 9:20

戸川キャンプ場は盛況ですが、先を急がねば

9/20 9:24

水無川に架かる橋の下を潜る手前、樋状の滝と釜が何気に美しい

9/20 9:44

左手に源次郎沢を分ける堰堤の間の小尾根から本谷の堰堤上に降り立つ

9/20 9:52

10mくらいの大きな堰堤は、左手の残置ロープのアブミから越える

9/20 10:10

さあ、ここから本格的に本谷です！
お待ちかねのF1

9/20 10:11

台風通過後で水量多めかな？
右岸の鎖を辿る

9/20 10:15

F2で4人組先行パーティー発見
右岸の鎖沿いに滝上に抜ける

9/20 10:20

左右に大岩のある滝は右手大岩の下をトラバース

9/20 10:34

奥にF3が見える手前の小滝と釜が美しい

9/20 10:40

F3は右壁から登ってトラバース気味に落口へ

9/20 10:50

連瀑となっているF4

9/20 11:00

F5は左岸から鎖を辿って高巻き気味に

9/20 11:12

木ノ又大日沢との出合い
水流の多い左手の本谷へ

9/20 11:15

F6は一瞬、どこから登ろうかと思うが、右手大岩の右方ルンゼの上部に覗く残置スリングを掴んで強引に乗っ越す（A0）

9/20 11:21

その後も小滝が続き

9/20 11:25

楽しいひととき

9/20 11:27

落っこちそうな岩が圧し掛かるF7
右から登るが、岩がボロボロ

9/20 11:31

連瀑帯を気持ちよく越えていく

9/20 11:50

谷は開けて豪快に水を落とすF8登場！

9/20 12:05

滝を望みながら一服したら右手のボロボロのルンゼから高巻く

9/20 12:13

途中からFIXロープが導いてくれる
鮮やかな小花に心癒される

9/20 12:16

キキョウ系の花

9/20 12:30

F8上の水量1:1の出合いは左で
（一度間違えました）

9/20 12:37

直ぐ上の2俣を右に
上方にF9が見える

9/20 12:39

緑のトンネルから水を落とすF9も右手から高巻く

9/20 12:58

少し登って金属ネットに包まれた岩の残骸（堰堤跡らしい）が散在する辺りから相模湾を見渡し、左手の小尾根に取りつく

9/20 13:16

木々の間を抜ける踏み跡を辿っていると、突然シカが下方に跳ねていきました（カメラ間に合わず）

9/20 13:19

シカがいるということは・・・
渓流タビ上を高速尺取り運動するヒルが！
シャッタースピードが追い付かない！

9/20 13:20

古枝でヒルを払うも、身を目一杯伸ばして吸い付く先を探す貪欲さ
先週末に400ml献血をしたので、それ以上に献血する気はありません

9/20 13:29

登山道に無事抜けて大山方面を望み

9/20 13:29

人で溢れる塔ノ岳山頂へ

9/20 13:30

10年以上ご無沙汰しておりました

9/20 13:30

こんな風景だったかな？

9/20 13:31

特徴的な日時計も全く記憶なし・・・

9/20 13:56

蛭ヶ岳方面も展望よし

9/20 13:56

もちろん富士山方面も最高です！

9/20 13:58

山頂でゆっくり食事をとり、沢装備をしまったら下山しましょう

9/20 13:59

富士山との別れが名残惜しい

9/20 14:02

大倉尾根って、こんな階段ありましたっけ？

9/20 14:08

蛭ヶ岳も見納め

9/20 14:11

こんな迂回路もできてるし

9/20 14:15

そうそう、こんなザレたイメージですよ

9/20 14:19

花立山荘は何となく覚えている

9/20 14:20

このような丸太で土留めした階段が続くイメージが強い

9/20 14:20

かき氷を食べたいが、先を急ぐ

9/20 14:23

山上はもう秋ですね

9/20 15:26

杉の木立を抜けてひたすら下る

9/20 15:55

舗装路まで降りてきたらあと少し

9/20 16:04

大倉バス停ロータリーに帰着
良く晴れた一日でした！

撮影機器：

Optio W60 ペンタックス

装備

個人装備

無雪期標準装備＋沢登り標準装備 ※8mm×20ｍロープを持参するも使用せず

感想

duster

この夏の天候不順とスケジュールの都合で、毎夏恒例となっていた「心の洗濯」（＝沢登り）ができないまま、秋を迎えようとしていたことにふと気づき、沢の計画を立てることとしました。

近場でもいい所を考えると自宅からほど近い丹沢が頭に浮かび、首都圏在住者の本格的な沢登りの手始めコースとして有名な水無川本谷を残していたことに気づきました。

丹沢の沢は何本も登っているのに、これはいかん！ということで、どうせならウォーター○ォーキングでも評価が高く紹介されていた水無川中流からの継続とすることにします。

台風から変わった温帯低気圧の影響もなくなって快晴の大倉登山口は、朝早くから多くの人々が支度をし、登り始めていることに少し驚きました。

さすが近郊の山の人気は凄い！

しかし、林道を辿って入渓した水無川は、ウソのように誰もいません。（河原でキャンパーは見かけましたが。）

沢シーズン終盤とはいえ、快晴で水温も高いこの季節に、沢の中で出会ったのは途中で追い越した1パーティーのみという状況でしたが、それだけにゆっくりと丹沢随一の美渓を、中流から継続して堪能することができて、大満足の「心の洗濯」となりました。

沢のツメを登って以降、塔ノ岳山頂から下山するまでの間の登山者の多さには驚きましたが。。。

コメント

takahose

抜けるような青空の下、やはり沢は綺麗ですねぇ。
変化に富んだ美しい写真に、私の心も洗濯できました。
ヒルのレポートもありがとうございます。
丹沢ってそんなにヒルがいるんですね…。
血は潤沢にあるでしょうから、多少ヒルにあげてもいいのでは？😁

duster

takahoseさん、おはようございます😃

やはり年に最低一度は沢登りをしないと、心の垢は落ちませんね😅

滝行のような厳しい毎日を過ごしておられるtakahoseさんなら必要ないのでしょうが😁

今回は献血した1週間後だったので、更なる献血は控えましたが、次に丹沢に足を運ぶ際は献身と慈悲の心を持って登拝します😌

mets

やっぱり沢は青空に限りますね。特にF8の風景に惹かれました。まるで私には北関東南アのようなイメージの風景です。もっとも滝近くを巻くのはボロボロで怖そうですけど
dusterのホームにしては今までアップされてなかった山域ですけど、ホームの山域もレコでその良さをもっとアピールしてほしいですね

丹沢は大震災直後のnekobaさんとの大山山行が唯一の私。今後ぜひ通なコースを紹介してくださいね

duster

metsさん、おはようございます😃

丹沢で楽しめる沢といえば筆頭に挙がる水無川本谷ですから、滝横にあるＦ何番というプレートが気にならなければ、文句なく素晴らしいです😳

丹沢に足繁く通っていた頃は、ヤマレコをやって無かったので、これからはレポートを心がけますね😅

この夏はお互い別々に、心の洗濯を済ませましたが、来年はぜひご一緒に！