宮之浦岳・黒味岳 (淀川登山口⇔宮之浦岳)


- GPS
- 08:58
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,037m
- 下り
- 1,037m
コースタイム
5:13 淀川小屋 10:23 最後の水場
6:10 小花之江河(10分休憩) 10:55 投石岩屋
6:26 花之江河(10分休憩) 11:17 黒味岳分岐
6:47 黒味岳分岐 11:32 花之江河
7:05 黒味岳(15分休憩) 11:46 小花之江河
7:37 黒味岳分岐 12:40 淀川小屋(25分休憩)
7:55 投石岩屋 13:34 淀川登山口
8:35 最後の水場
8:50 栗生岳
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.登山口まで 車を利用して淀川登山口を目指す場合、安房から県道592号線→町道淀川線を通って行くことになります。道は全線舗装されていて走りやすいですが、この区間は狭い個所や工事現場も多く、路線バスや対向車との離合は大変で、非常に気を使う道です。縄文杉への基点となる荒川口や紀元杉、ヤクスギランドといった観光地を擁しているので交通量もそこそこあります。特に暗くなってからの通行は避けたほうがいいと思います。淀川登山口の駐車スペースはせいぜい10台程度です。登山口にトイレと登山ポストあり。 2.登山道 登山口で車中泊した場合、まだ暗いうちに出発することもあると思います。登山道は整備されていてわかりやすいので、ヘッドランプの灯りでも迷うことはないと思いますが、屋久島も道迷いの多い山らしいのでご注意下さい。この時期、日の出は5:30くらい。 登山口からほぼ水平な道を1時間ほどで淀川小屋。淀川小屋にはトイレと水場があります。淀川小屋から花之江河までは樹林の登り。登山道は木段等で整備されていて歩きやすいです。花之江河を過ぎたあたり、水が流れる岩盤を登る個所があります。傾斜は緩いですが滑りやすいので注意。さすが、「月に35日雨が降る」と言われる屋久島だけあって、あちこちに清涼な山水が湧いていて水場には事欠きません。 黒味岳は高度感のある岩場の山頂で四方に展望が開けています。黒味岳分岐から黒味岳山頂までの間にはロープの設置された岩場の登りなどもあります。 投石岩屋あたりから、石楠花や笹などに植生が変わり視界が開けます。翁岳直下の水場を過ぎると宮之浦岳に向かって最後の急登。大きな露岩が特徴的な栗生岳を過ぎると、もう一登りで宮之浦岳山頂です。山頂は360°の大展望。 3.温泉 下山したあと、安房から近い温泉は、屋久島空港の目の前にある「まんてん」です。入湯料は1500円と少し高いですが、綺麗な施設で快適に過ごせます。また、少し離れた尾之間にも温泉があります。こちらは共同浴場で流し場に湯船が一つと簡素な造りですが、かけ流しの湯が気持ちよく、個人的には屋久島で一番良かった温泉です。 |
写真
感想
GWを利用して念願の屋久島に上陸・・・したまでは良かったのですが、淀川小屋から白水雲水峡縦走の2日目、宮之浦岳山頂ではまさかの降雪!当然景色も何もあったものでなく、強風と寒さに山頂滞在わずか3分で下山と散々でした。次の日は雲ひとつない快晴で、太鼓岩から仰ぎ見る宮之浦岳がなんとも恨めしい・・・。一度はこれも屋久島らしいと自分を納得させたものの、何となくもやもやした気分。
そこで、下山したその足で淀川登山口に戻って来ました。今度は登山口にて車中泊。早朝アタックで山頂を往復してやろうという腹積もりです。ラジオによると明日も晴れの予報ですが、高気圧の中心は既に屋久島を遠ざかりつつあり、どうやら午前中勝負となりそうです。
朝はまだ暗いうちに出発。ヘッドランプの灯りを頼りに3日前歩いた道を再びたどります。淀川小屋を過ぎたころに周囲が明るくなり、上を見ると待望の青空。明るい空の下では花之江河もだいぶ印象が違って見えます。せっかくなので縦走時はパスした黒味岳にも寄り道。山頂の岩からは四方遮るもののない大展望。やっぱり登山は好天にかぎる!しかし、南の空からは低い雲が徐々に迫ってきていて、上空には斥候の小さな千切れ雲。
ここからは雲との競争。晴天のもと、森林限界を超えた稜線歩きは本当に気持ちよく、心が軽いと疲れも気にならないようで自然と歩が進みます。
到着した山頂からの眺めは、もう文句なしの絶景。縦走時に歩いた稜線や深い原生林、ごつごつした永田岳が一際大きい。リベンジして良かった〜。そうすると人間現金なもので、2日前に散々な目にあったことも「いい経験だったなあ」などと思えてくるから不思議なものです。これにて心残りなく満足感に浸って屋久島を後にすることが出来ました。
ホームページ「旅の道標」もよろしくお願いします
http://aralagi.travel-way.net/
コメント
この記録に関連する登山ルート

いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する