(鈴鹿)御在所藤内沢〜3ルンゼ〜中道
- GPS
- 10:32
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 2,315m
- 下り
- 2,312m
コースタイム
鈴鹿スカイラインゲート(7:40)=藤内小屋(8:40)=藤内沢出会(10:00)=藤内滝(10:10)=1ルンゼ偵察(10:20)=3ルンゼ(12:20)=御在所山頂(14:30)=地蔵岩(16:40)=おばれ岩(16:55)=鈴鹿スカイライン中道登り口(17:40)=鈴鹿スカイラインゲート(18:05)
天候 | 晴れのち曇り(静穏) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
藤内沢はバリエーションルートです。 冬は特に登攀技術をもたない一般の登山者は入ってはいけません。 藤内沢および各ルンゼは雪が少なく氷も発達していない。 つららが頭上より落下する危険があるので上方に注意。 |
写真
感想
修業中につき雪山は来季のつもりだったが、某峰を登るために封印していた雪山登山を解禁させた。そのために道具・ウエア類を新調して超久々の冬の鈴鹿に向かった。
ことし一番の寒気団が来ていたので鈴鹿スカイラインの道路が凍結していることを考えて4WDの軽トラックで来たが、スカイラインのゲートまで雪は全くなくて拍子抜けしてしまった。
新しい登山靴(マムートのマムークGTX)を履き出発。
藤内小屋までも雪は少なく、まるで初冬のようだった。
北谷小屋をちょい見してから裏道を行く。ときどき固い氷があるが雪は少ない。
藤内沢出会い付近でゲイター(ロングスパッツ、略してロンスパとは言わないようだ)とアイゼンを装着した。
超久々に藤内沢に入る。
パラグライダーのクラブ員の滑落停止訓練以来だと思うので20年近く過ぎているかも?
藤内滝に氷は付いていなかった。
1ルンゼを偵察。
雪はクラストしているので気持ちよく登ることが出来る。
新しいアイゼンが素晴らしく威力を発揮してくれている。
ピッケルは2本でロングのダブルアックスで使った。
1ルンゼはザイル確保で滑落停止の訓練をすれば最高にいい場所だが、こんなに急だったのかと思うぐらいに急斜面に感じた。
藤内沢に戻り、藤内滝を巻いてゴルジュに入る。
大きなツララが落ちていた。
こんな氷に当たったら命がない。
ところどころに出てくる小滝はベルグラの状態なので嫌らしい。
私の道具では厳しいので1箇所を高巻く。
昔の感触を思い出してステップを刻みながら3ルンゼを目指す。
それにしても、今回連れてきたシモンスーパーEの氷への威力は抜群だ。さすがに古い山の友人だ!
3ルンゼでは2パーティが氷の練習をしていた。
ダブルアックス用の新しいアックスが欲しいと思ったが、そういう気持ちを封印させて3ルンゼを後にする。
冬の御在所の山頂をあっちこっちと見学して中道を下ることにした(登山計画書通り)。
モンベルのチェーンアイゼンも試した。ひじょうーに評判なので買ってしまったが確かに装着は簡単だし感じはいい。だが、アプローチのために二つもアイゼンをもって山に入るのか微妙なところ。奥三河の低山専用にすべきなのだろうか?だとしたらとても有効だとは思う。
練習のため、再びペツルのアイゼンに履き替えてミックスの山道をくだる。
ペツルのアイゼンは爪が長いので岩稜歩きには不安を感じていたが、本日のテストだと全く問題ない。12本爪ではなく14本爪(実際には15本爪)であるが岩稜帯での使用に不安があったがその不安も払拭できた。今日ここに来た価値があった。
それにしても新しいウエア類のなんと快適なことといったらない。ゴアテックスの快適さと言ってもいいのかも知れない。アルパインパンツなどのウエア類、バラクラバ、ゲイターなど、本当に時代が変わったと思った。こういう快適さを分かるのは私たちのような古い人間だけだろう。
いやはや、浦島太郎がやっと今の人間になりつつあるのを感じた。
帰りに人気の希望荘で温泉に入ろうと思ったが時間が遅くなったので止めた。
インター近くのトンカツ屋でトンカツを食べてから、ガタガタと軽トラックで帰る我が家の道のりはなんか楽しかった。久々に雪山の氷の感触が自分的には気持ちよかったからだろうと思う。
家に着き、ビールを一気飲みして風呂に入りすぐに寝た。3時間して起きてソチのオリンピックの開会式を見た。
いい日だ!
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