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Yamareco

記録ID: 3891112
全員に公開
雪山ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

ワッショイ❗️【藤原岳】頭陀ヶ平でラッセル祭り!天狗岩では霧氷祭り!

2022年01月05日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:49
距離
10.5km
登り
1,146m
下り
1,167m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:49
休憩
0:57
合計
6:46
7:11
7:11
39
7:50
7:59
19
10:05
10:06
43
10:55
10:55
33
11:28
11:29
18
11:46
11:56
22
12:18
12:47
11
12:58
12:59
5
13:04
13:04
13
13:17
13:18
30
13:48
13:48
0
13:49
ゴール地点
天候 晴れ☀️
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
○藤原岳大貝戸登山口(表道登山口)に折り畳み自転車をデポ(ゴール地点)

○いなべ市藤原町山口 簡易パーキングふじわら に駐車(スタート地点)
コース状況/
危険箇所等
雪山につき、正規登山道から逸れている箇所多数
簡易パーキングふじわらを出発した直後に眺めた藤原岳はピンク色のモルゲンだ。雲もピンク。
2022年01月05日 07:03撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 7:03
簡易パーキングふじわらを出発した直後に眺めた藤原岳はピンク色のモルゲンだ。雲もピンク。
モルゲンロートはこの力強い朝陽の賜物だ。
今日はいい予感がするなあ。
2022年01月05日 07:09撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 7:09
モルゲンロートはこの力強い朝陽の賜物だ。
今日はいい予感がするなあ。
最初の鉄塔地から雪をたくさん纏った伊吹山を観る。
なんとピントが鉄塔に合ってしまってるよ。
2022年01月05日 07:50撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 7:50
最初の鉄塔地から雪をたくさん纏った伊吹山を観る。
なんとピントが鉄塔に合ってしまってるよ。
尾根上は雪たっぷりだ。
根開き(雪根開き)を見ると樹は生きているんだなぁとつくづく感じる。
2022年01月05日 08:05撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 8:05
尾根上は雪たっぷりだ。
根開き(雪根開き)を見ると樹は生きているんだなぁとつくづく感じる。
トレースがありがたい。
簡易パーキングふじわらから先に出発された方の物だ。
2022年01月05日 08:08撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 8:08
トレースがありがたい。
簡易パーキングふじわらから先に出発された方の物だ。
雪原に聳え立つイヌシデの大樹。
(ですよね、naojiroさん)
2022年01月05日 08:09撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 8:09
雪原に聳え立つイヌシデの大樹。
(ですよね、naojiroさん)
子向井山を通過する。
2022年01月05日 08:17撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 8:17
子向井山を通過する。
まっさらの雪に木立のシルエット。
2022年01月05日 08:48撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 8:48
まっさらの雪に木立のシルエット。
綺麗。
2022年01月05日 08:55撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 8:55
綺麗。
こんなの大好き💕
2022年01月05日 08:56撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 8:56
こんなの大好き💕
北側の展望が開けると…
2022年01月05日 09:01撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 9:01
北側の展望が開けると…
真っ白に雪を纏った伊吹山と、
2022年01月05日 09:01撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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真っ白に雪を纏った伊吹山と、
霊仙山が美しい。
2022年01月05日 09:01撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 9:01
霊仙山が美しい。
波打つ風紋(雪紋)。
そして伊勢湾が輝いている。
2022年01月05日 09:02撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 9:02
波打つ風紋(雪紋)。
そして伊勢湾が輝いている。
この分岐から先が大変だった。
先行者はここから白瀬峠(〜御池岳)に向かわれたのだ。
私が行く頭陀ヶ平への尾根はノートレース。ラッセル祭りの始まり〜
2022年01月05日 09:16撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 9:16
この分岐から先が大変だった。
先行者はここから白瀬峠(〜御池岳)に向かわれたのだ。
私が行く頭陀ヶ平への尾根はノートレース。ラッセル祭りの始まり〜
ワッショイ!ワッショイ!
場所によっては太ももぐらいのラッセル。あぁしんど〜
2022年01月05日 09:20撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 9:20
ワッショイ!ワッショイ!
場所によっては太ももぐらいのラッセル。あぁしんど〜
しかし美しい景色に励まされる。
霊仙山、鈴鹿北部の峰々、伊吹山。
2022年01月05日 09:31撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 9:31
しかし美しい景色に励まされる。
霊仙山、鈴鹿北部の峰々、伊吹山。
たっぷりの雪に風雪紋。
