毛無山
- GPS
- 09:45
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,232m
- 下り
- 1,230m
コースタイム
14年2月22日 土曜日
※ 05:15 毛無山P820m-(0:15)(87%)-
◇ 05:28 麓山の家840m-(0:10)(60%)-
◇ 05:34 ゲート868m-(0:15)(127%)-
△ 05:53 地蔵峠分岐920m-(0:25)(172%)-
△ 06:36 見晴台1080m-(0:45)(149%)-
△ 07:43 5合目1380m-(0:10)(80%)-
− 07:51 (小休止)-(1:30)(96%)-
△ 09:17 稜線合流1900m-(0:15)(60%)-
△ 09:26 毛無山1946m-(1:00)(113%)-
− 10:34 (大休止)-(0:15)(87%)-
◇ 10:47 大見岳1964-(0:10)(80%)-
◇ 10:55 (1959m)-(0:10)(80%)-
◇ 11:03 大見岳1964-(0:15)(133%)-
◇ 11:23 毛無山1946m-(0:20)(100%)-
− 11:43 (小休止)-(0:10)(100%)-
▽ 11:53 稜線合流1900m-(1:10)(96%)-
▽ 13:00 5合目1380m-(0:10)(120%)-
− 13:12 (小休止)-(0:30)(123%)-
▽ 13:49 見晴台1080m-(0:20)(120%)-
▽ 14:13 地蔵峠分岐920m-(0:10)(180%)-
▽ 14:31 ゲート868m-(0:10)(80%)-
◇ 14:39 麓山の家840m-(0:15)(93%)-
◇ 14:53 毛無山P820m-(0:00)(%)-
24144歩
※ 標準CT 結果CT %CT
△ 03:10 03:44 118% 負荷17kg 登り
▽ 02:20 02:36 111% 負荷17kg 下り
◇ 01:40 01:30 090% 負荷17kg 縦走
− 01:40 01:48 108% 休憩その他
※ 08:50 09:38 109% 合計
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2月20日(木曜日)
土曜日、Kさんとご一緒させていただく予定だった体験山スキー。
楽しみにしていたが、水ヶ塚公園、積雪閉鎖中のため中止。
2月21日(金曜日)
山スキー中止をうけて新規山行計画。
先週の大雪がノートレースの場所はないか?
いまだに孤立地域の残る山梨県は自粛。
候補、三ノ塔尾根、ヤタ尾根、万三郎岳、毛無山。
三ノ塔尾根はだいぶ歩かれているのとレコあり、却下。
ヤタ尾根は林道の開通情報、万三郎岳は道路情報がない、両方却下。
毛無山は2月3日以後レコ無く、登山者が少なそう。登山口は幹線道路から近い。
土曜日の天気予報、曇りのち晴れ。ノートレース期待して毛無山決定。
念のため+スノーシュー、スコップ。
耐寒ビバーク対策で+シェラフ。
敗退前提。登山計画書作成。
2月22日(土曜日)
自宅2:00出発予定だったが寝坊。2:48出発。
セブンイレブン富士宮朝霧高原、FAX、弁当、4:30毛無山無料P。
無料Pは除雪されていない。4WD-Lで無理やり突入。
ザックにスノーシューをくくりつけたまま車に乗せていたら、
カーブでザックが転げ回ったらしく、車内がキズだらけ。ショック。
準備にもたついて時間を無駄にする。どうも調子が良くない。元気がでない。
4:00スタート予定だったが大幅遅れ。5:15ヘッデンスタート。天候曇り。
毛無山は3回目なので周囲に目新しいものはない。足元だけを見て歩く。
考え事をしながら歩いていると、登山口を通過して毛無山有料Pへ突き当たる。
歩みを止めて顔をあげると目の前にヘッデンを灯した人がいる・・・???
「おはようございます。」
登山届投函。
登山道はスノーシュー、ワカン、つぼ足のしっかりとしたトレースあり。
ノートレース計画は空しく終了、ピークハントへ。
まぁ、誤称「北アルプス展望台」から南アルプスを眺めるのも良い。
トレースは固く歩きやすい。トレースを外すと厚めのモナカ。
沢を越え、地蔵峠分岐を過ぎると急登。グリップよくアイゼンいらない。
すぐに体温上昇し暑い。Tシャツ1枚になる。−6℃。
「滝まで15分」「はさみ石」の案内板通過。途中、4本爪アイゼンが落ちていた。
急登のトレースは一歩一歩の段差が大きく、大変疲れる。
思ったよりも踏み抜きは少ない。腿まで踏み抜いたのは1回だけ。
日の当たらない場所はさらさらの雪。
トレースに従って進むと岩を登ることになった。
小さな岩だが、掴みどころが無いので、なかなか越えられない。
振り返って下を見ると、右に迂回した跡があるので、そちらへ。
迂回路は胸丈の雪壁。雪を崩して足場を作り、木を掴んで乗り越える。
見晴台から不動の滝を右に見る。
ここまでストックを最短にして登ってきたが、試しにピッケルへ変更。
雪がしまってピッケル効くものの、リズムが良くない。
歩き易かったストックに戻す。
スノーシューやスコップを担ぎ上げることが、ばかばかしい。
無駄なものはデポしようと考え、レスキューポイントを目指す。
マツダランプ5合目案内板通過。レスキューポイントはどこか?
