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Yamareco

記録ID: 422765
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳〜縞枯山縦走(2泊3日テント)

2014年03月21日(金) 〜 2014年03月23日(日)
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chunkichi その他1人
GPS
56:00
距離
21.2km
登り
2,109m
下り
1,380m

コースタイム

【21日】
美濃戸口10:37…12:33堰堤公園…13:32赤岳鉱泉
【22日】
赤岳鉱泉06:15…08:20赤岩の頭…08:53硫黄岳…09:34夏沢峠…10:52根石岳…11:25東天狗岳…12:51中山峠…14:04高見石小屋
【23日】
高見石小屋06:25…07:31麦草峠…08:46茶臼山…09:39縞枯山…10:04縞枯山荘…10:26ロープウェイ乗り場
天候 1日目:晴れのち曇り時々雪
2日目:快晴
3日目:快晴
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】高尾駅06:14=08:49茅野駅09:35=(アルピコバス)=10:13美濃戸口
【復路】山頂駅10:50=(ロープウェイ)=山麓駅11:35=(アルピコバス)=12:30茅野駅13:33=(スーパーあずさ18号)=15:03八王子駅
コース状況/
危険箇所等
危険個所は特にありません。
赤岩の頭の雪庇はだいぶ小さくなっているような印象を受けました。
天狗岳から黒百合ヒュッテ方面へ下り始めたところに妙なトレースの付き方をした場所があって、
幅が15センチくらいしかないトラバースをカニのヨコバイ状態で通過したのはちょっと怖かったです。
黒百合ヒュッテに近くなるとトレースが錯綜していました。
右手へ森の中へ下ると中山峠へそのままいけそうで、まっすぐ明るい道を抜けてゆくと黒百合ヒュッテに直接出られました。

