竜ヶ岳(金山尾根〜遠足尾根)


- GPS
- 07:10
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 958m
- 下り
- 952m
コースタイム
降り:遠足尾根
7:00 宇賀渓
7:40 金山尾根入口
10:20 金山尾根の頭(クラ)
11:00 竜ヶ岳山頂
11:25 発
12:00 ホタガ谷分岐
13:00 遠足尾根分岐下降口
13:50 林道
14:10 宇賀渓
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
40〜50台駐車可能(有料 普通車500円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
竜ヶ岳の登山口宇賀渓は 鈴鹿7Mtのなかで最もよく管理された登山口だと思います。 登山口での計画書の提出(当然ですが)も徹底しているようです。 登山道については、登りの金山尾根は問題ありませんが 遠足尾根(降り)はガレの手前800m付近の一部に通行は少し迂回すれば可能ですが 小規模の欠損(崩れ)があります。 また、長さ40〜50mほどの斜面のトラバース箇所ガあるので 特に積雪時やぬかるんだときは足元注意してください。 |
写真
感想
十数年前まで竜ヶ岳登山といえば、裏道(ホタガ谷道)、中道(ヨコ谷)の両コースがメインだったのだが
ホタガ谷が豪雨の影響で荒れた事も一因で、いつの間にかそれらのコースに代わってそれまでマイナーだった
金山尾根(ホタガ谷右岸尾根)と遠足尾根が脚光を浴びるようになった。
積雪期はともかく、雪のない時期は両コースとも稜線上部で強情な笹の海に悩まされる。
数年前、遠足を降った折は、濡れた笹で身体じゅうびしょびしょになった記憶がある。
雪上ハイクはそんな厄介さがないことと、晴れていればすばらしい雪原に出会えるのがうれしい。
日ごろの行いが良いせいか、今日は風も穏やかで空も晴れ渡った一日だった。
金山尾根の取り付きには立派な道標も立ち、何もないころ地形図をにらみながら、さぐりさぐりここだろうかと
登りかけたことを思い出す。
蛇谷へのルートも今はロープで封鎖されているが、昔はオープンだった。
587で顔を出した竜を眺め、一息入れる。
岩稜の痩せ尾根を越すと二次林のコバ、ヌタ場あたりに雪が残る。
再び岩稜帯の急登をこなすと、朝日に輝く竜の姿が木の間越にうかがうことができる。
雪の増えた尾根の上部まで来ると、視界も開け振り返ると養老山地の上に中央アルプスが浮かんでいた。
その左手は御岳だろう。
前方からきた登山者とすれ違う。
ほぼ同時にスタートした若者だ。遠足尾根をたどって山頂を踏み下山するという。
さすがに若い脚力、うらやましい限り。
老体に鞭打って、それでものんびりといきます。
さて潅木が途切れると、もう稜線は近い。笹は雪の下、見事な雪原が広がる。
これが竜ヶ岳の魅力なのだ。
クラを越し、県境三叉路あたりまで来ると、北西の風が体をたたき出す。
あわてて耳あてをおろした。
山頂直下からは、青白く輝く雪の斜面が眩しいほどに美しい。
キックステップも限界がきた。アイゼンの爪が氷結しかけた雪面に気持ちよく音を立てて食い込む。
シロヤシオの木々が震えている。
斜度が緩むと山頂は目前。パノラマが広がった。
釈迦・御在所・雨乞はもちろん、御岳・中央アルプス・白山とさえぎるものはない。
冷たい風に晒されながらも、しばらく眺望を満喫する。
下山始めると、息を切らして登ってくる三人の登山者とすれ違った。
一人はスノーシューでがんばっていた。
私も背負ってはきたが、どうやら今日はお荷物になったようだ。
クラの林の中で風を避けながら冷えたおにぎりをほおばると、火照ったからだが引き締まった。
ホタガ谷の源頭の急坂を下り、遠足尾根に入って振り返るとホタガ谷道へ降る登山者がいた。
雪のついた木橋の多い谷道はあまり気が進まない。
この先も裏道を歩くことはないと思う。
雪と笹が交じり合った遠足尾根の800m付近だろうか、一箇所道が欠損していた。たいしたものではないが
雪が覆うと、うっかり踏み抜きそうな状態で危ない。
積雪期は斜面のトラバースは回避して、尾根伝いに道はできるのだが、今回はまだ尾根筋にトレースはなく
足元に注意してトラバースする。
大鉢山分岐からいったん急降下して再び二次林穏やかな尾根道を行くと、雪も少なくなり
地肌の占める割合も多くなってきた。それはぬかるみが足元をすくうことにつながってくる。
一昨年は大日向を経て尾根末端の宇賀渓落合橋まで進んだが
今日は新道の木端谷右岸尾根をたどることにした。
植林の中のジグザグ道を急降下、ぬかるみに足をとられながら何とか林道にランディング。
駐車地に戻ると、宇賀渓TVということで管理人さんからインタビューを受けひと言・・。
竜ヶ岳は、ネット情報もずいぶん充実しているようだ。
残雪期にもう一度挑戦してみようか・・・。
コメント
この記録に関連する登山ルート

若者ではないですが一緒にスタートした者です。
天気に恵まれて素敵な1日でしたね(^^)
スノーシューも羨ましいですが、先日は固まった雪だったのでアイゼンが
調度良かったです(^^)
鈴鹿のセブンマウンテン雪の時期に踏破したいと思っていますので、
また、どこかでお会いするかもしれませんね♪
お互いに安全登山で楽しみましょう。
どこかでまたお会い出来ると良いですね。
先日は、お疲れ様でした。
コメントいただきありがとうございます。
樹氷は見られなかったものの、白銀の雪原を堪能できたことで
満足な雪山ハイクでした。
雪も締まっていたので、背中のシューはとうとう最後まで出番がなかったです。
もう昔ほどの体力もなくなり、のんびりマイペースで登っています。
私もこの冬、鎌ケ岳・御在所・藤原・雨乞・御池を予定していますので、またお会いできるかもしれません。
昨年は、事情あって少し山を離れたのですが、今年からまた再開しました。
以前はヤフーブログにアップしていたのですが、今年からは情報量の豊富な
「ヤマレコ」に登録させていただきました。
以前の山行記が
http://blogs.yahoo.co.jp/tabiyamacook
に残っていますので
もしよければ覗いてやってください。
厳冬期に入ります。お互い安全登山を心がけて
楽しい意山歩きをしましょう。
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