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Yamareco

記録ID: 366150
全員に公開
トレイルラン
富士・御坂

闇夜の天子山地(UTMF試走)河口湖駅〜天子山地〜富士宮駅

2013年11月03日(日) 〜 2013年11月04日(月)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
17:36
距離
69.6km
登り
3,033m
下り
3,756m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

河口湖駅11:18―11:59登山口―13:07足和田山―13:35三湖台―14:08鳴沢氷穴―14:40赤池交差点―15:35松風(鹿カレー)16:05―16:19本栖湖青少年スポーツセンター―17:17竜ヶ岳―17:52端足峠―19:32麓20:00―22:05地蔵峠―22:40雪見岳―23:22熊森山―23:58送電鉄塔作業小屋―1:01長者ヶ岳―1:29天子ヶ岳―2:25天子ヶ岳登山口―4:51富士宮駅
天候 晴れのち雨

気温:
13:05 足和田山 標高1355mで16℃
20:00 麓 標高840mで14℃
20:34 熊森山 標高1574mで10℃
1:27 天子ヶ岳 標高1330mで11℃
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き:富士急行河口湖駅  帰り:JR富士宮駅
コース状況/
危険箇所等
■青少年スポーツセンターまで:
 急な登りは天神社〜足和田山間の階段だけ。足和田山以降は緩い下りが続くので、短時間で距離を稼げる。
 人が多いので、追い越しに注意。なだらかなハイキングコースで紅葉もきれい、紅葉台の展望レストハウスまで車で上がってこられるので、小さな子どもを連れた家族もよく歩いている。
 紅葉台から下りて、国道139号(富士パノラマライン)の手前に階段があり、地下道に下りられる。139号は横断しなくて済む。

■麓から地蔵峠まで:
 雪見岳東の尾根はUTMF当日のみ通行可能で、普段の通行は厳禁。迂回路として地蔵峠または毛無山付近が大会公式マップで紹介されている。この内、地蔵峠へのルートは谷沿いの地形で渡渉点が多く、増水が見込まれる状況では使用できない。渡渉点には必ずテープがついているので、夜間は分かりにくいが探す。足元があまりに荒れていて、ロープも見当たらないという状況になったら、道を外しているかもしれない。
 水の補給は気軽にできる。

■地蔵峠から天子ヶ岳登山口まで:
 長者ヶ岳までは破線ルートで、足元が悪い。台風の影響で倒木が多い。狭い尾根を倒木が塞いでいることもあり、迂回しようとして崖から足を踏み外さないように注意。雪見岳からの下りにも倒木があり、スピードに乗っていると激突する恐れも。夜間で霧が出ると、ルートを外しやすい。尾根の中心を進むので、巻き道のような場所に入り込んでしまったら、テープがある場所まで引き返すのが無難。固くしまった路面から急に柔らかい路面に踏み込んだ場合も、ルートを外している可能性が高い。テープのほか、白い杭(何も書いてないので呼び方が分からない)がルート上に立てられていて目立つので、手がかりに利用できる。地図とコンパス、GPSを使いこなして常に現在地を把握したい。
 長者ヶ岳からは道を塞ぐ倒木もなく、路面状況が良くなる。そのお陰で、長さを感じない。
 稜線上では水場がなく、抜けるまでに時間がかかるので、水・食料は十分に。ビバークに耐えられる用意もほしい。
 
