大菩薩嶺 自作テントのテスト山行


- GPS
- 03:24
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 419m
- 下り
- 1,218m
コースタイム
7:06 大菩薩峠
7:52 大菩薩嶺
8:37 丸川荘
(コーヒー休憩)
9:03 丸川荘
9:58 大菩薩登山口BS
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
最後部は2/3がメッシュ。なので、換気性は高いのですが、寒いです。
サイドリフターのおかげで、中央部はけっこう広いスペースが保てます。
kohi-さんのレシピで作った自作アルファ米。
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=218
お湯と一緒にドライカレーの素を投入。
http://www5.mediagalaxy.co.jp/CGI/glico/glico-navi/navi_disp.cgi?key=detail&goods_cd=23255&history_cd=001&pref_cd=00
ちゃんとドライカレーになりました。
感想
長距離縦走用に、とにかく軽いテントが欲しい。
そう思って作り始めたのが去年の8月。
OMMでキューベンファイバーを購入し、ミシンを駆使し、試行錯誤すること数ヶ月。
去年の12月に完成しました。
よし、今年はこれを持って夏の長期縦走へ! と意気込んでいたものの。
6月以降、仕事が忙しくなり、まったく山に行けない状態に。
で、なんとか仕事が一段落したら、もう秋でした。
1年越しの自作テント、ようやくテスト山行です。
楽に張れる場所ということで、最も行き慣れた山、大菩薩へ。
甲斐大和駅14:50の最終バスで上日川峠まで移動し、福ちゃん荘のテン場へ向かいました。
さすがに連休最終日、明日は午後から雨。
他には1張りだけです。
四隅をペグダウンし、トレッキングポールでAフレームを構成。
前後のガイラインを張れば、形になります。
あとはサイドリフターと、前室用のペグを打って完成。
一般的なテントより狭いけど、ツェルトよりは快適です。
シュラフはモンベルの#7+スリーピングバッグカバー。
ちょっと寒かった。
夜、テン場の中を走り回る足音で目が覚めました。
誰だよ、こんな時間に。
と思ったら、鹿ですね。
人が少ないせいで、我が物顔で走り回っていました。
馬のいななきのような声で鳴いてるし。
ライトをつけると、あわてて逃げていきます。
しかし、つけっぱなしにしておくと、すぐに慣れてしまうようで効果なし。
あんまり眠れなかった。
朝。
結露が心配でしたが、うっすらと全体的に湿っている程度。
水滴が垂れるほどではありませんでした。
それと、キューベンの利点がひとつ。
水を吸って重くなることがないようです。
これは長距離縦走するときの大きなポイントですね。
福ちゃん荘の前で食事していると、何名か登ってきます。
今日は誰にも会わないだろうと思っていたのに、意外でした。
午後から雨の予報なので、軽く周回して帰ることにします。
福ちゃん荘から大菩薩峠へ。
介山荘はちゃんと営業していました。
今日は霧が濃くて何も見えません。
いつものごとく大菩薩嶺はスルー。
丸川峠へ向かいます。
丸川荘では、小屋番さんがちょうど降りる準備をしているところ。
コーヒーもらえますか? と聞いたところ「制限時間ギリギリ」と笑いながら淹れてくれました。
ここのコーヒーは本格的でおいしいですよ。
オススメです。
30分ほど談笑してから下山します。
時間は9時過ぎ。
バスの時間は10時ちょうど。
走れば間に合うかな?
