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Yamareco

記録ID: 357589
全員に公開
ハイキング
剱・立山

黒部峡谷・下ノ廊下

2013年10月12日(土) 〜 2013年10月14日(月)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
15:23
距離
42.7km
登り
7,614m
下り
8,430m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

 
●10月12日(土)
14:38黒部ダム〜15:03ロッジくろよん(宿泊)

●10月13日(日)
04:28ロッジくろよん〜05:07黒部ダム05:07〜06:12内蔵助谷出合(真砂岳方面へ下見)07:07〜07:43鳴沢小沢07:43〜08:03新越沢出合08:03〜08:41黒部別山沢08:41〜09:11白竜峡09:11〜09:55十字峡(休憩・食事)10:15〜10:50作廊谷合流点10:50〜11:00半月峡11:00〜11:28東谷吊橋11:28〜11:45仙人谷ダム11:54〜12:35阿曽原小屋(幕営)

●10月14日(月)
05:20阿曽原小屋〜06:34折尾谷06:34〜07:18大太鼓07:18〜07:28志合谷07:28〜08:02蜆谷08:02〜08:36欅平上部08:36〜09:00欅平

※峡谷沿いの登山道のため、GPSログはところどころ乱れています
 
天候 10月12日(土):雨
10月13日(日):快晴!
10月14日(月):快晴!
 
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
 
●駐車場
JA大北アプロード南側駐車場(無料/50台程度)

●行き
路線バス:13:15信濃大町発〜13:50扇沢着(1,330円)
トロリーバス:14:00扇沢発〜14:16黒部ダム着(1,500円、手荷物10kg以上で200円)

●帰り
黒部峡谷トロッコ電車:09:16欅平発〜10:38宇奈月着(1,660円)
富山地方鉄道:11:02宇奈月温泉発〜11:41新魚津着(900円)
JR北陸本線(普通):13:42魚津発〜14:32糸魚川着(950円)
JR大糸線:14:50糸魚川発〜15:51南小谷着(乗り換え)16:20南小谷発〜17:15信濃大町着(1,280円)
 
コース状況/
危険箇所等
 
【登山ポスト】
黒部ダムの地下道出口にあり。トイレも地下道出口にあります。

【コース状況】
●黒部ダム駅〜ロッジくろよん
トロリーバス乗り場から黒部ダム堰堤を渡り、遊覧船乗り場、かんぱ谷橋を通過し、
舗装された道を進むとロッジくろよんに到着です。

●黒部ダム駅〜内蔵助平
トロリーバスの降車場からダム方面ではなく、日電歩道・内蔵助谷方面に進みます。
地下道を抜けると登山口に到着。
登山口からダムの底まで九十九折の道をイッキに降り、
黒部ダムを下から見上げながら木橋を進み、黒部川の左岸に渡ります。
左岸に渡ってからしばらくは川に沿って樹林帯の平坦な道が続きます。
スタートからおよそ1時間くらいで内蔵助谷出合に到着。
標識は内蔵助平方面の案内しかありませんが、ここは右に進み内蔵助谷を渡ります。
あまり通られていないと思われる内蔵助平方面に下見に行きましたが、
マーキングなどはしっかりと付いていました。内蔵助谷出合までは危険箇所は特にありません。

●内蔵助谷出合〜十字峡
内蔵助谷出合を過ぎると登山道は岩っぽくなり、赤ペンキに従い進んで行きます。
鳴沢小沢付近から登山道は下ノ廊下らしい岩場の間を縫うような道になり始めます。
そして新越沢合流点付近までくると徐々に川との高低差が開き始め、道幅も狭まってきます。
黒部別山谷の手前で高巻の垂直ハシゴがあります。
その後白竜峡を過ぎる辺りまでは緊張感の連続で気が抜けない感じが続きます。
十字峡の手前で上部から水が流れている箇所があり濡れました。

