鍋嵐・辺室山【神奈川百名山】

2022年03月21日(月) [日帰り]

• GPS: 04:33
• 距離: 14.6km
• 登り: 1,269m
• 下り: 1,258m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:27
• 休憩: 0:04
• 合計: 4:31

9:23 煤ヶ谷
9:56 9:57 森ノ岳
10:33 10:33 物見峠
10:44 10:44 能ノ爪
11:11 11:12 鍋嵐
11:33 11:34 腹摺
12:39 12:39 物見峠
13:03 13:04 辺室山
13:28 13:28 土山峠
13:38 13:38 唐沢林道起点
13:41 13:41 上煤ケ谷
13:46 13:46 坂尻バス停
13:51 13:51 煤ヶ谷
13:54 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

神奈川県道64号→道の駅清川駐車場（77台）

コース状況／危険箇所等

　森ノ岳の前後は多少不明瞭な箇所や地形図のルートとずれている部分がありますが、基本的には尾根を進めば問題ありません。物見峠に至るトラバース道は崩壊地が10箇所ほどあり、そのうち2箇所は登山道が崩壊しており、踏み跡を頼りに崩壊地を超える必要があります。慎重に進めば通過することは難しくはありません。物見峠から鍋嵐までは、痩せ尾根ですが、転倒にだけ気を付ければ問題ありません。
　問題は、鍋嵐〜腹摺〜唐沢川林道です。鍋嵐の南西側の尾根は急激に落ちており、樹木や岩にホールドしながら下りていく必要がある箇所が続きます。腹摺周辺は穏やかな山容ですが、腹摺から唐沢川林道へは道なき急斜面を降りる必要があります。基本的には朽ち果てた鹿柵に沿って下りていけば迷うことはありません。沢に下りてからは対岸に渡渉し、高巻きの道を進む必要がありますが、山道が何箇所も崩壊していて、3点支持しながら横ばいする必要がある箇所が3箇所ほどあります。沢を下りたくても、砂防堰堤があって下ることができません。丸淵の先でもう一度沢を渡渉すると、黒岩↔物見峠の指導標があり、これに従って物見峠の方へ進みましたが、登山道が完全に崩壊しており、前進は不可能でした。指導標の位置から唐沢川林道へ登るジグザグ道が存在し、それを登ると唐沢川林道に辿り着くことができました。物見峠に「黒岩に至る登山道は崩壊していて通行禁止」と記載の看板がありました。鍋嵐〜腹摺〜唐沢川林道は完全に上級者しか行くことができない道です。自信のない方は、腹摺まで来ても、大変だとは思いますが、往路を戻ることをお勧めします。近いからといって安易に沢に降りると大変なことになります。

その他周辺情報

【清川村ふれあいセンター 別所の湯】
　料　金：700円（3時間以内）
　営業時間：通年　10:00〜21:00
　定休日：月曜日、年末年始
　駐車場：50台
　住　所：神奈川県愛甲郡清川村煤ケ谷1619番地
　電　話：046-288-3900

写真

3/21 10:44

能ノ爪。本当にツキノワグマが出るようです。

3/21 11:10

鍋嵐山頂。有名な？ちりとりの山頂標。

3/21 11:34

腹摺山頂。ここまで到達するのもかなり苦労しました。

3/21 12:38

物見峠

3/21 13:02

辺室山山頂

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

masa.a

　神奈川百名山の一座である辺室山を登ってきました。メジャーなこの山にだけ登ってもつまらないので、東丹沢の秘峰の一つである鍋嵐も登ってきました。辺室山とセットで登るのは大山三峰山がポピュラーだと思いますが、大山三峰山はすでに登ったことがあるので、鍋嵐を狙いました。
　本日登った初登頂の山は、森ノ岳、能ノ爪、鍋嵐、腹摺、辺室山の5座です。
　コース状況ですが、森ノ岳の前後は多少不明瞭な箇所や地形図のルートとずれている部分がありますが、基本的には尾根を進めば問題ありません。物見峠に至るトラバース道は崩壊地が10箇所ほどあり、そのうち2箇所は登山道が崩壊しており、踏み跡を頼りに崩壊地を超える必要があります。慎重に進めば通過することは難しくはありません。物見峠から鍋嵐までは、痩せ尾根ですが、転倒にだけ気を付ければ問題ありません。
　問題は、鍋嵐〜腹摺〜唐沢川林道です。鍋嵐の南西側の尾根は急激に落ちており、樹木や岩にホールドしながら下りていく必要がある箇所が続きます。腹摺周辺は穏やかな山容ですが、腹摺から唐沢川林道へは道なき急斜面を降りる必要があります。基本的には朽ち果てた鹿柵に沿って下りていけば迷うことはありません。沢に下りてからは対岸に渡渉し、高巻きの道を進む必要がありますが、山道が何箇所も崩壊していて、3点支持しながら横ばいする必要がある箇所が3箇所ほどあります。沢を下りたくても、砂防堰堤があって下ることができません。丸淵の先でもう一度沢を渡渉すると、黒岩↔物見峠の指導標があり、これに従って物見峠の方へ進みましたが、登山道が完全に崩壊しており、前進は不可能でした。指導標の位置から唐沢川林道へ登るジグザグ道が存在し、それを登ると唐沢川林道に辿り着くことができました。物見峠に「黒岩に至る登山道は崩壊していて通行禁止」と記載の看板がありました。鍋嵐〜腹摺〜唐沢川林道は完全に上級者しか行くことができない道です。自信のない方は、腹摺まで来ても、大変だとは思いますが、往路を戻ることをお勧めします。近いからといって安易に沢に降りると大変なことになります。
　コース全体的には、丹沢特有の痩せ尾根を堪能できるコースです。眺望は物見峠がいいです。

通過した三角点
　三等三角点「辺室」標高644.33m（辺室山）