北ノ俣岳 飛越新道登山口〜 ピストン


- GPS
- 08:43
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,481m
- 下り
- 1,483m
コースタイム
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:41
5:23 飛越新道登山口駐車場到着 12℃
5:45 飛越新道登山口出発
6:58 飛越新道分岐到着
7:28 鏡池平到着
7:42 寺地山到着
8:22 避難小屋分岐到着
9:43 神岡新道分岐到着
9:52 北ノ俣岳山頂到着
11:03 北ノ俣岳山頂出発
11:19 神岡新道分岐到着
12:04 避難小屋分岐到着
12:06 避難小屋到着
12:07 避難小屋出発
12:11 避難小屋分岐到着
12:15 避難小屋分岐出発
12:49 寺地山到着
13:26 飛越新道分岐到着
14:25 飛越新道登山口駐車場到着
14:26 駐車場所到着
平面距離 18.9km
沿面距離 19.4km
記録時間 08:43:00
最低高度 1,445m
最高高度 2,663m
累計高度(+) 1,621m
累計高度(-) 1,627m
平均速度 2.2km/h
最高速度 6.5km/h
登り歩行時間
飛越新道登山口〜飛越新道分岐:1時間13分(5:45〜6:58)(小休憩含む)
飛越新道分岐〜避難小屋分岐:1時間24分(6:58〜8:22)(小休憩含む)
避難小屋分岐〜神岡新道分岐:1時間21分(8:22〜9:43)(休憩なし)
下り歩行時間
神岡新道分岐〜避難小屋分岐:45分(11:19〜12:04)(休憩なし)
避難小屋分岐〜飛越新道分岐:1時間11分(12:15〜13:26)(休憩なし)
飛越新道分岐〜飛越新道登山口:59分(13:26〜14:25)(休憩なし)
天候 | 快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
泥濘で有名なルートのようだが泥濘は酷くなく回避して歩くことが可能だがゲーター必須 丸い木端の敷かれた上はツルツルなので要注意 避難小屋から上の木道は固定されていないものもあるので要注意 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
先月、飛騨の山友さんから北ノ俣岳への山行にお誘いを受けたが、大事な農作業を優先したため行くことが出来なかった。
北ノ俣岳はとても魅力的だが距離も長いし、標高差も大きいのであまり自信がなく、少しでも体力を上げてからと考えていた。
今の時期、どこの登山口も激混みでどこに行ったらよいか困ってしまうが、飛越新道登山口から北ノ俣岳に入山する人は少なく駐車場の心配がないとのことなので、少し遅い到着でも大丈夫だろうと思い、行ってみることにした。
山友さんからいろいろとアドバイスを受けていて、「下見のつもりで行ってみて」との言葉に気楽にいくつもりでいたが、事前にカーナビの目的地設定をしていなかったため、途中少し迷いそうになり、今日はまさかの登山口の下見?とハラハラしながら飛越高原天の夕顔の道を登って行った。
オレンジ色の街灯が見えて、もしかしたら飛越トンネルかなと思ったら、写真で見たことのある駐車場に予定より15分早く到着した。
先行の車は10台。まだ15台程は駐車出来そうだ。多くが地元飛騨ナンバーだ。
車中で朝食を食べ、トイレを済ませてから出発。
今日は先週と違って寒くないが、長袖シャツは着たまま。
いきなりの急登だが、少し登ると下りになってしまった。
しばらく小さなアップダウンを繰り返す。
風が木に当たって音を立てている。今日は少し風が強いようだが、暑くなったので長袖シャツを脱いで半袖Tシャツになる。
後半急登になってから稜線に出ることは認識していたが、こんなにアップダウンや平らな場所が多いとは想像していなかった。
急登が長く続かず平らになるのは助かるが、帰りは登り返しがあって、さらになかなか高度を下げないパターンかな。
一番心配していた泥濘は、最近の好天で随分と乾いて良好な状態になっていたようで、すべての泥濘は左右に回避出来て、ゲーターは汚れたが靴が泥にまみれることはない。
今年の稲刈りは泥濘で長靴が汚れるのはもちろん、膝より上までの泥飛びも多数で、一部では一歩一歩が左右に滑る状態。
リアルな田んぼを想像していたのでまったく問題なかった。ただし、丸太を輪切りにして並べた場所では、濡れて黒色になった木端は氷のようにツルツルで登り時に傾いた所に足を置いてしまいコケそうになった。
寺地山を過ぎると大きく下るが、しばらくすると視界が開けて木道が見えてくる。
避難小屋分岐ではチェーンソーの大きなエンジン音が聞こえていた。何か工事でもしているようだ。
