日本山岳耐久レース(ハセツネ2013)完走が嬉しい
- GPS
- 16:10
- 距離
- 62.0km
- 登り
- 4,352m
- 下り
- 4,344m
コースタイム
18:35 22.66km CP1(浅間峠)
21:41 36.32km 三頭山
23:01 42km CP2(月夜見山駐車場) 20分休憩
00:26 46.57km 御前山
02:11 53.71km 大岳山
02:57 58km CP3 (御岳山)
03:33 60.55km 日の出山
05:08 71.5km ゴール
記録16時間8分
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大会ではコース上に夜間も見える点滅等や矢印などの目印が付けられていました。倒木や笹やぶのところもありましたが、ひどく危険ではありません。ただ、後半の下りでとっかかりが無い斜面が短い距離ですがありました。靴裏全面で注意して下りれば乾いていたので大丈夫でした。 |
写真
感想
初のハセツネ参戦。試走を2回して距離感を掴んでいたつもりだが、本番では夜のためか疲れの為か距離が2倍にも3倍にも感じられた。昨年のトレイル初歩の頃、前半に頑張り過ぎ、喉の乾くまま水をがぶ飲みして、結果胃腸をやられて、後半の体力が無くなり走れなくなった。あのときは、ゴール後2時間動けなかったが、何度かさらに経験を積んで、今回は、体力の調整、エネルギー、水補給が全て上手く行った。
序盤は抑えて無理して追い越さない、速い人の後は追わない、マイペースを意識した。お陰で、最後まで胃腸をやられる事もなく、最後まで固形物も美味しく食べれたので、一昼夜は体力と気力が続いた。
心拍は前半の上りで165ぐらい、登り切るとすぐ平地はジョグ走り(心拍145)、下りは痛めている膝が心配なので早歩き程度(心拍130)。これらが、後半は同じ辛さでも心拍数を上げれず、上りでも140だった。
試走時の体感から今回の目標は完走。あわよくば20時間を切りたいと思って居た。でも結果として16時間でゴールでき、最高に嬉しかった。あの大勢で走る一体感、流れにのる事で知らずに進む。日没時に見えた遠くの富士山のシルエット、暗闇の中の電灯の列、日出山からみた、東京埼玉方面の夜景、さえざえと輝くオリオン座。いつまでもいつまでも見ていたい光景だった。
そして、苦しいなか、暗闇の遠くから人声が徐々に大きくなり、暖かいオレンジ色の明かりの中に大勢の選手やスタッフ。そして声援、それらがとてもとても励みになった。多分スタッフは夜中だけでも10時間以上そこで応援とサポートをしているんだろうなと思いながら、ありがとう、どうも、と声に出していう。
そこにとどまり、休みたい気持ちを振り切り、暗闇へ向かって先を急ぐ。スタッフの方々、一般の方の応援にも元気をもらいました。また、コースを共に走る選手の方々にも、口に出さなくても、頑張る力を頂きました。みなさんありがとう御座いました。来年も出ます。
以下、今後のための自分のメモです。
ウェア:
夜の汗冷えがとても心配で、調べて評判の良いFinetrackフラッドラッシュメッシュスキンをインナーに初めて試して、その効果にびっくり満足でした。夜、走って汗が出ない時はほんわか温かく感じたぐらい。一応超薄手のMombelのウインドブレーカを持参しましたが、休憩を殆ど取らなかったのでアームウオーマ装着のみでOKでした。でも、吐く息は白かったので、休憩を長くとるなら、超薄手では明らかに不足。念のために、緊急シートは持参していたの合わせれば大丈夫だったと思います。なお、休憩している人、寝ている人はダウンやそれなりの防寒をして居ましたので次回の参考になった。
以下、水と食料:
ハイドレ:Musashi溶かし2L(CP2までに1.7L消費)、補給で1LにMusashi。最後まで飽きない好きな味で一口づつ定期的に飲んで、ゴール5km手前まで合計3Lが無くなった。(その後飲んだ水は飲みにくい)
コーラ:0.5L一本。走ったごほうびとして、たまにちびりちびりと飲む、甘さと炭酸がうまーい。(CP2までに0.3L消費)
水:ボトルに0.6L(消費0.1Lし、0.5L余る)。後半の水場2カ所で記念に一口づつ含む。
食べもの:Powerbarゼリー6(5消費)、SOYJOY2本(消費2本)、満足バー3本(消費2本)、PowerBarチョコ1(消費1)、塩飴5個消費、おにぎり1個消費。後半ゴールを確信するころまで、ゼリーとバーを念のため温存。やや、お腹が空いてたが、面倒なので食べなかった。
体調調整:
約2週間は極端に運動を減らした。そして大会直前の2日間の睡眠を各8時間以上取れた。これで疲労抜きが上手く行き、最初の20kmまで渋滞もあったせいか、脚の疲れを感じなかった。
膝の痛み対策:
夏の富士の4回のランニングで下り時に左膝を痛めた。湿布と安静したが1.5ヶ月は、走ると後で痛い。ある程度痛みの悪化が無くなったのが2週間前。当日は、初めて膝にテーピングをしてもらう。これらが効いて、下りは少し痛いが悪化しないので、走り切れたのが嬉しい。ゴール後も、痛くならなかったので完治。
最初不可能と思ったハセツネでしたが、それなりに準備をして行くと、ゴールできるんだなと実感してます。つぎは、UTMFに向かって、トレイルランを楽しんで行きます。
(ああ、長文になってしまった)
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