●十字峡〜仙人谷ダム
十字峡手前に広場があり、ここで多く人が休憩します。
十字峡の展望台はロープを使って一段下まで降りられますが、足場がかなり滑るので注意が必要。
十字峡の吊橋を渡ると断崖絶壁に切り開かれた水平道を進みます。
この辺りから水面との高低差が大きくなり始めます。
作廊谷合流点、半月峡を過ぎると右岸に人工物が見えてくる。これが関電の黒四発電所の送電線の送出口です。
この送電線送出口を横に見てしばらく進むと、道は急降下し、東谷吊橋に到着。
東谷吊橋を右岸に渡ると人工的な景色が目の前に広がります。
工事車両が止まっていたり、コンクリート製のシェルター状のトンネルを抜けたり。
トンネルを抜けるとエメラルドグリーンの水を湛えた仙人谷ダムに到着。

●仙人谷ダム〜阿曽原温泉
仙人谷ダムの堰堤を歩き再び黒部川の左岸へ。ここで雲取新道方面と阿曽原温泉方面の分岐となります。
阿曽原温泉方面に進むと登山道はダムの施設へと続いていて、扉を開けて中に入ります。
建物内を右手に進むとトロッコ電車の線路を渡る箇所があったり、高熱隧道が通っていて、
熱く蒸れた空気が流れてきます。
ダム施設を抜けると水平歩道に戻るために黒部ダムから阿曽原温泉までの区間唯一の登りとなります。
水平歩道をしばらく歩き登山道が下ると阿曽原温泉小屋に到着。

●阿曽原温泉〜欅平
阿曽原温泉を出発するとここでも水平歩道に乗っかるためにまずは登り区間となります。
水平歩道に上がった後は水平歩道という名前に違わず、水平の道を歩き続けます。
途中、折尾谷の下を渡る短いトンネルがあります。大太鼓を過ぎ、
志合谷で今度は150mのトンネルをくぐります。このトンネルは要ヘッデンです。
欅平上部の看板を過ぎると登山道は下りとなり300m程度急登を下ると欅平に到着。

【温泉】
薬師の湯(600円)

【その他】
欅平から始発(9:16)のトロッコ電車に乗っても、大糸線13:10糸魚川発には乗れず、
大糸線は最速が糸魚川14:50発〜信濃大町17:15着となるので阿曽原温泉を早出しても意味はないかもしれませんね…。
 
