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Yamareco

記録ID: 3953239
全員に公開
雪山ハイキング
甲斐駒・北岳

南アルプス/入笠山

2022年01月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:54
距離
11.3km
登り
592m
下り
573m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:15
休憩
0:29
合計
4:44
8:57
52
9:49
9:49
6
9:55
10:06
10
10:16
10:16
14
10:50
10:51
16
11:10
11:10
12
11:22
11:23
1
11:24
11:25
26
11:51
11:53
16
12:09
12:15
14
12:29
12:34
2
12:36
12:37
30
13:07
13:07
34
13:41
沢入登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
沢入登山口駐車場に駐車。8:40到着時点で約30台、ほぼ満車だった。
コース状況/
危険箇所等
◆道の状況
特に危険個所は無い。登山道もトレースで踏み固められており持参したアイゼン、ワカンを使うことは無かった。チェーンアイゼンやアイゼンを使用している登山者も多い。
◆登山ポスト
登山口近辺には見当たらなかった。
沢入登山口駐車場に到着。冬靴を履くのも2年振り。ロングスパッツやビーコンの装着にも戸惑いがあったり。
2022年01月29日 08:47撮影
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沢入登山口駐車場に到着。冬靴を履くのも2年振り。ロングスパッツやビーコンの装着にも戸惑いがあったり。
林道を挟んで正面に入笠山への登山道入口がある。この辺りはまだ土が見える部分も多い。
2022年01月29日 08:57撮影
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林道を挟んで正面に入笠山への登山道入口がある。この辺りはまだ土が見える部分も多い。
振り返って沢入登山口駐車場。この通り9時前にはほぼ満車。
2022年01月29日 08:57撮影
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振り返って沢入登山口駐車場。この通り9時前にはほぼ満車。
九十九折に登って行く。北を向くと樹間を透かして八ヶ岳の峰々が覗く。
2022年01月29日 09:04撮影
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九十九折に登って行く。北を向くと樹間を透かして八ヶ岳の峰々が覗く。
小さな建屋がある。富士見町の水道施設らしい。
2022年01月29日 09:10撮影
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小さな建屋がある。富士見町の水道施設らしい。
ひと登りして暑くなってきたので各自ジャケットを脱ぐが、13Kさんそこまで脱ぐ?
2022年01月29日 09:20撮影
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ひと登りして暑くなってきたので各自ジャケットを脱ぐが、13Kさんそこまで脱ぐ?
森の中には動物の足跡。これはかなり大きそうだ。カモシカだろうか?
2022年01月29日 09:22撮影
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森の中には動物の足跡。これはかなり大きそうだ。カモシカだろうか?
凍ったシングルトラックの部分。傾斜もあるので用心して行こう。
2022年01月29日 09:33撮影
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凍ったシングルトラックの部分。傾斜もあるので用心して行こう。
おっ、富士山。
2022年01月29日 09:33撮影
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おっ、富士山。
入笠山スキー場の道標。
2022年01月29日 09:37撮影
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入笠山スキー場の道標。
法華道の道標はそこここにあった。ここから左に分岐する踏み跡もあったが入笠湿原をパスする近道の様子。法華道は甲斐と高遠を最短で結ぶ古来から歩かれていた街道とのこと。
2022年01月29日 09:44撮影
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法華道の道標はそこここにあった。ここから左に分岐する踏み跡もあったが入笠湿原をパスする近道の様子。法華道は甲斐と高遠を最短で結ぶ古来から歩かれていた街道とのこと。
鹿柵がある。冬季は開放されていると書かれていた。入笠湿原を食害から保護している。
2022年01月29日 09:47撮影
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鹿柵がある。冬季は開放されていると書かれていた。入笠湿原を食害から保護している。
柵を潜ると雪原が広がる。
2022年01月29日 09:49撮影
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柵を潜ると雪原が広がる。
入笠湿原に出た。
2022年01月29日 09:50撮影
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入笠湿原に出た。
入笠湿原の案内標識。この辺りには湿原が多いが南アルプスには珍しいとのこと。
2022年01月29日 09:51撮影
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入笠湿原の案内標識。この辺りには湿原が多いが南アルプスには珍しいとのこと。
振り返ると富士見パノラマに続く雪の斜面だ。
2022年01月29日 09:52撮影
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振り返ると富士見パノラマに続く雪の斜面だ。
