冬季百名山16座目:乗鞍岳


- GPS
- 09:56
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,427m
- 下り
- 1,415m
コースタイム
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:56
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
季節が進む中まだ冬山へ登り足りないので
残雪のたっぷりある北アルプス最南端・乗鞍岳への挑戦を決めた。
今回は赤岳で出会って以来時々冬山を一緒に登っている
西川さんをお供にし休暇村乗鞍高原の駐車場よりアタック開始。
人生初の冬季3000m越えの世界はいかがなものだろう(;゜д゜)ゴクリ…
標高差は大きいもののMt乗鞍スノーリゾートのリフトを使って
400mほど稼ぐことができるため楽ができる・・・
のだが漢はそんな甘っちょろいもんは使わない( ゜Д゜)←
ひたすら歩いてゲレンデを突破。
リフトトップからはツアーコースが整備されており
夏道には無い白銀の平野をひたすら歩くことになる。
ガスると道迷いしそうな危険地帯となり得るが
今日の天候ではその心配はなさそうだ🌞
今回もスノーシューを使ってみたものの
やはり重量から来る体力の消耗が激しい( ´Д`)
たまらず肩の小屋に到着したタイミングでアイゼンへと切り替える。
更にここから斜度がきつくなり
高度の影響で少しづつ高山病の症状が出始める( ꒪﹃ ꒪)
・・・負けてたまるか!
ここまで来ると登山道はあって無いようなもので
自分の切り拓いた足跡が新たな道となる。
夏道を無視して真っすぐ剣ヶ峰を目指すんだ!
高山病と強風に苦しみながら13時に念願の山頂到達!
白煙の御嶽山と白銀の穂高連峰が同じ目線にある。
これが…冬の3000m峰!(´;ω;`)
爆風と高山病が辛くて殆ど滞在できなかったけど、
登ってきた幸せを感じられる素晴らしい頂きだった。
下山はシリセードを使って一気に滑落し時短を狙う。
西川さんのハードシェルパンツは劣化していたので
『もう今回で使い切る!( ゜Д゜)』
と言い張りひたすらシリセードを駆使した結果、
見事に寿命を全うすることとなった(-人-)w
初の冬季3000m越えに行動時間も冬山歴代最長の10時間。
強烈な風と紫外線と高山病に苦しんだけど
その眺望は定期的に登りたくなる魅力がある。
また一つ新たな冬の扉が開けたかな?
冬季百名山16座目・踏破!
★ルートレビュー★
難易度:C
基本的に肩の小屋までは夏道を辿らずリフトから先に続く
なだらかな雪原をひたすら進むルートとなります。
霧で視界不良となった場合道迷いのリスクがあるためGPSは必須。
また高山であるがゆえ稜線付近は低温・強風・高山病などの
気象条件の厳しさが伴いますがルート自体に危険個所は無いため
ある程度の冬山経験さえあれば比較的簡単に登頂可能です。
体力度:C
標高3026m 標高差1430m 平均斜度12.7°登り5:45(6.5km) 下り3:25(6.5km)
距離はほどほどですが標高差と斜度が大きくワカンやアイゼンの
重さの影響が大きく出るため麓から登ると丸一日消費する覚悟が必要。
無理せずリフトを使って時短するのがおすすめです。
展望:S
開かれたゲレンデを登るため景色は常に良好。
序盤は背後に木曽駒ヶ岳と右手に見える奥穂高岳を眺めながら進み
雪原に出れば正面には真っ白になった乗鞍岳の剣ヶ峰。
山頂に立てば乗鞍を構成する小ピークの向こうに広がる北アルプスの全景。
そして背後には御嶽山や白山という百名山の秀峰達。
山脈の端という良ロケーションに相応しい絶景が待っています。
総評:A
スキー場併設のため登山者は多くメジャーな冬山。
リフトを使えば標高差は1000m程度で済み主だった危険個所も無いため
ある程度冬山経験を積みアルプス3000m超えの世界を体感してみたいという
中級者には丁度いい山と言えるでしょう。
★ルートレビューリスト(冬季百名山)
https://wp.me/PcUql6-1aj
★Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCLUg39_QesgFceFL_ECKLUw
★百名山登山記ブログ
http://furaiki.xsrv.jp/
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