十勝岳−前十勝−三段山（パウダー三昧コース）
I_am_Ryo
体力度について
- GPS
- 09:52
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 2,140m
- 下り
- 2,140m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 9:52
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:52
03:00 白銀荘
03:30 スタート
06:35 十勝岳
09:20 前十勝
12:45 三段山
13:20 白銀荘
19:30 帰宅
| 天候 | 快晴、無風 高気圧が全道をすっぽり覆ってた スタート時−20℃ サラッサラのパウダースノー |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
国道の道路は乾いてたけどブラックアイスバーンあり |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆滑走状況 �―従ヽ� ・山頂からグラウンド火口はカリカリで全然楽しくない、隠れ岩に注意 ・グラウンド火口から避難小屋までは楽しいドライパウダーでニッコニコ �∩綾従� ・上部はカリカリだが、それ以外は今季最高のパウダー！！ ��三段山 ・程よい斜度で面が広くて最高のパウダー斜面だった！！ |
| その他周辺情報 | ◆白銀荘 大自然に囲まれた露天風呂 滑走が終わったらそのまま温泉にダイブ！ http://kamifurano-hokkaido.com/?page_id=2 ◆深山峠 十勝岳連峰から大雪山系まで一望できるスペシャルスポット |
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感想
北海道の冬に高気圧が来る。これは暖めていた何個かある企画を実行するしかない。パウダースノーの聖地である十勝岳、前十勝、三段山の欲張り3点セットだ。
前日から白銀荘に泊まっていた知人に話を聞くと、桂沢湖経由の道路の状況は問題ないとのこと。それでも札幌からスタート地点である白銀荘まで3時間かかった。気温は−16℃。さみぃ。吐く息も凍りそうだ。準備して満点の星空の中スタート。道は一級国道並みのトレースが付いていた。そんなトレースも段々と細くなり、避難小屋をショートカットしていたトレースが引き返していた。この深い雪はスノーシューだと辛いかも。ここからスネラッセルスタート。体があったまってきてちょうど良い。それでも先行者のヘッデンが見える。違うルートで行っているのかな。
グランド火口に上がるとカチカチだ。北風なので噴煙は食らわずに済む。windyで標高2000付近の風を調べていたのでリサーチしたとおりだ。本当に役に立つサイトです。十勝岳を東から巻いて登っていると日が出てきた。もう日の出は6:30ぐらいなんだな。ミニエビの尻尾をスキーでサクサク音を立てながら登ると山頂。北風が冷たい。-20℃ぐらいだろうか。周辺を見渡すと360度の大展望。映画以上に映画の風景に感動した。富良野岳が真っ赤に染まっていた。美しい。そして奥には芦別岳。本谷が影で暗くなっている。おいで、おいでとまるで手をこまねいているようだ。
さ、ガリガリ斜面にテイクオフ。グランド火口までの滑りはガリガリでまったく楽しくない。しかし、グランド火口から避難小屋まではフッカフカのパウダースノーで昇天した！さて、途中で前十勝へ。ボウル斜面の右側にある尾根っぽいところを脛ラッセル。噴煙が迫る。こわい。まるで生き物だ。これ以上登ると危険だ。体が拒否している。適当なところでシールを剥がしてダーイブ！おおおおお！なんだこの浮力は。浮く。ニヤニヤが止まらない。間違いなく最高のパウダースノーだった。しかもかなり滑りやすい斜度で言うことなし。カバワラ尾根を滑って富良野川の渡渉点へ。
シールを貼り、セブンのクリームパンを食べて、お次は三段山へ行くぞ。ナマコ尾根の右にある尾根を登ってみる。もちろん脛ラッセル。ある程度進むと、ジュルリ、ジュルリと鳴き声が聞こえてくる。まさかのシマエナガちゃん登場！遠すぎて肉眼では空飛ぶ大福にしか見えなかったけど望遠レンズで撮影することができた。めっちゃかわいい。ある程度進むと沢になった。目の前の良い斜面には気持ち良さげなシュプールが見えた。ここを落としたと思われる主のトレースを辿って正規ルートに合流した。わ！ひくぐらいのシュプールが見えた。しかもトレースは一級国道並み。エスカレータ状態だった。あっさり山頂に到着。山頂はたくさんの方が登ってきて賑やかだった。
さて最期のお楽しみタイムといきましょう！だれも滑っていないところを狙ってドロップ。さすがはパウダースノー聖地。楽しすぎるぞ。なんの抵抗もなくスキーが曲がっていく。素晴らしいじゃないの。山スキーやってて良かったと思える瞬間だった。あっという間に白銀荘に到着。
下山後はカチカチになった体を白銀荘で体を癒す。すぐ温泉に浸かれるのは本当に便利。露天風呂からは自分が滑走した斜面を見れた。風呂上がりのコーラが身に染みた。帰りはセイコーマートでカツ丼を買って深山峠に移動。大雪山からトムラウシ山、十勝岳連峰まで見渡せるスポットだ。アーベントロートが美しかった。
20時ごろ、帰宅すると娘が目をキラキラしている。UNOしようよ！クタクタになった頭でUNOをやるのが本日一番の核心部だった。2勝したら、娘が怒って除夜の鐘みたいに頭突きしてきた。痛いよ。
一日長かった！やり切った一日だった。全体を通して最高の天気に最高の雪質だった。最高って何回使ってんだよ！ってぐらい最高だった。毎年一回はここに来ようと思った。最高に最高だった！
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