記録ID: 429250
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ハイキング
丹沢
東野BS〜袖平山北尾根〜袖平山〜姫次〜蛭ヶ岳〜棚沢ノ頭〜ユーシンロッジ避難部屋(泊)〜大石山〜向山ノ頭〜裸山丸〜モチコシ沢ノ頭〜女郎小屋ノ頭〜大タル丸〜芋ノ沢ノ頭〜玄倉BS
2014年04月15日(火) 〜
2014年04月16日(水)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 31:05
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,718m
- 下り
- 2,787m
コースタイム
【15日】
08:16 東野(ひがしの)バス停
09:11 袖平山北尾根取付
11:50 袖平山山頂
12:21 姫次
12:33 原小屋平
12:43 地蔵平
14:01 蛭ヶ岳山頂
14:31 鬼ヶ岩
14:36 鬼ヶ岩ノ頭山頂付近(時刻は約)
14:48 棚沢ノ頭山頂
15:31 弁当沢ノ頭山頂付近(時刻は約)
16:15 熊木沢出合
16:51 ユーシンロッジ
【16日】
05:04 ユーシンロッジ
06:04 大石
06:43 大石山山頂
07:11 同角沢方向へ下降開始
08:42 滝になったため、沢右岸の尾根を直登開始
09:38 裸山丸山頂〜向山ノ頭山頂間鞍部
09:49 向山ノ頭山頂
10:14 裸山丸山頂
10:25 モチコシ沢ノ頭山頂
11:31 女郎小屋ノ頭山頂
12:03 大タル丸山頂
13:46 芋ノ沢ノ頭山頂
14:21 河原
14:32 林道
15:19 玄倉バス停
08:16 東野(ひがしの)バス停
09:11 袖平山北尾根取付
11:50 袖平山山頂
12:21 姫次
12:33 原小屋平
12:43 地蔵平
14:01 蛭ヶ岳山頂
14:31 鬼ヶ岩
14:36 鬼ヶ岩ノ頭山頂付近(時刻は約)
14:48 棚沢ノ頭山頂
15:31 弁当沢ノ頭山頂付近(時刻は約)
16:15 熊木沢出合
16:51 ユーシンロッジ
【16日】
05:04 ユーシンロッジ
06:04 大石
06:43 大石山山頂
07:11 同角沢方向へ下降開始
08:42 滝になったため、沢右岸の尾根を直登開始
09:38 裸山丸山頂〜向山ノ頭山頂間鞍部
09:49 向山ノ頭山頂
10:14 裸山丸山頂
10:25 モチコシ沢ノ頭山頂
11:31 女郎小屋ノ頭山頂
12:03 大タル丸山頂
13:46 芋ノ沢ノ頭山頂
14:21 河原
14:32 林道
15:19 玄倉バス停
天候 | 15日:晴れ 16日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り(16日):玄倉バス停16:04発 新松田駅バス停行きバス 終点下車 電車乗換 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【 15日】 ■東野バス停〜袖平山北尾根取付【舗装道、林道】 途中、林道の分岐があります。 ■袖平山北尾根取付〜袖平山山頂【Vルート】 林道の終点が、袖平山北尾根取付でした。最初少し不明瞭ですが、その内準一般登山道の状の道でした。しかし雪が吹き溜まっている所で、一時道を見失いましたが、すぐ道に復帰できました。その後の急坂は、ジグザグ状に上がって行き、尾根が適度な幅になると尾根沿いの道になりました。 ■袖平山山頂〜蛭ヶ岳山頂〜棚沢ノ頭山頂〜ユーシンロッジ【一般登山道】 蛭ヶ岳山頂の北側斜面には、まだ結構残雪のある所がありました。 棚沢ノ頭山頂〜弁当沢ノ頭山頂間に、尾根が広がってくると、踏み跡が不明瞭になる所がありました。 熊木沢出合い周辺の橋は、一部落ちていました。林道には、土砂崩れで倒木のある所が、あります。 【16日 】 ■ユーシンロッジ〜同角沢方向へ下降開始 【一般登山道】 大石山山頂付近は、結構ザレていました。 ■同角沢方向へ下降開始〜滝〜裸山丸-向山ノ頭間鞍部【Vルート】 最初の内は、まともな尾根でしたが、下に行くと崖状になってきます。その後は、沢を下降していきましたが、やがて数十メートルの滝になった所で、沢の下降をやめ、尾根を裸山丸方向へ登って行きました。詳細は、写真参照。沢の下降時は、何カ所か危険な所があります。 ■裸山丸-向山ノ頭間鞍部〜向山ノ頭山頂〜裸山丸山頂〜モチコシ沢ノ頭山頂〜女郎小屋ノ頭山頂〜大タル丸山頂〜芋ノ沢ノ頭山頂〜林道【Vルート】 モチコシ沢ノ頭山頂からの下りで、違う尾根を降りてしまったので、鞍部を目指しトラバースしていきました。ここは間違えやすいと思います。 大タル丸山頂の南西側にある、鞍部への下りや鞍部からの登りは、ほとんど垂直なので、残置ロープがあるものの、かなり危険を感じました。特に鞍部からの登りでは、岩が土になる所で、土が崩落していて、抉り取られています。足をかけると、さらに崩落してしまうので、横の笹ヤブのある所にロープに掴まりながら行き、その後は急斜面をヤブ漕ぎしました。 ■林道〜玄倉バス停【舗装道】 落石、倒木等ありますが、歩く分には、問題ありません。 ※ユーシンロッジは、電気がきているので、電燈をつければ明るいです。自炊室には水道があるので、水に不自由することは、ありません。トイレは小便器は、OKでしたが、大便器は今の所閉鎖されています。 |
写真
アフター。今回標識をたくさん作って来た関係で、名称を間違えてしまいました。「大タル山」ではなく「大タル丸」が正解です。ここにいらっしゃる方がいれば、修正液とマジックで訂正していただけると、有難いです。
大タル丸山頂の、南西にある鞍部への下りを、下から見る。ここも残置ロープがありましたが、足掛りのない、絶壁に近い岩に垂れていたため、一部区間だけ、利用させていただきました。その他は、笹ヤブの岩場を降りました。
大タル丸山頂の、南西にある鞍部からの登り。ここは、ほとんど垂直なので、躊躇してしまい、ここでしばらく考えていました。しかし東沢方向へ降りたところで、下が崖ではない保障は、ありません。仕方なくこの残置ロープを頼りに登って行きました。写真には写っていませんが、岩の上は、土で、えぐれていました。そこを抜ける時、かなり怖かったです。登り終わったころは、腕がブラブラになっていました。
撮影機器:
感想
ユーシンロッジ〜同角山稜〜石棚山稜〜小川谷出合で、囲まれた中にある山々には、以前から行きたいと、思っていました。ただ難易度が高そうなので、時間をできる限り多めに取りました。そこで、ユーシンロッジ避難部屋に泊まり、夜明けとともに出発しました。
ヤマレコ以外のサイトを見ていたら、遺言棚から、小屋ノ頭山頂近くの登山道の南側屈曲点までを、歩かれている方がいました。そこでそのルートを下りで使おうと思いました。しかし同角山稜登山道で、探しましたが、マーキングテープの様なものは、一切ありませんでした。下って行くと、やがて崖状になるので、沢を歩きましたが、そのうち滝になります。このルートは、止めた方がいいと思います。何度か恐怖の体験をしました。
地図を見ると、小屋ノ頭山頂近くの登山道の北側屈曲点から、遺言棚に向けて、グレーの破線道がありますが、これを使った方がいいと思います。
そんな事情から、遺言棚を下から見たり、遺言棚上部を通り、東沢乗越へ行くことは、諦めました。
怖かったのは、上記の沢下りと、大タル丸山頂の南西方向にある、鞍部からの登りです。ほとんど垂直でした。やっぱ人間は、垂直を歩くようには、出来ていませんからね。
数か所の擦り傷ぐらいで、生きて帰れて良かったです。今後、危険と思える所への山行は、自重しようと思います。
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コメント
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利用交通機関:
電車・バス
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