【1日目】
本日は大荒れの天気。急遽予定を変更してロッジくろよんまでのみの行程。雨の中黒部ダムからの道は紅葉の盛りでした
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【1日目】
本日は大荒れの天気。急遽予定を変更してロッジくろよんまでのみの行程。雨の中黒部ダムからの道は紅葉の盛りでした
あっという間にロッジくろよんに到着。ザァザァ雨が降ってたのでテン泊する気になれず根性無く小屋泊。
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あっという間にロッジくろよんに到着。ザァザァ雨が降ってたのでテン泊する気になれず根性無く小屋泊。
まずはビールのつまみに焼肉から。最近の定番です
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まずはビールのつまみに焼肉から。最近の定番です
新メニューにチャレンジということでナポリタンをつくってみました。タマネギ、ピーマン、ソーセージをまずは炒めてケチャップを投入
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新メニューにチャレンジということでナポリタンをつくってみました。タマネギ、ピーマン、ソーセージをまずは炒めてケチャップを投入
別で固形ブイヨンを入れて茹でておいたパスタを混ぜ合わせてできあがり。キャチャップが焦げる臭いがたまりません
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別で固形ブイヨンを入れて茹でておいたパスタを混ぜ合わせてできあがり。キャチャップが焦げる臭いがたまりません
【2日目】
阿曽原のテン場は超混雑が予想されたため早めに出発
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【2日目】
阿曽原のテン場は超混雑が予想されたため早めに出発
普段は観光客で溢れるトンネルもこの時間は人っ子一人いません
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普段は観光客で溢れるトンネルもこの時間は人っ子一人いません
黒部ダムの脇から外に出るとなんと立山が冠雪。昨日の雨は稜線では雪だったようです
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黒部ダムの脇から外に出るとなんと立山が冠雪。昨日の雨は稜線では雪だったようです
ダムの下部で黒部川の左岸に渡ります
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ダムの下部で黒部川の左岸に渡ります
黒部ダムを見上げます
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黒部ダムを見上げます
黒部川の上流付近は紅葉が始まっていました1
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黒部川の上流付近は紅葉が始まっていました1
黒部川の上流付近は紅葉が始まっていました2
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黒部川の上流付近は紅葉が始まっていました2
へつりが見えてきました
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へつりが見えてきました
この辺りの水量はまだ少ないです
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この辺りの水量はまだ少ないです
左岸を進みます
丸山東壁の険しい岩壁
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丸山東壁の険しい岩壁
美しい青
紅葉は始まったばかり
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紅葉は始まったばかり
せせらぎが心地よく響きます
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せせらぎが心地よく響きます
険しい谷の間を流れる黒部川
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険しい谷の間を流れる黒部川
少し角度が変わるだけで水音も変化します
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少し角度が変わるだけで水音も変化します
この辺りはまだまだ水面が近いです
この辺りはまだまだ水面が近いです
へつりが始まりました
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へつりが始まりました
雪渓も残っています
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雪渓も残っています
対岸の岩壁が目の前に迫ります
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対岸の岩壁が目の前に迫ります
たま〜に紅がさしています
たま〜に紅がさしています
切り立った山々によって囲まれた険しい地形
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切り立った山々によって囲まれた険しい地形
雪渓が残っています
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雪渓が残っています
この辺り紅葉がキレイでした
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この辺り紅葉がキレイでした
どんどん川面が遠くになり始めました
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どんどん川面が遠くになり始めました
赤、黄、エメラルドグリーンの色合いがすばらしい1
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赤、黄、エメラルドグリーンの色合いがすばらしい1
赤、黄、エメラルドグリーンの色合いがすばらしい2
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赤、黄、エメラルドグリーンの色合いがすばらしい2
こんな感じの道を進みます
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こんな感じの道を進みます
険しいところには桟道がついています
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険しいところには桟道がついています
桟道を進みます【PHOTO by komemame】
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桟道を進みます【PHOTO by komemame】
巨大な雪渓が目の前まで迫ります
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巨大な雪渓が目の前まで迫ります
高度感が出てきました
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高度感が出てきました
へつりが続いているのがよく見えます
