大弛峠から甲武信ヶ岳へ！

2021年09月23日(木) [日帰り]

• GPS: 09:56
• 距離: 20.1km
• 登り: 1,669m
• 下り: 1,665m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:48
• 休憩: 0:57
• 合計: 9:45

6:42 大弛峠
6:51 6:54 夢の庭園
7:10 7:11 前国師ヶ岳
7:14 7:14 三繋平
7:20 7:20 北奥千丈岳
7:29 7:29 国師ヶ岳
8:33 8:34 国師ノタル
9:05 9:05 東梓
9:42 9:43 両門ノ頭
10:08 10:08 富士見
10:40 10:41 水師
10:50 10:50 2353m地点
11:12 11:57 甲武信ヶ岳
12:14 12:14 2353m地点
12:27 12:27 水師
12:54 12:55 富士見
13:15 13:15 両門ノ頭
13:48 13:48 東梓
14:16 14:17 国師ノタル
15:52 16:01 国師ヶ岳
16:06 16:06 三繋平
16:10 16:11 前国師ヶ岳
16:28 16:28 夢の庭園
16:35 16:36 大弛峠
16:37 ゴール地点

天候

快晴
早朝の大弛峠は気温8〜9℃ 風も冷たく完全に秋山の様相。
日中は風も弱まりかなりの暑さ。
夕方近くなると気温15℃前後　日陰では冷たい風もあり防寒着を一枚羽織りたい位

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大弛峠の駐車場のを利用。
朝6時20分頃で舗装部分の駐車場は満車、川上村側の未舗装部分に縦列駐車した。（先行車44台）
下山すると山梨県側林道部にも路駐されていたのでかなりの混雑だったに違いない。

コース状況／危険箇所等

全区間整備されて通行困難な場所は無し。
倒木が多い場所はある。
迷いやすい肢尾根にはロープが張られている。
幾つものピークを越えて進むので体力を削られる。
特に最低鞍部の国師のタルは国師ヶ岳から400m以上降らさせれるので登り返しが大変

その他周辺情報

秋山温泉　上野原市の日帰り温泉施設。17時以降はナイト料金510円

写真

9/23 6:29

眠すぎて仮眠したり、腹の具合が悪くてSAのトイレに寄ったりしてたら予定より30分ほど遅れたが6時半前に大弛峠に到着。
既に満車、先行車44台。
川上村側の未舗装部分に5台目の縦列駐車で停められた。
下山時には林道部にも路駐の列が出来ていたからかなり混雑した様だ。
こんなに混んでる大弛峠を見るのは久しぶりだなあ
（来週から工事通行止めになるせいかな？）

