記録ID: 4183523
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ハイキング
甲信越
海沿いとは違う越後の花を求めて、三ノ峠山と火打沢。
2022年04月17日(日) [日帰り]
yamaonse
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:07
7:03
230分
長岡市営スキー場駐車場
13:30
13:40
0分
長岡市営スキー場駐車場
13:40
13:40
100分
火打沢登山口
15:20
15:20
50分
徒渉地点（コンクリート工作物）
16:10
火打沢登山口
ルートは昨年のレコをご参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3066970.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3066970.html
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
（火打沢）冬期通行止めの標識が出ている温泉跡地前の路肩に駐車し、登山道の斜度が上がる徒渉地点まで往復しました。山菜採りや釣りなどで人は入っていますが、未舗装の林道部分に駐車している車も4台ほどありました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
（三ノ峠山）山頂の雪はほぼ溶けています。山頂から山小屋、農業公園へと降りる道は一部ぬかるんでいるところがあります。花は山頂部でカタクリが見頃でした。 （火打沢）林道に雪はほとんどありませんが、路面はかなりぬかるんでいます。山頂まで歩かないのであれば長靴がいいかも。登山口ですれ違った人は、山頂から降りてきた人から熊を見たと聞いたのでで引き返したと話していました。水量の多い沢沿いは熊鈴もかき消されてしまうので、周囲の状況には注意が必要です。花はイチゲ系が見頃で、コシノチャルメルソウ、アズマシロカネソウもいい感じです。 |
写真
夏タイヤに履き替えたら関越道はマイナス1℃、濃霧で視界もなくておっかなびっくりしながら到着した長岡東山
昨年は駐められたキャンプ場の広い駐車場は奥のトイレを含め冬期閉鎖中、手前のスキー場駐車場から5分ほど歩きました
登山口で偶然バッタリ居合わせたyothukoさんと仙人さんに驚きながら、まずはマルバマンサクから
日陰でしょぼくれたイワナシ、ほかにもあるかと思いきやこの株だけでした
ヤブコウジかと思ったらツルアリドウシの実、穴が二つあるのが証拠（とyothuko先生に教えてもらいました）
タムシバかと思ったらコブシの花、花の付け根に葉っぱがあるのが特徴（と仙人さんに教えてもらいました）
越後のスミレといえばこのマキノスミレ、今日もあちこちで咲いていました
そして小林幸子の歌で有名な花は越後の雪椿、弥彦山など海岸線沿いで咲くのは藪椿で、雪椿はのっぺり開いておしべが根元まで黄色、というのを最近知りました
20
4/17 7:55
そして小林幸子の歌で有名な花は越後の雪椿、弥彦山など海岸線沿いで咲くのは藪椿で、雪椿はのっぺり開いておしべが根元まで黄色、というのを最近知りました
こちらも情熱のオオイワカガミ、なんで雪国の花は色が濃くなるんだろ
こちらも越後を代表するナガハシスミレ、花の後ろの突起物の形状からテングスミレとも呼ばれます
ツンと立った葉っぱが特徴のマキノスミレは、乾いた尾根や崖地に咲きます
だいたい白いショウジョウバカマ、今回は純白株は見つかりませんでした
山のなかにあるフクロウの巣、顔を覗かせているところも見てみたかったなぁ
湿地といえばコシノチャルメルソウ、手に生えた毛までウーパールーパーそっくり（＾−＾）
開き始めたカタクリたち、今年は何本のカタクリを見たことだろう
こちらはヒメアオキの雌花、だんだん雌雄の区別が付くようになってきた気がする（＾＾）
見晴らしのいいベンチで小休止、先週末に歩いた弥彦山がよく見えます
今日も一日中まとわりついていたギフチョウ、暖かくなってきたせいかなかなか止まって撮影させてくれません
長岡市最高峰の鋸山、いつか火打沢まで馬蹄形にして歩いてみたい
山頂付近にはちょこっと雪、遅かった春を一気に挽回しているようです
こちらは下向いてるけど葉っぱが赤めな桜、山桜の系統も同定が難しい
