皆子山・権現山・蓬莱山

2021年11月20日(土) [日帰り]

• GPS: 08:44
• 距離: 24.9km
• 登り: 2,029m
• 下り: 2,379m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:48
• 休憩: 1:52
• 合計: 8:40

8:41 平バス停
9:27 9:28 ９４１P
9:48 10:08 皆子山
10:24 10:24 ９４１P
11:07 11:07 平バス停
11:48 11:49 アラキ峠
11:54 11:57 折立山
12:01 12:02 アラキ峠
12:27 12:54 権現山
13:16 13:16 ホッケ山
13:35 13:35 小女郎峠
13:58 14:02 蓬莱山
14:13 14:15 金毘羅道下降点
14:23 14:24 レストランバードキャッスル
14:34 15:06 打見山
15:20 15:22 クロトノハゲ
15:42 15:45 天狗杉
16:15 16:16 脇山橋分岐
16:35 16:49 びわ湖バレイロープウェイ山麓駅
17:21 志賀駅

権現山と打見山で大休止。比良山系の登りは足が止まりがちでした

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【行き】京阪・出町柳駅〜京都バス10系統・平 (だいら) バス停
【帰り】JR湖西線・志賀駅

コース状況／危険箇所等

皆子山の登り始めは急坂。下りでは慎重に。幸い地面のフリクションは利きます。
キタダカ道の頂上直下は急斜面に張りついた細道ですれ違いが難しそう。道自体はしっかりしていますが。また天狗杉あたりまではたまに花崗岩の風化したマサ土が露出している箇所がありうっかりするとスリップします

その他周辺情報

平バス停周辺には商店、自販機の類はなし。
志賀駅周辺にも商店はほとんどありませんが、登山口に向かう途中にヤマザキショップがあります (開店時間は不明)

