旧中山道 木曽路 奈良井から福島

2022年03月20日(日) [日帰り]

• GPS: 05:37
• 距離: 23.3km
• 登り: 471m
• 下り: 641m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:18
• 休憩: 0:17
• 合計: 5:35

6:34 奈良井駅
6:44 6:44 奈良井宿
6:50 6:52 鎮神社
7:11 7:12 展望台
7:18 7:19 中ノ茶屋
7:40 7:42 峰ノ茶屋
7:43 7:43 鳥居峠
7:53 7:55 御嶽神社
8:27 8:28 尾州御鷹匠役所跡
8:32 8:32 藪原宿
8:43 8:43 藪原駅
9:44 9:44 巴淵
10:05 10:07 木曽義仲館
10:11 10:11 宮ノ越宿
10:49 10:51 中山道中間地点
11:07 11:08 手習神社
11:46 11:49 福島関所
11:54 11:54 福島宿
12:09 木曽福島駅

天候

🌤

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

相模原愛川🚗伊那　圏央道・中央道　約187km　3,390
伊那I.C.🚗木曽福島駅　約41km
🅿木曽福島駅前駐車場　500(1日)
木曽福島0608🚃0628奈良井　JR中央本線　420　⚠IC不可

🥾
起点：奈良井駅
終点：木曽福島駅

木曽福島駅🚗♨せせらぎの四季　約5km
♨せせらぎの四季🚗塩尻I.C.　約45km
塩尻🚗相模原愛川　中央道・圏央道　約174km　3,370

その他周辺情報

○温泉　せせらぎの四季　700

写真

3/20 5:32

木曽福島駅の駅前駐車場。
朝5時半くらい。
電車だと到着が昼になってしまうので、今回は久々に車で。

3/20 5:32

夜明け前の福島の町。

3/20 5:33

駐車料金は封筒に入れて、備え付けのポストに入れる。
1日500円。
うちの最寄り駅だと500円では1時間も停められないのに。

3/20 5:43

夜明け前の木曽福島駅。
ちょうど駅のシャッターが開いて営業開始。

3/20 5:57

雲が赤くなっている。
谷の向こうは日が出たのかな。

3/20 6:26

始発電車に乗って4駅30分足らず。
奈良井駅で降りる。

3/20 6:29

なかなか趣のある駅舎。

3/20 6:29

奈良井駅前にも駐車場があり、1日500円。
昼間はすぐにいっぱいになるだろうけど。

3/20 6:31

というわけで、街道歩きの始まり。
まずは奈良井宿。

3/20 6:31

木曽路はすべて山の中である。
の感じ。

3/20 6:32

奈良井宿から峠山。
あの山の右肩が、これから越える鳥居峠。

3/20 6:35

奈良井宿。
古い町並みの景観が見事。
前回の木曽路歩きの妻籠・馬籠でも見かけた、2階が少しせり出している、出梁造り。

3/20 6:36

まだ早朝なので無人。
その代わり店も開いてない。

3/20 6:40

途中で道幅が広くなり、峠山がよく見える。

3/20 6:42

曲がり角があり、枡形かな。

3/20 6:43

枡形で終わりかとおもいきや、まだまだ続く。

3/20 6:46

高札場があると、宿場も終点。

3/20 6:46

奈良井宿の端にある、鎮神社。

3/20 6:47

鎮神社の狛犬。
金色が塗りたてっぽい。

3/20 6:50

さて、奈良井宿が終わると上り坂。
少し雪が残っている。

3/20 6:50

振り返って奈良井宿。

3/20 6:55

そして、鳥居峠への山道になる。
序盤は石畳が敷かれている。

3/20 7:03

沢を木橋で渡るところが多くある。

3/20 7:07

枝道の先に四阿が見えて寄ってみたけど...

3/20 7:08

展望は物足りない感じ。

3/20 7:14

茶屋の跡地。
木曽義昌と武田勝頼が戦った古戦場で、武田方の死者500人ほどで谷が埋め尽くされたらしい。。。
で、葬沢。
ここまでは緩やかな道だけど、ここを過ぎると傾斜が増す。

3/20 7:19

ここは雪が積もると危なそう。
でも意外と雪が少なくてよかった、と思っていたけど...

3/20 7:20

凍った木橋は要注意。

3/20 7:29

鳥居峠の一里塚。

3/20 7:30

この木橋は水が溜まって一面氷が張っている...