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へつりが続いているのがよく見えます
「らしい」感じですね
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「らしい」感じですね
丸太橋は滑りやすいので緊張します
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丸太橋は滑りやすいので緊張します
抉られた岩壁についている歩道
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抉られた岩壁についている歩道
こんなところは頭上注意ですね
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こんなところは頭上注意ですね
引き続きへつりが続きます
引き続きへつりが続きます
豪快に崩れたスノーブロック
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豪快に崩れたスノーブロック
これが赤ムケの壁かな?
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これが赤ムケの壁かな?
川幅が狭くなり流れが激しい
2
川幅が狭くなり流れが激しい
来た道を振り返って
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来た道を振り返って
大ヘツリの高巻きを登ります
大ヘツリの高巻きを登ります
そして下ります
対岸の赤い壁が赤ムケの壁だと思います
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対岸の赤い壁が赤ムケの壁だと思います
見てるこっちもコワい
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見てるこっちもコワい
黒部別山沢を渡るためにロープを使っていったん沢まで降ります
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黒部別山沢を渡るためにロープを使っていったん沢まで降ります
黒部別山谷は飛び石で渡れます
2
黒部別山谷は飛び石で渡れます
沢を渡ると再びロープで上がります
2
沢を渡ると再びロープで上がります
振り返ると断崖絶壁の歩いてきた登山道が見えます
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振り返ると断崖絶壁の歩いてきた登山道が見えます
道幅もだいぶ狭くなってきました
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道幅もだいぶ狭くなってきました
紅葉と巨石
番線が頼り
対岸に洞窟が見えます
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対岸に洞窟が見えます
川音が響きます
何度もカメラを向けてしまいます
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何度もカメラを向けてしまいます
激流が迫ります
息をのむ美しさ
いよいよ白竜峡にさしかかります。岩壁は険しく、川幅もとても狭いです
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いよいよ白竜峡にさしかかります。岩壁は険しく、川幅もとても狭いです
川幅が狭いため、激流となっています
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川幅が狭いため、激流となっています
白竜峡の上部を進みます
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白竜峡の上部を進みます
白竜峡付近
白竜峡。縦位置で
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白竜峡。縦位置で
白竜峡を進みます。右手から流れ落ちているのがタル沢
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白竜峡を進みます。右手から流れ落ちているのがタル沢
高さはこのくらいです
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高さはこのくらいです
余裕の笑顔?
白く磨かれた石1
白く磨かれた石2
タル沢アップで
オーバーハングした岩をくりぬいた道
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オーバーハングした岩をくりぬいた道
まだまだこんな道が続きます
2
まだまだこんな道が続きます
道幅もだいぶ狭くなってきました
道幅もだいぶ狭くなってきました
すごいとこ歩いてるなぁ
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すごいとこ歩いてるなぁ
この辺りが下ノ廊下のハイライトですね
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この辺りが下ノ廊下のハイライトですね
岩の白と水の緑のコントラストが美しい
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岩の白と水の緑のコントラストが美しい
険しい谷間にも日が入り始めました
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険しい谷間にも日が入り始めました
キラキラしています
キラキラしています
長い桟道。ここは2011年に事故があった場所
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長い桟道。ここは2011年に事故があった場所
天然シャワーを浴びて通過します
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天然シャワーを浴びて通過します
十字峡に到着。展望台より
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十字峡に到着。展望台より
見事な十字。ホント奇跡ですね【PHOTO by komemame】
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見事な十字。ホント奇跡ですね【PHOTO by komemame】
棒小屋沢から流れ落ちるエメラルドグリーンの滝つぼ
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棒小屋沢から流れ落ちるエメラルドグリーンの滝つぼ
剱沢は水量が豊富です
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剱沢は水量が豊富です
こちらは黒部川下流
こちらは黒部川下流
そして黒部川上流
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そして黒部川上流
十字峡の吊橋を渡ります
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十字峡の吊橋を渡ります
吊橋から十字峡を見下ろします
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吊橋から十字峡を見下ろします
