快晴・温暖・微風、しかも眺望バッチリの赤岳日帰り
- GPS
- 08:57
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,539m
- 下り
- 1,528m
コースタイム
天候 | 雲一つない快晴、山頂でも微風・温暖の最高の一日でした。それでいてクリアな眺望も(^^) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸までの道も温かい昼は雪が溶けて車で入っていけそうな感じはありましたが、朝晩は凍結すると4WDの車高の高い車じゃないと厳しいかも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは美濃戸口の八ヶ岳山荘脇にありました(届出用紙は在庫切れでした)。 ●美濃戸口〜美濃戸 温暖な朝とはいえ、雪が融けかけの轍の段差は深く、車高の高い車じゃないと底が擦って走行出来ない感じでした。帰りはすっかり雪も融けて普通車でも走れそうな状態でした。もう積雪しなければ今後は普通車でも美濃戸まで入れるかも(ノーマルタイヤはまだ危ないかも)。 ●美濃戸〜行者小屋(南沢コース) 残雪期の雪道って感じです。温かな日は腐った雪で踏み抜く可能性大。そろそろ雪のない部分も出てくるんじゃあないでしょうか。危険個所はありませんが、補修で高巻く部分が一か所あって、そこだけは凍結してたら意外と危険な感じです。 ●行者小屋〜赤岳山頂(文三郎尾根・中岳分岐経由) 稜線に出るまでの文三郎尾根は、まだ階段、クサリは出ていません(中途半端に出ているよりも歩きやすい)。稜線に出る直前のトラバース斜面は、気温上昇で上部から落ちてくる氷粒がちょっぴり危険かも。 核心部は竜頭峰への残り200mくらいの急斜面。特にトラバース気味に横切りながら登る部分は踏み跡も薄くて、ピッケルで確保しながらしっかりアイゼンを蹴り込んで慎重に進みました。(土日は人がたくさん入るからちゃんとルートが出来ていると思いますが)。 ●赤岳山頂〜行者小屋(赤岳天望荘・地蔵尾根経由) 赤岳山頂から天望荘への下りは急斜面ですが、見た目ほどの恐怖感なくサクサク下れるところです。地藏の頭からの地蔵尾根下りは、最初にナイフリッジと急斜面を上から見るのでビビるポイントですが、しっかりアイゼンを効かせてガシガシ歩けば、見た目ほどの危険はないと思います。先行の単独行者が後ろ向きになって下っていましたが、足場が見えないので逆に怖さを感じてしまうのではないかと思います(高度感があるので、前向き下りが怖いという人は後ろ向きで下るほうが安心できるんでしょうかね)。 |
写真
感想
また今回も山行から1週間以上たってのアップになってしまいました。
晴天予報の八ヶ岳に日帰りしてきたんですが、まさかの微風・温暖、なのに意外と眺望がクリアという最高の条件での赤岳を満喫できました。
平日は空いているため、竜頭峰手前のルートの踏み跡が消えかけていて、トラバース気味に登る部分は、若干ビビりながらのステップ作りしながらのゆっくり登りとなってしまいました。先行者ステップの有無でまったく難易度が異なることをとても実感しました(先行していた若者が踏み跡の薄さにビビって引き返してきたくらい)。
この核心部分に差し掛かったときに、ちょうど先行者集団(2人組と3人組)に合流できて、孤独な不安が無かったので進めましたが、周りに誰もいなければ私もビビってたかも。人が近くにいると心強いもんですね。
下りの地蔵尾根は、登ってきた人の踏み跡がしっかりあり、ナイフリッジ部分とそれに続く急斜面もガシガシ下れる状態でしたが、ちょっと前を進んでいた単独お兄さんが、高度感と斜面の緩みに怖さを感じたのか、慎重に後ろ向きに一歩一歩下っていたので、上から声をかけて見守ってあげました。
(その後、ガシガシ下って先行させてもらいましたが、待ってる間に少々冷えたこともあってか、次の急斜面下り部分で足が攣りかけて、下りペースダウンしてしまいましたが)
行者小屋前に下ってしまえば、もう山行はほぼ終わったも同然(あとは長〜いダラダラ歩きだしね)。
アイゼン&ピッケル装備からチェーンスパイク&ストック装備に交換し、やまのこ村まで下ったところで、チェーンスパイクを外し、温かさでほぼ雪の消えた美濃戸口までの林道をトボトボ歩きして、夕方前に駐車場に帰ってきました。
日帰りにしては時間のかかるコースですが、登山部分は1/3程度で、あとは長い歩き。このアプローチがもう少し短いと赤岳日帰りも楽しいルートなんですけどねえ。でも手軽に2900mの雪山歩きができる八ヶ岳は、貴重なエリアですわ。
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