3/20 7:32

鳥居峠が近くなると、雪が多くなってくる。

3/20 7:35

ここから出てきた。

3/20 7:36

雪いっぱいの鳥居峠。

3/20 7:40

道が分岐していて迷いそう。
除雪してある道があるけど...

3/20 7:40

中山道は雪が積もったままの道...

3/20 7:42

雪はザクザクな感じに固くなっているけど、踏み固められていないのであまり滑らない。
軽アイゼン用意していたけど使わなくて済んだ。

3/20 7:45

子産みの栃。

3/20 7:46

トチノキ群の辺りが一番雪が多かった。

3/20 7:48

平坦な雪道を少し進むと、鳥居が見えて...

3/20 7:49

ここが、鳥居峠の名前の由来にもなった、御嶽神社の鳥居。
御嶽山の方向に神社を建てて、戦勝を祈願したのだとか。

3/20 7:50

社殿の横に石仏がたくさん。

3/20 7:51

神社の脇に御嶽山の眺望所があり、真っ白な御嶽山がほんの少し見えた。

3/20 7:55

この辺りは道の分岐が多い。
結局は同じ道に出るようだけど。

3/20 7:56

芭蕉の句碑がある広場。

3/20 7:58

眼下に薮原の町が見えてくる。

3/20 7:59

いい眺め。
木曽川に沿ってずっと続いている谷の景色。

3/20 7:59

少しだけ木曽駒ヶ岳が見えた。

3/20 8:01

カラマツとアカマツの心地いい道を下る。

3/20 8:09

そして、ヒノキの樹林を一気に下って鳥居峠越えの山道は終わり。

3/20 8:20

集落に入ると道々に水場がある。

3/20 8:21

薮原の集落に入っていく。

3/20 8:23

尾州御鷹匠役所跡。
鷹の飼育と調教をする場所らしい。

3/20 8:24

御鷹所からは少し展望。

3/20 8:28

線路沿いの真っ直ぐな道が藪原宿。
こちらは伝統的な建物は少なめ。

3/20 8:33

高札場も標柱があるのみ。

3/20 8:39

藪原駅。

3/20 8:45

薮原から先は、しばらく国道歩き。
歩道は完備されている。

3/20 8:57

木曽川と線路と何度も交差する。

3/20 9:03

吉田洞門。
ここも脇に歩道あり。

3/20 9:04

少し見えているのは麦草岳かな。

3/20 9:07

木祖村菅。
なかなかいい眺め。

3/20 9:18

途中に福寿草の群生地がある。

3/20 9:18

吉田橋を渡って...

3/20 9:23

山吹トンネルを抜ける。

3/20 9:28

伊那から権兵衛峠を越えてくる道との交差点。
朝は車でここから出てきた。

3/20 9:35

巴淵の交差点でようやく国道を離れる。

3/20 9:38

線路を潜って...

3/20 9:40

巴淵の巴橋を渡る。

3/20 9:41

巴御前の幽霊が出るらしい。

3/20 9:41

巴淵の下流側。

3/20 9:54

道が真っ直ぐになると、本日3つめの宿場、宮ノ越宿。

3/20 9:58

宮ノ越宿は木曽川のすぐ近く。

3/20 10:01

ちょっと木曽義仲館に寄り道。

3/20 10:02

木曽義仲と巴御前。

3/20 10:07

街道に戻って、宮ノ越宿の本陣。

3/20 10:08

本陣は閉館中だった。。。

3/20 10:11

少しだけ伝統的な建物が残っている。
さて、次の宿場は本日のゴールの福島宿。

3/20 10:21

宮越一里塚、の跡地。

3/20 10:25

振り返って妙に目立つ山は、坊主岳。

3/20 10:26

長閑な景色を眺めつつ、ひたすら歩く。

3/20 10:29

長野行きの特急列車が通る。

3/20 10:34

途中、中央アルプスがよく見える場所があった。
これは麦草岳。駒岩まで見える。

3/20 10:34

一際白い木曽駒ヶ岳。

3/20 10:37

長い屋根に直線的な道で宿場の風情。
間の宿だったのかな。
近くに原野駅がある。

3/20 10:43

進むにつれて木曽駒の稜線が見えてくる。
あそこを歩いたのは...11年半も前。

3/20 10:45

そして、唐突に道端にある標柱は...

3/20 10:45

中山道の中間地点。

3/20 10:46

京へ67里28町。

3/20 10:46

江戸も67里28町。

3/20 10:51

右の細道に入って...