吊橋から十字峡を見下ろします【PHOTO by komemame】
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吊橋から十字峡を見下ろします【PHOTO by komemame】
十字峡を過ぎると川との距離が広がります
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十字峡を過ぎると川との距離が広がります
お〜コワい
もし足が滑ったら…、岩にザックが引っかかってバランスを崩したら…考えるだけでゾワゾワします
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もし足が滑ったら…、岩にザックが引っかかってバランスを崩したら…考えるだけでゾワゾワします
たま〜に美しい赤
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たま〜に美しい赤
関電の方たちが整備していました。下ノ廊下を通行できるのはこの人たちのおかげ。感謝です
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関電の方たちが整備していました。下ノ廊下を通行できるのはこの人たちのおかげ。感謝です
大きなスケール
半月峡です
黒四発電所
東谷吊橋を渡ります
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東谷吊橋を渡ります
けっこうコワい。なるべく目先の足場だけを見るようにして進みました【PHOTO by komemame】
けっこうコワい。なるべく目先の足場だけを見るようにして進みました【PHOTO by komemame】
東谷吊橋を渡るといきなり工事車両が現れました
東谷吊橋を渡るといきなり工事車両が現れました
シェルターの中を進みます
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シェルターの中を進みます
仙人谷ダムに到着
1
仙人谷ダムに到着
ダムはエメラルドグリーン
2
ダムはエメラルドグリーン
トロッコ電車が通る橋と眼下にはダムからの水が激しく流れ落ちます
3
トロッコ電車が通る橋と眼下にはダムからの水が激しく流れ落ちます
登山道は建物の中へと続きます
登山道は建物の中へと続きます
施設内の通路が登山道
施設内の通路が登山道
トロッコ電車の線路をまたぎます。この辺りは高熱の蒸気が出ていてあっという間にレンズが曇りました
トロッコ電車の線路をまたぎます。この辺りは高熱の蒸気が出ていてあっという間にレンズが曇りました
扉を開けて施設内から再び外に出ます
扉を開けて施設内から再び外に出ます
宿舎の脇を進みます
宿舎の脇を進みます
阿曽原温泉小屋に到着
阿曽原温泉小屋に到着
阿曽原温泉小屋のテン場はたいへんなことに。100張以上だったと思います
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阿曽原温泉小屋のテン場はたいへんなことに。100張以上だったと思います
本日もビールと焼肉から
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本日もビールと焼肉から
タマネギ、しめじ、コーンを炒めて塩コショウでしっかりと味付け。その上にレトルトのハンバーグを乗せてハンバーグ丼の完成
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タマネギ、しめじ、コーンを炒めて塩コショウでしっかりと味付け。その上にレトルトのハンバーグを乗せてハンバーグ丼の完成
さらに途中で半茹のタマゴを乗せてデミ玉ハンバーグ丼に
2
さらに途中で半茹のタマゴを乗せてデミ玉ハンバーグ丼に
【3日目】
阿曽原谷を越えて水平歩道に乗るためにしばらく登ります
2
【3日目】
阿曽原谷を越えて水平歩道に乗るためにしばらく登ります
水平歩道は前日から引き続きこんな感じの道が続きます
2
水平歩道は前日から引き続きこんな感じの道が続きます
折尾谷の大滝
トンネルに入ります
1
トンネルに入ります
このトンネルは距離が短く対岸から光が入ってくるのでヘッデンは必要ありません
2
このトンネルは距離が短く対岸から光が入ってくるのでヘッデンは必要ありません
歩いてきた水平歩道が見えます
2
歩いてきた水平歩道が見えます
本日も天気がよく自然と笑顔がこぼれます
1
本日も天気がよく自然と笑顔がこぼれます
奥鐘山西壁
紅葉ポイント
朝日が水平歩道を照らします
10
朝日が水平歩道を照らします
大太鼓付近はこの道が岩をくり抜いてつくったということが実感できます
1
大太鼓付近はこの道が岩をくり抜いてつくったということが実感できます
生々しい壁
2日目になもなると感覚が麻痺するのかこんな場所もフツーに思えてしまいます
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2日目になもなると感覚が麻痺するのかこんな場所もフツーに思えてしまいます
宙に浮いた桟道
下を覗き込むkomemame
5
下を覗き込むkomemame
黒部川は足元遥か彼方
2
黒部川は足元遥か彼方
志合谷が見えてきました。谷の中にトンネルがあります
2
志合谷が見えてきました。谷の中にトンネルがあります
志合谷のトンネル入口に到着
志合谷のトンネル入口に到着
150mのトンネル。とても長く感じました
2
150mのトンネル。とても長く感じました
志合谷のトンネルを出て左岸から歩いてきた右岸側をのぞみます
1
志合谷のトンネルを出て左岸から歩いてきた右岸側をのぞみます
対岸の岩壁のスケール感は写真だとなかなか伝わりません
4
対岸の岩壁のスケール感は写真だとなかなか伝わりません
水平歩道が延々と続きます
水平歩道が延々と続きます
黄葉に光が当たって美しい。思わずパチリ
4
黄葉に光が当たって美しい。思わずパチリ
ここも岩盤を切り開いたのでしょうか。スゴいことになってます
2
ここも岩盤を切り開いたのでしょうか。スゴいことになってます
蜆谷のトンネル
ところどころ紅葉が進んだところがあります
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ところどころ紅葉が進んだところがあります
送電線が見えてくると欅平までもう少しです
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送電線が見えてくると欅平までもう少しです
欅平に近づくと後立山が見えてきます
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欅平に近づくと後立山が見えてきます
欅平駅に到着
始発のトロッコ電車に乗りました
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始発のトロッコ電車に乗りました
車窓より
下り列車とのすれ違い待ち
下り列車とのすれ違い待ち
柳橋駅のお城
宇奈月温泉に到着
2
宇奈月温泉に到着
大糸線の車窓より。不帰ノ嶮〜天狗の大下り〜白馬鑓が見えています
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大糸線の車窓より。不帰ノ嶮〜天狗の大下り〜白馬鑓が見えています
大糸線の車窓より。白馬三山がキレイに見えました。お疲れさまでした!
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大糸線の車窓より。白馬三山がキレイに見えました。お疲れさまでした!

