西岳
- GPS
- 35:07
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 1,607m
- 下り
- 1,636m
コースタイム
【1日目】12月20日(金)
信濃境駅8:35〜国見山9:10〜富士見高原スキー場10:25/11:05〜五叉路分岐11:45〜不動清水12:00〜小広場15:50 (テン泊)
【2日目】12月21日(土)
小広場6:25〜西岳7:50〜青年小屋11:15 (テン泊)
【3日目】12月22日(日)
青年小屋8:25〜押手川9:55〜雲海10:30〜屏風岩10:50/11:05〜富士見平11:20〜観音平口ゲート12:20/12:30〜道の駅こぶちざわ13:10/14:50〜小淵沢駅15:25
天候 | ⚫12月20日(金) 晴れのち雪 ⚫12月21日(土) 曇りのち晴れ (夜は雪) ⚫12月22日(日) 雪のち晴れ 最低気温 -13℃ (体感ではもっと寒かった) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(始発の一本後の方が乗り換えが少ない。始発だと8:08着) 【帰り】小淵沢〜相原 (4,500円) 特急利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【トレース及びラッセル程度】いずれも歩いた時点でのものです。 不動清水〜西岳→トレースあり。先行の3名がラッセル。 西岳〜青年小屋→トレースなし。ラッセルひざ下から股下程度。 青年小屋〜編笠山→トレースなし。(岩場の踏み抜け注意) 青年小屋〜押手川(巻道)→トレースあり。 押手川〜編笠山→トレースあり。 押手川〜観音平→トレースあり。 いずれのコースも、私の後にも歩いた方がいるようです。(ヤマレコ記録によると) 【危険箇所】 ⚫危険箇所はありませんでしたが、冬期登山には十分な装備と経験が必要です。 |
写真
感想
私の中で、冬期慣らし登山と言えば八ヶ岳です。
(アクセスし易く、エスケープルートも沢山あるので)
今年もまずは八ヶ岳からと思い、行って来ました。
そして、恒例通り?痛い目に合いました (ーー;)
今回ピークを踏めたのは西岳のみです。
【1日目】12月20日(金)
始発の一本後の電車で信濃境に到着し、まずは登山口のある富士見高原スキー場を目指します。
途中、地図には載っていませんが、国見山と言う場所を通りました。
山道を抜けて再び車道に出ると、そこが富士見高原リゾートです。
スキー場で蕎麦でも食べて行こうと、オープンの11時まで待ったのですが、なぜか11時になってもオープンしません。
なんとオープンは明日からで、今日はオープン前の「安全祈願祭」だったのです。
私は、たぶん唯一の部外者として、安全祈願祭に参加するという珍事をやらかし、再び山を目指します。
登山口は、スキー場の近くにあります。
不動清水と言う水場で編笠山方面と西岳方面へと分かれるので、私は西岳方面に向かいます。
(編笠山方面にも西岳方面にもトレースがありました)
ここから西岳までコースタイムで2時間半と言ったところなのですが、何とも遠い。
雪道と寝不足と重い荷物のせいだと思い、頑張って登ったのですが、それにしても遠い。
途中で男性の3人組と会いました。
「山頂までは踏んでおいたよ」
「ありがとうございます」
逆に言うと山頂から先はトレースなしか (ーー;)
しかし、山頂後の心配をするまでもなく、この日は小広場で日没を迎え、ビバークする事にしました。
テントを張り、食事にしようとしたのですが、なぜか食欲がない。
私に山を教えた大先輩方なら、無理にでも食べるように言うのでしょうが、今はうるさく言ってくれる先輩方もいません。
私が選んだのは、食事を取らないという選択。
我ながら愚かな選択だと思う。
とりあえず寝ます。
この日の最低気温は、手元の温度計で−13℃。
さほど寒さを感じる事なく、寝る事が出来ました。
【2日目】12月21日(土)
2日目、日の出と共に出発しました。
西岳の山頂まで、さらに1時間半かかり、この時点で撤退を決めました。
本当なら青年小屋から、権現岳を経て赤岳まで行く予定でしたが、青年小屋から編笠山を経て富士見高原方面に戻る計画に変更です。
せっかくだから富士見高原スキー場で、昨日食べられなかった蕎麦を食ってやろう。
温泉もあるみたいだし、楽しめそうです。
西岳山頂から青年小屋方面には、予想通りトレースがなく、ラッセルを強いられました。
大体、膝下程度。深い所で股下といった感じです。
地図を見る限り、大した登り下りは無い様なので、何とかなると思ったのですが、3時間強かかりました。
コースタイムの3倍以上かかった事になりますね。
青年小屋は営業していませんでした。
連休営業しているのではないかと淡い期待をしていたのですが、甘かった。
腹が減って、これ以上動けそうにないので、風が弱い場所を探して昼食にします。
しかし、アルファ米とヌードルを準備したものの、全く喉を通らない (ーー;)
腹は減っているのですが、食欲がないのです。
かと言って、何も食べずに動ける状態でもない。
じゃあ、どうするか?
……とりあえず、寝よう。
青年小屋のテラスにテントを張らせて貰い、昼間っから横になりました。
明日、朝一で出発すれば、コースタイムの3倍計算でも、日没までに下山できるはずです。
今は寝て、体力を回復させよう。
かなり風が強いが、テントの中は、日差しが当たり、暖かい。
おかげで、しっかり休む事が出来ました。
ところが夜になると、かなり寒い。
最低気温は昨日と同じく−13℃なのですが……
青年小屋は、立地的に風が吹き抜けるので、そのため寒く感じるのでしょう。
同じ気温でこんなにも違うものか……
何とか朝まで、耐えるしかありません。
長い夜になりそうです。
【3日目】12月22日(日)
朝、日の出を待って外を覗いて見ると、かるく吹雪いているじゃありませんか。
天気予報、見事にハズレ。
天候の回復を待つのも手だが、今の私の体力では、朝一で出発しなければ下山できそうにないのです。
覚悟を決めて出発します。
編笠山方面に向かおうと思っていたのですが、なんと押手川への巻道方面に、昨日はなかった真新しいトレースが!!
朝早く誰かが通ったようです。
編笠山の山頂まで行けば、きっと下りのトレースはあると思うのですが、100%ではない。
(青年小屋から編笠山までは岩場のためトレースを確認出来ない)
トレースのない巻道は危険だが、トレースがあるなら、こちらが最善です。
編笠山は諦めて、押手川方面に下山する事にします。
どなたか分かりませんが、ラッセルありがとうございました。
本当に助かった (T ^ T)
雲海辺りまで下りると、天候も良くなり、南アルプスと富士山が見えました。
道の駅こぶちざわの延命の湯で温泉に入り、2日ぶりの食事(延命そば)を取って、今回の山行は終了です。
家に帰ると、頭痛&寒気が……
やっぱり、そうなるか (ーー;)
おわり
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