あ〜あ、東山撤退、また来年
Aki2shima
体力度について
- GPS
- 07:30
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 904m
- 下り
- 901m
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| 天候 | 曇 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
長野道安曇野インター→大町→白馬→奥裾花自然園の行き方もありますが、白馬からの道が狭くカープが多い印象あり（これも国道406号線ですが・・・）。 cf. 但し、長野市経由の帰りは、長野市街での渋滞のため、長野インターに入るまでに時間がかかります。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
奥裾花自然園駐車場から、自然園入口まで30〜40分、バスも通る車道を歩きますが、途中ショートカットあり（小さな祠を通過します）。少しは時間の短縮になります。 自然園から稜線までの斜面は、かなり雪解けが進み、9割は夏道が出ており、楽に歩けました。ただ、夏道から稜線に登り上がるところに、3m程の雪の壁がありました。ここをアイゼン・ピッケルを使って、アイスクライミングのように登ることが必要とされます。この場所から北に少し行ったところに、冬道用に雪の坂を作った場所がありますので、そこに行けば稜線に上がるのは簡単だと思いますが・・・夏道からこの冬用の壁を登れるところまでの明瞭なトレースがなかったように思います。 稜線に出てから〜中西山〜天狗鼻までは、雪上の歩きと、雪が無くなったところは夏道の歩きの併用で、歩くにはそれほど、苦労はありませんでした。 天狗鼻の登りはかなり急ですが、ロープが設置され、登るステップもそれなりに自然にできていますので、登ることが難しくはありません。 天狗鼻から少し下降したところで、雪が消え激藪と激闘しなければならなくなりましたが、藪の中のルートがわからず、敗退となりました。 |
写真
奥裾花自然園駐車場、車は10台以下で、ガラガラ。出発は、ほぼ7時だったが、後から見ればこの出発時間が既に敗退の伏線だった（出発が遅い・・・）。
駐車場から階段を上がったところにある観光センター。登山後、戻ってきた時も開いてなかったので、営業していない様子。この観光センターのドアのところに登山届けの箱が設置してあります。
この観光センターのドアのところに登山届けの箱が設置してあります。
ショートカットの道に、祠があります（登山の成功を祈ったが、神様は聞いては下されなかった・・・まあ、登山は神頼みだけではダメという事ですネ）
稜線に上がったところ。3mほどの雪面を登り上がらねばならない。下から写真撮るのを忘れた・・・と言うよりこの雪面を眼前に見て、これまでつけていたチェーンスパイクをアイゼンに変え、ピッケルを取り出し、必死で登り上がったため、心の余裕がなかったというのが本当のところ。
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この激藪を通り抜けられず（この写真だと、竹の一本一本は細いように見えるが、実際はもっと太く固い）時間も11時を過ぎ、残念だが、撤退することを決める。
時間も11時を過ぎ、残念だが、撤退することを決める。
中西山に戻ってきました。ここで、昼食がてら大休憩。休憩中に東山に登って帰ってきた単独登山者の二人が相次いで戻ってこられ、いろいろ話を聞かせて頂いた。来年の参考となりました。
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稜線から自然園への斜面を降りる時には、登ってきた雪面より北側の、冬季に使われる雪面のところで、簡単に降りることができたが、そこから夏道に戻るトレースがわからず。GPSを見ながら、何ヶ所か緩い藪を突っ切り夏道に合流した。
装備
| 備考 | アイゼン、ピッケル、GPS は必携と思います。 |
|---|
感想
信州百名山の難関、東山に挑戦をしました。
今年は雪が多く、東山を登るには良いコンディションとの情報を聞き、ゴールデンウィークから10日ほど後に、東山に行きました・・・結果は、あえなく敗退・・・。
この日、東山に登ったのは、自分を含めて3人で、2人登頂成功し（一人は山レコに記録を残しておられる BittoR さん）、自分一人が撤退という結果でした。
登頂ができた方の話から、今回の東山の山行で、難しいところが2つあったということでした。一つ目は、自然園からの斜面の登りから、稜線に上がる時の雪の壁を登攀するところ、二つ目は自分が撤退したところの激薮の通り抜けだったようです。この激藪を通り抜ければ登頂はできるとのことでした。また、藪は下りより、帰りの登り上がりの時が、竹の方向が逆目になるためもっと大変だったとも言っておられました。
今考えると失敗の原因は、いろいとあったように思い、反省点を残すことにしました。
�� まず、今年は雪が豊富でしたが、ゴールデンウィーク後にかなり暖かい日が続いた上、雨が降ったため、融雪が急激に進んだと思われます。奥裾花自然園への道路は、冬季閉鎖がありゴールデンウィーク直前にならないと、自然園に入れないため、道路の冬季閉鎖が解除されてすぐに行くべきでした。
�� 次は、事前の調べが足りなかった。残雪期に行くにも、藪の通り方などは、きちんと知っておくべきでした。そうすれば、雪がなくなっても激藪は通り抜けられる確率は上がったと思います。ヤマレコにも、激藪のところの記録を丁寧に書いた貴重なレコがあります（例えば、y-uranoさんの 2011.5.15 のレコなど）。要するに、勉強不足、残雪期だからという山に対する安易な気持ちがいけなかったということだと思っています。
�� あと、出発時間が遅かった、ということです。撤退して中西山で食事休憩をしている時に、その日に登頂に成功した2人（単独登山者2人）が戻ってきて話を聞きました。その一人が去年は敗退して、今年また挑戦された方が、言っておられました、
「去年は時間切れで敗退したので、今年はかなり早く出発した」とのことで、その方は 5時半過ぎのスタートだったようです。自分は 7時過ぎのスタート。この1時間半の遅れが、激藪でのところで粘れず、敗退した遠因だったと反省しました。
最後に、この山を登る時に、服にも気を配る必要があると思われます。ちょっとした激藪漕ぎの時間でしたが、上着に何箇所か穴が開いたり、裂けたりしました。捨てても良いような上着を用意するか、破れない生地の服にするか考える必要があります。
また、目を保護することも大切だと思いました。藪で目を痛めたら、楽しい山行が台無しになってしまいます。あともう一つ、ザックの外につけるピッケル、ストック、ウォーターボトル等は、藪漕ぎの時にひっかり易くこれで体が前に進まなくことになることも体験しましたので、これも一つの注意点だと思いました。これらは、藪漕ぎになれた人であれば当然のことでしょうが・・・来年の東山を登る未来の自分へのメッセージとして書き残した起きました。
長い感想文になってしまいました。
また来年、東山に挑戦します。そして、信州百名山完登ができたらいいなと思っています。
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