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Yamareco

記録ID: 35513
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰三山、薬師岳

2009年01月07日(水) [日帰り]
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GPS
07:36
距離
18.0km
登り
1,722m
下り
1,772m

コースタイム

6:45夜叉神峠入り口−7:30夜叉神峠7:38−8:35杖立峠8:45−10:05苺平10:10−10:30南御室小屋10:43−12:00薬師岳12:15−13:00南御室小屋13:10−13:35苺平13:42−14:27杖立峠14:37−15:15夜叉神峠15:20−15:44夜叉神峠入り口
天候 曇、晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年01月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
特に危険な箇所はなく。
とはいえ、南御室小屋も年末年始営業を
終えた時期であるので、緊張はした。
本当は、観音岳まで行けた筈だが、もともと
日帰り予定、寝坊の為、薬師岳まで、残念。


芦安からの林道は年末と同じ感じ。
雪も見えないが、かなり塩化カルシウムがまかれている。
工事車両も入るから、平日は注意だ。
とはいえ、工事車両も端によけてくれる。

夜叉神峠入り口の駐車場は、
年末は20数台の車が停まっていたのみ私を含めて3台のみ。
逆に言えば、この時期でも人が入っているのだ。
現実に下山者合計5名に会った。


杖立峠手前から、ツルツルしたところが現れる。
でも杖立峠までアイゼンは着けず。

杖立峠からアイゼンを着けるべきだろう。
氷の上を歩く自信のない人は。
この杖立峠も少し雪が降ったようで、
辺りが凍っていて、すってんころりん。
だから、アイゼン着ければいいのに、そのまま下った。

とはいえ、凍結部分を越えると地面が露出
していたりして、アイゼンが石をガリッと、、嫌な音。

しばらくして、樹林を抜けるとアイゼンが不要になる。
とはいえ、アイゼンを着けていても良いが、私は外した。
杖立峠から、樹林を抜けるまでは、アイゼンを着けたほうが良い。
そこのところは、下山時もアイゼンを着けた。


苺平手前辺りで最初の下山者3名。
サングラスをしてベテラン風の男性1名、女性2名。


苺平から南御室小屋まで雪が多いがアイゼンなしでも快適に歩けた。
アイゼンを着けると重くて、、。

南御室小屋でも年末に見たテントは1つもない。
当たり前、、、、。

南御室小屋からもアイゼンを装着せずに登った。

ここまで来ると何が何でも稜線には行きたくなる。
とにかくひたすら登るしかない。

今日は、稜線から白峰三山が見えることはわかっている。
楽しみ。

砂払岳の稜線に出る辺りは、
アイゼンを着けた方が滑らずに歩けたろう。
アイゼン着けなかったから、時折、
ずるーと滑ったりして、、、。
氷状態と違い、怖くはないが。
アイゼンの装着はある面、面倒だ。

しばらくして、砂払岳。
この辺りもいい感じだ、、、。


なんか、息が上がる。
いつもより息が上がっている。
やっとの思いで、薬師岳小屋。
入り口は年末の名残で、雪に埋れていない。
苺平であった男性がここで泊まれた意味がわかった。

薬師岳小屋から山頂までわずかだが、トレースが消えている。
でも先が見えているから問題ない。

この最後の登り、とてもとても疲れ、
疲労困憊で登った感じだ。
頭の中では、観音岳まで行きたいと思っていたが、
稜線からの帰りのタイムを12:00としていたことを
家に電話した際、C-chanが思い出させてくれた。
結局、朝寝坊した分、観音岳を逃したことになった。
まあ仕方なし。

12:00薬師岳
もう稜線を出発する時間になっているのに薬師岳。
観音岳は目の前に見えるが、今日はやめよう。

白峰三山、観音岳、仙丈ヶ岳、アサヨ峰、
北アルプス、八ヶ岳、頸城山塊、
関東の山々が雪を戴き、よく見える。
北アルプスなんて、真っ白だ、、、、。
富士山も微笑んでいる(?)