2022年01月05日 09:34撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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たっぷりの雪に風雪紋。
雪面に木立のシルエットライン。
2022年01月05日 09:34撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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雪面に木立のシルエットライン。
あぁ、なんとも美しい緩やかな斜面。
2022年01月05日 09:39撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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あぁ、なんとも美しい緩やかな斜面。
「ほらほら、道標があんなに埋もれてますやろ」
まるで2人いるようだが、独り言です。
2022年01月05日 09:39撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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「ほらほら、道標があんなに埋もれてますやろ」
まるで2人いるようだが、独り言です。
おっ、霧氷がちょびっと現れ出したぞ✌️
2022年01月05日 09:51撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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おっ、霧氷がちょびっと現れ出したぞ✌️
この樹、なんかいい感じだよ。
2022年01月05日 09:51撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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この樹、なんかいい感じだよ。
うわぁ、きれいな斜面だなあ!
2022年01月05日 09:52撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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うわぁ、きれいな斜面だなあ!
いやぁ〜
2022年01月05日 09:52撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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いやぁ〜
真新しい雪の、緩やかな斜面。
こんなの大好き💕
2022年01月05日 09:53撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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真新しい雪の、緩やかな斜面。
こんなの大好き💕
振り返れば霧氷の樹々の彼方に養老山地。
2022年01月05日 10:00撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:00
振り返れば霧氷の樹々の彼方に養老山地。
だがしかし、頭陀ヶ平への直登は試練だった。
2022年01月05日 10:00撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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だがしかし、頭陀ヶ平への直登は試練だった。
霧氷に勇気づけられながら、
2022年01月05日 10:00撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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霧氷に勇気づけられながら、
力を振り絞って!鉄塔目指して!必死に登りあげて行く。
風で雪が巻き上げられてるよ。
2022年01月05日 10:02撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:02
力を振り絞って!鉄塔目指して!必死に登りあげて行く。
風で雪が巻き上げられてるよ。
やったー!乗った〜
頭陀ヶ平はすぐそこ。
2022年01月05日 10:03撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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やったー!乗った〜
頭陀ヶ平はすぐそこ。
御池岳のテーブルランドが近くに思える。
昨冬はあそこを直登したよな、ベジさん。
2022年01月05日 10:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:04
御池岳のテーブルランドが近くに思える。
昨冬はあそこを直登したよな、ベジさん。
鈴鹿北部の峰々と霊仙、伊吹。
2022年01月05日 10:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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鈴鹿北部の峰々と霊仙、伊吹。
蒼穹の頭陀ヶ平に到着だ。
2022年01月05日 10:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:04
蒼穹の頭陀ヶ平に到着だ。
霧氷の樹々とぽっかり浮かぶ白い雲。
2022年01月05日 10:05撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:05
霧氷の樹々とぽっかり浮かぶ白い雲。
では藤原岳最高峰・天狗岩を目指そう。
2022年01月05日 10:06撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
5
1/5 10:06
では藤原岳最高峰・天狗岩を目指そう。
シュカシュカ♪ブラブラ〜♫
2022年01月05日 10:06撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:06
シュカシュカ♪ブラブラ〜♫
霧氷と雪庇の、ノートレースの贅沢な稜線を。
2022年01月05日 10:07撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:07
霧氷と雪庇の、ノートレースの贅沢な稜線を。
着雪具合がなんだか良い感じの樹。
