ご来光ならぬご雷鳥!燕山荘でカウントダウンの燕岳♪


- GPS
- 15:01
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,119m
- 下り
- 2,151m
コースタイム
5:35 宮城ゲート発
9:35 中房温泉着(林道4時間)
2日目
7:00 中房温泉発
7:40 第一ベンチ
8:10 第二ベンチ
8:40 第三ベンチ
9:15 富士見ベンチ
9:55 合戦小屋
11:30 燕山荘着
14:25 燕山荘発
15:00 燕岳山頂着!
15:30 燕山荘着
3日目
7:05 燕山荘発
9:00 中房温泉着
9:25 中房温泉発
12:40 宮城ゲート着(林道3時間15分)←疲れてる・・・
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すぐにタクシー乗車(タイミング良い!)
13:00 穂高駅着
13:08 穂高駅発、松本でも待ち時間10分ほどであずさ
天候 | 30日 晴れ 31日 気温は高めですが曇り/雪 時々うっすらと晴れ間 1日 風強い/雪 下界は晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
http://www.maitabi.jp/bus/2013fuyubus/2013fuyubus.pdf (帰り)宮城ゲートから穂高駅までタクシー3,300円→松本駅→帰路 |
コース状況/ 危険箇所等 |
中房温泉までの林道12km ひたすらダラダラと歩く・・・ 行きは元気いっぱいでしたが帰りは歩き飽きてグダグダでした。 中房温泉のお風呂はかなり良かったです! なんとドライヤーも貸してくれる! (なのにシャワーのお湯が出なくて髪が洗えない。何故・・・) 燕岳は軽く吹雪いてはいたけれど、気温も高く、風も強くなかったので 寒くもなく、登りやすかったです。 初心者向け雪山なだけあって、危険個所も特になし。 クリスマス過ぎ〜年末年始はトレースもばっちり。ただ、稜線はすぐにかき消えます。 スノーシューを持って行きましたが出番なしと判断、中房温泉にデポ。 燕山荘に着いてから、冬用の玄関までぐるっと回るのですが、 そこだけいつも強風なのだそうで、レコでそういう情報を見て知っていたのに、 思っていた以上でびびりました。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
いつも一緒に登っている隊長は、お正月休みは予定が入っていて・・・
暇だなぁ年末年始・・・と不貞腐れ気味でいたら
「年末年始は友達と燕山荘に行くんだ♪」
という、大学時代の友人Mちゃん(Abkun)の情報に飛びつき、
「わたしも行ってみたい!」と猛烈にアピール。
追っかけ追加で色々申し込み、今回の山行となりました。
ただ、彼女たちは登山経験・雪山経験・体力すべて、私とはケタ違い。
迷惑をかけたらどうしようか、行くと決めてからもすこし悩みましたが
「山小屋カウントダウンを楽しむお気楽登山だから大丈夫だよ〜」と優しい言葉。
そもそもペースが合わなそうなので、小屋で合流出来れば十分と思い、参加しました。
メンバーのJくん、S子さん(crystalchild)とは出発当日に初対面。
アイリッシュ&フィンランドハーフのJ氏は前情報が「Jって名前の男の子」のみ。
外国のかた?英会話自信無いな〜、と思っていたら、日本語ペラッペラで驚きました。
S子さんはとてもフレンドリーでエネルギーの塊のようなパワフル女子。
人見知りなわたしでもすぐに受け入れてもらえてホっとしました。
1週間くらい前から毎日天気図をチェックしていましたが、ご来光はちょっと厳しそうな状況。
でも、寒波と寒波の間で、気候条件はそんなに厳しくなさそう・・・。
山の上の天気は行ってみないとわからない。
ご来光、理想を言えば2013年最後の夕日も見れたら良いなと期待して出発。
ツアーバス(毎日アルペン号)利用で、竹橋から1台のバスで、美濃戸、宮城ゲート(燕)、
上高地、新穂高温泉に順に停まります。
わたしたちは朝5時半、ゲートに到着。
すぐに暗い中、林道(12km超)を歩き出しました。
行きはあっという間。
4時間ほどで中房温泉着。なんと〜まだ9時半!
中房温泉に泊まらず、そのまま登っても間に合っちゃうくらい?
ですが、今日は温泉でのんびり、まったり過ごすんです。
だって年末だもの〜。
中房温泉のお庭を散歩したり(広い!)そこでアホな写真を撮ったり、
夕ご飯の前にひと風呂、それからJ氏が途中のサービスエリアで購入したUNO大会。
ご飯のあとはもうひと風呂、思っていたより広い露天で、チラ雪見風呂。
あぁ幸せ。
‥‥‥
たっぷり眠って次の朝、少々残念なお天気の中、燕山荘を目指します。
樹林帯歩きの間は風もないので、フリースなしでも十分でした。
S子ちゃんとJ氏は先に登っていた方全員を抜き去り、燕山荘に一番に到着したそうです。
(わたしとMちゃんより1時間早く着いてました・・・早すぎる!)