出口側にも鹿柵がある。その向こうには山彦荘。営業はしていなかった。
2022年01月29日 09:54撮影
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出口側にも鹿柵がある。その向こうには山彦荘。営業はしていなかった。
これはカワイイ!
2022年01月29日 09:55撮影
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これはカワイイ!
公衆便所があった。沢入の公衆便所は冬季閉鎖だったがここは電気が灯っていたから使えると思う。
2022年01月29日 09:56撮影
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公衆便所があった。沢入の公衆便所は冬季閉鎖だったがここは電気が灯っていたから使えると思う。
ちょうどベンチがあったので小休止。
2022年01月29日 09:58撮影
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ちょうどベンチがあったので小休止。
林道と平行して登山道が設けられているので、登山道を進む。
2022年01月29日 10:06撮影
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林道と平行して登山道が設けられているので、登山道を進む。
サルオガセが凄い。
2022年01月29日 10:07撮影
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サルオガセが凄い。
快適な樹林の径。
2022年01月29日 10:08撮影
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快適な樹林の径。
カゴメの森。
2022年01月29日 10:10撮影
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カゴメの森。
入笠スキー場に出た。
2022年01月29日 10:11撮影
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入笠スキー場に出た。
白い花のようだが枯れた実のようだ。
2022年01月29日 10:12撮影
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白い花のようだが枯れた実のようだ。
スキー場の全景。スキー場と言ってもリフトは無い。昔はハンドリフトがあったと思ったが。
2022年01月29日 10:12撮影
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スキー場の全景。スキー場と言ってもリフトは無い。昔はハンドリフトがあったと思ったが。
新しい案内標識が要所要所に設置されていてとても解りやすい。
2022年01月29日 10:12撮影
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新しい案内標識が要所要所に設置されていてとても解りやすい。
ゲレンデ?の右端を登って行く。
2022年01月29日 10:15撮影
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ゲレンデ?の右端を登って行く。
マナスル山荘。天体観測ドームがあるのが天文館でしょう。
2022年01月29日 10:16撮影
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マナスル山荘。天体観測ドームがあるのが天文館でしょう。
少し登ると展望が良くなってきた。正面に蓼科山、左に車山、その間にある白いのは四阿山かな?
2022年01月29日 10:20撮影
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少し登ると展望が良くなってきた。正面に蓼科山、左に車山、その間にある白いのは四阿山かな?
四阿山と根子岳が一緒に見えているのではと13Kさん。
2022年01月29日 10:20撮影
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四阿山と根子岳が一緒に見えているのではと13Kさん。
山スキーヤーも多いがこの方はスプリットボードを履いていた。そう言うのがあるのも知らなかったが13Kさんが教えてくれた。「そんなに楽じゃないですよ」とのこと。
2022年01月29日 10:22撮影
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山スキーヤーも多いがこの方はスプリットボードを履いていた。そう言うのがあるのも知らなかったが13Kさんが教えてくれた。「そんなに楽じゃないですよ」とのこと。
右手の尾根が入笠山へのルートのようなので雪の斜面に取り付く。
2022年01月29日 10:23撮影
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右手の尾根が入笠山へのルートのようなので雪の斜面に取り付く。
南八ツまで見えてきた。
2022年01月29日 10:24撮影
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南八ツまで見えてきた。
しばし長閑な樹林帯。
2022年01月29日 10:27撮影
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しばし長閑な樹林帯。
また急登になる。このサルオガセも仙人級だ。
2022年01月29日 10:31撮影
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また急登になる。このサルオガセも仙人級だ。
だんだんと樹も透けてきたので山頂も近いぞ。
2022年01月29日 10:40撮影
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だんだんと樹も透けてきたので山頂も近いぞ。
空が広がる。
2022年01月29日 10:42撮影
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空が広がる。