2022年01月05日 10:15撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:15
着雪具合がなんだか良い感じの樹。
ぐねりグネリと不思議な樹。
2022年01月05日 10:17撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:17
ぐねりグネリと不思議な樹。
いやぁ素敵な風景だなぁ〜♫
2022年01月05日 10:36撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:36
いやぁ素敵な風景だなぁ〜♫
綺麗でしょう?羨ましいでしょう?
2022年01月05日 10:36撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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綺麗でしょう?羨ましいでしょう?
青空に霧氷。
こんな光景に出逢えて、
2022年01月05日 10:38撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:38
青空に霧氷。
こんな光景に出逢えて、
ほんとうに幸運だ。
いい日に来たものだなぁ。
2022年01月05日 10:38撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:38
ほんとうに幸運だ。
いい日に来たものだなぁ。
広角レンズで撮ってみよう。
開放感溢れるよね〜
2022年01月05日 10:38撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:38
広角レンズで撮ってみよう。
開放感溢れるよね〜
天狗岩の手前から御池岳を観る。
あちらもいい感じだろうなぁ。あの人は無事に着かれたかな。
2022年01月05日 10:47撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:47
天狗岩の手前から御池岳を観る。
あちらもいい感じだろうなぁ。あの人は無事に着かれたかな。
そしていよいよ、
2022年01月05日 10:48撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:48
そしていよいよ、
藤原岳最高峰・天狗岩に。
2022年01月05日 10:49撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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藤原岳最高峰・天狗岩に。
天狗岩のちょっと先へ足延ばす?
いや、これ以上やめとこ、やめとこ。
2022年01月05日 10:49撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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天狗岩のちょっと先へ足延ばす?
いや、これ以上やめとこ、やめとこ。
藤原岳山頂展望台への稜線。
きれだなあ。
2022年01月05日 10:50撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:50
藤原岳山頂展望台への稜線。
きれだなあ。
さぁまた霧氷のお祭りワールドへ突入だ。
2022年01月05日 10:52撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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さぁまた霧氷のお祭りワールドへ突入だ。
見上げて〜
2022年01月05日 10:54撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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見上げて〜
ワッショイ・ワッショイ!
2022年01月05日 10:54撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 10:54
ワッショイ・ワッショイ!
くぐって〜
2022年01月05日 10:55撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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くぐって〜
ワッショイ・ワッショイ!
2022年01月05日 10:57撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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ワッショイ・ワッショイ!
両手を上げて腰振りダンスしながら、
霧氷の回廊を通り抜けていきま〜す♫
2022年01月05日 10:57撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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両手を上げて腰振りダンスしながら、
霧氷の回廊を通り抜けていきま〜す♫
藤原山荘手前のカレンフェルト台地は積雪が少なかった。
強風で吹き飛ばられるのだろうな。
2022年01月05日 11:24撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 11:24
藤原山荘手前のカレンフェルト台地は積雪が少なかった。
強風で吹き飛ばられるのだろうな。
藤原山荘に着いた。
めっちゃ疲れたからもう下山しようかな。
いやいや、せっかくだから山頂まで行ってしまおう!
2022年01月05日 11:27撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 11:27
藤原山荘に着いた。
めっちゃ疲れたからもう下山しようかな。
いやいや、せっかくだから山頂まで行ってしまおう!
山荘付近でこの積雪量。
2022年01月05日 11:32撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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山荘付近でこの積雪量。
よし行くぞ、藤原岳山頂展望台へ。
あちゃぁ、曇ってきたのかな。
2022年01月05日 11:35撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
1/5 11:35
よし行くぞ、藤原岳山頂展望台へ。
あちゃぁ、曇ってきたのかな。
あっという間に着いた。晴れてるよ。