■その他
・携帯電話(SoftBank)の電波は入りやすい様子。時々確認したが、天子山地でも圏外になる場所はなかった。(楽天の優勝を稜線上で知りました。)
・山岳区間以外では鈴を外す。試走に限った話ではないが、精進湖民宿村、本栖湖や「麓」のキャンプ場、天子ヶ岳登山口以降など、住宅地やキャンプ場の近くでは特に注意する。
・今回は積雪の心配はなかったが、11月下旬以降は対策が必要。
・試走の前には大会公式ページで注意事項を確認し、遵守したい。大会存続のためにも。
   「試走禁止、走行禁止、熊鈴禁止区間について」
   http://www.ultratrailmtfuji.com/news/2013/11/678/
富士急の車窓から。笠雲がかかっているから、天気は崩れるかな
2013年11月04日 13:19撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:19
富士急の車窓から。笠雲がかかっているから、天気は崩れるかな
試走禁止区域の富士ビューホテル周辺を外し、とんがり屋根の中学校の脇を通って登山口に直行
2013年11月03日 11:43撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 11:43
試走禁止区域の富士ビューホテル周辺を外し、とんがり屋根の中学校の脇を通って登山口に直行
地名の由来を知るのは楽しい
2013年11月03日 11:51撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 11:51
地名の由来を知るのは楽しい
羽根子山登山口の南、大嵐入口バス停の北にある登山口
2013年11月03日 11:59撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 11:59
羽根子山登山口の南、大嵐入口バス停の北にある登山口
天神社の境内はきれいに紅葉している
2013年11月03日 12:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 12:13
天神社の境内はきれいに紅葉している
急階段が続く
2013年11月03日 12:16撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 12:16
急階段が続く
林道分岐から折り返しながら登っていく。「山と高原」地図では直進するように載っているので、迷った。道標に従えば大丈夫
2013年11月03日 12:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 12:31
林道分岐から折り返しながら登っていく。「山と高原」地図では直進するように載っているので、迷った。道標に従えば大丈夫
樹海の向こうに自衛隊の演習場が見える
2013年11月03日 12:37撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 12:37
樹海の向こうに自衛隊の演習場が見える
樹海と富士山
2013年11月03日 12:41撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 12:41
樹海と富士山
マムシ草があちこちで見られる。蛇のような縞模様がくっきり
2013年11月03日 13:10撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/3 13:10
マムシ草があちこちで見られる。蛇のような縞模様がくっきり
色づき始めたハイキングコース
2013年11月03日 13:14撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 13:14
色づき始めたハイキングコース
三湖台から北の御坂山地を望む。頭二つ出ているのは鬼ヶ岳と十二ヶ岳だろう
2013年11月03日 13:35撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 13:35
三湖台から北の御坂山地を望む。頭二つ出ているのは鬼ヶ岳と十二ヶ岳だろう
これから目指す天子山地と本栖湖。遠い
2013年11月04日 13:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:29
これから目指す天子山地と本栖湖。遠い
紅葉と富士山
2013年11月04日 13:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 13:39
紅葉と富士山
国道139号の手前、右側に階段がある
2013年11月03日 13:58撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 13:58
国道139号の手前、右側に階段がある
地下道をくぐって鳴沢氷穴へ
2013年11月03日 14:03撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/3 14:03
地下道をくぐって鳴沢氷穴へ
溶岩樹型。伊豆大島でも見たことを思い出す
2013年11月03日 14:09撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/3 14:09
溶岩樹型。伊豆大島でも見たことを思い出す
氷穴から139号に出て、赤池の信号まで5kmのロードを走る
2013年11月03日 14:21撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 14:21
氷穴から139号に出て、赤池の信号まで5kmのロードを走る
樹海に入り、本栖湖へ向かう。民宿村では鈴を外すこと
2013年11月03日 14:52撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 14:52
樹海に入り、本栖湖へ向かう。民宿村では鈴を外すこと
もう一度地下道をくぐる
2013年11月03日 15:14撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 15:14
もう一度地下道をくぐる
道中の解説板を読むのも楽しい
2013年11月03日 15:15撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 15:15
道中の解説板を読むのも楽しい
城山の縁に沿って進み、本栖湖へ
2013年11月03日 15:23撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 15:23
城山の縁に沿って進み、本栖湖へ
広場にフジアザミが群生していた
2013年11月03日 15:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 15:29
広場にフジアザミが群生していた
「松風」で鹿カレーセットをいただく。猟でとった鹿を使ったジビエ料理。臭みがなく、柔らかく調理してあって美味しい。このボリュームで1000円は安いと思う
2013年11月04日 13:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:31
「松風」で鹿カレーセットをいただく。猟でとった鹿を使ったジビエ料理。臭みがなく、柔らかく調理してあって美味しい。このボリュームで1000円は安いと思う
本栖湖畔を回って登山口へ。汗冷えしてきたので、1枚着込む
2013年11月03日 16:09撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 16:09
本栖湖畔を回って登山口へ。汗冷えしてきたので、1枚着込む
ライトの準備をして天子山地へ
2013年11月03日 16:19撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 16:19
ライトの準備をして天子山地へ
竜ヶ岳のつづら折れを登っている間に日没を迎えた
2013年11月03日 16:40撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 16:40
竜ヶ岳のつづら折れを登っている間に日没を迎えた
富士山も暗闇に沈む
2013年11月04日 13:35撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 13:35
富士山も暗闇に沈む
竜ヶ岳山頂には当然、誰もいない。薄暮の時間帯で、動物の動きは活発になっている。茂みに大きな動物が飛び込む音が聴こえた
2013年11月03日 17:27撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/3 17:27
