玉山(台湾)
- GPS
- 27:47
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 3,261m
- 下り
- 3,250m
コースタイム
9:30塔塔加鞍部登山口-15:30排雲山荘
2日目
3:00排雲山荘-5:30玉山主峰山頂-7:30排雲山荘-13:30塔塔加鞍部登山口
天候 | 1日目:晴れ 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
何カ所か落石の恐れのあるところがあり、急いで通過した。 また常には道は斜面をトラバースしているところにつけられているので、片方がスッパリ落ちているところがあり、不注意による滑落の恐れもある。 高度のため高山病や低温による行動力低下も考えられる。 しかし道はとても整備されていて、必ず登山ガイドをつけないといけないため遭難の可能性は低いと思われる。 トイレは山荘までに2箇所。山荘には水洗の綺麗なトイレがある。山荘から上には1つもない。 |
写真
感想
3年位前から台湾旅行と絡め、初の海外登山で玉山登山をしたいと思っていました。
その時から参考にしていたのがこのペリカントラベルのホームページでした。
http://www.pelican-travel.net/tourDetails_NewPage.php?frCd=taiwan&BNo=1
しかしその年から山荘の改装工事が始まってしまい、ツアー募集も中断。改修工事終了をずっと待っていて、やっと今年終了したとのことで催行が決定している10月の連休に申し込みをしました。
ツアー開始の前日に台湾入りし、その日はゆっくり台北見物。やはり食事はうまい!
明日からのことも考え、早めに集合場所の台北中央駅の近くのホテルで休みます。
ツアー1日目。
7時に台北中央駅で通訳ガイドの馬さんと登山ガイドの林さん、顧客の12名が集合。そういえばツアー登山って初めて。
バスに乗り込み一路南へ。
途中高速のサービスエリアでトイレ休憩、水里の玉山博物館(正式名称は忘れました)と昼食を挟み夕方に東埔温泉のホテルにチェックイン。
ツアー2日目
ホテルを7時に出発。
上東埔駐車場でマイクロバスを一旦降り、もう一人の登山ガイドさんが合流。その後駐車場から少し離れた登山指導所でパスポートチャック。これは入山が登録制のためです。
そこから8人乗りのワゴン車に9人ほど(!)乗って塔塔加鞍部登山口まで行きます。ここから登山スタートです。
登山道は全体的に山腹を巻くようにつけられていて、稜線に出るのは山頂のみになります。なので、急登というのがほどんどなく、緩やかに登っていきます。
登山ガイドはほぼ1時間1回のペースで休憩を取り、ゆっくりと登ってくれるので疲れることはないのですが、気温が日本で考えられる以上に暑く、ゆっくりと登っているのに汗をかきました。
予定通り6時間ほどで標高3400mの本日宿泊予定の排雲山荘に到着。想っていたとおり今年改装終了されたばかりで綺麗な山小屋でした。トイレは水洗だし。尚、登山道途中のトイレもバイオトイレということで台湾も環境面に力を入れているんだなと思いました。
夕飯はカレーライス。ガイドさんから食べ放題ですよと言われましたが、翌日胃がもたれて影響が出ても嫌なのでお代わりなしで。
明日が早いので19時過ぎにはシュラフに潜り込み、耳栓代わりのイヤホンでバッハの無伴走ヴァイオリンソナタを聴いていたらいつの間にかzzz。
ツアー3日目
2時起床予定でしたが1時半には目が覚めたので、山頂に持ってあがる物と、山荘においていく物のチェックを行いました。
2時半から朝食でおかゆを食べ、3時前にヘッドランプをつけて山荘を出発。
ちなみにもの凄く寒いことを想定していたのですがそれほど寒くなく、山荘出発時に着ていた物は、長袖のウールシャツ、薄いフリースのシャツ、雨具のジャケット、パンツ、ウールのタイツ、夏用ズボン、ウールの帽子、薄い手袋。ザックにはダウンジャケットと雨具のパンツを入れていました。
手袋はすぐに外し、フリースのシャツと雨具のジャケットは下山途中に脱ぎました。タイツは登っているときから履いてきて失敗したと思ったほどでしたが、途中で脱ぐわけにも行かず下山途中の山荘で脱ぎました。
山荘からはジグザグにひたすら登っていきます。
昨日に比べガイドさんの休みを入れる回数が多かったのですが、それは標高の関係が会ったのかもしれません。自分も意識して一歩に対して腹式呼吸を1、2回するようにしました。
ジグザグの幅がだんだん小さくなっていくとついに山頂です。
自分たちが到着してまもなくして朝日が昇りました。間に合ってよかった。
また、山頂で同じツアーに参加していたカップルの男性が女性にプロポーズして指輪を渡していました。どうぞお幸せになってください。
山頂でたっぷり時間をとってから下山開始をしました。
登っているときは暗くてわからなかった登山道の様子が、下山時は明るくなっていてよくわかり、結構凄いところを登ってきたんだなと思いました。
排雲山荘に寄りうどんっぽい麺を食べ、昨日来た道を戻ります。
3日目の方が天気がよく、下山途中でも玉山主峰が望めました。
登山口へ戻ってくると、無線で連絡してあったのかワゴン車が迎えに来ていて、今回は定員通り乗り込み駐車場までもどります。
そこからバスで昨日宿泊した東埔温泉のホテルに行き、シャワーで汗を流します。
ちなみに温泉も入れますが水着着用とのことで、荷物が増えることを嫌い私は持ってきていなかったので、温泉はパスしました。
その後ホテルで夕食を頂き、バスで4時間ほどかけて台北まで戻りました。
翌日は台北観光(故宮を見物し小龍包を食べました)をし、夕方の便で日本に戻ってきました。
玉山登山と台北観光もというよくばりな旅でしたが、天気や同行のガイドさんやツアー参加者にも恵まれよい登山旅行となりました。
コメント
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tsuruoka33 さん。はじめまして♪
歴史上の日本最高峰登頂おめでとうございます。
かの真珠湾攻撃の暗号文となった新高山ですよね。
時代がそうさせたと言え、かつてここが日本の領土だったというのはいろいろなことを考えさせられます。
自分もいつか行きたいと思ってます。ツアーのパンフレットとか取り寄せてみたりしてますが、なかなかハードルが高いようですね。
とても参考になるレコありがとうございました。
ichigooden さん
コメントありがとうございます。
玉山の登山ははガイド付きが条件となりますので、必ずどちらかのガイド会社を通さないと行けないと思います。
今回私の使用したペリカントラベル、その委託先の野訊国際登山旅行社は今回の旅行だけみると、とても対応がよく、すばらしい旅となりました。
料金も航空券や前日後日のホテル手配が自分でやらねばなりませんが、その分他のツアー会社と比べて安いようです。
今回はとても楽しめましたのでichigoodenさんにも台湾と玉山を楽しんで頂けたらと思っております。
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