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Yamareco

記録ID: 383280
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

奥多摩三山、三頭山、御前山、大岳山縦走

2013年12月14日(土) 〜 2013年12月15日(日)
 - 拍手
devilman その他1人
GPS
32:00
距離
22.8km
上り
1,914m
下り
1,608m

コースタイム

12/14 御嶽苑地駐車場5:20−御嶽駅5:30〜37-奥多摩駅5:39〜6:05-深山橋バス停6:38-ヌカザス尾根と合流8:41-三頭山10:20〜30-鞘口峠11:20〜30-月夜見第二駐車場12:52〜13:15-小河内峠13:51-惣岳山14:54-御前山15:20-避難小屋15:30
12/15 避難小屋6:45-大ダワ7:51-大岳山9:20〜40-御岳神社10:59-茶屋11:03〜30-ケーブル駅11:48〜12:15-滝本駅12:23〜40-御岳苑地駐車場12:47
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
御嶽苑地駐車場より徒歩7分で御嶽駅。一番の5時37分に乗車、奥多摩駅で下車し、6時5分鴨沢西行きに乗車。
下山時は、御嶽ケーブルとバス乗り継ぎ、桧沢バス停で下車し御岳苑地駐車場に帰着。
コース状況/
危険箇所等
積雪なし。霜柱が発達し、午後になっても凍結している。ぬかるみはほとんどなし。
ムロクボからヌカザス尾根に上がる部分に、昨年はなかった、赤いロープが設置してあった。
一番電車を御嶽駅で待つ。
一番電車を御嶽駅で待つ。
三頭橋。
ムロクボ尾根に取り付く。
ムロクボ尾根に取り付く。
高度は上がるが、距離はなかなか稼げない。
高度は上がるが、距離はなかなか稼げない。
厚い落ち葉。
落ち葉のラッセル。
落ち葉のラッセル。
ヌカザス山への急登。
ヌカザス山への急登。
赤いロープが設置されている。
赤いロープが設置されている。
やっと、日を浴びる。
やっと、日を浴びる。
三頭山、ま近
見事な富士山
大菩薩。
月夜見第二駐車場
月夜見第二駐車場
御前山は、なかなか近くならない。
御前山は、なかなか近くならない。
午後になっても融けない霜柱。
午後になっても融けない霜柱。
御前山。
避難小屋。
小屋の脇の沢は凍っている。
小屋の脇の沢は凍っている。
豪勢に、お店を広げる。
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豪勢に、お店を広げる。
豚肉の生姜焼き。
豚肉の生姜焼き。
餃子を入れたキムチ鍋。
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餃子を入れたキムチ鍋。
マナスルにヒーターをセットし、あったまる。
マナスルにヒーターをセットし、あったまる。
かたずけ。
夜明け。
ご来光。
一晩お世話になりました。
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一晩お世話になりました。
大ダワ。
大岳山へは、気持ちの良い道を。
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大岳山へは、気持ちの良い道を。
大岳山へのクサリ場。
大岳山へのクサリ場。
光る、相模湾。
長谷川恒夫の碑

感想

ちょうど一年前、日帰りで三山をやれないかと、youtaroさんの記録を頼りに、御嶽苑地駐車場に車を置き御嶽駅で一番電車に乗って、バスも奥多摩駅発一番に乗り、ムロクボ尾根から三頭山へと縦走を始めたのですが、やっぱり鈍足で届かず、御前山から下山してしまいました。

日が短い季節だということもあり、迅速な行動をとれないと三山日帰りは無理かなと、今年は、いっそそうなら、避難小屋で豪勢にやろうじゃないかと、仲間を誘い、食材や泊りの装備を満載し、一泊で再挑戦しました。


この季節、冬晴れと、大展望、そして明るい陽だまりが、山歩きを楽しくしてくれます。

仲間とは、御嶽苑地駐車場で合流。荷物を担いで御嶽駅へ。一番電車で奥多摩駅、そしてバスを深山橋でおります。ようやく明るくなっていますが、冬の太陽はまだ山の陰で寒々としています。

三頭橋を渡り、ムロクボ尾根に取り付きます。二週間前の両神山八丁尾根下山後発症した風邪はようやく治りましたが、まだボウっとしています。
ムロクボは、深い落ち葉の積もった、急登で、食材などを満載したザックでは、なかなかペースが上がりません。

でも、気持ちのいい道です。広葉樹に樹相が変わると、ヌカザス山も近くなってきます。ありえない急坂には、ことしは赤いロープが設置されていました。

でも、この日、風がめちゃくちゃ冷たかったので、歩き出して、ずっと休むことができなかった。

ヌカザス山に登りつき、ようやく日の光を浴びて、休めるようになります。
一応朝食は軽くとっていたものの、お腹が空いて、入小沢の峰でザックを下し、朝食にサンドイッチを食べました。ここで、ヌカザスを登ってきた登山者が追い付いてきました。バスで一緒だった方で、峰谷橋で下りた方です。

三頭山に登りつくと、それは見事な富士山の姿が目に飛び込んできます。
まだ、登山者は二名のみ。そこに我々二人と、ヌカザスからの一名が加わっても、山頂は静かなものです。