アミアミなヤマカマス、同行者が多いと目に入るものがひとりのときと違って新鮮です
あたりはカタクリ天国、近くのベンチで早い昼食を採り、周囲を軽くお散歩しました
三角錐が瓜二つな刈羽黒姫山（左）と米山（右）パステルカラーの山肌もいいなぁ
刈羽黒姫山の上には真っ白な妙高山（左）火打山（中央）焼山（右）が鎮座
公園の植栽みたいに咲くカタクリ、家の近所にもあったらいいのにな
カタクリを吸蜜するギフチョウ、動きが速くてピントがなかなか合わせられません
もじゃもじゃミネヤナギ、こちらも雌雄あり、これは雄花とのこと
ところ変わって火打沢、まずは舗装路の脇でさくトキワイカリソウから
オトメエンゴサク、ヤマエンゴサクとの違いが何度聞いても飲み込めない（汗）
ここのは全部キクザキかと持ってたら、なんとアズマイチゲもたくさんあることに今さらながら気がつきました
ヒョロヒョロとアズマイチゲ、葉っぱの向きがまさにそれらしいです
沢を徒渉する場所までたどり着くと咲き出すカタクリ、ここのは全体的に色が白っぽいです
廃村ゾーンには咲いていない不思議、日当たりとかも影響してるのかな
こちらも透過光で光るアズマシロカネソウ、この後は登山口でyothukoさんたちと別れ、下道でトロトロと帰宅しました
八海山酒造魚沼の里にある蕎麦長森に行こうとして前を通ったので、せっかくだからと立ち寄った六万騎山、まずは満開のユキワリソウから
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4/17 17:31
八海山酒造魚沼の里にある蕎麦長森に行こうとして前を通ったので、せっかくだからと立ち寄った六万騎山、まずは満開のユキワリソウから
長岡東山ではコバイモとエチゴルリソウがセットで咲き乱れる沢があるんだとか
六万棋山のカタクリは満開、田んぼにまだ雪が残るのが嘘みたいです
ミチノクエンゴサクやカタクリ、コバイモ、各種スミレが同じ場所で咲いている贅沢を満喫し、そそくさと花畑を後にしました
お寺の境内にはまだ残る雪、来週末に晴れたらきちんと歩きに来たいです
帰り道は小千谷の角屋本店、小出の薬師、五日町の長森がことごとく閉まっていて、塩沢のやぶそばに初訪問、敷居の低い良心的なお店でした
39
4/17 18:26
帰り道は小千谷の角屋本店、小出の薬師、五日町の長森がことごとく閉まっていて、塩沢のやぶそばに初訪問、敷居の低い良心的なお店でした
帰宅したら収穫したこごみを調理、ラーメンに入れたり醤油マヨネーズに七味かけたりして食しました
ふたつめのお土産は六日町の洋菓子店、パティスリー・シュクレのケーキです（＾＾）
感想
昨年初めて訪れて越後の里山の底力を思い知った長岡東山丘陵、今年もアズマシロカネソウやマキノスミレを見たくて2年連続で訪れてみました。積雪が多いだろうと1週間遅らせての訪問でしたが、まずは広い駐車場が冬期閉鎖中だったのにびっくり。
前の車の人がロープ潜って登山開始してるし大丈夫だろうと先を急ぎ、トイレに立ち寄ろうと駐車場に向かうとふたりの人影。地元の方かなと近寄って挨拶しようとすると、なんと先週末も弥彦山を一緒に歩いたyothukoさん、噂の仙人さんも一緒です。
思わぬバッタリにもびっくりしながらも同行をお願いし、3人で意気高らかに歩き出します。例によって花を見つけるたびごとにブレーキが掛かっていたら、途中から同じく花に興味があるという地元の方もやって来て、結局4人で山頂を目指しました。
今年はこの山域も春が遅く、花は昨年よりも控え目。それでも、昨年は気が付かなかったイワナシや、山中で初めて見たイワウチワ、アズマシロカネソウなどに感動しました。山頂の尾根道ではカタクリが満開で、春が一気に来たのが実感できました。
長岡東山丘陵は600mくらいの低山がウネウネと連なる山域で、登山道が多方向に繋がっています。山古志への生活道だったという赤道コースや、今日この後歩いた火打沢への縦走路など興味津々。コバイモやエチゴルリソウの群生地も見てみたいです。
その火打沢はイチゲ天国、アズマシロカネソウも普通に生えています。今回は山菜に詳しい二人が一緒だったので、たくさん採ったこごみもご相伴に預かりました。今まで山菜は眼中になかったけど、自然の恵みにも目が向くとフィールドが広がりそう。
