紅葉の鳳凰三山(青木鉱泉周回)
- GPS
- 14:02
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 2,796m
- 下り
- 2,799m
コースタイム
2日目 7:00鳳凰小屋ー11:05薬師小屋ー3:10青木鉱泉
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
いつも中央道通る時に見える限りずっと見つめてしまう。
オベリスク。
一度その名を知ってからはもう気になって気になって。
調べてみると、う〜ん、なかなかハードな行程ね。
今の私ならそろそろチャレンジもありかと思い、
このシーズン、3000m級は最後かなと思われる紅葉のよき日に行ってきました。
まず、青木鉱泉。20号を曲がるところを間違えて御座石方面に行ってしまい、
だいぶ時間をロス。
駐車場は案の定あふれかえってる。
8時出発は遅いと思ったけど、小屋泊りなので。
いったい何時間登りなのでしょ??
森の中はひんやり寒かったけど、いきなりの急登ですぐに汗だく。
ちらほら黄葉もしていて、なんてったって快晴!!
念願の鳳凰三山ということで、興奮して武者震いしながら、とにかく登る。
もうしょっぱなからすごいのね。この山は。
なんも遠慮ないのね。スゴイ傾斜の連続で。
まず、最初の滝。南精進滝。もうあんまり覚えてない…
次は鳳凰の滝。ここは分岐があり離れているのでみなさんザックはデポしていってる。
途中までしょってたら、置いてった方がいいよと声かけられる。
身軽になったらあら?体のバランスがとれないでちょっとふらつく(汗)
5分ほどで到着。滝壺までは遠いので断念。左右から2本の滝が落ちていてステキでした。写真で伝わらなくて残念。
そして、白糸滝。ここも展望台から遠目に見るだけ。
まだ早かったけど、ここでおにぎり1個チャージ。ちょっと元気出た。
最後の五色滝。ここはちょっとそばに寄れそうなので下りてみる。
いいね〜。と眺めていると、夫が「あ、たぬき?しか?」というので見ると
カモシカじゃーーーん!!
慌てて、シャッターいっぱい押すけど、後から動画で撮ればヨカッターー↴
そんな慌ててるこちらを尻目に悠々と滝の裏側を歩いてきてどんどん近寄ってくる。
やばい!こっち来ちゃったらどうしよう!去った方がいい?
とか思って草かげで見えなくなってから離れました。
あんなに堂々としていると危険な動物じゃないと思ってもちょっとビビりますね。
あ〜いいお土産できたと思って、また登る。
だいぶ紅葉してきて、なんといっても青い空!
やっと緩やかな広いとこに出たと思ったら、見えた!オベリスク!
麓から見るのと形が違う。猫耳のように見える。
紅葉と黄葉と緑葉と青空と白砂とオベリスク!
なんてなんてカラフルな世界!
相当に疲れているけど、テンションあがりまくりでいよいよ小屋に到着。
テラスにも人がたくさん。でも2時着はまだ早い方みたい?
どれだけ混むのか不安…
夕食まで外で紅葉を愛でながらビール♡
夫は寒くなったといって横になってる間に寝てしまった。
夕食は1回目に漏れて、2回目の5時半。
小屋から5分ほどのところで富士山ポイントがあるそうで行ってみた。
素晴らしい!裾までよく晴れ渡って、うっすらピンクな秋の夕暮れ。
もう少し待っていたら赤富士になるという噂も空しく、夕食の時間。
慌てて戻って、夫を起こし、食堂へ。
カレーライスはおかわり自由です。
一番下座だったので何度となく空の皿とカレー皿が頭の上を通過し、お祭り騒ぎ的な忙しない時間でした。
食べ終わって外は真っ暗。星がではじめる。
そのうちだいぶ体が冷えたのでまだ7時前だったけど布団へ。
ゴロゴロできないし、不満もありつつも、消灯も気づかず就寝。
なんとなく目が覚めると22時半。
シュラフとうすい毛布2枚(夫と2人で)で暑くて這い出た。
外は寒いのかな〜?勇気出していってみる。
意外に寒くない。気温は3度だったけど、カレーのおかげか?体の中からぽかぽかしてて、
しばらく星を見て夜の山を満喫。流れ星もたくさん☆
また戻って少し寝る。3時ごろ起きだす人に気づいて、次々出て行く人を布団から見送る。
山頂からのご来光…うらやましい…でも初めての山でヘッデンで登るのはまだ躊躇する。
5時をすぎてもうだいぶ起きてる人多い。トイレ行ってから富士山でも見にいこうと思ったら、
長蛇のトイレ渋滞。これで20分くらい待ったかな?
どんどんまわりが赤く明るくなってきて、今日の天気も抜群だ!
6時に朝食。お茶に茶柱が立っていてちょっとうれしい♡
個性的なスタッフの多い鳳凰小屋。おもしろかったです。
7時にいざ、オベリスクをめざして!
朝からすっきり晴れてすぐに暑くなる。でもたまのそよ風が涼しくて気持ちいい!
白砂のアリ地獄に着く。1歩出しても半歩下がってる。繰り返し。これも楽しんで。
オベリスク。着いたー!
何人も登っているけど、自分はどこまでいけるかな?
ある程度はスイスイ登れるけど、あまり無理せず、肩のあたりで良しとしました。
この日は一面雲海で中央道や町並みは見えなかったのが残念。
でも素晴らしい展望です。
甲斐駒が美しい!それから南へずーっと山並みがすぐ迫っていて、北岳!
どの山もうっすら紅葉で明るい。
観音岳への登り返しは辛かった。そしてどんどん遠ざかるオベリスクもまた美しかった。
何度でも振り返り、そして右手の北岳に見とれる。
ホントにこの日はほぼ無風できもちいい稜線歩きができました。
薬師岳こえ、薬師小屋でトイレ休憩。
これからは一気に下りるのだ。
登ったからには下りねばならぬ。
中道コースはやはりドンドコ沢よりも下りやすい。でも長い。そして急!
なのでどんどん標高を稼ぐ。
2300〜2000m付近はガスの中でした。
もう愚痴も出なくなるくらい長い下山。
林道に出たら傾斜ゆるくなり、足が一層重くなる。
川を渡り青木鉱泉に着いてゴール。
ホントにヘトヘトだ。足が棒になってしまった。
車に戻ると駐車料金の請求が来てたので1500円払いに戻る。
そして、お決まりの中央道渋滞。
まぁ、これ覚悟で来てるんだけど。
もうどの山も雲にかくれて見えなかったけど、
念願のオベリスクに登れて一層愛着がわいたよ♡
そして3日たった今もスローモーションでしか動けない私。
これは山行歴上最高の筋肉痛です(>_<)
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