3/20 10:54

舗装路を離れて木曽川に下りていく。

3/20 10:57

そして、ちょっと怖い橋を渡る。

3/20 11:03

天満宮の鳥居。

3/20 11:04

ここは手習神社。
木曽義仲は埼玉の比企郡辺りの生まれらしいけど、幼い頃に木曽に移り住み、この辺りで育ったのだとか。

3/20 11:13

福島の町が見えてきた。

3/20 11:15

出尻一里塚、の跡地。
一里塚はほとんど残っていないみたい。

3/20 11:23

中央線の鉄橋。

3/20 11:32

そして、木曽川。

3/20 11:35

向かいの山は、福島城の城山。

3/20 11:40

でっかい関所の門を潜ると...

3/20 11:42

木曽福島の関所跡。

3/20 11:43

中山道の要所で、碓氷、箱根、新居と並んで天下の四大関所のひとつ。
でも遺構はほとんど残っていないらしい。

3/20 11:45

関所を下りて福島の町へ。

3/20 11:46

道の両側に広い敷地があって、直線的な道。
ここが本日最後の福島宿。

3/20 11:53

細道に入って坂道を登ると、高札場。

3/20 11:54

そして、新しい感じの古い町並みがある。
こっちは再現されたものかな。

3/20 11:57

江戸時代の井戸が残っている。

3/20 12:06

そして、木曽福島駅に戻ってきた。
奈良井宿から23km5時間半。
鳥居峠越えがあるからもっとかかるかと思っていたけど、意外と早かった。

3/20 12:15

駅前の店で昼食。
とろろ付きのざるそばに、五平餅を付ける。

3/20 12:31

駅前駐車場から、福島の町。
車だと、どうせ渋滞だろうな〜と思うと帰りが憂鬱になる。
特急電車で帰りたいな〜

3/20 12:46

車で移動して温泉は、近くにあるせせらぎの四季。
にごり湯でいい湯だった。

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III Premium Kit ペンタックス

装備

MYアイテム

WashiTabi

重量：-kg

感想

WashiTabi

さて3連休。
久しぶりに1泊してどこか遠くに歩きに行こうかな〜と思っていたけど、どうも天気がいまいち。
中1日は天気が良さそうではあるけど雲が多いかもしれないので、もし曇っても惜しくない街道歩きにした。

選んだのは中山道の木曽路。
木曽路は以前に南木曽駅から妻籠宿と馬籠宿と、おまけに落合宿も含めて中津川駅まで歩いたことがある。
今回は、古い町並みが見事らしい奈良井宿を起点にすると、歩くには程よい距離の20km前後にあたるのは福島宿。
というわけで、奈良井駅から木曽福島駅まで、奈良井宿、藪原宿、宮ノ越宿、福島宿と4宿まとめて歩いた。

起点の奈良井駅へは電車で行くと、どうしても着くのが昼近くになってしまうので、久々に車を使って未明に出発。
木曽福島駅の駅前駐車場に車を置いて、始発電車で奈良井駅に早朝に到着できた。

奈良井宿は、実に見事な町並みだった。
伝統的な建物が多くある、というレベルではなく宿場丸ごと伝統的な建物。
維持するだけでもタイヘンそうな古い町並みだけど、観光客向けのハリボテ感はなく、住んでる人もいて生活感もしっかりとある。
前回の妻籠宿と馬籠宿も良かったけど、奈良井宿もとても良かった。
早朝だったこともあって、観光客が誰もいない風景を堪能できた。

中山道の難所、鳥居峠。
難所といえど今は道もきれいに整備されていて、段差もほとんどない歩きやすい道。
一番高い鳥居峠近辺にはまだ雪が積もっていたけど、全般的には思っていたよりは雪は少なく、軽アイゼンを用意していたけど使わずに済んだ。

鳥居峠を越えると後は穏やかな道が続く。
のどかな景色に穏やかな木曽川の流れ。
時々見える中央アルプスの白い峰。
5駅4宿分の歩きは鳥居峠もあるしけっこうキツいかと思っていたけど、意外と早く歩けて昼頃には木曽福島駅に着いて、5時間半くらいだった。

まあ、今回は街道歩きを優先したけど、それぞれの宿場の周辺には木曽義仲の史跡だとか、気になるスポットも多いので、街道歩きにこだわらずそれぞれの宿場を周辺も含めてじっくりと歩く、というのもいいかもしれない。

○写真(Googleフォト)
https://photos.app.goo.gl/hPXRS2UMzcamBgjv8

○関連
・2018年12月　中山道　木曽路　妻籠宿・馬籠宿・落合宿　https://yamare.co/1683424