9/23 6:42

今日目指すのは甲武信ヶ岳！
大弛小屋方面へ進むのは数年ぶりか。
いつも金峰山行っちゃうからね

9/23 6:43

小屋はまだ準備中の札が掛かっていた。
脇を通り抜け先へ。

今気付いたが、正面にある標識、前は駐車場側に立っていたやつだな

9/23 6:50

最初は木の階段からスタート
林道を来る途中の車の温度計は8℃だったが、流石に10℃以下は寒いな

9/23 7:00

登る途中栗鼠や小鳥がお出迎え

9/23 7:00

まだ日が上りきらず暗い中進む
先は長いのに寝不足と腹痛で不安あり

9/23 7:08

階段を登り切ると北奥千丈岳と富士山のツーショット！

9/23 7:10

前国師岳を通過

9/23 7:13

一部紅葉し始めている
秋の気配だなあ

9/23 7:13

三繋平が見えた

9/23 7:14

ここを右に折れ、北奥千丈岳に寄って行く

9/23 7:15

山頂までは5分とかからない距離だ

9/23 7:18

北奥千丈岳到着
風が冷たーい

9/23 7:18

朝日岳、金峰山も快晴だ
最近金峰山に行くといつも天気が悪いんだよなあ
行かない日に限って天気良いとは…

9/23 7:19

南アルプスが一望

9/23 7:19

小川山と瑞牆山の後ろに男山と天狗山、さらに後方に八ヶ岳が

9/23 7:19

八ヶ岳も北から南晴れてるな

9/23 7:19

右側の遠くに浅間山が見える。
今日はホント天気良いなぁ

9/23 7:20

これから進む奥秩父縦走路方面。
彼方に見える山は最終目的地、甲武信ヶ岳か！？

9/23 7:23

三繋平へ戻る

9/23 7:24

さて、次の国師ヶ岳もすぐ近くだった筈だな

9/23 7:27

富士山〜
奥秩父の山は晴れてさえいれば富士山展望ポイントだらけだからな

9/23 7:28

北奥千丈岳…やっぱり地味だな

9/23 7:28

金峰山も五丈岩が無ければ見分ける自信無し

9/23 7:29

国師ヶ岳到着。
先行4人組ハイカーとソロ男性が眺望を楽しんでいた

9/23 7:29

ここからの富士山も良い感じ

9/23 7:29

さて、いよいよ国師ヶ岳より先へ

この先へ行くのは初めて。
イマイチな体調で不安は有るが、コースデータだけで見るなら十分歩ける距離な筈。
行くぞ！

9/23 7:30

これは天狗尾根を降って行った先の道を指すのだろうか…

9/23 7:35

天狗尾根分岐
天狗尾根はあまり自分で歩く気はしないが興味はある。

9/23 7:36

林道まで降りても林道も廃道だよね、確か

9/23 7:38

いかにも奥秩父〜という感じの尾根を進む。
体調に余裕が有れば楽しめるのだが、この時は腹痛と寝不足が気になって気もそぞろだった

9/23 7:47

雲海に澄み切った空！
今日は滅多に無い登山日和だな

9/23 7:48

美しい枝ぶりだ

9/23 7:52

遂に国師のタルへの降りが始まってしまうのか〜
嫌だなあ

9/23 8:09

ずっと一気に降るわけじゃ無いのか。
所々斜度が緩んだり登り返したり。

9/23 8:14

登り返しが地味に嫌。
帰り道の事を考えながら登ってしまうのがピストンの悲しさよ

9/23 8:33

苔と木漏れ日の芸術作品
誰とも会わない静かな山行と思っていたが、国師のタルまではな1人だけすれ違った。

9/23 8:33

国師のタル
降り始めてから40分ほどで到着
なんか言われてる程大変じゃ無いなあ〜
大弛峠から甲武信ヶ岳への道、今まで倦厭していたが余裕かもね😄（フラグ）

9/23 8:45

ここから先、幾つものピークを越えるのだが、これがその第一弾か？

9/23 8:48

名無しのピーク
尾根はここを右に大きく折れて降って行く

9/23 9:01

国師ヶ岳から大分降りてきたな

9/23 9:01

あそこら辺が大弛峠らしい
森林に伸びる線は金峰山への登山道か？

9/23 9:04

登りはそれ程キツく無い
こんな感じなら体調に不安がある今の自分でも大丈夫そうだな

9/23 9:05

最初の名ありピーク、東梓到着

9/23 9:13

ピークを過ぎると一旦斜度が緩やかに

9/23 9:18

日が上がり苔の登山道を明るく照らし始めていた。
ここで身体に異変が…

9/23 9:22

坂を登る中気付いたのだが、いつの間にか身体がかなり熱を持っていた。
額に手を当ててみても風邪は引いた時みたいに熱い。
しかし体は普通に動く不思議。
何だこれ、経験にない症状に困惑する。
まさか新型コロナに感染したとか！？

