徳和から乾徳山周回
- GPS
- 05:55
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,237m
- 下り
- 1,236m
コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 5:45
天候 | 曇り後晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂付近の岩場は滑り易く、三点支持で進む必要あり。山頂から少し北に進んでから始まる下山道は、急傾斜が多くスリップ注意。他は特に問題なし。 |
写真
感想
徳和の駐車場には5:20頃に到着。外気温は5℃と低かったが、途中で休憩した三富の道の駅は気温2℃だったので、それよりはだいぶ暖かく感じた。準備の後に5:31に行動開始。最初は徳和の住宅街歩きのため、ヘッドライトは不要だった。アスファルト道路をしばらく歩き、害獣予防の柵を越えると登山道に入る。ここからはしばらく急登の連続。半月ぶりの登山なので体がついて行かない。ザックの荷物は軽いはずなのだが、運動不足は深刻だ。登山道を歩き始めると周囲がようやく明るくなり、本格的にヘッドライトは要らなくなった。急登をこなしつつ進む。天気は樹林が濃くてよく分からないが、夜が明けて晴れていることは分かった。急登に苦しみつつも登り、6:25に道満山に到着。すっかり夜が明けた。ここで小休止。展望は樹林帯のためなし。歩き始めの時は寒くて薄手のソフトシェルジャケットを着ていたが、登りがきつくて暑くなり、既に上着はザックの中だった。道満山は水分補給のみで出発。
ここまで天気は良く予報どおりと思ったのだが、先へ進むと徐々にガスが出てきた。予報的にはもう少し良いと思ったのだが、山の天気は当たらない。ガスが出て日射が遮られたためか、気温が上がらず、一度温まった体が再度冷えることに。それでも歩いている限りは寒くて仕方ないことはなかった。しかし進めども進めどもガスは晴れず、風も弱いため、このまま展望のないままになるかも、と思わざるを得なかった。大平からの林道と何度か交差しつつ標高を上げて扇平付近へ7:23に到着。ここへ来てようやくガスが取れてきた。ここまで2時間弱ほど水分だけで行動してきたので、2人とも岩の上に座って栄養補給することに。雲の流れは速く、ガスが取れたり着いたりしていた。その割には周囲の風は弱く、座って休んでいても寒さはそれほど感じなかった。
休憩後に行動再開。この先はお楽しみの岩場が続く道。時折樹林が切れて展望が開けるようになる。真っ先に雪を被った富士山が見えた。やはり雲の動きが速くて、見えたり見えなかったりだが、途中ガスが濃くて展望を諦めかけていたので、遠望が効くのは有り難かった。更に進むと冠雪して白くなった南アルプスが見えた。甲斐駒ヶ岳、白峰三山などなど。今日は本当は南アルプスの山を訪問したかったのだが、白くなった峰を見て、こちらに転進して正解だった、と思った。あれだけ雪があると歩くのは色々と難儀しそうだった。
山頂に近付くと鎖のかかった岩場が連続する。足掛かりが思ったより少なくて緊張するが、何とかこなす。ワクチン接種以後、接種した腕が痛くて力が入らず、岩場の登下降は全く自信がない。Zさんは相変わらず岩場の動きが良く、見ていて安心できる。2人とも事故なくこなして無事に山頂に8:32に到着。先行のパーティがいたが、2名だけで静かな山頂だった。ここで写真を撮るが、相変わらず雲の流れが速くて、富士山や南アルプスは雲に隠れてしまうことが多かった。天気は概ね良かったが、常に眺望が良かったわけではなかったのは残念だった。
山頂の岩に腰掛けてしばし休憩。ソフトシェルジャケットを着てちょうどよいくらい。風はなくて穏やか。今日はこの後少し先まで進んだら下山道を降りる。山頂直下の岩場からはストックの使用を止めていたが、山頂にて再度取り出して出発。しかしこの判断はあまり良くなかった。山頂の向こう側もハシゴなどが多くてストックが邪魔に感じた。ザックに着けたままのほうが良かったと思う。下り始めてしばらくし、下山道が出てこないと心配になった頃、ようやく道標が現れた。かなりしっかりしていて、見落としようがなかった。安心して下り始めるも、ここが案外難路というか、厄介だった。斜面が急な上に湿っていてシューズのグリップが良くない。つるつる滑りつつ、尻餅をつかないように下る。しかもこの斜面が結構長く続くので、精神的にも疲れてくる。それでも高原ヒュッテまでの1時間程度なので、大きなアクシデント等はなく下り切る。ヒュッテに入り小休止。ここも先客がいた。ヒュッテの外観は以前見た時と変わらないが、内部はとてもきれいに保たれていて、ここで宿泊してもよいと思った。トイレもある。水場もヒュッテを少し下ればあった。
休憩後小屋の外に出て行動再開。下山を始めると続々とハイカーが登って来る。ここまで1パーティしか見なかったが、スタートの時間が早かっただけのようだ。後続は途切れず、結局登山口まで適度な間隔が空いて続いていた。登山道が比較的広いので、通過待ちがあまり生じないのは助かった。また、高原ヒュッテから先は傾斜が緩く、岩石もゴロゴロしておらず、歩きやすいルートが続いた。登山口を過ぎると後は林道を歩いて駐車場に戻るのみ。天気は晴れているが気温は高くなく、歩いていても汗はかかなかった。徳和の集落を抜けて11:16に無事駐車場到着。朝は空きのあったスペースは、この時間満車状態だった。山中ですれ違った人の数からして、この状態は容易に想像できた。
今回で通算3回目となった乾徳山だが、3回とも少しずつコースを変えて訪問した。傾斜は急なところが多いが、色々楽しめる山だと思った。
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