棒ノ嶺〜高水三山(二山):奥武蔵の人気スポットから奥多摩へ
- GPS
- 07:55
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,510m
- 下り
- 1,537m
コースタイム
天候 | 人柄どおり晴れ!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:青梅線御嶽駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 ゴンジリ峠〜高水三山は登り下りの連続で、こまめな休憩をした方がよろしいかと。 |
写真
感想
山の紅葉もほぼ終わり、さてどこに登ろうかと考えていた矢先、以前の山行写真をたまたま見つけ、棒ノ嶺から御嶽駅へ降りようと計画。
東飯能駅から乗ったバスはさすがにハイカーで満員、やはり座るには飯能駅からのほうが確実かなぁと、乗り換えを渋った自分を諫めます。
と、予想に反してさわらびの湯で下車したハイカーは多くはなく、たぶん名郷下車で大持・小持山、あるいは蕨山、有間峠あたりが目的のハイカーなんでしょう。
最近ウノタワ方面とか人気が出てきましたねぇ。
レコユーザーさんの影響でしょうか(笑)
8時前後なんですが、あんまり寒くはありません。
有間ダムを眺めながら、登山口へゆっくり歩きます。
ダムはほぼ満水。
夏に登った際は1/3ほどしかなかったと記憶していますが、今年の台風の多さが功を奏したというところでしょうか。
ダムの北側は赤く色づき、その上の蕨山方面は真っ黄色、今年も紅葉がみれた、などと一人でナットク、でも登るんだ!!
ハイカーは数人、でも登山口には車が数台、靴紐を締め直している間にも何台かが駐車し、登山口はあっというまに数珠つなぎに。
棒ノ嶺の人気度の高さがわかります。
登山口近くの大杉に再会のご挨拶をし、沢沿いの杉並木をやり過ごし、コルジュ帯へ分け入ります。
いつも思うけど、別世界への扉のような、異次元への入り口のような、岩の門をくぐります。
時間があればいつまでも留まって滝を眺めていたいんだけど、秋は陽が短い。
目に焼き付け、とりあえずあずまやを目指します。
あずまやで休憩。
最近休憩時間が短くなってきたみたい。
今までならおやつを食べて、なんやかんやで無駄な時間を潰していたのが、最近は平均数分と言うところでしょうか?
良いのか悪いのかわからない。。
あずまやから伸びる急登〜岩茸石まで一気に通過、ゴンジリ峠に到着。
帰りはここから奥多摩へ足を向けるつもり。
山頂までの急登を、汗だくになりながら、足を一歩一歩進めます。
テーピングした右膝も、今のところ大丈夫だ。
なんか妙な安心感が芽生えますが、これは油断につながる!と、思わず首を振り考えを振り払います。
山頂到着。
わ〜〜〜〜!!人多いなぁ! と思わず口に出ました(笑)
まさに老若男女入り乱れてます。
山頂標識が一番人気で、入れ替わり立ち替わり写真を撮るハイカーが絶えません。
展望は言うこと無し。
西〜北〜東の方角、そのほとんどが望めます。
ほぼ真北に雪を被った双耳峰がうっすらと。
あれは谷川岳だろうか?
北東方面は雨雲らしき黒い雲が立ちこめでいました。
11時前。
少し早いけど、先も長いしメシにしようとお湯を沸かします。
先週同様カップ麺におにぎり。ちょっと手抜き気味だけど、忙しかったからしょうがありません。
最近成長期なのか(笑)はらぺこになるのが早い(笑)
大きめおにぎり4口で完食!!
汗だくのタオルと帽子が乾いたのを確かめ、ゴンジリ峠まで戻ります。
ゴンジリ峠で休憩中のハイカーさんに話しかけられ、不安なので途中まで同行することになりました。
定年退職を機に山歩きを始めたこと、このまま下山するのはつまらないので、どうせなら足を伸ばしたいんだけど道が定かではないので、などと言われ、仕方なく同行を許可。
よってここから写真が少なくなりました。
自分のペースを保てないのが不安になりましたが、話しかけてくれるので疲れも感じず、かえってペースが速くなりました。
途中富士の御山に再会。
山頂をぼんやり見せてくれました。
黒山を通過し、岩茸石山に到着。
同行ハイカーさんとはここでお別れ。
実は黒山からのルート、以前に道迷いでナイトハイクを強いられたルートでもあります。
山歩きを始めたばかりの、なんというか気負っていた頃。
無理なルートを選択し、予定時間に下山できなかったばかりか日没を過ぎてもまだ下山できないという、自分の経験では最悪の山行でした。
真夏だったこともあり寒さとは無縁でしたが、結果的に道迷いを2回繰り返し、軍畑駅にたどり着いたのが日付変わって午前2時頃でした。
そういう苦い経験があるルート。
自分への再度の戒めでもあります。
2度目の高水三山、良く歩かれていることもあり、さわやかな山行を楽しめました。
こんなにたくさんのハイカー達と一緒に山頂を楽しめるのは久しぶりです。
惣岳山青渭神社にて、ここまでの無事を感謝。
さて帰るぞ!
油断は禁物!などと独り言していたら、年配のハイカーご一行に笑われ、どこから来たのか?どこまで?などと矢継ぎ早に質問され、しどろもどろになりながら答えます。
よって、惣岳山での写真無し。。。
御嶽駅までの下山は良く整備されています。
さすが奥多摩(笑)
ただし、プチ岩場、山腹の極細巻き道片側切れ落ち、などが多く、ロープなど設置されてはいますが油断は禁物。
プラス奥武蔵奥秩父同様、杉根っこウネウネで転倒に注意。
里が近づくにつれ、車の行き交う音や電車の通過音などが間近になり、安心感が生まれますが、それが転倒滑落を引き起こします。
細心の注意で下山。
麓の慈恩寺にて、感謝のお参り。
神仏に感謝することが山行の日常になりました。
数年前の、遭難一歩手前の山行では、とにかくがんばるんだ!ここで迷ったら、しんだりしたらみっともない、と言う思いばかりで、やっとこさ里に下りられました。
その当時は、奥武蔵奥秩父の峠道によくある朽ちた祠などには見向きもしなかった自分ですが、最近はなんなんだろうか?(笑)
御嶽駅前は人多すぎ!!
さすが観光地、メジャー級(笑)
駅前で休憩、もはや定番となりつつあるバナナカステラをパクつきながら、駅に急ぐ人たちを観察します。
土日の青梅線は通勤ラッシュ並みだなぁ、、などと思いを巡らせます。
過去の苦い経験を、思い出は思いでとし、戒めを忘れないようにしようと、気を引き締めた山行でした。
さて来週は秋から冬へ移り変わる時期。
まだ冬山というには早いかもだけど、これからが奥武蔵の一番良い季節です。
どこへ行こう。。。。
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