入笠山山頂に到着。大賑わいだけど広い山頂にはまだまだ余裕あり。
2022年01月29日 10:43撮影
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入笠山山頂に到着。大賑わいだけど広い山頂にはまだまだ余裕あり。
仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳。間の鋸岳がいかにも鋸と言う様相を見せている。
2022年01月29日 10:44撮影
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仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳。間の鋸岳がいかにも鋸と言う様相を見せている。
甲斐駒、鳳凰、そして富士山。
2022年01月29日 10:44撮影
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甲斐駒、鳳凰、そして富士山。
八ヶ岳。天狗は一際白い。
2022年01月29日 10:45撮影
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八ヶ岳。天狗は一際白い。
天狗から北八ツ、蓼科山。
2022年01月29日 10:45撮影
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天狗から北八ツ、蓼科山。
さっきゲレンデから見た蓼科山から霧ヶ峰の展望。
2022年01月29日 10:45撮影
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さっきゲレンデから見た蓼科山から霧ヶ峰の展望。
中央アルプス。木曽駒から空木。
2022年01月29日 10:46撮影
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中央アルプス。木曽駒から空木。
諏訪湖も見下ろせる。東側が凍結しているようだ。奥は美ヶ原。北アルプスは淡い姿で残念ながら良く解らない。
2022年01月29日 10:46撮影
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諏訪湖も見下ろせる。東側が凍結しているようだ。奥は美ヶ原。北アルプスは淡い姿で残念ながら良く解らない。
八ヶ岳
2022年01月29日 10:48撮影 by  SO-02H, Sony
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八ヶ岳
富士山
2022年01月29日 10:48撮影 by  SO-02H, Sony
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富士山
山頂
2022年01月29日 10:49撮影 by  SO-02H, Sony
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山頂
山頂標識を撮るのにかなり順番待ちしました。思ったほど山頂でも風が無く温かい。
2022年01月29日 10:49撮影
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山頂標識を撮るのにかなり順番待ちしました。思ったほど山頂でも風が無く温かい。
13Kさんに撮って貰いました。
2022年01月29日 10:49撮影
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13Kさんに撮って貰いました。
正面に甲斐駒を望みながら大阿原湿原を目指して下る。
2022年01月29日 10:50撮影
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正面に甲斐駒を望みながら大阿原湿原を目指して下る。
林道に出た。
2022年01月29日 11:04撮影
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林道に出た。
林道を歩く。
2022年01月29日 11:09撮影
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林道を歩く。
心地好いスノーハイクだ。
2022年01月29日 11:15撮影
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心地好いスノーハイクだ。
ここが首切清水と思ったらもう大阿原湿原だった。
2022年01月29日 11:19撮影
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ここが首切清水と思ったらもう大阿原湿原だった。
大阿原湿原の全景。
2022年01月29日 11:20撮影
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大阿原湿原の全景。
ここにも白い花模様。
2022年01月29日 11:21撮影
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ここにも白い花模様。
湿原を一周することにする。とは言え雪原だと真っ白だが。西から東へと風が通る。
2022年01月29日 11:25撮影
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湿原を一周することにする。とは言え雪原だと真っ白だが。西から東へと風が通る。
入笠山方向にも気持ち好さそうな雪原が広がっている。
2022年01月29日 11:25撮影
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入笠山方向にも気持ち好さそうな雪原が広がっている。
湿原の反対側まで来たら阿弥陀岳が望めた。
2022年01月29日 11:36撮影
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湿原の反対側まで来たら阿弥陀岳が望めた。
風が通らない所で小休止。気温は氷点下でも陽が当たっているとポカポカだ。
2022年01月29日 11:42撮影