帰り道では無性に蕎麦が食いたくなり、行ったことのある3か店を訪れてみるもいずれも営業時間外。最後の切り札で国道沿いにある塩沢のやぶそばに立ち寄り、天ぷらとへぎそばを満喫。お土産のケーキもゲットし、フルコースな一日は終了しました。
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ms090 さん
また今年も来られるとは思いもせず、先々週に火打沢の様子を見に行ったんですが、お知らせすることもしませんでした。六日町辺りの六万騎山ならともかく、長岡までは遠いですから…
その時アズマシロカネソウの咲く斜面は雪解け水で小規模ながら崩落しており、かろうじて3〜4株咲いていただけでしたので、今年は残念だなぁと思ったのもご連絡しなかった理由のひとつでした。
お知らせしていれば来られなかったかも知れませんので、結果オーライといったところでしょうか。
残雪や倒木で歩き難い状況でしたが、今回はそうでもなかったようで良かったです。
来月からワタクシも地元のお山に入ろうかと思っていますが、この状況ではその頃、ほぼ春のお花は終りそうですね(´_`;)
間に合えば鋸山のサンカヨウとか、まだ残っていればアズマシロカネソウを楽しみたいと思っています。
残雪の量をyamaonseさんのレコで知るという、地元人の風上にもおけないSM100Cでした(笑)
雪解け後、一斉に芽吹く貴重な野草の数々！
この時期の長岡東山丘陵は凄いですね。
yamaonseさんが2シーズン続けて通われたのもうなずけます。
ギフチョウがカタクリで吸蜜するシーンなんて、撮りたくてもそう簡単に撮れるものではありません。流石です。天気とタイミングと運を全て味方につけた様ですね。
お疲れ様でした。
知らなかった山です！
それにしてもすごい種類の花が咲いていますね〜
知らない花もたくさんです！
この時期の新潟は本当に花の宝庫ですね！！
行きたいけど、最近トンネルを越えるのが遠く感じて・・・（笑）
お疲れさまでした！
エンゴサクと似ているけれど、ちょっこし可憐な感じがするなあ・・と思っていた花は(私の感覚では、「草は」です:笑)ミチノクエンゴサクだということが分かりました。ありがとうございます。
>最後の切り札やぶ
我が家では、やぶに立ち寄ろうか、あおぞらでゆっくりか、自宅ご飯か、なぜか前橋でスパゲッティか・・四択です(笑)
また、楽しみにしております。
コシノチャルメルソウ、ウーパールーパーみたいで癒されますね(^^)
アズマシロカネソウ、初めて見ました。是非実物を観賞出来たら良いなと思いました。緑のカタクリにビックリです✨
長岡の郊外のお山でも春の花々がこんなにも咲いているのですね。コースもよく整備されているようでいろいろと回って見たくなりますね。アズマシロカネソウ他にはない面白い形のお花で見てみたいです。六日町方面
のお山へ行きたいなあと思っていましたがこっちもよさそうで行きたい場所が増えて困ります。(笑) お花だけでもお腹いっぱいですが、お蕎麦にケーキまでどうもごちそうさまでした。
曇天続きの関東エリア、確かこの日の朝は霧でしたね。
そして越後は長岡。いい天気の中の里山歩きでしたね。
確か去年も長岡東山丘陵のレコを拝見した記憶がありますが、何といってもこのレコではアズマシロカネソウですね。去年も調べたのですが日本海側限定種のようで何とも愛らしいお姿。
一度お目にかかりたいのでお気に入りに保存しておきます。
湯沢インター＋1時間ぐらいでしょうか？来シーズン忘れてなかったら訪問したいです(笑)
レコは後程ですが相変わらずの曇天に嫌気がさしトンネル抜けて歩いてきました。
（直前の転身で大したプランもなくメジャーな山ですが）
写真後半の花々、同じ個体かな
長岡東山丘陵といえばアズマシロカネソウ、お気に入り登録、ありがとうございます。県道脇とかでも側溝とかに普通に咲いているおおらかな花なのに、同じ新潟でも海沿いではあまり見かけません。高速なら長岡南越路スマートインターで降りてすぐ、湯沢から１時間も掛からないと思います。
なんとteru-3さんも新潟遠征されたんですね。残雪とカタクリ群生地が隣り合わせでいいですね。ちなみに、アズマシロカネソウは坂戸山でも咲くんですよ。近くにはコバイモもあったし、それでいて近くの山でも微妙に咲いている花が違うから、春の越後路は何度もリピートしたくなりますね。
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