快晴の鳳凰三山(夜叉神峠〜鳳凰小屋〜広河原)



- GPS
- 12:28
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 2,324m
- 下り
- 2,227m
コースタイム
7:22夜叉神峠登山口-8:21夜叉神峠-9:35杖立峠-10:54苺平-11:18南御室小屋11:40-12:58薬師岳-13:32観音岳13:43-14:29鳳凰小屋(テント泊)
14日
5:09鳳凰小屋-(日の出鑑賞)-6:34地蔵岳6:55-7:12赤抜沢の頭-8:04高嶺-8:48白鳳峠-10:29白鳳峠登山口-10:43広河原
天候 | 2日間とも快晴!無風! |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
■芦安の駐車場情報 10月3連休の中日ということもあってか、AM5:30時点で芦安の駐車場はほぼ満車。(夜叉神も満車なので通行を止められる) 芦安第7,第8駐車場も満車で、だいぶ下った場所に停めるよう指示された。(乗り合いタクシーの運転手さんは「団地のとこ」と呼んでいた) “団地のとこ”からも広河原行きのバスに乗ることはできるが、次のバスまで1時間半もあるため、乗り合いタクシーがつかまる芦安まで自力で歩かなければならない。(迷いながら20〜30分かかった) 運よく途中で乗り合いタクシーに乗せてもらえたが、結構急な傾斜の道路歩きで、気持ちが折れる。混むことがわかっている日は夜中着が必須。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白鳳峠からの急坂は登りもキツイだろうが下りも足にクル。 このコースは健脚向きだと感じた。 白鳳峠〜赤薙沢の頭〜広河原峠間は崩落のため通行禁止となっていた。 |
写真
感想
相方がようやく連休を取ることができ、久々のテン泊山行を計画。
白馬岳を予定していたが、出発直前に白馬山荘のブログで初冠雪を知り、断念。
急遽、鳳凰三山にリベンジすることに変更する。
リベンジというのは、1ヶ月程前、広河原〜白鳳峠〜鳳凰三山〜夜叉神という今回の逆コースを行くつもりで広河原まで行ったのだが、登山口から5分もいかないうちに道迷いしていまい、山の斜面を30分ほどウロウロしてすっかり戦意喪失し、そのまま帰ってくるという恥ずかしい敗退経験があったからだ。
そんな訳で、前回の経験をふまえ、今回は逆コースである。
やっぱりこちらの方がメジャーなだけはある、夜叉神の登山口からの道は本当に歩きやすい。途中急登もあるが、時間がかかるだけで危険箇所は全くない。
この日はとにかく天気がいいこともあって、体が軽く感じられる。
えっちらおっちら登ること5時間、薬師岳の手前のピークに辿り着くと・・・
なんと、相方がジムで前日にも会っていたというK夫妻が!
山で知り合いに偶然会うのは初めてだったので、本当にびっくりした。
なんだかテレパシーが通じたような感じ(?)で、嬉しいものだ。
ご夫妻は夜叉神ピストンなので、薬師岳でお別れし、私たちは観音岳を目指す。
この稜線歩きが、最高に気持ちいい!
左手には紅葉で色とりどりのドレスをまとった北岳が、右手眼下には甲府の町が見え、これぞまさしく雲上散歩。
そして、振り返ればどどーんと富士山が。
ここのところずっと雨のなかの山歩きだったので、このパノラマは最高のご褒美だった。
観音岳山頂で絶景を満喫していると、後から登ってきた男性が、「午後になってもこんなにすっきり晴れているなんて10年に一度の天気だ」と山小屋のご主人がおっしゃっていたと教えてくれた。
そんなにラッキーなのかと、なんだか全てに感謝したくなる。
嬉しすぎてフワフワしながら、今宵の幕営地、鳳凰小屋に到着。
3連休で好天ということもあって、テン場は混雑、隣と30cm間隔で張るように指示される。でもスタッフの方がキビキビと対応してくれるので、混乱もなく気持ちよく泊まることができた。
そうそう、この日は一年に一度?の宿泊者全員で集合写真を撮る日だったようで、私たちも参加させてもらった。
できあがった写真は今鳳凰小屋のトップページにアップされていて、全員最高の笑顔だったので、皆本当に山が好きなんだなぁと思った。
翌日は、地蔵岳でのご来光に間に合わず、途中の斜面で日の出を迎えた。が、十分美しく、心が洗われる瞬間だった。
オベリスク直下の登りは、かなりの傾斜で足がつりそうになったが、朝日に照らされて赤く染まった砂がとても綺麗だった。
地蔵岳で岩登りを楽しみ、高嶺に向かう。
朝から登ったり下ったり結構疲れさせるぜ・・・と思いきや、高嶺からの眺望の素晴らしさよ!
昨日登ってきた鳳凰三山、甲斐駒、北岳、360℃全て見渡せるのだ。
ここを「高嶺」って、シンプルに片づけちゃっていいの?と思った。
人も少なく、お気に入りの場所になった。
高嶺からは岩が多く、すごい急坂でストックは使えない。
乾いていたので良かったが、悪天候の時は絶対来たくないと思った。
そんな悪路でも登って来る人がいたのには驚いた。しかも女性が多い。
ここから先、白鳳峠から登山口までは本当に長く滑りやすい急坂の道なので、そこを早々に通過し、登って来る方々の健脚ぶりには、頭が下がる。
私なんて最後の方はほとんど半べそ状態で、相方にあきれられていたというのに・・・まだまだ修行が足りんとです。
そんなこんなで、無事広河原に到着。前回道迷いしたきっかけの場所も突き止めることができ、「あの時は天気が悪かったから・・・」と納得(言い訳)もでき、満ち足りた気分で乗り合いタクシーに乗った。
今年一番と思われるお天気に、夢見心地の2日間だった。
山に感謝。
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