9/23 9:41

熱を持ったまま進むと石楠花のトンネルに突入

国師のタル手前で1人年配登山者とすれ違って以来1人の登山者にも会わなかったが、東梓を過ぎて暫くして久しぶりに若いソロ男性とすれ違った。

9/23 9:42

両門ノ頭付近の岩場
このピークは山名標識などが見つけられず、ネットで調べてもこの岩場の写真ばかりだった。
下の沢に両門の滝があり、その頭という事らしい

9/23 9:42

眺めはかなり◎

手前のピークが東梓で奥左は国師ヶ岳、奥右が朝日岳。
金峰山の山頂もピョコンと見えている

9/23 9:43

左奥が甲武信ヶ岳で中央が木賊山。
ここからだと木賊山の方が立派に見えるな

9/23 9:47

熱に悩まされながら身体は動くので撤退の決断も出来ず先へ
もし動けなくなったらどうしようなど暗い想像ばかりが頭をよぎる

9/23 9:51

暫くまた平坦な道だが…

9/23 9:57

次なるピークへの登りが来る

9/23 10:06

甲武信ヶ岳に至る　2時間？の文字

馬鹿な、2時間もかからない筈だが…

9/23 10:08

次なるピーク、富士見到着
甲武信ヶ岳までの間で名のあるピークはあと水師を残すのみ

しかし名前に反して富士山は見えないな

9/23 10:15

思った以上に身体が動くな。
3日前に北アルプスを歩いた疲れに寝不足、腹痛に加え熱と最悪のコンディションの筈なんだが…

自分の体が謎すぎる…

9/23 10:23

この区間は奥秩父特有の景色がこれでもかと楽しめるなあ
コメツガに苔、たまに岩場から富士山、時々稜線上の立ち枯れの森

9/23 10:27

また登りが来たぞ

9/23 10:29

コースタイムが長い為、大弛峠に明るいうちに帰り着けるかどうかを常に気にしながら歩いていた。
計画では16時半にゴールだが、それは元気に最後まで歩けたらの話。
最悪18時くらいまでは明るいか…？
場合によっては甲武信ヶ岳山頂は諦めるという手もある（水源分岐で引き返す案）

9/23 10:43

お、木々が切れるぞ
水師の山名標識を見つけられず通り過ぎてしまった。
帰り道に探すかあ

9/23 10:43

またまた岩場へ。
なんか雲出てきてるな。
朝の肌寒さが嘘みたいに暑くなってる

9/23 10:49

うーむ、いつの間にか熱が引いてる…？
発熱では無く坂を登る際の運動量で身体が熱を持っただけなのか…？それにしてはなあ

9/23 10:50

当初の計画では水源分岐へ10時半着、甲武信ヶ岳11時着だったが、あまり遅れず分岐まで到着出来た
（そもそも出発が予定より遅かった）
これは甲武信ヶ岳まで行けそうだな。よし行こう！

9/23 10:57

木賊山

9/23 11:04

最後の登りだと気合いを入れて行く
国師ヶ岳から此方2人しか登山者を見なかったが、甲武信の山頂が近くなり声が響いてくる。
また山頂方面から降りてくる登山者が2組3名居た

9/23 11:08

数年ぶりの甲武信ヶ岳！
岩場っぽいのが山頂付近だけで地味に感じた事を思い出した

9/23 11:09

歩いてきた縦走路が一望だ

9/23 11:10

埼玉県最高峰、三宝山
まだ行った事無いけど。
見える巨岩が三宝岩だな

9/23 11:11

甲武信ヶ岳山頂標識
山頂は結構賑わっていた

9/23 11:11

見える岩場の山（写真中央付近）は五郎山かな

9/23 11:12

空腹がヤバいので飯を食う場所を探す

9/23 11:13

昔甲武信小屋に泊まった時この場所から朝日と富士山を見たのだが、丁度富士山の位置に雲があるなあ

9/23 11:29

五丈岩がくっきり見える

9/23 11:30

おにぎり2個を食した後、20分ほど仮眠し体力の回復を図る。
熱はすっかり引いてるが、一体何だったんだろう

9/23 11:57

山頂まで戻る

9/23 11:58

さて、また同じ道をまた帰らなければ。
帰りもコースタイムが四時半か

9/23 11:58

12時前に下山開始

9/23 12:08

お、富士山も顔を出した
ここ以降大弛峠までは5組ほどの登山者とすれ違う

9/23 12:14

水源分岐、ここから大弛峠まで4時間ばかりかかる。
気合いを入れねば

9/23 12:16

所々色づいた葉が。
1ヶ月経たず紅葉シーズンになりそうだな

9/23 12:20

国師のタルの登り返し以外は帰り道の方が楽…と見ているのだが実際はどうだろう

9/23 12:22

水師手前の露地

9/23 12:23

石楠花のトンネルに突入

9/23 12:24

ちょっと登ると…

9/23 12:26

行きには気づかなかった水師の山名標識が！
甲武信ヶ岳山頂より約30分で到着

9/23 12:36

昼を過ぎ、明るく太陽に照らされた登山道を行く

9/23 12:37

良い感じ

9/23 12:54

富士見到着。
水師から約30分かかった

9/23 12:56

しかし…意外に疲れがきてるな。
急登とかがあるわけではないので明らかなダメージが何処かに来ているという事はないのだが、全体的に疲労が蓄積し始めている様な…

9/23 13:14

両門ノ頭の岩場
富士見から20分ほどで着いた

9/23 13:20

東梓手前の大きく尾根の折れる場所（名無しピーク）

9/23 13:28

甲武信ヶ岳出発から1時間半、段々坂が辛くなってきた

9/23 13:36

景色を楽しむ余裕も失われつつあり、行きに余裕こいていた自分を叱りつけてやりたい気分w

9/23 13:38

色付く葉が美しい

9/23 13:46

まだ紅葉してる葉はほんの一部だ

9/23 13:48

東梓到着。
まだまだ帰り道の中間地点までもたどり着けていないぜ〜

9/23 13:52

見事な苔のガイドライン

9/23 14:02

あまり歩く人多くないだろうに、結構しっかりと整備されてるんだよな
整備してくれている人に感謝感謝だ

9/23 14:14

よーやく国師のタル到着。
もう14時を過ぎてしまった。しかしここまでは大体計画通りに進行中。
疲労が溜まった状態で辿り着いた最低鞍部。
ここから国師ヶ岳まで470mの登り返し&間に３つばかりの小ピークあり。
辛ーい😭