今回、下山後温泉には立ち寄りませんでした…(バスの途中下車が面倒だったので)。
その代わり、茅野の駅近くのお蕎麦屋さんに寄りました。
【信州名物 本手打ちそば 更科】
http://sarashina-kaname.info/sarashina/
信州の地ビールと馬刺しをいただきました。めちゃうまー!!
山に行かなくても、ココのおそばとビールと馬刺しを食べるためだけに茅野へ行ってもいいと思いました(笑)。
美濃戸の雪は溶けておりました。
美濃戸の雪は溶けておりました。
薄曇り…
轍の道を行く。ところどころ凍結してて怖い。
轍の道を行く。ところどころ凍結してて怖い。
途中から雪が出てきて歩きやすくなった♪
途中から雪が出てきて歩きやすくなった♪
堰堤公園まで来ました。
堰堤公園まで来ました。
クリスマスツリーみたい。
クリスマスツリーみたい。
名物のアイスキャンディーが見えればもう小屋です。
名物のアイスキャンディーが見えればもう小屋です。
今回のお宿。同行の先輩が持ってきてくれました。実はモンベルのテントに泊まるのはこれが初めてです。
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今回のお宿。同行の先輩が持ってきてくれました。実はモンベルのテントに泊まるのはこれが初めてです。
で、翌朝。今日も元気に歩きましょう!
で、翌朝。今日も元気に歩きましょう!
大型の低気圧が去って、今日は快晴の予感!
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大型の低気圧が去って、今日は快晴の予感!
赤岳&阿弥陀岳どーん!迫力あるねー。
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赤岳&阿弥陀岳どーん!迫力あるねー。
阿弥陀の肩の向こうに南アが見えるよ。
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阿弥陀の肩の向こうに南アが見えるよ。
そこら中の木という木がエビのしっぽに化けている。
そこら中の木という木がエビのしっぽに化けている。
硫黄への稜線はとっても風が強い。
硫黄への稜線はとっても風が強い。
で、無事硫黄岳登頂!相変わらずの強風だけど最近慣れたかも?
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で、無事硫黄岳登頂!相変わらずの強風だけど最近慣れたかも?
さて、天狗を目指してまずは下りましょう。
さて、天狗を目指してまずは下りましょう。
遠くに見える頂は浅間山方面らしい。結構遠い山だと思うんだけどこんなによく見えるんだね!
遠くに見える頂は浅間山方面らしい。結構遠い山だと思うんだけどこんなによく見えるんだね!
大きくせり出した雪庇を避けて歩きます。
大きくせり出した雪庇を避けて歩きます。
振り返って…。結構な斜度です。
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振り返って…。結構な斜度です。
本沢温泉から硫黄を目指す人々が続々と。
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本沢温泉から硫黄を目指す人々が続々と。
夏沢峠の小屋はすっかり雪に埋没。
夏沢峠の小屋はすっかり雪に埋没。
木の枝に雪がついて真っ白。白いかりんとうみたいで美味しそう(笑)。
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木の枝に雪がついて真っ白。白いかりんとうみたいで美味しそう(笑)。
夏は結構な背丈のある道標も、ここまで雪に埋没。まだまだ雪多いですね。
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夏は結構な背丈のある道標も、ここまで雪に埋没。まだまだ雪多いですね。
箕冠(みかぶり)山辺りで休憩していたら、あんなところにトイレが!去年の秋は気づかなかったなー。
箕冠(みかぶり)山辺りで休憩していたら、あんなところにトイレが!去年の秋は気づかなかったなー。
根石への登りが見えます。意外と大きな山ですね。
根石への登りが見えます。意外と大きな山ですね。
元がなんだかすっかり判らないほど化けてしまった。
元がなんだかすっかり判らないほど化けてしまった。
写真撮影の度にカメラを出し入れしていると、足の速い先輩にどんどん離される…。
写真撮影の度にカメラを出し入れしていると、足の速い先輩にどんどん離される…。
根石山荘は完全に埋没…。この日は穏やかでしたが、この辺りも結構な強風地帯だそうです。
根石山荘は完全に埋没…。この日は穏やかでしたが、この辺りも結構な強風地帯だそうです。
西天狗を往復する人々の群れが見える。
西天狗を往復する人々の群れが見える。
天狗岳。美しい双耳峰。これを眺めていると、去年登れなかった鹿島槍を思い出す…。
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天狗岳。美しい双耳峰。これを眺めていると、去年登れなかった鹿島槍を思い出す…。
で、根石岳登頂。地味な山頂碑ですが、結構いい山だと思います。風が強くなければ休憩取りたかったけど寒いからやめた。
で、根石岳登頂。地味な山頂碑ですが、結構いい山だと思います。風が強くなければ休憩取りたかったけど寒いからやめた。
振り返ると、硫黄岳の爆裂火口がもうあんな向こうに。ずいぶん歩いてきたねぇ。
振り返ると、硫黄岳の爆裂火口がもうあんな向こうに。ずいぶん歩いてきたねぇ。
天狗岳直下から見上げるカール。写真ではわかりませんが、ところどころ融解&凍結をしてピカピカに光っていました。
天狗岳直下から見上げるカール。写真ではわかりませんが、ところどころ融解&凍結をしてピカピカに光っていました。
積雪期二度目の東天狗登頂!!お決まりの「天狗ポーズ」で(笑)。
積雪期二度目の東天狗登頂!!お決まりの「天狗ポーズ」で(笑)。
遠く蓼科山が見えます。もう1日あったら、向こうまで歩けるのになぁ。
遠く蓼科山が見えます。もう1日あったら、向こうまで歩けるのになぁ。
元気な男子高校生の団体がお揃いのウェアを着て続々登ってきました。とにかく元気!!そして、肌の色艶がビックリするくらいイイ(笑)。
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元気な男子高校生の団体がお揃いのウェアを着て続々登ってきました。とにかく元気!!そして、肌の色艶がビックリするくらいイイ(笑)。
西天狗は今回は割愛いたしましたが、東天狗より丸っこい山頂で可愛らしいですね。
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西天狗は今回は割愛いたしましたが、東天狗より丸っこい山頂で可愛らしいですね。
黒百合ヒュッテに向けて下る。稜線歩きはやっぱり気持ちがいいなぁ。
黒百合ヒュッテに向けて下る。稜線歩きはやっぱり気持ちがいいなぁ。
ヒュッテが見えました。予定ではここまでのハズだったのですが、変更して高見石小屋まで進むことにしました。
ヒュッテが見えました。予定ではここまでのハズだったのですが、変更して高見石小屋まで進むことにしました。
中山の山頂日もこの通り。いろんなモノが埋没してて面白い。
中山の山頂日もこの通り。いろんなモノが埋没してて面白い。
いきなり3日目の朝です。高見石の上から眺める朝日。
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いきなり3日目の朝です。高見石の上から眺める朝日。
うっすら南アの屋根が見えています。
うっすら南アの屋根が見えています。
青年よ大志を抱け?(笑)
青年よ大志を抱け?(笑)
麦草峠の緩い斜面にはスキーのシュプールがそこら中にありました。いいなぁ、楽しそうだなぁ。今シーズンスキー行かなかったからなぁ。
麦草峠の緩い斜面にはスキーのシュプールがそこら中にありました。いいなぁ、楽しそうだなぁ。今シーズンスキー行かなかったからなぁ。
国道にこんなに雪が!そりゃー冬季通行止めにもなるわなぁー。
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国道にこんなに雪が!そりゃー冬季通行止めにもなるわなぁー。
エビのしっぽ、美味しそうに見えますが、実は美味しくありません…なんでだろう?
エビのしっぽ、美味しそうに見えますが、実は美味しくありません…なんでだろう?
この3日間歩いてきた道のりを振り返る。やっぱり縦走が好きだなぁ。
この3日間歩いてきた道のりを振り返る。やっぱり縦走が好きだなぁ。
茶臼山展望台までやってきました。案外ここも風が強いです。
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茶臼山展望台までやってきました。案外ここも風が強いです。
去年は砂に書かれたアンパンマンに出会い、今回は雪に描かれたドラえもんに出会いました。
去年は砂に書かれたアンパンマンに出会い、今回は雪に描かれたドラえもんに出会いました。
あと少し!おーがんばるぞー!
あと少し!おーがんばるぞー!
真っ白ー!と思ったら…
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真っ白ー!と思ったら…
よく見ると、枝に近い部分は凍ってスケスケ!
よく見ると、枝に近い部分は凍ってスケスケ!
縞枯れの山は夏季には寂しい印象を受けましたが、雪化粧した今は華やいで見えます。彼らが元気だった頃は、どんな色の葉をつけていたんだろう?
縞枯れの山は夏季には寂しい印象を受けましたが、雪化粧した今は華やいで見えます。彼らが元気だった頃は、どんな色の葉をつけていたんだろう?
確かこの辺りに縞枯山の山頂碑があったはずなのですが…いくら探しても見当たりませんでした。埋没したのか、それとも私の目が節穴なのか…。
確かこの辺りに縞枯山の山頂碑があったはずなのですが…いくら探しても見当たりませんでした。埋没したのか、それとも私の目が節穴なのか…。
雨池峠まで下りてきました。旅の終わりも近いです。
雨池峠まで下りてきました。旅の終わりも近いです。
4階の部屋に登るの、大変そうだね…。
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4階の部屋に登るの、大変そうだね…。
轟音鳴り響くロープウェイ乗り場に到着。スキーヤーやボーダーがわんさか。
轟音鳴り響くロープウェイ乗り場に到着。スキーヤーやボーダーがわんさか。
さようなら八ヶ岳!!やっぱ君はイイ山だよ!!
さようなら八ヶ岳!!やっぱ君はイイ山だよ!!