竜ヶ岳山頂には当然、誰もいない。薄暮の時間帯で、動物の動きは活発になっている。茂みに大きな動物が飛び込む音が聴こえた
端足峠から一端下山。分岐の左から浮石の多いつづら折れの道を下る
2013年11月03日 17:52撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 17:52
端足峠から一端下山。分岐の左から浮石の多いつづら折れの道を下る
東海自然歩道に合流、A沢貯水池を回りこんで「麓」を目指す。途中、鹿の群れが前方を横切った。目の光だけが目だって、一瞬、車道に出たのかと勘違いした
2013年11月03日 18:17撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 18:17
東海自然歩道に合流、A沢貯水池を回りこんで「麓」を目指す。途中、鹿の群れが前方を横切った。目の光だけが目だって、一瞬、車道に出たのかと勘違いした
夜の吊橋は、揺れも大きく感じる
2013年11月03日 18:34撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 18:34
夜の吊橋は、揺れも大きく感じる
蛇!と飛びのいてしまったが、根っこだった
2013年11月03日 19:03撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/3 19:03
蛇!と飛びのいてしまったが、根っこだった
牧場の横を通る。柵には電流が流れているので触らないように注意! 軽く触れただけでカメラを落とすぐらいの衝撃がきます
2013年11月03日 19:14撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 19:14
牧場の横を通る。柵には電流が流れているので触らないように注意! 軽く触れただけでカメラを落とすぐらいの衝撃がきます
「麓」公衆トイレに来る前にキャンプ場の横を通る。鈴を鳴らさないように
2013年11月03日 20:00撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/3 20:00
「麓」公衆トイレに来る前にキャンプ場の横を通る。鈴を鳴らさないように
試走禁止区域を避けて、迂回路を通る
2013年11月03日 20:08撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 20:08
試走禁止区域を避けて、迂回路を通る
増水するほどの雨は降っていなかった。地蔵峠ルートを選択
2013年11月03日 20:17撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 20:17
増水するほどの雨は降っていなかった。地蔵峠ルートを選択
3つ目の渡渉点を通り過ぎ、道のように見えた崖を登ってしまった。登り続けても、元のルートには合流できないところだった。荒れた路面から誤りだと判断し、最後にテープを見た場所まで引き返した
2013年11月03日 20:24撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 20:24
3つ目の渡渉点を通り過ぎ、道のように見えた崖を登ってしまった。登り続けても、元のルートには合流できないところだった。荒れた路面から誤りだと判断し、最後にテープを見た場所まで引き返した
けっこう険しい道。濡れた岩をトラバース
2013年11月03日 20:57撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 20:57
けっこう険しい道。濡れた岩をトラバース
何度となく渡渉する。対岸のテープを探しながら渡る
2013年11月03日 21:08撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 21:08
何度となく渡渉する。対岸のテープを探しながら渡る
爪あとが残る幹。樹液がうっすらと染み出している
2013年11月03日 21:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 21:29
爪あとが残る幹。樹液がうっすらと染み出している
最後の渡渉点にある滝。地蔵峠までもう少し
2013年11月03日 21:48撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 21:48
最後の渡渉点にある滝。地蔵峠までもう少し
やっとのことで地蔵峠に到着。麓から2時間かかった
2013年11月03日 22:05撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 22:05
やっとのことで地蔵峠に到着。麓から2時間かかった
倒木が多い。雪見岳からの下りにも倒れていて、あわてて急停止した
2013年11月03日 22:46撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 22:46
倒木が多い。雪見岳からの下りにも倒れていて、あわてて急停止した
熊森山北面の急登。足元が濡れて滑る。ロープがあれば使う
2013年11月03日 22:59撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 22:59
熊森山北面の急登。足元が濡れて滑る。ロープがあれば使う
ガスが濃くなってきた。ハンドライトで低い位置からも照らす
2013年11月03日 23:22撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 23:22
ガスが濃くなってきた。ハンドライトで低い位置からも照らす
狭い尾根道。時々、鹿の高い鳴き声や、鹿ではない何かの低い声が聴こえる。この広い山の中で動いている人間は自分ひとりかもしれないと思うと、怖さと同時に楽しくなってくる
2013年11月03日 23:37撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 23:37
狭い尾根道。時々、鹿の高い鳴き声や、鹿ではない何かの低い声が聴こえる。この広い山の中で動いている人間は自分ひとりかもしれないと思うと、怖さと同時に楽しくなってくる
雪見岳〜長者ヶ岳の中間に送電鉄塔作業小屋
2013年11月03日 23:58撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/3 23:58
雪見岳〜長者ヶ岳の中間に送電鉄塔作業小屋
視界がきかない中で、白い杭が目印になる
2013年11月04日 00:44撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 0:44
視界がきかない中で、白い杭が目印になる
地蔵峠からの長い破線ルートを終え、長者ヶ岳に到着。ここから足場が格段に良くなる
2013年11月04日 01:01撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/4 1:01
地蔵峠からの長い破線ルートを終え、長者ヶ岳に到着。ここから足場が格段に良くなる
天子ヶ岳からの下り道に、リンドウが輝いて見えた
2013年11月04日 01:35撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/4 1:35
天子ヶ岳からの下り道に、リンドウが輝いて見えた
林道合流点に近付くと、道に沿ってロープが張られていた
2013年11月04日 02:08撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 2:08
林道合流点に近付くと、道に沿ってロープが張られていた
天子ヶ岳登山口に到着。長かった
2013年11月04日 02:25撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 2:25
天子ヶ岳登山口に到着。長かった
住宅地に入る前に、鈴は外してしまっておく。もう丑三つ時だ
2013年11月04日 13:47撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:47
住宅地に入る前に、鈴は外してしまっておく。もう丑三つ時だ
霧でかすむ町を歩いて駅を目指す
2013年11月04日 03:24撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 3:24
霧でかすむ町を歩いて駅を目指す
午前5時前、富士宮駅に到着
2013年11月04日 04:53撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/4 4:53
午前5時前、富士宮駅に到着

