大池地獄谷〜ノースロード〜ダイヤモンドポイント〜石楠花谷


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 562m
- 下り
- 553m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:34
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(帰り)神鉄唐櫃台駅から(谷上駅で市営地下鉄に乗り継いで)地下鉄三宮駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【大池地獄谷について】 (1) 大池地獄谷は常に水量が豊かで、道中は何度も沢を横切るが、水量の多い日は渡渉時に滑って転倒しないよう注意すること。靴の水濡れはある程度覚悟を。 (2) 水晶山第四砂防ダムの上流側階段の下の河原は長らく完全水没していたが、現在は水が完全にはけてなくなっており、急峻な迂回路を使うことなく、普通に階段を下って河原上へ降りて通行できる状況。踏み跡も明確に残っている。 (3) 岩壁のロープ場ではロープを利用しつつ、しっかりと足場を確保する。 (4) 最後の無銘ダムの上流側はここ数年ずっと水没したままの状態。ここは無銘ダム上を慎重に対岸へ渡るか、あるいは右手の崖に新たにつくられたロープ場の岩場を上流へ進むか、のいづれかで先へ進む。どちらかというと危険の少なそうなのは右手の崖(=つまり左岸側)から上流へ進むほうだろう。 <2017年04月20日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1110151.html <2017年05月17日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1140959.html <2017年05月20日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1144395.html <2019年07月31日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1948939.html 【石楠花谷について】 (1) 石楠花谷は倒木は多数あるものの、沢の淵を歩く区間はそれほど多くなく、多くは底氏は慣れた土道を歩くことが多いので比較的安全に普通に歩ける。 (2) 石楠花第三砂防ダムを越える場所は倒木などもきれいに撤去され、明快な道が整備されたので安心して進める。 (3) 大小のロープ場が3ヶ所ほどあるが、慎重に登り降りすれば大きな危険はない。 但しこの谷を下りで利用する場合には3mほどのロープ場だけはくれぐれも慎重に。 <2017年06月13日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1169390.html <2017年08月12日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1226042.html <2018年07月20日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1534521.html <2018年07月25日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1536805.html |
写真
装備
個人装備 |
通常のトレッキング靴のみ
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感想
今回は久しく訪れていなかった「大池地獄谷」を再訪することにした。
谷を遡行する上りの場合、最後は「ノースロード」の途中に合流するが、そこから「ダイヤモンドポイント」へ立ち寄ることまでは早々に決定。最終目的地を「からとの湯」にしたいのだが、となると下りルートをどこにするか。「六甲アルプス」はつい先日行ったばかりだし、「シュラインロード〜逢山峡」も良く使うので新鮮味がないし刺激もない。そういえば「石楠花谷」も最近足をm踏み入れていなくて随分と久しい。しかも上りでしか歩いたことがない。ならば「石楠花谷」を下ってみることにして、神鉄大池駅まで戻ってから唐櫃台へ向かえばよいと。そうだ、これに決定!
「大池地獄谷」は何度訪れてもその印象は揺るがない。ここは六甲山系でも随一の素晴らしい谷だ。六甲山系の谷はあちこち歩いてみたが、南側の表六甲にある谷よりも、北側の裏六甲の谷のほうが総じて素晴らしい。そしてここ「大池地獄谷」ほど風光明媚でなおかつ楽しいところはないというのが私の感想。(次点は「赤子谷左俣」かな。「桂ヶ谷」や「水無谷」も捨て難い。「座頭谷」や「白石谷」もあったか。)
今回訪れてみて一番びっくりして感動したのが、「水晶山第四砂防ダム」の上流の河原の水がすっかりなくなっていて、普通に階段を下りて河原を自由自在に歩けたことだった。もう何年も深く水没していて河原に降り立つことが出来なかったために、結構危険な急斜面の迂回路を進むしかなかったこの場所。今回とうとう本体のルートの姿を目にすることが出来、そこを自分の足でしっかり踏みしめることが出来たのは感動という他なかった。これが今回最大の収穫。
それとは逆に、ルートの最上流にある無銘堰堤の上流の河原は水没が深くなって久しい。ここが水没仕し立ての頃はダム上を渡るなどで難儀したが、今はもう左岸側の崖に巻き道とロープが設置されたので悩まずに無事に渡れるようになったのは有難い。ノーズロード側の下り口には進入を拒むかのような注意立て札が行く手を塞いでいるが、今や普通に歩けるのでちょっとやり過ぎかなとも思う。確かに下りでの利用は要注意だし、慣れない子供や初心者は避けたほうが良い谷だけれどね。
「ダイヤモンドポイント」には小さな木のベンチが2つ作られていた。そこから「地獄谷西尾根」を水晶山に向かって下り、その手前の分岐から「石楠花谷」へ入っていく。上りと下りでは随分と印象が違うし、歩く難易度も変わってくるのを実感した。下り終盤途中にある「釜滝」だが、以前は「釜滝」の方向を示す表札があったものの最近の風雨でなくなってしまって、どこから入れば良いのか判然としない状態になっている。地図を見ながら経験値と勘で行くしかない。このルートは倒木も多いままだし、最近は保守があまりされていないようだ。
思ったよりも時間がかかったのはたぶん「大池地獄谷」が素敵すぎて、写真を撮りまくっているせいだと思う。無事下山後は当初目論見通り、神鉄大池駅から唐櫃台駅まで出て「からとの湯」で一汗流してさっぱりしてから帰宅した。こじんまりした割にはいろんな種類の湯船があるのでお気に入りだ。有馬温泉とも宝塚温泉とも違った独特の泉質が貴重で嬉しい。
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