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風が通らない所で小休止。気温は氷点下でも陽が当たっているとポカポカだ。
13Kさんからオレンジ味キットカットの配給。Hershey'sのチョコバーはうちの山の神が山で食べてと渡してくれたもの。賞味期限19/2なんだが。(笑)
2022年01月29日 11:45撮影
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13Kさんからオレンジ味キットカットの配給。Hershey'sのチョコバーはうちの山の神が山で食べてと渡してくれたもの。賞味期限19/2なんだが。(笑)
カラマツの枝にもサルオガセ。
2022年01月29日 11:48撮影
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カラマツの枝にもサルオガセ。
湿原の南側遊歩道はずっと樹林の中を行く。
2022年01月29日 11:55撮影
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湿原の南側遊歩道はずっと樹林の中を行く。
ウサギですね。
2022年01月29日 11:57撮影
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ウサギですね。
出発点に戻って来た。ここから林道で真っ直ぐ沢入へ向かうプランもあるが、屈曲度合いを見ると距離は余り変わらないかも。案内標識にあった八ヶ岳ビューポイントも気になるので来た道を戻ることにする。
2022年01月29日 12:08撮影
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出発点に戻って来た。ここから林道で真っ直ぐ沢入へ向かうプランもあるが、屈曲度合いを見ると距離は余り変わらないかも。案内標識にあった八ヶ岳ビューポイントも気になるので来た道を戻ることにする。
途中樹林の径へ向かうものの林道に戻されてしまった。
2022年01月29日 12:21撮影
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途中樹林の径へ向かうものの林道に戻されてしまった。
しばし林道を素直に歩く。
2022年01月29日 12:23撮影
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しばし林道を素直に歩く。
首切清水に出合う。案内標識に由来が書かれているが、金奉行が単独で行動する訳ないから裏切りではないかとAki-CLさんの疑問。尤もだ。
2022年01月29日 12:29撮影
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首切清水に出合う。案内標識に由来が書かれているが、金奉行が単独で行動する訳ないから裏切りではないかとAki-CLさんの疑問。尤もだ。
首切清水
2022年01月29日 12:30撮影 by  SO-02H, Sony
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首切清水
首切清水を渡り林間コースを行こうとしたが踏み抜きが酷い。
2022年01月29日 12:31撮影
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首切清水を渡り林間コースを行こうとしたが踏み抜きが酷い。
諦めて楽な林道歩きに戻ることにする。
2022年01月29日 12:33撮影
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諦めて楽な林道歩きに戻ることにする。
これは何の足跡だろう?
2022年01月29日 12:41撮影
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これは何の足跡だろう?
前方が開けてきた。
2022年01月29日 12:43撮影
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前方が開けてきた。
八ヶ岳ビューポイント。蓼科山まで全山が展望できる。
2022年01月29日 12:46撮影
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八ヶ岳ビューポイント。蓼科山まで全山が展望できる。
八ヶ岳を見入る2人
2022年01月29日 12:48撮影 by  SO-02H, Sony
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八ヶ岳を見入る2人
前方に望めるのは霧ヶ峰。
2022年01月29日 12:53撮影
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前方に望めるのは霧ヶ峰。
バンガロー?
2022年01月29日 12:59撮影 by  SO-02H, Sony
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バンガロー?
スキー場に戻って来た。
2022年01月29日 13:00撮影
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スキー場に戻って来た。
法華道から右のショートカットする径に進む。沢を横切るところでのアップダウンは多少ある。
2022年01月29日 13:06撮影
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法華道から右のショートカットする径に進む。沢を横切るところでのアップダウンは多少ある。
九十九折をショートカットしながら下る。富士見町の水道施設が見えてきた。もうすぐだ。
2022年01月29日 13:31撮影
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九十九折をショートカットしながら下る。富士見町の水道施設が見えてきた。もうすぐだ。
沢入登山口駐車場に到着。お疲れ様でした。
2022年01月29日 13:39撮影
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沢入登山口駐車場に到着。お疲れ様でした。
私の方が0.3km長く歩いた?
私の方が0.3km長く歩いた?