感想

この三連休は2泊3日で紅葉の下ノ廊下と裏剱を楽しもうという計画でしたが、
連休初日は悪天の予報。
太平洋に近いエリアは3日間とも晴天が予想されたので、
南アに転進しようかとも考えましたが、
「どうしても紅葉の下ノ廊下に行きたい!」とkomemameが珍しく言い張ります。

初日に行動ができないとなると当初予定していた裏剱は諦め、日程を1泊2日に短縮し、
下ノ廊下と水平歩道のみとします。
しかし食事の献立と買い出しは既に2泊分準備済みなので、
初日はゆっくり扇沢に向かいロッジくろよんでテントを張って前泊する計画に変更。

1日目。
お昼前に大町に到着すると晴れていて暑いくらい。
けれど山の方を見ると山頂付近は雲に覆われています。
「標高の低い黒部ダム辺りだったら雨に降られずに済むかも」と一瞬甘い考えを浮かぶも、
トロリーバス降りると土砂降りの雨。
レインウェア上下を着込んでロッジくろよんに向かいます。

到着すると雨にも関わらずテン場は大盛況。
テン場だけでは収まりきれずロッジの玄関前にもテントが張ってあります。
その瞬間ポキリと心が折れ、テン泊を諦め小屋泊まりを選択。根性なしです。

2日目。
前日のロッジくろよんの有様と連休2日目以降の好天予報を鑑みると、
本日の阿曽原温泉は尋常じゃない状態になりそうです。
前泊の利を活かして満天の星空の下4:30頃に出発。

ダム底に降りる頃にうっすら明るくなり始め、
視線を上にあげるとなんと冠雪した立山が見えました。
昨日の雨は稜線付近では雪だったようです。

下ノ廊下は昨年9月に歩いているのですが、今回は山肌も色付き始めていて、
前回とは違った雰囲気があり、歩いていて飽きることはまったくありませんでした。

途中少し寄り道をしながらも12時30頃に阿曽原温泉に。
この時間の到着でも既にたくさんのテントが張られていて、
平な場所を何とか確保できたという感じ。
この日は温泉まで下る途中や、温泉の横にまでテントで埋め尽くされ、
結局100張以上はいったのではないでしょうか。
温泉も芋洗い状態で、熱いはずの温泉がぬるくなってなかなかお湯から出られませんでした。


3日目。
黒部川を眼下のはるか彼方にしながら水平歩道をひたすら水平に歩きます。
水平&4時間弱の行程だったので疲れや足の痛みもほとんどなく欅平に到着。
天気が良いため、トロッコ電車は窓なしの車両に乗りましたが、
走り始めるとトンネルや日陰が続き、宇奈月に着く頃には完全に冷えきってしまいました。

トロッコ電車は始発だったのですが、扇沢には17:15にしか到着できないことが分かり、
魚津でゆっくりお昼ゴハンを食べたりしながら、
欅平から8時間以上の時間を費やして扇沢まで戻りました。

下ノ廊下。今年は紅葉が始まりだした時季だったので、
昨年とはまた違った表情が見られてとても楽しめました。
ピークで人はとても多かったですが…。
来年もこの季節になると行きたくなるんだろうな〜。
 

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コメント

こんにちわ!
danyamaさん、komemameさん、こんにちわ〜

下ノ廊下お疲れ様でした

いやー、やっぱり3連休は凄まじいテントの数ですね

私はその前の週に行ってよかったです^^;
私も紅葉時期に1度はいってみたいんですが、どうしても混むのが嫌なので・・・

しかし、danyamaさんの写真はほんと綺麗です。
差し支えなければカメラの機種と、一眼であればどのレンズを使っているのか教えていただけないでしょうか。。。
2013/10/17 11:11
剱は来年までお預けです
今回もすばらしい写真ありがとうございました。
この連休大荒れになってしまい残念でした。