感想

登り口と降り口が違う山歩きを「縦走」というなら、私は縦走が好きです。
積雪期はピストンの方が安全だし、アクセスの都合でそうならざるを得ない事も多いですよね。
でもやっぱり縦走がしたいなーと思って、今回の計画を立てました。
八ヶ岳の主脈は去年の秋に全山縦走をしているので何となくルートもわかっているし、
硫黄と天狗は積雪期の登頂経験があった上危険個所も特になく、
厳冬期でもあるまいし一人でやれるだろうと思っていたのです。

が、たまたま会の先輩とのメールのやり取りの中で、「三連休は北八ヶ岳を縦走してきます」と書いたら、
「また単独ですか?よかったらご一緒しましょうか?」と言ってくださったので、
お言葉に甘えてご同行いただくことにしたのです。

山行自体は特に真新しいこともなく、天気もよくてとっても景色もよくて満足なのですが、
何よりもベテランの先輩と行動を共にすることで学ぶことの多さや、先輩の山の知識に感激したのでした。
最近冬山にも慣れてきて、ちょっと「やれる気」になっていたから、自分を戒めるいいきっかけになりました。

うん、まだまだだな、自分。

とりあえず、同行者がいると安心しきってしまって地図もコンパスもザックに入れっぱなしっていうのはやめよう(笑)。

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コメント

なるほそぉ〜
こういうルートだったんですね^^
であれば、時間的に見かけたのは後から来た山岳ガイドパーティーですね♪
とっても楽しそうな縦走ですね☆
このルートは来年やってみたいと思う素晴らしいルートですね、参考になります^^
なんだかんだ言って、まともに雪山やらない自分でした^^;
でわでわ〜
2014/4/3 0:41
> to-fu-さん
こんばんは!コメントありがとうございます。

もともと単独でやるつもりだったから、八ヶ岳の核心には触れない
安全第一のチンタラ歩きコースです。
でも、立派に真っ白な稜線歩きが楽しめる素晴らしいコースですよ!
帰りはロープウェイで楽ちんだし♪(笑)

八ヶ岳はいろんな楽しみ方ができて、ホント素晴らしい山域ですね。
to-fu-さんもぜひ縦走してみて下さい
2014/4/3 20:47
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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