八ヶ岳・赤岳《今年最後の冬山》
- GPS
- 25:39
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,506m
- 下り
- 1,494m
コースタイム
3/22 7:20赤岳鉱泉-7:55行者小屋-9:10地蔵尾根分岐-9:20赤岳展望荘10:20-10:10赤岳10:20-11:50行者小屋-12:20赤岳鉱泉12:40-14:50美濃戸口
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト-美濃戸口駐車場、八ヶ岳山荘前 ・温泉-八ヶ岳山荘 500円 ・駐車場-美濃戸口駐車場 1000円/日 ・道の状況-登山道は踏み跡があり危険でない。 地蔵尾根分岐から赤岳山頂までの稜線は風が強く急傾斜なので要注意。 |
写真
感想
3月の連休に、今年最後の冬山として八ヶ岳の赤岳に行ってきました。
3000mに近い冬山への挑戦です。
幸いにも、これ以上ない快晴に恵まれ、心配した稜線での風も強くなく最高の山行になりました。
1日目は美濃戸口から赤岳鉱泉までです。
到着時はマイナス6度、暖かい小屋のなかは大勢の登山客で満杯です。
翌朝も暖かく真っ青な空と真っ白な八ヶ岳が目の前に広がっていました。
一気にテンションが上がり、赤岳に挑みます。
赤岳鉱泉から行者小屋までの平坦な道を進みます。
八ヶ岳の風景が次第に大きく、険しい山脈が迫ってきます。
行者小屋からは、文三郎尾根を登る大勢の登山者の姿が蟻のように続いています。
そして阿弥陀岳の急斜面に挑戦する少数者の姿も見えます。
行者小屋から上りは次郎尾根、下りは文三郎尾根のルートをとります。
行者小屋から次郎尾根を登り続けること1時間余で稜線に立ちます。
稜線では北、中央、南アルプスの白く輝く峰々がどこまでも展望できます。
次郎尾根分岐から赤岳展望荘と赤岳山頂に続く、そそりたつ稜線は圧巻です。
ここを通る時だけ冷たい強い風が吹き抜けます。
山頂に立つと、見渡す限りの素晴らしい光景に感動し、疲れも忘れ体内から充実した達成感がにじみ出てくるようです。
山頂からの下山は、文三郎尾根の急坂を一気に下ります。
様々な場所で変化する八ヶ岳の風景を目に焼き付けながら再び赤岳鉱泉に戻ります。
下山準備を整え、赤岳鉱泉から美濃戸口に戻ります。
明日は日曜日、天気も良いようで大勢の登ってくる登山者に出会います。
若い登山者が本当に多い魅力の山なのかもしれません。
八ヶ岳山荘の湯につかり、信州そばでお腹を満たし、ゆっくり大阪に帰ることができました。
今年最後の冬山山行が完全な形で終わり、感謝の気持ちで一杯です。
麓や車窓から見る風景は、確実に春の訪れを感じます。
(Kさんの手記)
どなたの日々の行跡が天の神様のお心にかなったのかこの上ない天気に恵まれて、
三月の赤岳を歩くことができた。
間近の赤岳は夕べの雪でさらに白く輝いて見える。雪稜には既に多くのが
が列をなして登っている。わたしたちも歩き始める。一歩一歩アイゼンをきかせて歩いた。
稜線が近くになると、爪の音が金属音に変わって心地よく響く。主稜線に立てば人は富士に歓呼し、アルプスを指呼する。山頂で写してもらう。三人の顔には、この日の赤岳に出会えた喜びが溢れていることだろう。もう言葉はいらない。
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