shuchanさん、こんにちは。
先日、同角山稜方面のバリと聞いていたので
厳しいところも多そうな予感してましたが
やはり難易度高そう。一泊行程は正解ですね。
雪は少なそうなのは、北斜面の沢筋避けたためでしょうか。
先週、丹沢三峰から見下ろす沢は下部に雪が溜ってましたので。
急斜面や崖の笹って、時によっては貴重ですよね。
私も5年ぐらい前、残雪の山で、雪から顔を出しいた熊笹で
命拾いしたことあります。
yamaheroさん、こんにちは。
朝一番のバスでも、玄倉バス停到着が約8:00なので、登山口がたぶん9:30ぐらい。それからあの山塊に入って行けば、ユーシン到着前に、暗くなってしまう可能性があります。そこでユーシンで一泊してから、夜明けにあの山塊へ向け、出発することにしました。あんな所で暗くなったら恐ろしい。
標高の低い下の方でも、沢筋の吹き溜まりなら、まだ1Mぐらい残雪がある所ありますね。
以前、大杉山からの下りで、ミスって崖方面に行った時、下から助言して下さった元山岳救助隊の方が、丹沢でこの頃事故が多いのは、山の崩壊が進んで、笹がなくなって来たからだ、とおっしゃっていました。今回身をもってそのことを実感しました。
崖では、ヤブがあると助かります。
shuchanさん、こんにちは。
今回は地図を地形図にして何回か辿らせてもらいました。
やはり2日目は大変だったのだろうなという赤線が引かれてましたね。
何故か私はユーシンロッジが敷居が高くて、玄倉方面は全く踏み込んで
いません。
初めて丹沢を歩き出した時期とヤマレコのユーザーさんと知り合った時期が
重なっていて、その時聞いたあの脚立が無くなっていて大変だったというのが、
頭に残っているのかも知れません。ユーシン=大変。
今回はshuchanさんも大変だったようですね。
やはり、shuchanさんのレコは読みごたえがあります。
これからも、安全だけは確保して我が道を行ってくださいね。
私も我が道を行こうと思ってます。
millionさん、こんばんは。
今回は久々に、命の危険を感じました。「ハァー、ハァー」という自分の吐息と、通常の1.5倍ぐらいに見開いた目。
特に怖かったのが、沢下りと、大タル丸山頂南西方向鞍部です。ただ沢下りに関しては、今年の大雪に、救われた部分があると思います。1m近く残雪があるため、沢がオブラートに覆われていた事です。
当然、水の流れている所では、スノーブリッジになっているので、踏み抜きどころか、踏み落ちてしまいます。山側を歩くことにより、沢が夏のように、むき出しの状態ではなく、私の技量でも、何とか歩ける状態だったのです。
それでも沢下りでは、恐怖感の連続でした。もうこんな事をやっていたら、命がいくつあっても足りないと思いました。何故か今回は、充実感より反省感の方が、強かった様に思います。核心部では、写真に撮る余裕がありませんでした。
しばらくは、せいぜいダニ達と戯れるぐらいの、平和な山行にしたいです。
三ヶ木からのバスに乗り合わせたmetaro66k
ヤマレコ記録楽しく拝見してます
ヤマレコの履歴もすごいし山頂ビフォアすごいです
これからもshuchanさんの山頂ビフォアを楽しみにヤマレコ続けます
次の再会ではヤマレコに書き込めない裏話を沢山聞かせてください
metaro66kさん、こんばんは。
実は、ヤマレコでは書けない様な裏話は、いっぱいありますよ。
別にこれは裏話ではありませんが、今回もユーシンロッジで、アルコールが入ってくると、じっちゃんの中の2-3人が、そんな事止めた方がいいとか、色々言ってきましたよ。
そういう時、何故か私は、嬉しくなります。わたし的には、一晩中でもお話ししたいのですが、翌日の厳しい山行の事を考えると…。それに、じっちゃん達は、すぐ寝てしまうし。
彼らが安心して寝られるように「まぁ100人いれば、100通りの考え方がありますからね。」と言い放ってあげました。その後静かになりました。
metaro66kさん、またどこかの山で、お会いする時を楽しみにしています。
shuchanさんこんばんは!