山頂で一緒になった男性に撮っていただいた写真。
2022年01月05日 11:46撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 11:46
あっという間に着いた。晴れてるよ。

山頂で一緒になった男性に撮っていただいた写真。
「御池岳をバックに入れてもう一枚お願いしまーす!」
と、言ってるうちに撮られちゃった写真。こっちの方がお気に入り(笑)
2022年01月05日 11:46撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 11:46
「御池岳をバックに入れてもう一枚お願いしまーす!」
と、言ってるうちに撮られちゃった写真。こっちの方がお気に入り(笑)
山頂から孫太尾根、銚子岳、静ヶ岳、竜ヶ岳方面を眺める。
御在所、雨乞あたりは雲に覆われてるな。
2022年01月05日 11:47撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 11:47
山頂から孫太尾根、銚子岳、静ヶ岳、竜ヶ岳方面を眺める。
御在所、雨乞あたりは雲に覆われてるな。
御池岳と藤原岳天狗岩を観る。
2022年01月05日 11:47撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 11:47
御池岳と藤原岳天狗岩を観る。
そしてひときわ真っ白な伊吹山を見て、
さぁ藤原山荘へ戻ろう。
2022年01月05日 11:48撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 11:48
そしてひときわ真っ白な伊吹山を見て、
さぁ藤原山荘へ戻ろう。
藤原山荘でランチ休憩。
四日市市の男性とひとしきり山談義に花を咲かせる。
2022年01月05日 12:47撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 12:47
藤原山荘でランチ休憩。
四日市市の男性とひとしきり山談義に花を咲かせる。
表道で下山。
途中のビュースポットより、いなべ市や四日市の街を俯瞰する。
2022年01月05日 12:58撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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表道で下山。
途中のビュースポットより、いなべ市や四日市の街を俯瞰する。
ラストは大貝戸登山口の神武神社にお参りだ。
素晴らしい山行になりました。感謝。

終わり。
2022年01月05日 13:47撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/5 13:47
ラストは大貝戸登山口の神武神社にお参りだ。
素晴らしい山行になりました。感謝。

終わり。

感想

快晴の下、雪山歩きをしたいと思って天気予報と睨めっこしていると、風は強そうだが鈴鹿の山は好天が期待できそうだ。雪もたくさんありそうな藤原岳を目指そうと思う。
雪の御池岳はアプローチが難しく中々遠い存在だが、お隣の藤原岳は難易度が下がり雪山入門編に持ってこいの山とのことだ。
かと言って初心者の私ではあるが大貝戸からの表道のピストンでは物足りない感じがする。

昨年beggioさんと雪の御池岳へ訪れた際にアプローチした尾根を思い出す。子向井山を経由する尾根道、途中の分岐から白瀬峠へ行かずに尾根をそのまま辿れば頭陀ヶ平へと上がれる。そのまま稜線を南進すれば藤原岳最高峰の天狗岩だ。天狗岩から藤原山荘まで行って表道で西藤原に下山しよう。一部の区間を除いて過去に歩いたことがあるから大丈夫だろう。

大貝戸の登山口に折り畳み自転車をデポしたのち、簡易パーキングふじわらに向かう。麓でもそこそこの雪の量だ。駐車場は除雪されておらず、車を停められるスペースが限られている。
出発の準備をし出すと、ちょうど隣に駐車されてた主も車から降りて来られる。「山ですか?」と仰り、自らも山登りの準備をされ始める。

愛知県の西尾から来られたこの男性は、私と同じ尾根からアプローチしたのちに御池岳を目指されるとのことだ。明るく愛想よくお話をしてくださる。私がモタモタとしている横でささっと準備され、スノーシューをザックに括り付けて「では後ほど!」と一言残して姿勢よく歩き出された。モンベルの赤いジャケットがお似合いだった。

私も少し遅れて出発する。登山口から十分に雪はあるが暫くはツボ足で歩く。昨年歩いて見覚えのある光景の道を調子よく登ってゆく。

斜度がキツくなり始め雪量も増えて歩き難くなってくる。アイゼンを付けようか迷っているうちに一つ目の鉄塔地に登り上がった。鉄塔越しではあるが、真っ白な伊吹山が、山頂部にだけ雲を纏って綺麗に見えていた。
小腹が空いたので「1本満足バー」を齧りながらアイゼンを装着した。

尾根上の雪はどんどん深くなってくる。しかし先に出発された方のトレースを辿っているので楽ちんだ。ツボ足のまま歩かれているようだ。「では後ほど!」と仰ったが、健脚そうなこの方に追い付き、再びお出逢いすることは残念ながら無いだろう。

子向井山を通過して益々雪が増えてきたところで、先行者のトレースはスノーシューのものに変わった。軽快に歩かれている様子がよく分かる。しかし私がその上をツボ足アイゼンで歩くと沈みまくるようになってきた。ワカンに履き替えることにする。

久々のワカンの感触を楽しみながらドンドン進んでゆく。新雪の緩やかな斜面には木立のシルエットが映し出されて綺麗だ。風が強く吹き付ける尾根では雪面に風紋が描かれている。自然の芸術作品だ。彼方に朝陽に照らされた伊勢湾がキラキラと輝いている。