避難小屋分岐を過ぎて木道に入ると風が直接体に当たるようになったので、長袖シャツを着たが、木道が終わる頃には暑くなって再び半袖Tシャツになった。
U字にえぐられた登山道には大きめの岩がころがり歩きにくい。多くの方がその脇を歩いていて歩行跡がついているのでなるべく脇を歩く。
U字のようになった登山道を抜けると下山して来る人に会った。
駐車場で出発準備をしているソロハイカーはいたが、登山道で会う初めての人だ。
黒部五郎岳を目指して登ったが久々の山行で体力的に無理があり、北ノ俣岳まで行って下山して来たとのこと。
まだ9時を過ぎたばかりなので、「もったいないですね」とこたえたが、地元の方らしく何の未練もない様子で下山して行かれた。
ハイマツ帯に入ると登山道の左右から枝が伸びてトンネルの様になり、足元が見えにくいし体に当たって進みにくい。
時々枝をつかみながら進むが、太い枝をつかむとマツヤニが指についてしまう。先端近くのマツボックリが付いているあたりなら問題ない。
ハイマツのトンネルを抜けると下に後続者が見えた。駐車場で出発準備をしていた方だと思うが急に近づいた感じだ。稜線まで追いつかれずに登りたいと思ってがんばるが時々足を止めてしまう。
稜線が近くなると足元が砂利のような小石になった。小石の上は滑る感じでこれまた歩きにくい。
しかし、歩きにくいのもつかの間で稜線に出た。
稜線上は景色が一変する。
左手に白い山肌が目立つ薬師岳、右手に北ノ俣岳がすぐ近くに見える。正面はとても開けている。
神岡新道分岐に少し下って到着すると写真で見ていた木道がある。
右折して意気揚々と木道歩きで楽をしもうと思ったら、木道はすぐに終わってしまった。でもすぐに北ノ俣岳山頂に到着した。
途中ですれ違った方から稜線の風は弱いと聞いていたが、南から吹く風はやや強めで少し寒いのでアウターパーカーを着込んだ。
稜線東側はやや風が弱い。風は南南西から吹いているのかもしれない。
しばらくすると飛越新道からの後続者が到着して、すぐに太郎平方面に引き返して行った。
その後、折立から入山したという富山の女性と話をした。
地図を見て隣の赤木岳が気になったが、どれがそうなのか分からないので、ほぼ平らに見えるルートを少し先まで行ってみることにした。
黒部五郎岳がより近くに見え、そこに続く大きく下っているルートを眺めて、今日はここまでとした。
初めて蝶ヶ岳にソロで登った時に隣の常念岳を見て行ってみようと思ってしまったが、黒部五郎岳は行ってみようと思える距離感ではなかった。
快晴で360度の眺望だが、西側には雲がかかり何が見えているのか認識することは出来なかった。
稜線上では合計で15名程に会ったが、のんびり出来る静かな山だった。
帰りのルートも長いので少し早めではあるが11時を過ぎたので下山を開始した。
ハイマツ帯を下っていて空腹なのに気づいた。稜線上では景色を楽しみ過ぎて何も口にしていなかった。帰りは避難小屋に立ち寄って冷たい水をいただこうと当初から考えていたので、避難小屋で食事することにする。
避難小屋までの下山は順調で、冷たい水をいただきペットボトルにもいっぱいに入れた。
朝のチェーンソーの音が、小屋へのはしご作りだったのか、などと考えてすぐに小屋をあとにして分岐点に戻ってしまった。
何か忘れている気がする、昼食をとるつもりだったのに空腹がおさまってしまっていた。さすがにこのまま下山してはいけないと、おにぎりを先ほどいただいた水でお腹に流し込んで再び出発。
ここからはあまり展望もないし、色づいた木々を撮りながらコケないよう慎重に進む。
勝手知ったる近場の山と違い、とても小走りは出来ない。
登り返しが複数あり、これで最後だろうと思ったらまだあった、となりながら[もうすぐ飛越トンネル]看板の所まで来た。
登り時には??だったが、意味がわかり納得したのだが、そんなにすぐじゃない。登りの時はここまであっという間だったが。
ようやく駐車場が見えた。ここまで来れば本当にすぐだが急なので足を滑らせないよう注意して息が上がったままゴール。
久しぶりに、登山口到着時に「やれやれ」と思った。
今日はPayPayを使わなかったため、自宅出発時からスマホを機内モードにしたままで、道の駅奥飛騨温泉郷上宝によってオフにしたのだが圏外だった。そんなはずはないのではと思いつつも、慣れた場所ではないので仕方なしと思っていた。
稜線に出てからも接続を試みるがあえなく圏外。
それ以降、旧波田町付近に戻るまで圏外のままで家族にも山友さんにも連絡していなかった。
モバイルバッテリーを持参していたのだが、先週の硫黄岳山行でケーブルを破損してしまい、車に置いてあるケーブルを持ち忘れてしまった場合を考えて早くから節電しようと思ったのがいけなかった。
自分にとってはタフなルートだが花咲く季節にまた訪れてみたい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する