合戦小屋にて、上から降りて来た方に状況を聞くと、とても風が強いとのこと。
ここで完璧に準備をした方がいいですよ〜と言いながら、
モタモタしていたわたしとMちゃんの身支度を手伝ってくれました。
開け放してたベンチレーションをはじめ、あちこちキュっと閉めてくれたり、
リュックの紐の調整、最後には口の中にキャンディまで放り込んでくれて。
お父さんありがとう・・・!(わたしより年下な気もするけど)
思わず一緒に記念写真。
低体温症にならないためにもなるべく汗をかかないよう、
ゆっくり登った方が良いと言われ、なるほど〜と思ったのと、
稜線で風が強くなり視界が悪くなったので、
前を歩いていた人を目印に、見失わないよう付いて登りました。
燕山荘にはお昼前に到着。
山荘の入り口から、冬期出入り口までぐるっと回らなければいけないのですが、
なにこれ、罰ゲーム?と思うくらい強風。突風。
そこまでは「そんなに風ないね」と余裕だった分、かなり面食らいました。
この日は風はそれほど強くないはずだったので、
普段は身体が飛ばされそうになるんでしょうね。
風雪は止む気配も無く、山頂は一旦諦めて山荘でぬくぬくランチタイム。
外が少し明るくなって来た気配を察して、J氏が「よし、山頂行くよ」と提案。
え〜もうちょっと待たない?と女子たちは尻込みしましたが、
さっさと支度をはじめたので付いていきました。
J氏の野生の勘?経験値?
山頂にむかう間に、空には晴れ間が。
「わー!すごい良い時間に来たね!」
景色はそれほど見えなかったのですが、やはり太陽が出るとテンションが上がります。
またアホ写真など撮りながら、山頂までの往復を堪能。
山荘に戻る頃には、また空はグレーに戻り、夕日の時間にまた外で粘りましたが、
残念、2013年最後の夕日は見られませんでした。
この日、夕ご飯の後にはS子さんが某SNSで知り合ったグループと合流し、
ストーブを囲みながら談笑タイム。&もちろん酒盛りwww
売店にお酒を買いに何往復したでしょうか。
消灯後は食堂に席を移し、カードゲームに興じながらカウントダウンを待ちます。
(大晦日は食堂と売店が12時まで開いています)
そしてカウントダウン!
2014年、あけましておめでとう!
その直後です。
目の前に今年の干支、馬が現れましたーーー!!!
この瞬間のために馬のマスクを忍ばせて持って来ていたとは・・・
しかも、同じテーブルに居て全然気づきませんでした。
出来る漢だねw
まわりのテーブルも盛り上がり、バシバシ写真撮られていました。
たくさん笑って過ごした、楽しい大晦日でした。
‥‥‥
最終日の朝。
残念ながら、ご来光はおあずけとなりました。
それどころじゃないお天気です。
山荘のご主人も、「今日は縦走は・・・諦めた方がいいかもですね」とアナウンス。
朝だけかもですが、確実に昨日よりは荒れていました。
ご飯を食べて、そそくさと下山準備。
まだ薄暗い7時には山荘を出ました。
稜線は吹雪いてました。
顔に当たる雪が冷たい。でも、寒くはない。
先行者のトレースは表面は消えているものの、踏み固められた筋を見極め、
新雪に踏み込まないよう慎重に下ります。
途中、いきなり立ち止まったJ氏。
ん?カメラを構えてる?
「雷鳥いるよー」←超クール
えっ!?
ホント!?
目を凝らすと、吹雪の中、2羽の小さな雷鳥さん。
雪を漕ぎながら斜面を登る健気な姿に釘付け♡
慌ててカメラを取り出し、肉眼と両方で、見えなくなるまで追いました。
個人的にはご来光より嬉しい〜♪
きっとこれは、望んだこととは少し違うけど、
思ってもみなかった意外なところでもっと素敵なことが2つ起こるという暗示です。
そうに違いない!!!
2014年、良い年になりそうです♪
興奮しすぎて、このあとカメラをポケットに入れたつもりが落としてしまっていて、
気づいて取りに戻ったら、後ろから来た方が拾って降りて来てくれていました。
ありがとうございました。
もう少し遅かったら確実に埋まっていましたね・・・。
あとはひたすら黙々と下り、中房温泉でデポ荷物を受け取り、下山の支度。
残すところは林道、12km超。(長い・・・)
これが地味にきつかった・・・。
何度か気を抜いて、ツルっと滑りました。
12爪のアイゼンを履いたまま下山されてる人もいました。
2時間半くらいで降りるつもりが、3時間ちょっと。
行きとたいして変わらない時間をかけてゴール!