大菩薩登山口BSに着いたのは9時58分。
なんとか間に合いました。
塩山から一駅移動して勝沼ぶどう郷へ。
天空の湯に入った後、やっぱりここへ来たらワインでしょう。
さて、自作テントのテスト山行も済んだことだし実践を。
と言いたいところですが、寒い季節に使えるものではありません。
本格的に活躍するのは、来年の夏かな。
【キューベンファイバーについて】
ダイニーマ繊維をUV樹脂でフィルム状にした生地で、防弾ベストやヨットのセイルにも使われるほど強靭です。
そしてものすごく軽い。
紫外線や化学薬品に対しても耐久性があり、防水性も高いです。
その反面、透湿性はほぼ0。
フライの生地としてはいいかもしれませんが、シングルウォールに使うと結露対策が必要になります。
さわった感じは、布というよりも、ビニールシート。
一般的なテント用生地(シルナイロンなど)と違って、ほとんど伸縮しません。
なので、朝起きたらテントがたるんでいた、という心配はありません。
ただ、張るときに多少の遊びを作っておかないと強風で破断する可能性がありそうです。
キューベンは、縫い合わせると強度が落ちてしまいます。
引き裂き強度は強いけど、突き刺す力には弱いんですね。
なので、両面テープで張り合わせたほうが強度が出ます。
専用のキューベンテープというものがあるのですが、日本では手に入りません。
代用として、ニトムズのPE・PP用超強力両面テープが使えます。
http://www.monotaro.com/g/00007064/
いいことづくしのキューベンですが、最大の欠点は値段が高いこと。
シルナイロンの3倍近い価格です。
購入はOMM(アウトドア・マテリアル・マート)でどうぞ。
http://magicwand.jp/
zpacksなどから海外通販したほうが安上がりかもしれません。
キューベンの種類も豊富です。
http://www.zpacks.com/
westmalleさん、こんにちは。
自作テント、いよいよ実戦ですね。
私なんか既製品すらちゃんとした使い方しているのか
自信がありませんが、色々工夫しながら自作とは
ただただ凄いなと思ってしまいます。
また超ロングレコ、いっぱい上げてくださいね。
目指せ20キロ地図ですね。
来年、暖かくなったら投入予定です。
これだけ軽いと、気軽にテン泊できるんです。
奥秩父主脈や南アルプス縦走もやってみたいし、色々とルートを妄想しているところです。
20キロ地図、日帰りで出すのはけっこう難しいんですよね。
今年中に、超ロング1回は挑戦してみます。
westmalleさんこんばんは。
久々のレコ、うれしく思います。以前westmalleさんの、レコを読んだ際、衣類を圧縮袋に入れるとの、アイデア、採用させて、いただいてます。
自作のテント発表の予告が、以前あったので、期待していたのですが、今回のレコを見てみて、期待以上に、機能もさることながら、デザインがいいですね。
お留守の間、westmalleさんの、数ある居城の中の、VR城の一角を、微力ながら、お守りして、おりました。
ところで、20キロ地図とは、どのようなものですか?
westさん、御無沙汰です。
夏の間、ずっと仕事が忙しかったのですね。
怪我でもして山へ行けないのかと思って心配しました。
それにしてもテント自作とは、大したものですね。
ツェルトよりも快適ですか
製作費用はどれくらいだったでしょうか。
今年はやはり丹沢24hには参加しないんですよね。
またお会いできることを楽しみにしていましたが。
ところで20キロ地図ってなんですか?
自作テント、家の中では何度も張っていたのですが、やっと山で使えました。
デザイン性はちょっとこだわった部分です。
あえて、斜めのラインが多くなるように設計してます。
あまりにもみすぼらしいデザインだと、テン場でちょっと恥ずかしいですからね。
VR城、ありがとうございます。
いろいろと行ってみたいルートはあるのですが。
4ヶ月ほど山に登ってなかったので、徐々に復活していきます。
20キロ地図はですね。
ヤマレコで表示されるルート図の縮尺のことです。
ルート図左上の −+ ボタンを押すと以下のように変化します。
400m、900m、1km、3km、7km、10km、20km、50km
歩いた距離にあわせて、自動的に適切な縮尺が選ばれるのようになっています。
自動的に20km地図が選ばれる距離を歩こう、ということです。
10km地図でも、50kmくらいは歩かないと、出ません。
20km地図はそれ以上ですね。
ご心配おかけして申し訳ありません。
自作テントですが、キューベンファイバーの値段が高いので、けっこうな額になってしまいました。
3万円ほどでしょうか。
タイベックで作れば5000円以下で収まると思います。
20キロ地図はどうすれば出せるか、millionさんと話したことがあります。
丹沢から奥多摩駅まで歩いたとしても、10km地図にしかなりません。
20キロ地図を出すなら、丹沢から雲取山まで行く必要があります。
これを日帰りで達成しようというものです。
丹沢24時間、今回も参加しますよ。
またお会いできると思います。
楽しみにしています。
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