私も剱を狙っていたのですが、悪天候とその後の積雪の予報に恐れをなして中止にしました。

danyamaさんkomemameさんはどうしたのかと気になっていました。
裏剱は中止してもしっかり下廊下に行っているあたりさすがです。
人が多くて大変だった様ですが、この紅葉を見れば苦労も吹き飛びますね。


残念ながら今年の剱のシーズンは終わってしまったようなので、私はまた来年の楽しみに取っておきたいと思います。
この週末は今年の宿題で残っている唐松・五竜に行ってくる予定です。(積雪で登れないかも・・・)
2013/10/17 12:33
混雑イヤですよね。
maedatomoさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

休める日は限られているので、ハイシーズンの人気エリアに行くとなると、
もうこればっかりは仕方ない、と最近は半分諦めています。
その中でいかに快適に動くか?ですよね〜。

紅葉は黒部ダム付近はキレイに色付いていて見頃を迎えていましたが、
下流の方はまだこれからといった感じでした。
もう1〜2週後がピークだと思います。
(降雪との兼ね合いでピークの頃に歩けるかどうかは運次第ですが…)

カメラですが、ボディはCanonの5Dmk2、
メインで使っているレンズは
SIGMAのF1.4まで開く50mmの単焦点レンズです。

参考にしていただけるとうれしいです。
2013/10/17 19:23
今シーズンの北アもそろそろ終わりですね。
yamaya1127さん

せっかくの連休。お互い、いきなり出鼻をくじかれちゃいましたね。
2日目の早朝に冠雪した立山が見えたときはビックリしました。

2日目、3日目は予報通り好天だったので、
下ノ廊下だけでも行けてよかったです。

今シーズンの北アもそろそろ終わりに近づきつつあり、
(厳冬期の蝶・常念には挑戦したいですが…)
ボクたちも裏剱は来年のお楽しみとなりそうです。

唐松・五竜、お気をつけて行ってらっしゃいませ。
記録楽しみにしています!

コメントありがとうございます。
2013/10/17 20:31
憧れの地・・
danyamaさん、komemameさん、こんにちは。
このコース、ずっと憧れているのですが、季節限定だし、一泊では厳しいし、車の回収が難しいし・・、ずっとためらっていました。阿曽原温泉を出てその日のうちに扇沢に戻れるんですね。大変参考になりました。  それにしても素晴らしい渓相ですね。ますます憧れ強くなってしまいました。

参考と言えば、雨飾のレコ、またまた勝手に参照させていただきました。「紅葉のピークはこれから」と言いつつ素敵な写真の数々に、居ても立ってもいられず行ってきました。こじんまりした山ながら色々魅力のある素敵な山ですね。人出が凄かったですが・・。きっとかなりの方がdanyamaさんたちのレポートを見て、引き寄せられたのだと思いますよ

昨日は平ヶ岳に行ってきました。こちらもdanyamaさんの昨年のレコが記憶に強く残っていて、紅葉の季節を狙ってました。写真整理出来たらUPしますね
2013/10/20 11:02
来年はぜひ!
usatakoさん

こんばんは。

昨年に引き続き今年もこのルート歩いたのですが、
歩くことに一生懸命だった去年に比べて、
今年は景色を楽しむことができて楽しかったです。
毎年の恒例行事になりそうです。
usatakoさんも来年?(今年ももうワンチャンスくらいありそうですね)はぜひ!

余談ですが、信濃大町〜扇沢の最終バスが今年から
大糸線と接続しなくなってしまい、
扇沢にクルマを止めた場合、タクシーを使う必要があります。
(ボクたちは信濃大町にクルマを止めていたので大丈夫でしたが…)

雨飾山。
紅葉のピークはusatakoさんが登ったときよりさらに後なのでしょうか、それとも今年がイマイチなのでしょうか、
昨年の記録を見ているともっと燃えるように紅葉していた感じでしたが…。
でも、お互い好天のタイミングに訪れることができて何よりです。

おおっ、今週は平ヶ岳に行かれたんですねっ!
これから記録拝見します。

コメントありがとうございます!
2013/10/20 23:22
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
下ノ廊下(黒部ダム〜阿曽原温泉〜欅平)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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