歩き始めて3時間経過。シャリバテ防止に海苔巻食す。小雪が舞い始めた。−9℃。
そこからすぐに8合目案内板?えっ!8合目?レスキューポイントは?
8合目まで来てデポするのも中途半端。こうなったらトレーニングで担ぎ上げる。
小雪は降り続ける。樹木に霧氷が成長してきた。
9合目付近で激急登。トレースのステップは角が取れて不安。
トレースを外して分厚いモナカ雪に新ためてキックステップ。
雪が固いので頑丈なステップができる、グリップも良く効いた。
いつのまにかスノーシュートレースは消えた。
ワカンとツボ足トレースはしっかりしている。
ここで横浜から来たAさんとすれ違う。
先鋒で登っている方がいるとは思わなかった。4時に入山したらしい。
ダイヤモンド富士を見に来たが、全く、何も見えなかったとのこと。残念。
富士山展望台、何も見えない。尾根に合流。地蔵峠方向トレース無し。
「北アルプス展望台」こと、南アルプスの展望台、何も見えず。
稜線もしっかりとしたトレース。難なく毛無山山頂到着。
富士山のシルエットすら見えない。
証拠写真を撮影していると、地元の方、Bさんが登ってきた。
大学時代から登山をしているというベテラン。
いろいろな山情報を聞かせていただいた。
Bさんが素手で山名標識を掘り出す。
折角持ってきたスコップがあったので、自分も手伝う。
写真撮っていただき有難うございます。
折角スノーシューを担ぎ上げたので、天子山塊最高点、大見岳へ空身で向かう。
2名と思しきワカントレースを追って、尾根分岐1959mまで。
ワカントレースは、ほとんど沈まず整然としている。
自分が歩くとトレースはグジャグジャになる。
ワカントレースはタカデッキ方向へ続いていた。縦走したのだろうか。楽しそう。
ストックが突き抜けて前転倒、そのまま肩まで潜った。積雪は2m近い。
無雪期とまったく様子の違う稜線。GPSを頼りに歩き回ったが、
雪に埋もれた大見岳を見つけることはできなかった。
スノーシュー遊び終了。毛無山に戻る。
カップラーメン食べたかったが予定時刻を大幅に過ぎているので諦め。
遅くとも12時前には下山開始したい。急いでイナリと海苔巻を喉に押し込む。
晴れる気配は全くない。最近、天気予報はよく当たっていたのに・・・。
山頂でお会いした、八王子から来たCさんはツボ足で大見岳へ向かった。
11:45下山スタート。スタート直前M1すれ違う。
帽子のつばにも霧氷が成長してきた。
地蔵峠分岐で静岡から来たというDさんとすれ違う。−7℃。
ここからアイゼン12装着。雪がしまってアイゼンが良く効く。
M2P、M1すれ違う。富士山展望台でM1W1P、M1すれ違う。その後M1。
下りでレスキューポイント発見。GPSを確認すると、登りとコースが違う。
登りでポイントが見つからなかった謎が解けた。
尾根直コースと登山道追従コースに分かれている。
荷が重いため、ときどき踏み抜く。
登りで胸丈越えに苦労した場所は、歩き易くなっていた。
自分を含め13人。これだけの人数が歩くと、難所もなくなるようだ。
沢を超えるとキャンプしたような跡あり。
無事下山。登山届回収。自分以外、誰も登山届を出していない。
有料Pにもポストがあるのだろうか?それとも皆、出さないのか?
駐車場に7台の車が止まっていた。レコ少ない割に結構人気あるね。
それとも前例の無い積雪が、週末の毛無山に登山者を誘ったのか?
三ツ頭敗退をはるかに超える疲労感。ELV1000m超え。
このコースに最初のトレースを刻んだ方々には敬服する。
14:36無料Pに向かって歩いていると富士山の頂上が良く見えた。
富士山も毛無山も、2000m付近には雲がかかっていた。
14:53無料P帰着。ついに毛無山山頂の雲がとれた。
すれ違った方々も、あの富士山を眺めているかな。
道の駅 朝霧高原に寄って山バッヂの有無を尋ねたら、毛無山?という感じだった。
天子山塊最高峰なのに、圧倒的アイドル富士山の陰に隠れて存在感が薄い。
堂々たる山様なのだが、富士山を撮影したレンズを振り向ける人はいなかった。
反省点
スノーシューは、クラストならば中斜面を下れる。パウダーではスベリ落ちる。
車内では、スノーシュー、アイゼン、ピッケル等の道具をザックからマメに外す。
ワカン購入検討。
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