記録ID: 4073171
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積雪期ピークハント／縦走
北陸
長大で美麗な雪稜の先へ！「初雪山」（朝日小川ダムから）
2022年03月12日(土) [日帰り]
Joker
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 08:31
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,766m
- 下り
- 1,764m
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| 天候 | 晴れ時々曇り （山頂付近は強風：13〜15m/s） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・駐車スペースは10〜12台 ・本日は朝7時半で満車となった（近隣に駐車スペースなし） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★登山道整備度：-（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 ：5（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 ：2.5（難5・4・3・2・1易）アイゼン、ピッケル、藪等の頻度 ★登山道の眺望：3〜5（良5・4・3・2・1悪） ★山頂の眺望 ：4.5（良5・4・3・2・1悪） 【すれ違った登山者の数：10人程度】 ◆ルートの状況（朝日小川ダム〜大地山） ・基本的に登山道（夏道）はなく、積雪期限定のバリルート。 ・ダムを右岸側に渡り、トンネル手前にデブリ区間がある。現在は特段支障はないが、時期によっては急斜面トラバース等、注意が必要かも。 ・トンネル出口から尾根に取付くルートは様々あるようだ。今回は、発電所まで車道を歩き、林道をショートカットするようにスギ林の中を登っていく。一部に急斜面があるものの、特段注意を要する箇所はないが、方向感覚が分かり難いので現在地を確認しながら歩こう。 ・標高630m地点で尾根に乗り、その後は、尾根伝いに登っていく。全般的に技術難度の高い箇所はないが、一部に細尾根になっている箇所があるので、特に下りは注意したい。 ・大地山に近づくと大きな樹木が少なくなり眺望が良くなる。 ◆ルートの状況（大地山〜初雪山） ・基本的に登山道（夏道）はなく、積雪期限定のバリルート。 ・初雪山まで標高差450m、延長5kmの長大な雪稜が続く。序盤は小さなアップダウンを繰り返しながら徐々に登っていき、最後の後半に標高差300mを一気に登る。 ・P1223付近にちょっとしたトラバースや雪割れ等があるが、それ以外の区間は、安定した雪稜歩きになり、故意に雪庇等に近づかない限り、危険性を感じるような箇所はないだろう。 ・美しい雪稜や周囲の名峰が一望できるので、満足感、達成感を味わうことのできるルート。 ◆本日の雪山装備 ・12本爪アイゼン、ピッケル、スノーシュー、ストック、20mザイル等を持参。使用したのは、スノーシューとストックのみ。 ・気温上昇により腐れ雪になった。スノーシューよりワカンの方が下りは歩きやすかったかも。 |
写真
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朝日小川ダム管理所に7時半前に到着。
えっ、駐車場ほぼ満車なんですけど〜
えっ、駐車場ほぼ満車なんですけど〜
駐車場の隅に何とか駐車して、では、出発！
まずは、ダム天端を歩き右岸側へ。
まずは、ダム天端を歩き右岸側へ。
トンネル手前はデブリ区間があるが、道路谷側の雪が融け、雪面をトラバースする必要はなかった。
駐車場から15分歩きトンネル出口に到着し、スノーシュー装着。ここから尾根に取付く人もいるようだが、トレースを参考に発電所まで道路を歩く。
3/12 7:50
駐車場から15分歩きトンネル出口に到着し、スノーシュー装着。
ここから尾根に取付く人もいるようだが、トレースを参考に発電所まで道路を歩く。
ここから尾根に取付く人もいるようだが、トレースを参考に発電所まで道路を歩く。
標高540m地点でスギ林を抜け、正面の尾根に乗るためやや急斜面を登っていく。
先行者のトレースが多く、スノーシューでなくワカンでも良かったかな。
標高760m地点から目的地の初雪山（右奥）を確認。
いや〜、メッチャ遠い。
本当に行けるのだろうか。
いや〜、メッチャ遠い。
本当に行けるのだろうか。
樹林帯の尾根歩き。
やや急登もあるが、危険性を感じる箇所はなく歩きやすい。
やや急登もあるが、危険性を感じる箇所はなく歩きやすい。
大地山に近づくと大きな樹木が少なくなり、眺望が良くなってきた。
ダムから160分要し、標高1167mの大地山に到着。
と同時に、遥か前方に初雪山までの長き雪稜が姿を現した。
と同時に、遥か前方に初雪山までの長き雪稜が姿を現した。
ただ、P1223付近はちょっとしたトラバース＆雪割れがあるので注意しよう。
わお、なんと美しい山だろうか。
一時的にガスの中に入ったが、急に晴れだしテンションMax♫
一時的にガスの中に入ったが、急に晴れだしテンションMax♫
山頂の南東方向には、北アの朝日岳がドーンと聳える。
左のピークは黒負山。
左のピークは黒負山。
初雪山の三角点は、北側に300mほど行ったところにある。
当然、今は雪の下となるが、GPSを頼りに行ってみる。
当然、今は雪の下となるが、GPSを頼りに行ってみる。
では、アンテナのある山頂に戻ろう。
風が強く、本日はドローン撮影は断念した。
風が強く、本日はドローン撮影は断念した。
北側に雪庇が張り出しているが、稜線が広いので歩く分には問題ないね〜
左奥には大地山が近づいてきたが、まずは右手前のP1223へ。
P1223に少しだけ登り返す。
右側の雪庇に亀裂が入っているので注意しよう。
右側の雪庇に亀裂が入っているので注意しよう。
往路はガスで視界不良だったので、復路は何度も振り返り絶景を満喫。
ふ〜、大地山に戻ったよ〜。
初雪山から歩いてきた稜線を振り返る。
初雪山から歩いてきた稜線を振り返る。
感想
5年前に栂海新道を歩いた際、「なんだ〜、あのアンテナは」と、ずっと気になっていた初雪山にようやく登ることができました。
久しぶりのロングルートですが、午後の方が天候が穏やかになりそうなので、時間がかかれば「夕日を見てからナイトハイクすればいいや」と、山頂に昼過ぎに到着できるよう少し遅めの出発にしてみました。
予定通りに山頂に到着したものの、依然として風は強く体が少し煽られるほど。
これじゃあ、ドローンは飛ばせないな〜
絶景と美しい雪稜を空撮しようと思いましたが、結局、約1.2�圓硫拱�を持参しただけになってしまいました（残念）。
でも、長大で美しい雪稜は、素晴らしい‼
地元の人が、最近、人気急上昇中なんだよと言っていました。
その言葉通り、ほんと、素晴らしい山で、達成感、満足感を十分味わうことのできる隠れ名山だと思いました！
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