写真

11/20 8:40

バス停から安曇川 (この辺はまだ百井川？) に沿って戻り仲平橋から上流を眺めたところ

11/20 8:43

正教院境内。無住寺だそうですが、あまり荒れた様子はありません。地元の方が手入れされているのでしょうか

11/20 8:52

山の紅葉もいいですね。緑とのコントラストと見つけた時の特別感が。万緑叢中紅一点みたいな

11/20 9:08

冬枯れのブナ林。風情があります

11/20 9:22

今日初めて見る道標。「平」

11/20 9:25

比良山系にもあったレスキューポイント。そういえばここはまだ大津市でしたね

11/20 9:26

樹の合間から見える峰床山。あっちも登りたい…

11/20 9:27

南方向。762mピークだと思います

11/20 9:35

この辺りから白い岩がごろごろするように。比良山系にちょっと似てきました

11/20 9:38

琵琶湖が見えます。中央やや左いちばん奥が霊仙山、そこから左に折立山、一段高い権現山

11/20 9:45

京都府最高峰！

11/20 9:47

武奈ヶ岳

11/20 9:54

皆子谷源頭部

11/20 10:01

源頭部から下ったところ。谷らしくなってきました。今日は東尾根ピストンの予定なので引き返します

11/20 10:02

振り返ってコルを見たところ

11/20 10:10

寺谷分岐

11/20 10:40

蓬莱山方面

11/20 11:05

ふたたび正教院。左右に立派なシャクナゲも植わっています

11/20 11:05

分県登山ガイド (京都府) に「トイレはあるが…」と微妙な書き方をされている物件。なるほど

11/20 11:06

石段にも紅葉の絨毯

11/20 11:20

地形図だと3つ並んだ構築物があり、なんだろうと思ってましたがこれでした。水道施設ですね

11/20 11:25

この道標があるのが折立山登山口。そのすぐ手前でも広い道が左に分岐していて間違えました

11/20 11:48

アラキ峠。せっかくなので折立山に向かいます

11/20 11:50

「この先登山道ではありません！正しいルートに戻りましょう！」
はい、道を間違えかけました。GJ！

11/20 11:54

折立山から見る権現山

11/20 12:01

さっき間違えたところ。左の巻き道の方がしっかりして見えますが、右の直登が正解でした

11/20 12:24

よく目立つ762mピーク

11/20 12:29

権現山頂上まで来ました。ちょっと霞んでますが、雲海のような趣があってこれはこれで

11/20 12:29

霊仙山がすぐ足元に

11/20 12:30

比叡山方面。バスが通ってきた国道367号もくっきり

11/20 12:32

皆子山。さっきまであそこにいました。いつも思うんですが、高く遠くにあるように見えても歩くと意外とすぐ着きますよね

11/20 12:48

少し霞が晴れて琵琶湖がくっきり見えるように

11/20 13:01

トレイルをちょっとだけ琵琶湖側に外れたところにある謎のお堂

11/20 13:15

ホッケ山頂上から権現山、霊仙山を望む

11/20 13:17

皆子山

11/20 13:24

湖岸の砂浜までよく見えます。あの飛び出しは青柳ヶ浜ですかねー

11/20 13:32

小女郎峠のちょっと南の小ピークにいるお地蔵さん

11/20 13:35

小女郎峠から小女郎ヶ池へ下る道。6日前に行ったばかりなので今日はスルー

11/20 13:52

皆子山方面

11/20 13:52

気持ちのいい笹原の尾根道です

11/20 13:58

蓬莱山頂上。ちょっと霞がかって遠くまでは見えませんが、北山の連なりがすごい。愛宕山、地蔵山が辛うじて見えます

11/20 14:02

琵琶湖対岸に長命寺山

11/20 14:06

北山の向こうに京都市街の光る屋根が見えたのですが、写真にすると判りませんね…

11/20 14:12

左手に武奈ヶ岳とコヤマノ岳、正面奥がたぶん釈迦岳

11/20 14:15

琵琶湖の水面の色が違うのは波立っているせいでしょうか？それとも流れが？

11/20 14:22

6日前は使えるようになっていましたが。今日は風が強いからか、それとももう冬支度？

11/20 14:50

武奈ヶ岳とコヤマノ岳

11/20 14:56

地形図にある道でキタダカ道に行けるかと思ったのですが、このハート形の展望台で行き止まり

11/20 14:58

びわ湖テラス。写りこまない場所、角度を狙っていますが周囲には人が大勢います

11/20 15:05

天命水

11/20 15:08

ロープウェイの下をくぐります

11/20 15:11

小さな鳥居

11/20 15:20

倒木が根こそぎになった下が平らにならされて登山道になってます

11/20 15:22

クロトノハゲ

11/20 15:42

天狗杉

11/20 15:58

登山道が折り返すポイントでこうやって石で2つにレーンを分けて、山側の方が真っ直ぐ谷に落ちるようにしてあるのですが何でしょうこれ？

11/20 16:01

こういう登山道を斜めに切るのは、林道とかでもゴム板でやってありますね。湧水や雨水が登山道を抉らないようにでしょうか

11/20 16:02

それとも落石や砂礫をここで止めるために？

11/20 17:19

常夜燈？

11/20 17:34

やはり登山客の利用が多いようで駅にはこんなポスターも。「おしゃべりは控えめに」はあまり聞きませんが、ソロハイカーとしては同感

11/20 17:43

ようやく電車が来ました。もっともこのあと京都まで1時間余りもかかるのですが…

撮影機器：

arrows Be3 F-02L docomo FCNT

装備

個人装備

長袖シャツ フリース(携行) ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

Lunasa

　京都府最高峰の皆子山には前々から興味があったものの、なにしろバスが休日朝の1往復しかなく帰りの足がない。東尾根ピストンだけでタクシーを呼ぶのもコスパが悪いし…(そもそも来てくれるのか?) と思っていたところ、Recon75さんという方が鞍馬駅から皆子山、比良山系、志賀駅と縦走されているレコを発見。平バス停からスタートすれば私にも可能では?と考え計画を立てました。いったん完全に下山した後ふたたび登るのは標高差は同じでも精神に堪えるので (私の場合)、いささか不安でだったものの、ぐずぐずしていると雪の心配が出て来てさらにヤマビルを避けると次に行けるのは一年後だ、と思い切ってこの週末にチャレンジ。まあ、権現山まで行ければエスケープルートはいくつもあるので大丈夫だろう、と。万一に備えて京都MKタクシーの連絡先もメモしましたが、あとで気づいたらここは滋賀県でした…