右に行けば白瀬峠、の分岐点までやってきた。問題はここからだった。先の方は予定通り右へ行かれている。真っ直ぐ伸び上がる頭陀ヶ平へ向けての尾根には…当然トレースが無い。
覚悟を決めて真っさらな雪の尾根にワカンを履いた足を踏み出す。と、あちゃぁ〜深いぞ深い。ワカンの恩恵はあるが、やはりかなり沈むなぁ。
場所によっては股下ぐらいまである雪を踏み込み掻き分けながら、あっち行ったりこっち行ったりと下手なトレースを付けつつ、ラッセル・ラッセル!ワッショイ・ワッショイ!

高度を上げるにつれ樹々には霧氷が付いていることに気付く。青空に霧氷!これが見たかった。周りに広がる新雪の積もった緩やかな広大な斜面も素晴らしく美しい。北向きの展望も最高だ。
これらに励まされながら、一気に頭陀ヶ平の鉄塔へ向けて直登してゆく。あぁやっと登り上がった。

頭陀ヶ平からは御池岳のテーブルランドが、直ぐ間近であるかのように大きく見えている。だが実際は真ノ谷を挟んで更に急斜面を登り上がらないと辿りつけない場所だ。あの方は無事に着かれただろうか?

さぁいよいよ主稜線を、藤原岳の最高峰・天狗岩に向かって歩き出そう。
雪は深い。しかし数日前のものだろうかトレースを発見する。その後の降雪で消えてしまって途絶えることもあるのだが、それでも有難い。主稜線はアップダウンが緩やかでそれほど苦戦することもない。

そして何よりも、この付近は霧氷のワールドだった。素晴らしい光景が続いてゆく。
今年の抱負として、ヤマレコのレコ作成のことを意識し過ぎない山行を目指す、と宣言したばっかりなのに、ここでの景色はヤマレコユーザーの皆さんに自慢したくて堪らなくなる。写真も撮りまくりだ。

雪の天狗岩は初めてだった。雪庇が発達している。無雪期なら狭く細くなった崖っぷちまで足を延ばし岩陰に咲くヒメフウロなんかを探したりしたものだが、さすがにこの日は危ない危ない。
この地から見る藤原岳山頂展望台はとても端正な三角形に見える。不思議な感じがする。
そして山頂方向への稜線がこれまた美しい。

その美しい稜線へと進みだすと、またまた霧氷祭りが絶賛開催中だった。祭りだ・祭りだ!ワッショイ・ワッショイ!あぁ何ていい日に来たんだろう。
と喜んで歩いてたら、先人のトレースに惑わされてルートから外れてしまっていた。慌ててトラバース気味に本来のルートへ復帰しようとするが雪が深くてもがく。この日いちばんの最強ラッセルになってしまった。ワッショ〜イ!

藤原山荘に近づくと馴染みのあるカレンフェルトの広い台地上は不思議と雪が薄い。ワカンの爪がカリカリと地面に当たるほどだ。
と、ここで単独の男性とすれ違う。今日初めて山上で出会った人だ。天狗岩を目指されているようだ。
「ワカン要りますか?」とお聞きになる。既に足に装着されている。確かにこの場所の感じだと外したい気分だろう。だがこの先、雪量がかなり深くなる由、そして私の間違ったトレースを辿らないようにと申し上げた。

藤原山荘までやってきた。かなり疲労が溜まっている。計画ではここから下山だ。
しかし目の前の藤原岳山頂展望台を目指して次々と登山者が登って行かれる。また引き返して来られる人も多数。
最高峰は天狗岩だが、一応山頂を踏んでおかないことには話にならないかな。ヤマレコ的にも…
しんどいけど、この際いっきに駆けあがろう!

あっという間に山頂に着いた。やや雲が広がり出したが、さすがこの地は眺望が良い。
西から北へは天狗堂、御池岳、天狗岩、伊吹山など。南には銚子岳、静ヶ岳、竜ヶ岳。竜ヶ岳の真っ白さには驚いた。さらに南の御在所や雨乞は雲に覆われているようだ。
山頂でお逢いした男性に記念写真のシャッターをお願いする。何の記念やろ?

