恵那山(2,189.81m 広河原ルート)


- GPS
- 09:47
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,065m
- 下り
- 1,047m
コースタイム
避難小屋11:30→13:15約1,700mの広場13:20→14:43登山口14:45→15:10林道ゲート駐車場
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
中央道 園原ICから林道ゲート駐車場までは約10分とアクセス抜群。しかし、戸沢の最後の家屋を過ぎる(ICから5分位)と幅員が急に狭くなり、離合もままならない位の林道となる。 登山届ポストは林道ゲート駐車場及び広河原登山口にあります。 林道ゲート駐車場には仮設トイレがあります。 登山口仮橋から約1,700mの広場まではひたすら樹林帯の中の急登を登る。 梅雨時期だからなのか、約1,700mの広場から山頂まではブヨ等の虫が多い。虫除けスプレー、(休憩時には)蚊取り線香等の防虫対策が必要。 登山道は非常にしっかりとして、子供(小3、小1でも安心)。 避難小屋のドアノブが壊れてて小屋に入れなかったが、下山後、中津川市役所に電話すると、他登山者から通報が有り、近日中に修理するとの事。 小屋の異常を発見した方は市役所観光課に御連絡下さいとのことでした。 |
写真
感想
梅雨真っ最中、天気予報では珍しく2週続けて日曜日は好天。
今週は長男、次男と3人で。今週の目的はテント山行にそなえて長男のボッカトレーニング。ちなみにボッカ量は、
父 :11.8Kg
長男: 5.8Kg
次男: 2.2Kg
次男は自分の着替え、雨具、おやつ、お茶やスケッチブック等。長男はそれ以外にペットボトルに水2本を持たせる。
3時に起床し、朝食のパンを食べてから、3時半に出発。気温は25度あるがひんやりして心地よい。
名古屋ICから高速へ。園原ICを出てすぐに左折。県道477号は1.5〜2車線の走りやすい道をヘブンス園原の分岐を通り過ぎ、戸沢の最後の家屋を過ぎる(ICから5分位)と幅員が急に狭くなり、離合もままならない位の林道となる。
ICから約10分、S字カーブの手前に15台位は止められそうな駐車場に到着(5時23分)。
既に3台の車、もう登り始めているようだ。到着直前に1台、直後にもう1台来た。さすが百名山、遠くから(福岡、宇都宮)からも登りに来ている。
気温は13度とさすがに涼しい。仮設トイレもある。
虫が多いと聞いていたので、虫除けの薬を念入りに塗る。5時45分、登山届をポストに入れて出発。
この先、左岸(向かって右側)からはあちこちで落石の跡がある。トンネルにもクラックが入っていていつかは崩壊するかも・・・。30分弱で登山口に到着。
登山口の道路を挟んだ反対側(山側)には水場がある。コップは無いので手か各自の食器で飲む事になる。
登山口から河原へ下り、渡された仮橋で本谷川を渡る。2003年には増水した川を渡っていた夫婦が流されるという事故があったそうだ。登山中に雨が降らない事を祈って渡る。
川を渡って左に登山道が始まる。いきなり樹林の中の急登。登山道はつづら折に続き、高度を稼ぐ。
登山道は梯子やロープなどが随所に見られ、よく整備されていていた。しかし樹林帯の中なので見晴らしは良くない。やがて傾斜が緩くなると背丈ほどのクマササの中を歩く。
次男がバテ気味なので徐々に荷物をへらしてやり、励ましながら登る。登山口から約1,700mの広場まで子供の足で約2時間。
1,716m と落書きがあるが、どうもマチガイらしい(地形図で確認すると、1,716mの標高点は窪地の中になっている)。
約1,700mの広場からは急な登りは少なくなり、やや平坦な道と登り坂が混じる。樹林帯を抜けて尾根に出ると、やっとあたりが開けてくるが、残念ながらガスがかかっていて景色は全く見えない。
しかもこの辺りからブヨが大発生。止まるととたんに顔の周りに集まる。歩き出しても顔の周りにまとわり付き、耳や鼻、目の中に飛び込んでくる。車を出る時に虫除けを塗ってきたので刺される事は無かったが、鬱陶しい事この上ない(ブヨは頂上に着いても大量発生してり、下山でここまで来る間悩まされる)。
稜線上に出てもガスで全く展望がきかず。
県境のコンクリート杭が出てくると稜線に出た事が分る。この先は平坦な場所もあるが、ぬかるんで歩きにくい。最後に岩がゴロゴロした道を登ると山頂も近い。この辺りまで来ると急傾斜は無く、ダラダラとした登りと平坦路を繰り返す。
10時10分、三角点広場に到着。
あえて山頂と言わなかったのは、三角点の標高は 2189.8m であるが、恵那山の最高標高点は300m程北西にある避難小屋の裏にあって、標高 2,191m。