不謹慎かもしれませんが、自分は未知なる扉を叩いているレコは大好物なので楽しく拝読させていただきました
ただ、土地勘がありすぎる山域なので、その危険性も十分認識しており、”何もなくてよかったな”というのが正直な感想です。ほんの些細な間違いが起こってしまえば、今ここでshuchanさんのレコを読むことはできなかったかもしれないとも思っています。自分のレコの返信にも書きましたが、写真68の滝が今回の下山の鍵を握っていたと思います。
あの滝は沢ヤならばフリーで登れる滝です。
ロープを使えば一般登山者でもクライムダウンすることが物理的に可能です。もし持参されたロープを木にくくりつけて降りてしまい、その後ロープを抜いてしまったら・・・。とても厳しい状況が待ち受けていたと思います。
方角的に向山ノ丸は遺言棚よりかなり南なので、あのまま同角沢を沢沿いに下りたいという欲求はVRを歩く人間の一人としてよく理解できます。しかし68の滝を更に下っていくと無名の滝という絶望の滝の落ち口にぶち当たります。
ここはどうやっても一般登山者は降りれません。危険な高巻きが待っています。同角沢を100m程度で脱渓し、尾根に逃げたのは大正解だと思います。68の滝の付近が尾根筋に高巻けるギリギリの分水嶺だったんでしょうね。
ちょっと偉そうにVRを語ってしまいましたが、これからも未知なる冒険へのチャレンジを楽しみにしております。最終的には安全に下山できたわけですからshuchanさんは”持っている”んだと思います。動物的な勘もVRの大事なライフラインなので、”持ってる”何に磨きをかけてこれからもVRを続けてくださいね。
でわでわ
今回歩いたルートでも、何かありそうでした。この山域は、怖いですね。
実は前日に、ユーシンロッジにいた、確か67歳の方に、遺言棚付近は、 沢の技術がない限り、行ってはいけないと言われました。その方は若い頃、女郎小屋沢や同角沢を、やっていたそうです。"無名の滝"の話も出ました。
皆さん知人の何名かを、山で亡くしたそうです。
ただその時、私は別に遺言棚へ行く事が、目的ではなく、同角山稜〜石棚山稜〜小川谷出合〜ユーシンロッジに囲まれた、山々の尾根を歩き、各ピークへ行きたいんだ、と言いました。
たまたま、うまくいけば遺言棚(上や下)や東沢乗越にも、行けるのかな?ぐらいに思っていただけです。
私は、一般登山者なので写真68の滝を、クライムダウンしようなどという、大それたことは考えていません。(ロープと言っても、10m程度なので2-3mの崖で、進退きわまった時に、使おうと、思っているだけです。)
もしかしたら、私の見たネット情報が間違っていたのかも知れません。ただあの辺は、地形が複雑で急峻なので、本当の所どうなのか、分かりません。
shuchanさん、こんばんは。
soulさん同様、不謹慎かもしれませんが、地図片手に楽しく読ませてもらいました
自分がVRをやるようになったのは、ドーガク尾根で道迷いしてビバークした人のブログを見てからです。VRレコは成功例より道迷いした失敗例の方が興味がありますし、とても勉強になります。(不謹慎ですみません)
この様な山行を自重するのは仕方ないですけど、これからもレコは書き残して欲しいです
お疲れ様でした
is_pinarelloさん、こんばんは。
自宅に戻ってから、同角山稜登山道から、遺言棚へ行くルートを調べてみたら、同角山稜登山道にある指導標から、左へ行くのが一般的のようですね。途中から遺言棚の下へ行く、高巻道もありそうです。そのレポ過去に私、見ていました。もっとそのレポを頭に入れておけば、良かったです。
ヤマレコの全ルート図を見てみると、モチコシ沢ノ頭から女郎小屋ノ頭へ行く途中、私と同じ様な所で、ルートミスしている人が結構いるみたいです。そう言えば 鞍部に乗る直前に、靴の踏み跡がありました。私同様トラバースしてきたようです。
今回同角沢の方に下らなければ、最大の難所は、なんと言っても大タギリです。isさんは、5回も行かれたんですか!
isさんの過去のレコで、小川谷出合の玄倉川の渡渉を見て、上流であれば水深水流が少ない状態で渡渉できるだろうと思い、芋ノ沢ノ頭山頂からは、等高線の間隔が粗い、西方向へ降りました。後で見たら、このルートは、ヤマレコでも何人か行かれてました。
ミズヒ大滝のレコ拝見しました。今回ユーシンに行く際、大倉BS→ミズヒ沢左岸尾根→小丸北尾根→尊仏ノ土平、も候補ルートでした。("バリハイ"がネタ元です。
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