チョー腹ペコを感じたが藤原山荘へ戻るまで我慢する。
山小屋内はたくさんのハイカーさんが休憩されているようなので、時節柄遠慮して小屋の外でランチにする。しかし強くは無いものの風が吹き付けてきて寒いし落ち着かない。
ラーメンとパンを食べ終え、コーヒーを飲みたいなぁと思っていたところで
「ありがとうございました!やっぱりワカン履いててよかった。」と声をかけられる。
先ほど天狗岩へ向かわれた男性が早くも戻ってみえて小屋で食事されてたのだ。
小屋の人混みも解消されてきたようなので、この方のそばの席に失礼して、色々な山談義に花を咲かせながらゆっくりとコーヒーを楽しんだ。

山頂展望台へ向かわれる四日市のこの男性とは小屋の前でお別れする。
あとは表道のたくさん踏み跡のあるルートを下るだけ。本当にあっちこっちにたくさん踏み跡がある。どこを歩いてもいい感じで、皆さん思い思いに、特に下りではヒップそりを楽しみながら下りていかれているようだ。
物凄く楽しそうに雪と戯れつつ「ヒェーイ!」とか言いながら滑って行かれる男性がおられた。よく見るとソリは持っておられなくて、パンツのまま滑っていらっしゃった。

下山口のすぐ上の神武神社で、今日の素晴らしい山行と無事下山できたことに感謝して手を合わせる。
大貝戸登山口にデポしておいた折り畳み自転車にまたがり、暖かな日射しを浴びながら悠々と駐車地(出発地)までサイクリング!のつもりだったのだが…最初から最後までアゲインストな傾斜が続くのだった。雪道ラッセルでパンパンになった太ももの筋肉に更に乳酸が溜まってゆく。だがそれは、なんだかとても心地の良い感触だった。

なお、簡易パーキングふじわらに帰着すると、隣に車を停めておられた愛知県の男性はまだ戻っておられない。
恐らく雪の御池岳を存分に満喫されているのだろうと思っていたら、当日夜にアップされた山行記録を見て驚いた。この方はなんとヤマレコユーザー・hushiyamaさんだった。
またお目にかかりたいものだ。

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コメント

uriuri4211さん,こんばんは。
昨日の朝,簡易パーキングふじわらでお隣に車を駐めていたhushiyamaです。

ああ,やっぱりuriuriさんだったんですね。
hanabanaさんとのコラボレコをときどき拝見していたので,
お目にかかったときに「んん,もしやuriuriさん?」と思ったのですが,
そう言い出せずに,お先に出発してしまいました。
しまった〜,残念なことをしました。すみません

それにしても,藤原岳もやっぱり樹氷祭りだったんですね。
お互い,いい日に登れましたよね

uriuriさん,またどこぞのお山でお目にかかれるのを楽しみにしています。
そのときには絶対にお声かけさせていただきますね
2022/1/6 19:09
hushiyamaさん、
コメントありがとうございます😊

お陰様でいい山行が出来ました。
私も昨夜にレコでhushiyamaさんだったと知り、もっとお話ししておけば良かったと後悔しました。なんなら途中まででもご一緒すれば良かった〜
しかしこうして偶然にもお目にかかって繋がれるのは、ヤマレコをやってる醍醐味の一つですね!
ハナさんと交流がおありなんですね。ハナさんも含めてコラボハイクなんて出来る機会あれば、楽しそうです。

ぜひまた宜しくお願い致します♪
2022/1/6 20:17
kouが、太ももラッセルに腰ラッセルのお誘いを待ってます😱
(その根性⁉️を勉強に使ってみたら💥)

今年もご指導宜しくお願いします🙌😆
2022/1/6 22:44
koumamaさん、おはようございます。

先日のコメントと言い、kouくんをダシに使って本当はkoumamaさんが激アツのラッセル地獄を味わいたいようにしか思えませんね😁
今度ご一緒した際には先頭をお願いしますよ。

今年もよろしくお願いいたします♫
2022/1/7 7:07
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