　発車10分ほど前に出町柳駅前バス停に着いたところ、すでに15人は並んでいる。なお隣の広河原行き32系統のバス停にもハイカーらしい人がそこそこ並んでいる。廃村八丁あたりへ向かわれるのでしょうか。幸い10系統は臨時便を出してくれて2台での運行になったので座っていけました。一昨年は坊村まで40分立ちっぱなしだったものなあ…幸先良いです。8時半に平バス停で私他数人が下車したところ、すでに自家用車で到着しているハイカーが10人弱いらっしゃいました。先に出た方はひとりを除いて全員が権現山方向に行かれました。平で降りなかった乗客の大方は坊村から武奈ヶ岳狙いでしょうし、比良山系はやはり人気ですね。

　さて技術的時間的に安全策を取って皆子山は東尾根のピストン。尾根道はところどころで展望が開けて楽しいです。皆子谷源頭部も一見の価値あり。新緑の季節は美しいだろうと思わせますが、鹿の落し物がありヤマビルへの注意は必要と思われます。下山中5,6人とすれ違いました。最後にすれ違った2人組のお話によると、多い方らしいです。

　権現山は皆子山のはじめほどの急登ではないもののやはり疲れがあるのか足が止まりがちに。登りでは一人とすれ違っただけでしたが、頂上で食事中の2人に追いつき、私も食事している間に2人が霊仙山分岐の方から登ってこられ、そろそろ出ようかという頃に蓬莱山の方からさらに2人がやってこられました。ピークタイムを外している割には多いように思われ人気のほどが窺われます。それもそのはず権現山頂上からの360°の展望は素晴らしいの一言。蓬莱山に較べると山頂は狭いですが、かえって一息で周囲を見渡せます。琵琶湖や湖西の街並み、比叡山方向は特に間近に見え、蓬莱山とはまた少し違った良さがあります。

　小女郎峠から打見山までは6日前のレコをご覧ください。天気は前回よりよかったですが、風も強かったです。これが比良おろし…

　打見山ではびわ湖バレイのエキナカキッチンでコーヒータイム。だいぶ寒くなってきただけにホットコーヒーが美味しい、と思いきや建物の中は暖房を効かせ過ぎです。外に持って出て飲みました。しかし屋外イートインスペースの傍に喫煙コーナーがあるのはどうか…（風向きのお蔭で害はありませんでしたが）

　ここで時間の貯金を使い果たし、予定時刻になったのでキタダカ道で下山。登山道を探してちょっと時間ロス。キタダカ道は歴史を感じるよく整備された広い道です。ただ地形図でも解る通り、ものすごいつづら折れが続いてちょっと単調ではあります。2018年の長雨と台風のあとはちょっと荒れていたようですが今はすっかり歩きやすくなっていました。時間が時間だけにさすがにもう誰にも遭遇しませんでした。

　ロープウェイ山麓駅にはお土産を買いに寄り道。舗装路を歩いて志賀駅に着くころにはすっかり日が暮れていました。ところが電車が遅れているとのこと。今日は京都線で人身事故があったのが理由のようですが、湖西線はちょくちょく強風でも遅れますね。電車が止まる可能性については全然考えていませんでした。ちょっと反省。

　比良山系からの展望は相変わらず素晴らしいものでしたが、加えて今回北山から比良山系を越えて湖西線に抜ける、ルートが使えることが判りました。逆に東に向かって広河原行きの32系統バス (こちらは電車と違って本数が少ないのが不安ですが) で帰るルートも組み合わせると、公共交通機関利用での北山の活動範囲が拡げられそうです。