1km手前で呼んだタクシーが、素晴らしいタイミングでお迎えに来てくれました。
そのあとの電車の乗り継ぎもとてもスムーズで、
温泉には寄らずにそのまま帰りました。
夕方には帰宅。早い!
燕山荘や道中で出会ったみなさまにも感謝。おつかれさまでした!
中房&燕山荘のスタッフのみなさま、お世話になりました。
今回も素敵な山行でした。
中房温泉、燕山荘で同じ日に泊まってたqayamaといいます。
みなさんが4人パーティーだったと知ったのは帰りの林道の時でしたw
31日、中房から登りはじめてすぐS子さんにすごい勢いで追い越されてド胆を抜かれましたwww
Jさんには第二ベンチ(?)、あとのお二人には第三ベンチで追い越されましたね
みなさん楽しげで良いお仲間ですね〜(*´∇`*)
山頂までのレコ見させて頂きましたが、僕はものすごいチャンスを逃したのだなぁと悔やまれました。燕山荘で酔っぱらってる場合じゃなかった…
あのチャンスをモノにしたみなさんはきっと良い新年になることでしょうね
またどこかでお会いしたら声掛けさせてくださいね
ありがとうございました!
改めてこんにちは^^ S子です。
その節には道を譲っていただいてありがとうございましたm(_ _)m
何回かすれ違っているんですね!
FBとかお使いですか?FBにはたくさん山のサイトがあって、そこでも色々投稿したりしています。
「登山熱血塾」とか、「登山 山登り トレッキング ハイキング」色々あります。またあったら今度は色々お話したいですね^^
S子さん早いですよ!ほんとに。
小さな身体からどうしてそんなパワーが・・・
実は宇宙人だという噂も
>みなさんが4人パーティーだったと知ったのは帰りの林道の時でしたw
うけました・・・確かに。
登り出しからそれぞれ、好きなペースで登ってたので、特に前の2人はソロだと思われてたでしょうね
山荘で昼間から酔っぱらうのも正しい過ごし方ですね
楽しい交流の様子がレコからも伝わってきました。
またどこかで会ったらよろしくお願いします
はじめまして。
自分は1年前の年末に燕岳に登ったのですが、小屋が開いていたにも関わらずテント泊。
おまけに二つ玉低気圧が発達して暴風雪になり一晩中テントを掘り起こし続ける地獄の一夜を過ごしました。
小屋の中では皆さん楽しそうに寛いでおられたので本当に羨ましかったです。
いいなあカウントダウン。
次回は小屋泊まりで行くぞー
あの林道歩きだけは少々気がひけますが・・・
コメントありがとうございます
泊まって良かった山小屋ランキング堂々1位の山小屋の、隣でテン泊!
しかも昨年の大荒れの年末年始に・・・
かなりのツワモノですね
山でのカウントダウンは楽しかったんですが、その時間まで起き続けているのは、昼寝をしていなかったわたしには少しキツかったですw
次の日の下山、ヨロヨロ
テン泊には憧れてますが、荷物の重さ、雪の中での設営や撤収、ハードルが高すぎてなかなか・・・
でもいつかはわたしも、テン泊してみたいです
38catさんこんにちは☆
最初に思ったのが、隊長いなくても登れるんだ〜
ご来光は残念だったけど、超贅沢で素敵な年越しを過ごしてたんですね〜
ちなみに中房〜燕岳は、ストック vs ピッケルでどっちが良かったですか??
宮城から中房、車でもダルかったのに・・・よく歩きましたね〜!おつかれさまでした
おつかれやまでした&楽しいレコありがとうございました
こんばんは。
あはは、すごく贅沢でした
隊長はいなかったけど、Mちゃんも隊長と同じ頃からの友人なので、
故人を偲ぶ感じで隊長の思い出話などをしながら登り・・・(※生きてます)
わたしはのんびりでしたよ〜。特に帰り・・・辛かった。。。
あの長い道がなければ、すごく登りやすいし、人で溢れ返りそう
覚悟してても長かったです〜。
中房〜燕岳、ストック vs ピッケルは、私以外の3人はストックを使わない人で。
わたしは両方持って行き、合戦小屋で持ち替えました。
実際、ピッケルがないと無理!ってほどの場所は無いんですけど・・・
いざ、滑落したときのお守りですね。
杖として使うには、ピッケルはフカフカ新雪でズボって埋まっちゃいました。
なのでストックの勝ち・・・ですかね?
長々と、読んで下さってありがとうございます
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