しかし、一般的に恵那山の山頂と呼ぶとこの広場を指す事が多いようだ。
三角点広場は樹木で展望が全く利かない。展望台に上がってみたがこの日はガスで眺望は得られなかった。それ以上にブヨが多く、落ち着いて昼食を取れそうに無い。
ここから北西に約300m程行くと避難小屋があり、ソコには立派なバイオトイレがあるらしい。避難小屋の中で昼食にしようと考えて移動することにする。小屋までの道もぬかるんでいる箇所が随所にあったが、キチンと足場が作ってあった。
頂上付近には信仰の山であることを物語る祠が沢山ある。10分足らずで黒井沢ルートとの合流点にある避難小屋に到着。
ブヨを避けようと、小屋に逃げ込もうとするが、鍵がかかっており、中に入る事ができない。回りからも『避難小屋にならない』との声が上がっていた。
仕方なく、外で昼食のラーメンを食べる事に。今日は忘れずにカニカマを持って来たのでちょっとだけ豪華(この日は3人でラーメン5食を平らげる)。
昼食後、荷物を置いて小屋裏へ最高点を確認しに行く。標石がないので適当に歩き回り(神明社という祠のある小さなピーク付近だそうだ)、一応最高標高点まで到達したと自己満足。
11時30分、ブヨに追われるように避難小屋広場を後にする。相変わらずブヨの大群に悩まされる。子供達は虫除けの薬を塗ったので刺される事はなかったが、ワシは昼食の調理の際にウェットティッシュで手を拭いたので薬が取れてしまった為、数箇所ブヨにさされ、パンパンに腫れてしまった。
子供達も目の前のブヨを手で払いながら歩くので、足元の注意力が散漫になって危ない。
13時15分、約1,700mの広場まで下りてくると、ブヨも少なくなり、ほっと一安心。虫も殆んどいなくなり、お茶を飲んで一休み。ここからは一気に河原まで下りるので慎重に下る。
14時45分、登山口で一休みしてアスファルトを駐車場に向かって歩く。途中ヘビが何匹も道を横断しており、ビビりまくる二人。
15時10分、駐車場に帰り着く。残された車は3台のみ。思ったよりも時間がかかってしまった。
この日、3時半に家を出たが、実はもう1〜2時間遅くに出かけようかと思った。しかし、今から思えばこの3時半出発というのは正解だった。二時間遅く出発していると、下山が17時半となり、いくら日の長い夏場とはいえ、さすがに気が焦ってしまうかもしれない。
15時20分、駐車場を後にして帰路につく。約10分で園原IC。ホントこのアプローチの短さは魅力だ。恵那山トンネルを越え、神坂PAでアイスを買ってやり、無事登山・下山を祝す。
17時40分帰宅。
子供達の帰宅「ただいま」の前の第一声『恵那山はもう二度と行かない!』たまたまなのかもしれないが、ブヨの攻撃に相当堪えたようだ。
百名山でもあり、短時間で登れる割には頂上からの展望がなく、虫も多くて特徴のない山と酷評される事もあるようだが、なんとなく分るような気がする。。。
しかし1日中歩いたにも関わらず子供が一人も登っていなかった。日帰りの山で子供に会わなかったのは初めてのような気がする。先述もその理由なのかもしれない。
【コースタイム】
3:00 起床
3:30 出発
4:00 名古屋IC
5:12 園原IC
5:23 林道ゲート駐車場 到着(ICから5分位は1.5〜2車線、最後の家屋後から急に道が狭くなる)
5:45 駐車場 出発
6:10 広河原登山口 到着
6:25 登山口 出発
8:20 約1,700mの広場 到着
8:35 約1,700mの広場 出発
10:10 山頂(三角点) 到着(一休み後、避難小屋へ移動)
10:25 避難小屋 到着
11:30 避難小屋 出発(下山開始)
13:15 約1,700mの広場 到着
13:20 約1,700mの広場 出発
14:43 広河原登山口 到着
14:45 広河原登山口 出発
15:10 駐車場 到着
15:20 駐車場 出発
15:31 園原IC
17:14 名古屋南IC
17:40 帰宅
【食料】
(1)明治 ファイバーチャージ チア180g(子供1個/1人)
(2)イトメン しょうゆラーメン(91g×5食入):5食/3人
(3)ローソン かに風味かまぼこ(10本70g)
(4)その他家にあったかりんとう、飴
【支出】(合計 4,777円)
1.食料(312円)
(1)イトメン しょうゆラーメン(91g×5食入):208円/5食
(2)ローソン かに風味かまぼこ(10本70g):104円
2.高速代(2,680円)
(1)名古屋高速:680円
(2)NEXCO:2,000円
3.ガソリン代(1,785円)
261.9Km/15.0L
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