木々は葉を落とし、明るい疎林は、冬の関東の山の特徴です。いいひと時です。

中央峰、東峰はパスし、東へ向かいます。鞘口峠へ下っていくと、少しずつ登山者が増えてきます。それでも、峠を過ぎるとまた静かになります。

青い空の下、落ち葉を踏んで東へ歩んでいきます。昼近くなっても空気は冷たく、風は凍るようで、地面の霜柱の取れる様子はなく、路面がどろどろになることはありませんでした。
これは助かります。

去年の轍をふまず、奥多摩周回道路は、巻道を使わず、舗装道路を歩きます。この方がずっと早い。そして、月夜見第二駐車場でゆっくり日を浴びながら、休憩と軽食を取ります。
ここは風が当たらず、この日唯一の快適な休憩タイムでした。
土曜日のせいか、山も道路も空いており、静かです。

むかるみがないので、ここから小河内峠を経て惣岳山、御前山までの道は、快適な道です。
ただし、結構急です。最後、惣岳山までは、ぐんぐん上り、ここまで荷物を担いできた身には堪えます。

誰にも会わず、御前山を経て、避難小屋に到着。きれいな小屋で、トイレも完備、それに大きなガラスから一望の、見事な夜景。

ショウルームみたいなこの小屋のガラス戸の意味が初めて分かりました。
眼下に広がる、見事な夜景です。

小屋では、二人で、そば、豚肉の種が焼き、キムチ鍋、うどん、雑炊、何より熱燗。。。
ぽかぽかのまま、快適に休みました。

さて翌朝、小屋の中が朝日で真っ赤に染まる中、東へ向けて出発です。

朝日に照らされ、前日とは打って変わって、風の冷たさはなく、快適に歩きます。

大岳山までは、本当に快適な道です。最後ぐいっと岩場を乗り越えて、大岳山に達します。鋸尾根からの登山者と一緒になります。

頂上にはまだ人はいません。

富士山を真ん中に、丹沢、御坂の山々が大きく、目の前に広がります。
そして、相模湾がキラキラ輝いて、江の島、三浦半島、房総半島がくっきり見えています。最高です。

そろそろ、登山者が御岳方面から三々五々、登ってきます。
それらの人々と行き違いながら、のんびりと、そして早足で、御嶽へと下ります。
神社の近くで茶屋に入り、うどんを注文します。お汁粉も。
ちい散歩に出演したという店のおばあちゃんとお話ししながら、熱いうどんをすすると、二日間の疲れが心地よく感じます。

のんびりとケーブルを待ち、バスを乗り継いで、苑地駐車場に戻りました。

車で着かえ、日出町で開かれているオリエンテーリングの全国大会の会場で待つ、仲間のところへと向かいました。

冬の奥多摩歩き、なかなか快適で、いい山でした。

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コメント

ロングコースですね
devilmanさん、こんにちは。

奥多摩三山縦走、かなりのロングコースですね!
三頭山から御前山の間がかなり長いので、中々三山を一度に縦走するのが難しい印象です。

そういえば、昨年12月に私が御前山から下山した後でdevilmanさんが下山し、私のレコにコメントいただいたんですよね。
1年前のことを思い出しました
2013/12/17 9:48
こんにちは
奥多摩らしい素敵なコースですね。
春に行って、ちょうどいいバスが無かったので
深山橋から小河内ダムまで歩いたらさすがにくたびれたのを思い出しました。
そうか〜〜やっぱ先にバスですよね
麦山の浮橋が復活したようなので、渡りついでに行ってこようかなと思いました。
ふふ、私の場合はもちろん一日走破です
2013/12/17 20:34
コメントありがとうございます。
rikulikuさん

そうでしたね。カメラのキャップを拾って、同じコースの方に声をかけたんですよね。
またどこかですれ違ったら楽しいですね。


tekutekugoさん

そうですよね、tekuさんなら一日ですよね。
でも、僕の諦めてないですよ。また挑戦しよ。
2013/12/18 0:34
はじめまして!
devilmanさん、こんばんは。

私の記録、参考にしていただいたとのこと。
ありがとうございます!
(遅ればせながら、昨年の記録も拝見しました)

今回も御岳苑地からのスタートですね。私もこの
駐車場にはお世話になっていて、10回近く使って
いると思います。

避難小屋の大きなガラス戸、夜景が見えるのですか。
泊りの特権ですね
今年は泊りの山行を1度しか行っておらず、羨ましい。

今回は三頭山でニアミスだったようですね。
2013/12/18 1:10
書き込みありがとうございます。
youtaroさんの記録にはいつも驚かされます。
すごいコースを日帰りされているので・・

昨年奥多摩三山を、youtaroさんの記録を見つけたおかげでチャレンジすることができましたけれど、未遂に終わり、youtaroさんのすごさがよくわかりました。
でも、苑地駐車場を使用して一番に乗る方法は、とても役に立ちました。ありがとうございます。

宿泊の装備や仲間と食事を豪勢にしようとすると増えてしまうザックの重さですが、それもまた楽し、です。
以前はなかなか宿泊山行は難しかったのですが、今は気軽にできるようになり、楽しんでいます。

また記録を参考にさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
2013/12/20 3:45
プロフィール画像
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