感想

冬靴を履いての山は2年振り。13Kさんが推してきたのは南アルプス北端の入笠山。山頂からは南アルプス、八ヶ岳、中央アルプスが望める絶好の展望台だ。残念ながら北アルプスや御嶽山は霞んでいたけれどそれでも晴天の下、大絶景を楽しめた。雪も豊富にあって適度な運動と疲労で雪山逍遥を楽しめた山行でした。

それ程長い行程ではないので湘南6時発。案じていた八王子JCTでの渋滞も無く実にスムーズに沢入登山口まで辿り着けた。沢入登山口には40台駐車可能な駐車場があるが到着した8:40にはほぼ満車状態だった。思っていたよりずっと人気の山だった訳だ。久し振りの雪山の身支度だが迷いながらもなんとか終わって出発となる。使いどころは無いかと思いながらも折角持って来たのでビーコンも身に付けようとするがストラップの取り回しに悩んでしまった。

入笠山への登山道は駐車場の正面から延びて行く。最初は土が見える登山道だったがすぐに雪に覆われた。かなり踏み固められていて登りでも滑りやすい所があるが、アイゼン無しでも問題無く登れる。2年振りに履く冬靴の重さも不安要因だったが何とかなりそうな感触だ。樹林の中を九十九折に登って行くが北を向いた時には樹林を透かして八ヶ岳が見える。100m程登ると登山道は西を向いてトラバース基調で登って行く。少し下りになって鹿柵を潜ると入笠湿原に出た。右手には富士見パノラマに続く雪の斜面が広がっている。ちょうど出発して1時間なのでここで小休止とする。

林道に平行した登山道を進むとすぐに入笠山スキー場に出た。傍らにマナスル山荘も見える。幅広いゲレンデの右端を登って行き樹林に入る。樹林帯も徐々に勾配を増して行くが、登って行くと広い山頂の裾で樹林が切れて青空が広がる。山頂には実に大勢の登山者が集っており、それぞれに展望を楽しんでいた。風もなく陽射しが温かく絶好の登山日和だ。南側を望むと尾根の先にギザギザの鋸岳が目立つ。その先には仙丈ヶ岳と甲斐駒が両雄と言う感じで聳えている。富士も雲に浮いたような姿だ。左に目を向けると八ヶ岳の峰々が、西には中央アルプスが、と全周山の展望が楽しめる。

ずっと眺めていたい気持ちに後ろ髪が引かれるが大阿原湿原を目指して下る。樹林の中ではトレースが錯綜しているが一番踏まれているトレースを追うとやがて林道に出た。そこから林道通しで歩いて行くと15分で大阿原湿原に出た。途中に首切清水があった筈だが気付かずに通過してしまったようだ。ともあれ大阿原湿原を一周する。大阿原湿原まで来ると人も少なく静かな雪山を楽しむことが出来る。でもここはやっぱり夏に再訪したいかもしれない。帰りは林道で下る手もあるけれど結局距離は変わらなそうだし来た径を戻ることにした。帰りは無事に首切清水を見付けることが出来た。長閑な林道歩きで入笠山スキー場迄戻るが途中に八ヶ岳ビューポイントがあり、再び八ヶ岳の展望を楽しめた。

入笠山には27年半前に訪れたことがあるが、季節を変えての雪山も楽しいものだった。難しい所もないしコースタイムも程ほどなので確かに雪山初心者を連れて行くにも適しているし、好展望も楽しめるし、人気があって当然ですね。夏には湿原の逍遥を楽しめそうだ。ともあれ冬靴を履いての山行も大丈夫だったので、次も考えますか。

往復の高速道路は渋滞もなく快適。
積雪期の入笠山はスキー場経由かと思っていたが、
ヤマレコで沢入登山口まで車で行けることが分かる。
駐車場はほぼ満車だったが、隅に車を停めた。
登山口からは2時間弱の雪上歩行で1,955mの入笠山山頂に到達。
好天にも恵まれ360°の展望!
山頂は大勢の登山者がいたが、少し離れると静かな雪山。
大阿原湿原周回コースをのんびり歩行し、駐車場に戻った。

クリップオンサングラスがレンズのネジの紛失で使用できなかった。
後日、無料修理してもらえたが、使用前の点検は大事だと反省。

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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [日帰り]
入笠山〜沢入登山口
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
ハイキング 甲信越 [日帰り]
入笠山ハイキング
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5
ハイキング 甲斐駒・北岳 [日帰り]
入笠山
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5
ハイキング 甲斐駒・北岳 [日帰り]
入笠山
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5
雪山ハイキング 甲斐駒・北岳 [日帰り]
入笠山沢入登山口
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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