12:15薬師岳発
さて下山だ。
ガスがかかり始めていた。
悪沢岳の方などかなりのガス。



久しぶりの日帰り。
下りも何度か登り返しがある。
まず、薬師岳小屋から砂払岳までのわずかな登り。
南御室小屋から苺平。
杖立峠手前。
夜叉神峠手前。

こんな風に頭に描けるほど、なんともこの山には来ている。

13:00南御室小屋着。
少し休憩。
食糧補給。

カロリーを取らないといけない。

13:10南御室小屋発
年末は一泊して、下山時に13:00に出発しているから、
今日の日帰り、稜線は12:00、
南御室小屋は13:00までには出発すると
決めていたので、ちょうどいい感じ。

下山時もアイゼンを着けずに出発した。

苺平までの登り返しがきつい。

13:35苺平
13:42苺平発
誰にも会わない下山。

焼け跡過ぎ、しばらく進んでから、
樹林帯に入るとつるつるのところがあるので、アイゼン装着。
バリバリと。
杖立峠までアイゼンを装着。

14:27杖立峠
14:37杖立峠発
ここからしばらくもつるつるの箇所があるが、
アイゼンを外しているので、慎重に通過するが、
2度ほど、うっかり氷の上に乗っかり、すってん。
アイゼンを着けてもいいが、地表がむき出しの
ところも多く、石でアイゼンをガリガリこするのも忍びない。

今日は良く転ぶ。

1800mくらいまで下りてくると安心だ。

15:15夜叉神峠
15:20夜叉神峠発

年末の時とほとんどタイムが同じだ。

夜叉神峠からの道は、一部登山道を雪が覆い、
人が踏んでいるから、登りでは気にならなかったが、
意外にツルツルしている。
もっと雪が降った方がむしろ歩き易い。
上部は注意して下った。


15:44夜叉神峠入り口着

今日は疲れた。

何とか、薬師岳まで日帰りできたので、
来年も雪の状況でわからないが、新年登山をしよう。
皇太子も登山されている。
皇太子も登山されている。
焼け跡付近からの白峰三山。
焼け跡付近からの白峰三山。
辻山を見る。
登山道。
年始の南御室小屋。
年始の南御室小屋。
南御室小屋のテン場。年末はにぎわっていた。
南御室小屋のテン場。年末はにぎわっていた。
稜線に出てみる白峰三山。
稜線に出てみる白峰三山。
薬師岳小屋。
薬師岳山頂。
仙丈ケ岳。
南アルプス南部方面
南アルプス南部方面
今日は行けなかった観音岳。
今日は行けなかった観音岳。
砂払岳から薬師岳
砂払岳から薬師岳
南御室小屋から苺平までの登山道
南御室小屋から苺平までの登山道

感想

鳳凰三山は何度も登っている、いわば、ホームグランド。
でも年始には、登ったことがない。
2008年末に年末登山は実施できた。
なら、年始。

新年初登山にどこに登るかはほぼ決めていた。
年末も行った鳳凰山。

今回は、小屋も営業していないから、日帰りとなる。
6:00には、歩き始めなければ、、、。
多忙な日が続き、やっと空いた7日。

でも結局、この日も出発してから、
仕事が入ってしまって、C-chanから仕事のメールが
入ったことを聞いていたので、
ある面落ち着かない山行きになった。

なんか特別疲れた感じがしたのは、登山靴が重いのと、
アイゼンもつけたのと、冬季の平日で人も
少ないだろうと思ったこと、
年始の初めての鳳凰での緊張、
そして何よりも仕事が入ってしまったことへの
なんともいえぬ、落ち着かない気持ちだったろう。

でも年始にも鳳凰に行けたことに満足した。

これからは、人が入るのも少なくなるだろう。

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鳳凰三山 薬師岳・観音岳(夜叉神の森スタート)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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