今季イグルー泊は爺ヶ岳東尾根にて 〜果報は寝て待て〜

2022年03月11日(金) 〜 2022年03月12日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 11.5km
• 登り: 1,737m
• 下り: 1,737m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:24
• 休憩: 1:13
• 合計: 5:37

7:20 鹿島山荘
8:14 8:30 尾根に合流
10:04 0:00 ジャンクションピーク
10:11 10:35 JPのちょい先のピーク
11:25 11:40 ピーク3
12:32 12:50 ピーク２
12:57 宿泊地

2日目

• 山行: 4:37
• 休憩: 2:40
• 合計: 7:17

9:31 宿泊地
10:09 10:14 矢沢の頭
11:05 11:42 爺ヶ岳中峰
12:20 14:18 宿泊地
15:24 0:00 ジャンクションピーク
16:48 0:00 鹿島山荘
16:48 ゴール地点

天候

3/11　晴れ
3/12　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鹿島山荘前登山者駐車場

コース状況／危険箇所等

例年ナイフリッジ的になる核心部。今季は雪が多いせいか普通の雪稜といった印象でした。

写真

3/11 7:15

鹿島山荘よりスタート。母屋の玄関に登山ポストあります。

3/11 7:45

取付きの急登。ここがラッセルかどうかでこの日の命運が決まる！？本日は程よく踏み固められたステップ状になっておりました。

3/11 7:45

とは言え斜度はかなりのもの。ステップのおかげでツボ足で乗り切れましたがアイゼン着用がベター。

3/11 8:14

急登無事終了。ひとやすみ。

3/11 8:30

以後は平穏な尾根登り。

3/11 9:35

一時間ほどで平坦部に出る。ここらで休憩すればよかった。

3/11 9:50

腹減ってきたがいい場所がない。。。

3/11 10:03

結局JPまで進む。腹減り〜〜。

3/11 10:04

JPだが。

3/11 10:06

どうせならより景色のいいところで、と。

3/11 10:10

ここらで。

3/11 10:11

東尾根一望の絶景お休処。たまらんねえ。

3/11 10:12

頚城のお山たち。

3/11 10:12

爺、いいねえ。

3/11 10:11

鹿島槍。

3/11 10:13

鹿島槍東尾根をズーム。第二岩峰。

3/11 10:14

第一岩峰。

3/11 10:40

高速道路なトレースのおかげでルンルン尾根歩きです。

3/11 11:01

3/11 11:20

3/11 11:24

豪雪な今季でしたが我が安曇野はほとんど積もらない。雪国になるのは大町からなのだが、それが良く分かる写真。

3/11 11:25

P3到着。

3/11 11:29

お、槍じゃん。

3/11 11:29

景色が良いのでまた休憩w

3/11 11:31

東尾根から見る爺様はやはりカッコイイ。

3/11 11:35

三脚出して一枚。

3/11 11:43

どこでもテン場。

3/11 11:47

P2へ。

3/11 12:07

3/11 12:22

3/11 12:23

P2前後は細尾根。

3/11 12:24

3/11 12:32

P2。さあ、いい場所あるかな？

3/11 12:48

プローブ挿して深さチェック。よさげな様子。

3/11 12:57

ご苦労さんした。ここは平和ですが…、

3/11 13:18

山頂稜線は雪煙舞う。黒い点は途中で我々を抜かして行ったソロのお兄さん。強風と格闘中でしょうか。

3/11 13:32

ではマイホーム建築開始。

3/11 15:08

ちちんぷいぷいと魔法のステッキを振りかざせば出来上がりw

3/11 15:52

大の字で寝られます。もっと広げてもよかった。

3/11 17:41

眺め抜群の優良物件ですよ。

3/11 18:06

薔薇のような天井。

3/11 18:08

水を作りながら一杯。

3/11 18:54

ディナータイム。

3/11 19:55

夜景の撮影。半月なので明るい。

3/11 19:59

3/12 4:41

翌朝。本当は早出して山頂で御来光を拝む予定だったが、かなりの強風で様子見中。

3/12 4:42

頭上のツェルトは朝になって設置したもの。隙間はほとんど塞いだと思っていたのだが、雪が吹き込んで荷物の上が白くなっていた。イグルー内が暖かく、衣服に付くと溶けて水になってしまうので急遽対策。寝る前からやっておけばよかったな。

