燕岳【中房温泉からピストン】
- GPS
- 07:33
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,486m
- 下り
- 1,480m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 7:34
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
第一ベンチからちらほら残雪があり、第二ベンチより上はほぼ雪道 |
写真
装備
個人装備 |
ALPINE EXPERT 2 GT(LOWA)
|
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感想
雪山デビューを果たした昨シーズンの雪山締めくくりに登った燕岳を、今シーズンも雪山終了の節目に燕岳を選びました。
中房温泉への道路が開通した直後にチャレンジです。
中房温泉から登山道に入り、合戦尾根に取り付きます。森の中に入るとともに、いきなり急登が始まり、どんどん高度を上げていきます。
すぐに登山道のところどころに残雪が目に付くようになり、昨年に来たときより雪が多く残っていることが想像できました。
歩き始めて30分程度で第一ベンチに到着しました。多くの登山者が休憩をしている横を通り抜け、第二ベンチに向かいます。
さらに30分弱を歩いて第二ベンチでアイゼンを装着しました。第二ベンチ以降の登山道には雪がついていましたが、シャーベット状でもあったので、未装着でも登れましたが、せっかくなので。
富士見ベンチを越えたあたりから雪が締まってきて、アイゼンがとても効いて気持ちよく斜面を登って行きます。
富士見ベンチからの合戦尾根は傾斜が強まり、樹林もまばらになって、左手には大天井岳に続く稜線が樹間から見えてきます。
合戦小屋には多くのベンチが用意され、多くの登山者が休憩をしていました。そのベンチに座り、急登の疲れを癒しました。
合戦小屋からは、合戦沢ノ頭までの直登が待ち構えています。十分に休憩をとり、ピッケルを手に、急登に取り付きました。
左手に大天井岳やその稜線から覗く槍ヶ岳を愛でながら、合戦沢ノ頭まで登りきると、目の前に燕岳から餓鬼岳に続く稜線が目に飛び込んできました。
ただ、残念なことに、その奥の後立山連峰は黒い雲の中に入ってしまっていました。これから天気が崩れることのを予感できる景色でした。
合戦沢ノ頭から燕山荘に向かい、雪がたっぷり積もった稜線を歩いていきます。雪が緩んでいるので、ルートから少しでも外れると膝まで潜りました。
なかなか近づかない燕山荘を眺めながら、雪の稜線をあえぎながら登り、燕山荘に到着しました。
燕山荘に到着すると、西風がとても強くあたり、ハードジャケットを身に着け、グローブも装着して、防寒対策を万端に燕岳を目指します。
燕岳までは雪もほとんどないので、アイゼン、ピッケルの装備は外して向かいます。
燕岳の頂上も風が強く、じっとしていると体温がどんどん奪われていくようでした。
ただ、岩の陰に入ると風は弱まり、しばらくの間、ゆっくりすることができました。
黒い雲が立ち込め、北アルプスの峰々は雲の中にありましたので、展望を楽しむという感じにはいきませんでしたが、墨絵のような景色を楽しむことができました。
燕山荘に戻り、アイゼン、ピッケルを装着しなおし、下山を開始しました。
途中の合戦小屋で昼食をとったりしながら、燕山荘からは2時間ほどで中房温泉まで下山しました。
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