感想

 富士山の裾野を一周するウルトラトレイルマウントフジ(UTMF)。2回目の申込みで当選しました。
 長時間行動の経験を積んでおこうと思い、河口湖駅から夜通し走って富士宮駅から帰ることにしました。天子山地だけの試走はしたことがありますが、30km近く走ってから、それも夜間に通過するのは全く違うはず。2014年大会のコースが発表されていないので、2013年のコースを辿ります。天子山地では竜ヶ岳先の端足峠から一端下山し、最高峰の毛無山を巻いた辺りでもう一度稜線に上がるという設定。

 雪見岳の東の尾根は一般に公開された道ではなく、普段は別の道を迂回することになります。今回は「麓」から地蔵峠に上るルートを選びましたが、かなりしんどい! 暗い中何度も渡渉点を探し、気を遣いました。大きく迂回するため、大会よりも1.3kmほど余分に行動することになります。大会当日であればエイドを置けるので意味がありますが、普段は麓で補給できる訳でもなし、どうせ大会と違う道を行くなら、毛無山経由の方が楽かと思います。(渡渉点で給水はできます。今回、簡易浄水器を持参していて、途中で1L汲みました。)所要時間は、昨年に毛無山を経由したときは約8時間、今回は休憩時間を除いて10時間と、迂回した方が時間がかかりました。(昨年は日中で、荷物が軽かったという違いはあります。)

 荷物の重さは約7kg、うち2.5kgは水です。防寒具や着替えも入れて、だいぶ重くなりました。2014年大会では、今まで一部の区間で認められていたトレッキングポールの使用が禁止されています。ポールを活用していた身としては厳しくなりましたが、これからポールに頼らないで完走できるように練習すればいいだけの話です。
 気温は最も寒いときで10℃。雨が降っていましたが、風がなかったので、半そでにレインウェアという格好で快適でした。ただ、天子山地で頭に何も被らずに行動していたら、冷えて頭痛がしてきました。頭の保温は、やはり無視できません。

 移動距離約70km、休憩時間を除いて約17時間行動。さすがにクタクタですが、本番は161km。半分以下でしかありません。全体の進行を見据えたペース配分を考える必要があります。今回とSTY出場の経験から、エイドで仮眠を入れていけば完走はできるかな、という手応えが得られました。

 ところで、今回の楽しみは「鹿カレー」でした。猟でとってきた鹿を使ったジビエ料理というもので、今回は本栖湖レストハウスの100m西にある「松風」で鹿カレーセットをいただきました。鹿カレーに鹿の竜田揚げ・たたき、鹿と猪の燻製がついて1000円で食べられます。癖がなく柔らかく調理されていました。燻製は行動食として持ち帰りたいと思ったほど。2012年大会では青少年スポーツセンターのエイドで選手に振舞われたそうですが、2013年大会ではお粥に変わってしまったとのこと。次回はぜひ復活してもらいたいものです。

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コメント

ゲスト
kizitoraさん(^_^)こんばんは
UTMF当選おめでとうございます!私もようやく挑戦する資格とチャンスを得ました(^_^)

早くも半分試走とは素晴らしいです。東北は段々と雪に埋もれてトレーニングもままならなくなりますが、じっくり走りこんで本番に備えたいと思います!
2013/11/6 23:15
Utaroさん、はじめまして!
当選、おめでとうございます

Utaroさんは、2012年と2013年のSTYを合わせて、富士山の裾野を一周されてるんですね! UTMFに向けて、アドバンテージがあると思います。
50kmの「感動領域」から111kmありますから、どうなってしまうか楽しみですね!
お互い、頑張りましょう!

北東北はもう雪なんですね〜。
実は私、来年3月まで宮城に単身赴任しています。
(今回は連休中に東京に帰省したのを利用して行っていました)
東北は車がないと登山口までのアクセスがなかなか厳しいですが・・・できる限りトレーニングして、UTMFに望みたいと思います!
2013/11/7 1:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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