9/23 14:49

ここからが辛い登りの始まり
iPhoneから音楽を流しながら自分を鼓舞し辛さを忘れようとしていたら、降ってくる登山者一名。
ちと恥ずかしかった。
しかしこの時間から甲武信ヶ岳へ向かうのか？
暗くなる前に着けるのかな

9/23 14:59

日が陰ると肌寒くなってきた。冷たい風も吹き始め、一枚上に羽織る

9/23 15:07

倒木越えるのも気合いがいるようになる程疲労していた

9/23 15:11

何度目かの登り。
まだまだ先は長いぜ〜

9/23 15:23

紅葉登山したいなあ

9/23 15:39

幾つものコブを越えたが、やっと登り切ったか…？

9/23 15:39

やった！天狗尾根分岐到着！！
明るい内に戻って来れたか

9/23 15:46

……嘘だろ。まだ登るの？

9/23 15:48

国師ヶ岳が意外に遠い。
富士山方面の雲が取れてまた良く見えるようになってた

9/23 15:49

国師ヶ岳到着！甲武信ヶ岳から3時間50分！
もうダメ！！休むーー！

9/23 15:59

最後のおにぎりを食べながら暫し休憩
ここまで来ればあとはハイキングコースだし気が楽だ

9/23 15:59

カッコ良い形の山あるなと思ってアプリで調べたら乾徳山だった。
どおりでなあ

9/23 16:05

さて、帰るか

9/23 16:09

前国師岳への道。開放感たっぷり

9/23 16:09

金峰山も1日天気よかったみたいだな

9/23 16:10

前国師岳

9/23 16:10

振り返ると北奥千丈岳
朝は気付けなかったがかなり色づき始めてるな

9/23 16:17

この先は木階段の消化試合だ

9/23 16:17

紅葉の向こうに小川山

9/23 16:19

朝日岳と金峰山

9/23 16:24

夢の庭園には今回は寄らず（脚がヤバいので）

9/23 16:28

あ〜
下山後ソフトクリーム食べたいが、もう16時半。
販売終了してるかなあ

9/23 16:34

大弛小屋到着。
準備中の看板が出ていた…無念

9/23 16:35

テン場には5張ほどテントあり

9/23 16:35

ゴール！
6時40分頃から登り始めたから休憩入れて約10時間の山行でした

9/23 16:36

車もだいぶ減ったな。
この後秋川温泉で汗を流して帰路についた

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

kukaminn

登山を始めて一年目の夏に大弛峠から金峰山に登り、初の高峰に感動した自分はすっかり奥秩父のファンとなった。
ネットなどで情報を漁るうち奥秩父主脈縦走という言葉を目にする様になる。
まあテント担いで4泊も5泊もする縦走は当時の自分には（今もだが）考えられず、特に大弛峠と甲武信ヶ岳を繋ぐ稜線は大弛峠まで車で来るとピストンせねばならず、またコミュニティバスなどでは到着時間が遅い…とアクセスに難があり、（歩く事はないだろうな…）といつしか記憶の底に忘れていったのだった。

それから6年が経ち、今年の夏山シーズンではテントを担いで北アルプス裏銀座に3回入る事になり、体力が無い自分としてはなかなか辛い山行を何とかこなせた事でふと思い出した。


もしかして今なら大弛峠から甲武信ヶ岳までピストンできるかな…？


で、やってみたら何とか歩けましたw

しかし…翌日仕事な為確実に日帰りで下山しなければならないところにきて腹痛、寝不足、3日前の北アルプスの疲労が残る身体…とあまり褒められた状態で無かったのに挑んでしまったのは反省すべき所。
コンディションをしっかり整えていればもっと余裕ある山行になっただろう。

しかし天気は快晴で程よく涼しく、最高の登山日和だったのでついつい無茶を通してしまった。
歩いてみて思ったが、やはり奥秩父は良いな。

さすがに今度はちゃんと体調を整えてからにしよう