3/12 5:37

意を決して外の様子を見てみる。

3/12 5:50

入り口の防風壁より上に顔を出すとイテテテな強風！

3/12 6:04

お出ましだが、この強風では行動したくないねえ。昨日すれ違った日帰り登山者が「明日は風が強くなるみたいですね」と言ってたの、大当たり。

3/12 6:06

槍さん、どうしましょ。

3/12 6:06

こっちの槍さんにもご相談。

3/12 6:07

爺や、どうしたもんかい。

3/12 6:07

ダイヤモンド…四阿山＆根子岳？

3/12 6:07

ブォーーーー！と唸る風の音の中に、「果報は寝て待て」との神のお告げを耳にした（笑）

3/12 6:10

表情が強風を物語っていますねw

3/12 6:12

二度寝を決めたので、居住性を高めるべく手直し。

3/12 6:12

ま、イグルー泊の目的は達成したし、最悪帰ってもいっか。というかほぼ帰るつもりで再びシュラフに包まる。

3/12 8:38

脇を通る足音や喋り声で目が覚める。お、快晴！風はまだあるがだいぶ落ち着いたみたい。

3/12 9:18

土曜と言うこともあり続々と登ってくる。じゃ、我々も行ってみますか。

3/12 9:39

えーと、ここだよね？いつもナイフリッジになるところ。

3/12 9:39

今季は雪が多いせいか、切り立った感じは一切無く、トレースもバッチリなのであっさり通過。

3/12 10:00

矢沢の頭もうすぐ。

3/12 10:09

到着！盛大なテント跡。

3/12 10:14

いざ山頂へ。

3/12 10:16

風が止むと暑いくらい。

3/12 10:17

針ノ木岳からの稜線。

3/12 10:22

顔君。もっとニッコリしてよ。

3/12 10:34

大勢登っていますね。さすがに山頂に出たらまた風がありそう。

3/12 10:56

南峰。

3/12 11:03

さあ、着きますよ。

3/12 11:05

剱様ごきげんよう〜。って、3日前唐松で会ったばっかりですが。

3/12 11:05

3/12 11:06

2015年の冬、同じ場所で撮った写真と見比べると…だいぶ丸くなりました。

3/12 11:08

岩と雪の殿堂、まさしく。

3/12 11:08

池ノ平小屋は見えない角度。

3/12 11:09

種池山荘。

3/12 11:09

冷池山荘。トレースありますね。

3/12 11:10

賑わってます！

3/12 11:10

槍穂。

3/12 11:16

スキーヤーさん、皆の注目を一身に浴びる。

3/12 11:44

下山開始。

3/12 11:45

ちょうどよい雪質で下りやすい。

3/12 11:54

あの3人組はあそこで雪洞泊だそうです。「いい天気になりましたね〜、楽しんで下さい！」

3/12 12:00

と言葉を交わした矢先。え、ナニコレ。

3/12 12:08

ちょちょちょちょ！！午後は風止むんじゃなかったの！？

3/12 12:20

いやはや、急に牙を剝きましたな。

3/12 12:54

ラーメン休憩でぬくぬく。

3/12 14:18

ではさらば。「お休処」として残しておきました。いつまで無事かな〜。

3/12 14:23

P2付近の細尾根。突風はご遠慮だぜ。

3/12 14:25

雪煙も上がってないみたいだから、また風落ち着いたのかな。なんだったんだあれは。

3/12 14:35

P3までの間はテントがいっぱいありました。

3/12 16:10

大勢の足跡でデコボコ道。トレース上は踏み固められて着地が痛いが、脇はズボリすぎ。何とも歩きにくかった。

3/12 16:42

やはり核心部だった最後の下り。脚がカクカクです。

3/12 16:48

お疲れ様でした〜。二度寝が功を奏して晴天山行を楽しめました。

撮影機器：

D810 ニコン

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

Z 5 24-50 レンズキット ニコン

iPhone 13 128GB SIMフリー Apple

感想

yokowv

晴天が続いたこの週。なのにこういうときに限って用事や懸案事項があって連泊縦走ができない。むぅ。。。
今季まだ実施できてないイグルー遊びでもするかということで爺ヶ岳東尾根へ。
予報通りの好天で気温も高し。半袖＋アームカバーの夏山仕様でも汗だく。

赤線の無い積雪期限定ルートだがすっかりメジャーな東尾根。
トレースは高速道路状態、快晴微風で、森林限界を超えると絶景が広がりのほほん平和登山。
矢沢の頭まで登る時間は十分あったが、雪煙が見えていたので風を警戒してP2の先で終了。
雪質も良く、イグルー設営も順調。
完成間近で崩壊という経験が過去何度かあったが、今回は一発OK！
内部を掘って広げて快適我が家の完成。
ただ段々と風が強くなってきて、塞いだつもりの隙間のどこかしらから時折雪が吹き込んできてイグルー内で粉雪が降ってくる。顔にかかると冷たいし、衣服に付くと水滴になってしまうので厄介。
しかもシュラフカバーを忘れたizshun、ツェルトを上に掛けて難を逃れたが（結露は免れず…）、起きてみると吹き込んだ雪で荷物の上が白くなっていた。
山頂で御来光のつもりで早起きしたがイグルー内からでも聞こえる風の轟音。
入り口塞ぎに置いていた雪のブロックをどかして外を伺う気にもなれず、しばらく待機。
夜ご飯や寝ている間はそこまで気にならなかった吹き込みも勢いを増してきたので、天井をツェルトで覆ってみたら快適に。
日の出頃、トイレ兼ねつつに意を決して外へ。
晴れてはいるが、やはり凄い強風。もし撤退するにしてもこの風では動きたくないので二度寝決定zzz。
横を通る足音や話し声で目覚めると、青空が広っており、風も少々落ち着いた模様。
通過していく登山客と挨拶し「いや今朝は暴風でねえ〜、とても歩きたくない感じでしたよ」と話すと「え、これでも弱くなった方なんですか！？」と驚いた様子。
二度寝を決めた時はほとんど帰るつもりでいたが、続々登ってくる登山客に右倣え〜で山頂アタックへw
風が止めば暑いくらいの前日同様の快晴登山に。朝は強風で日中は止むってよくあるけど、何でなんでしょうね〜。
というわけで好天絶景の山頂もごちそうさま出来まして、我が家と同じようにイグルー泊を趣味としている二人組とも出会って話が盛り上がるなど、楽しい山行となりました。

izshun

【イグルーを造ろう！！ ＠爺ヶ岳 東尾根】